SEED-クレしん_08-398

Last-modified: 2009-08-18 (火) 19:14:58
 

クレ種スレ1周年特別企画(ウソ)・「最凶!スーパーガンダムファン列伝!だゾ の巻」

 
 

シン  「へへ~。近所のレンタル屋で貸し出し料が半額だったから、
     こんなにガンダム関係のDVDを借りてきちまったい♪」
しん  「早く家に帰ってチョコビ食べながらマターリ見ようよ。オラもう待ちきれないゾ」
シン  「お、そうこう言ってる内にもう家に着いたか。ただいま~」
しん  「母ちゃんおかえり~……ってあれ?」

 

 2人が野原家に入ると……ルナマリアにむさえ、ひろしにみさえに銀の介、おまけに遊びに来たと思われるイザークといった、いつもの連中が当然家にいた。
 しかし、みんなどこかボーっとして様子がおかしい……

 

シン  「あ、あの……みんなどうしちゃったんですか?」
ひろし 「………リリカルな○はは……いいなあ」
しん  「え゛?」
ルナ  「き○りんレボ○ューションも……おもしろいですよねえ」
銀の介 「プリ○ュアだ~~い好き~~」

 

シン  「な゛ッ!?」
しん  「父ちゃんもじいちゃんも何言ってんの!?」
みさえ 「おとぎ銃士○ずきんサイコ~~~」
ルナ  「アニ○ル横町~」

 

 そして居間のテレビには……何故か萌えアニメのビデオが山積みされていたりしていた。

 

ひろし 「わー。カード○ャプターさ○らだー」
銀の介 「次はど○みのビデオも見るべや~」
しん  「も、萌え系アニメのビデオ!?」
シン  「なんでみんなそんなもん見てるんですか!」
ルナ  「……え? だって私たち……」

 

一同  「萌えアニメファンだもん」

 

シン  「な、なにいいいいいいいッ!?」
しん  「萌えアニメファン!??」
シン  「み、みんな種や他のガンダムはどーしたんですか! ガンダムファンはやめたんですか!?」
ひろし 「えへへへ~~。レ・○ィたん萌え~~」

 
 

??? 「みなさーん。今月のアニメ雑誌ですよー」
シン  「ん?」
むさえ 「わーい。今月のアニメ○ィアにアニ○ージュだ~~」
??? 「よしよし。すっかり萌えアニメファンになってるな」
しん  「だ、だれ!おじさん達!」
??? 「ん? オッ、まだ洗脳されていないガンダムファンがいたのか」
??? 「フフッ……我々か? 我々は見てのとおり……」

 

2人  「「萌えアニメ普及委員会、だ!」」

 

しん  「萌えアニメ普及委員会ッ!?」
シン  「な、なんだそりゃあ!!」
委員2 「萌えアニメ普及委員会とは、ローゼン麻○閣下の指揮のもと、
     日本国の全国民を、日本の文化であるところの萌えアニメのファンにすることを目的とした」
委員1 「政府内組織だッ!」
しん  「萌えアニメファンに洗脳!?」

 

シン  「そ、そんなことできるのか?!」
委員1 「フフフッ、簡単なことだよ。
     この機械から発生される電波をあびれば、だれでも強制的に萌えアニメ好きにさせることができるのだッ!」
シン  「な、なんだ? あのゴツい機械は!」
委員1 「それではさっそく萌えアニメファンになってもらおうか……くらえ毒電波!
しん  「え……わあ!あ、頭が頭が痛いゾ! ……で、電波が電波が頭の中をびりりって……ああ……あ………」
シン  「し、しんちゃん! 大丈夫かしんちゃん!?」

 

しん  「………………ロー○ンメ○デンはおもしろいと思うゾ」
シン  「……え?」
しん  「翠○石だいーい好き♪」
シン  「そ、そんな……そんな! しんちゃんまで萌えアニメファンになっちまッた!」
委員2 「どうだね。この萌えアニメファン洗脳毒電波の威力は。
     この電波を浴びると脳細胞が化学反応を起こし、だれでも萌えアニメ好きになれるのだよ」

 

シン  「じ、じゃあ、野原家のみんなを萌えアニメファンにしたのは、その機械のせいかッ!」
委員2 「そのとおり」
シン  「すると今のアキバ系や萌えアニメブームは、すべて貴様等のしわざかッ!」
委員2 「その」
委員1 「とおり」

 
 

シン  「そうか……毎日毎日萌えアニメを深夜にまで垂れ流し続けるなんて、
     どうも変なブームだなーとは思っていたが! そんなカラクリがあったのか!
     しかしなぜそのカラクリに善良な種キャラやガンダムファンを巻き込むんだッ!」
委員2 「それはわれら萌えアニメ普及委員会のもうひとつの使命、
     誇りある日本文化であるアニメーションにこれ以上の汚点をつけさせぬためだ」
シン  「なに……?」
委員1 「すべての種キャラ、ガンダムファンを萌えアニメファンにして……
     ガンダムをこの世から消滅させるために、だ!」

 

