SEED-クレしん_10-リレーSS・アスカ兄妹の里帰り_01

Last-modified: 2009-07-01 (水) 20:23:29
 

【プロローグ】(作者:10代目スレ574氏)

 
 

~野原家~

 

むさえ 「ほれシン君。君にご両親からの手紙がきとるで~」
シン  「親父たちから?げ、嫌な予感………」
しん  「なんて書いてあるの?」
シン  「…………う~む、おもいっきり予想どおりの内容だったな。
     要するに8月の盆あたりまでにマユ連れて秋田の実家に帰ってこい、だとさ」
むさえ 「なんかすっごい嫌そうねえ……実家に帰りたくないん?」
シン  「俺の場合、帰ったら畑仕事とかの重労働を強制的にやらされるんですよ!それに……
     去年ちょっと嫌な思い出があるし………」
しん  「じゃあ今年はオラ達もついてってあげるゾ!」
シン  「え?」
しん  「そろそろ銀じいちゃんの顔も見たいと思ってたところだし~。父ちゃん母ちゃんはオラが説得するから
     一緒にお里帰りと洒落こむってはどう~?」
シン  「う、うーむ……それは……む~~」
むさえ 「おー悩んでる悩んでる」

 
 

シン  「……盆前までの間、少し考えさせてください」
しん  「おっけ~♪」
むさえ 「波乱の予感がするようなしないような……微妙な展開ばいね」

 

 

【その1】(作者:10代目スレ648氏)

 
 

~野原家~

 

しん  「と、いうわけで……シン兄ちゃんとマユちゃんのお里帰りに、
     オラたち野原一家が同行することになりました~♪」
シン  「とほほ。結局また秋田に行かなきゃならんのか……」
マユ  「お兄ちゃんふぁいと!」
ルナ  「今回は私も行くわ。せっかくの連休だし1人だけ家で留守番ってのもなんだし、ね♪」
シン  「げールナも来んのかよ。嫌だなあ~」

 

キラ  「ちなみに僕も行くよん♪」
エル  「エルもでーす!」
ラクス 「キラを残しておくと去年のような粗相をしかねませんし……あ、私はこの2人の保護者ということで」

 

コニール「私もマユに誘われたので行くことになった。カガリ姉は快く快諾してくれたしな」
ステラ 「……ステラも、いく」
シン  「げ、げー!」
マユ  「わーいこれでいつもの仲良し3人組がせい揃いだね~♪」
むさえ 「まあまあ賑やかでいいじゃん。そういや私、兄さんの実家行くの初めてだなあ~」
ひろし 「親父におふくろは元気にしてるだろーか……」
みさえ 「あなた、家の戸締りはおkよ」
ひろし 「よーし!そんじゃいっちょ秋田の俺とシン君の実家に行こうか!」

 

みんな 「お~~~!」

 

シン 「う、うう……俺は今モーレツに家で留守番してたい………」
しん 「おーじょーぎわが悪いゾ。ここまで来たら男らしく諦めなさい」
シン 「ぐ……」
キラ 「いやー楽しみだな~♪秋田には超フリーダムな被写体がいるのかな~?いるといいな~」

 

   ※   ※   ※

 

~デュランダル家~

 

ギル 「レイ。今度はこいつを着てみてくれないか?」 つ[女性用水着]
レイ 「い、嫌です!」
ギル 「着るんだ!そして女装して立派なバドガールとして売上げに貢献を……」
レイ 「ぎ、ぎ、ギルのバカ~~~!(ダッ!)」
ギル 「あっレイ!」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

 ……こうしてギルの元を飛び出した俺はそのまま電車に飛び乗り旅に出た。それも何故かレイナに女装しての旅だ………
 あれほど忌み嫌ってた女に変装しての旅。俺もしばし普段の自分から離れたかったのかもしれん。
 俺は特に予定も立てず、気の向くままに北へと向かった…………

 

ブロロロロ………

 

 俺、いえ私はバスを降りると小さく背伸びをしてまわりを見渡しました。

 

「ふう……のどかな田園風景ですこと。心が癒されますね…………あら?」

 

 ふと見るとお爺さんが地元の不良に絡まれてるではありませんか。
 私は見るに見かねてお爺さんをイジめるのをやめるように不良さん達に言いました。
 よくあるパターンで今度は不良さん達の矛先が私に向いてきたのですが、それはそれ。
 落ちてたホウキ1本を使って瞬く間に不良さん方に引きとっていただきました。