シン  「この世からガンダムを消滅させるだと!? な、なぜそんなことをッ!」
委員1 「それは……第2の種死を、第2のヨ○を……これ以上出さぬためにだ」
シン  「なッ!?」
委員2 「ガンダムさえなくなれば、
     素人同然の同人作家がアニメの脚本を書くなどという恥ずかしい事がなくなるのだ!」
委員1 「うう……素晴らしい」

 

シン  「か、かかか勝ッ手なこと言うな! フ○ダや○メで迷惑しているのは、むしろ俺達種キャラの方なんだぞッ」
委員1 「……え?」
シン  「うわあああああ!目がッ!世間の目が!
     同人あがりの○メがガンダムシリーズの脚本を書く。すると世間の目にはもう……
     『ああ、やッぱりガンダムなんてもんはいい加減な甘い世界なんだー』と映るんだ!
     ぐわああああ!耐えられない!」
委員2 「は、はあ……」
シン  「くッそおおおお! なんでヨ○なんかに脚本まかせたんだ! サン○イズのバカッ!」
ひろし 「……」

 

バキョッ!(いきなりひろしがシンに前蹴り喰らわせた)

 

シン  「うぐッ!?」
ひろし 「こらシン君!サン○イズの悪口言うな! 吉○代表取締役の悪口言うな!
     新時代のガンダムの製作をあえて若手に一任した、サンライズの寛大な心とチャレンジ精神を、
     なぜ君は理解しないッ!」
委員2 「あ、あれ? あの男ガンダムの話してますよ?」
委員1 「バカなッ!」

 

ひろし 「だいたい種死キャラに、しかも脚本のことで同人あがりがどーのこーのと言われる筋合いはないぞ!」
シン  「なにッ!?」
ひろし 「同人作家が脚本書いているんなら、月○もFa○eもひ○らしも同じじゃないか! フン」
シン  「何言ッてんだ! ひぐ○しの秀逸な脚本を一度でも見たらそんな事言えないハズだ!
     取り消してください! ひろしさんッ!」
ひろし 「ひぐら○なんてつまンなくて見てねえよ!」
シン  「なんだと!」

 

委員1 「あ、あれ?おかしい! やはり完全に元のガンダムファンにもどッてる!」
委員2 「よしッ! もう一度洗脳電波を……喰らえ!」

 

ひろし 「ッ……とにかく!
     その時その時は『失敗』に見えても、大きな『時の流れ』から見ればサン○イズのやる事はすべて正しい!
     だからこそ、今のガンダムシリーズの隆盛があるのだッ!」
委員2 「なッなんだ? 洗脳電波が効いていない!」
委員1 「あ、あのー。萌えアニメの話はどーなったんでしょうか?」
ひろし 「うるせぇ! 今は大事なガンダムとサン○イズの話の最中だ! 萌えアニメなぞ知るかッ!」
委員1 「あッ……」
委員2 「あれ?!」

 
 

ひろし 「どーだ分かったかシン君! サンラ○ズの偉大さがッ!」
シン  「でも種において、
     『萌え』や『やおい』などの要素にすがった脚本による作品作りをしたのは確かじゃないですか!」
ひろし 「けッ!種死キャラがよく言う!
     なら種以前のガンダムは、『萌え』や『やおい』を取り込まなかったとでも言うのか!?」
シン  「ちがうちがう!
     従来のガンダム作品達は、『萌え』や『やおい』をとりこみつつも、それらに支配はされなかったのだ!
     種シリーズの場合とは根本的にちがう!
     強いていうならばGガンやウイング、Xにターンエーとも全然ちがう!」

 

イザーク「ぐわあああまだ言うかッ!
     Gガンがレッドバ○ンア○アン○ッスルもどきとまだ言うかあッ!(いきなりシンに後ろ回し蹴り)」
シン  「がはッ!」
ルナ  「Wに美少年が多いのは、別に腐女子に媚び売ってる訳じゃないわよ! このおッ!(脇固め)」
シン  「はがッ!?」
みさえ 「Xの視聴率にケチつけるなッ!(延髄切り)」
シン  「はぐッ!」
銀の介 「頭が丸かろーがヒゲが付いてよーが、ターンエーはガンダムなんじゃああ!
     御大がそーいうからそーなんじゃああああ!
シン  「あぎぎぎぎ……ッ!(有刺鉄線でがんじがらめに縛られた)」

 

委員2 「なッなななななんだなんだ!?」
委員1 「どんどんガンダムファンに戻ってる?!
     く……仕方ない。種キャラにクレしんキャラどもめ、今回は見逃してやる!
     だが今度会う時は必ず!必ず完全な萌えアニメファンに洗脳してやるから覚悟しろッ!」

 
 

むさえ 「どーして種の劇場版なんか作る必要があんのよ! サン○イズのバカ!」
ひろし 「バカはフ○ダだ! あのスペシャルエディションはどーいうつもりだ!」
みさえ 「まさにバッドニュース!」
ルナ  「くだらないわねえ、もう!」

 

委員2人「……聞いていない」

 
 

しん  「楽しい? シン兄ちゃん」
シン  「あぎぎぎ……た、楽しくなんかないよ。は、はやく助けてくれえ~~」

 
 

(おしまい)

 
 

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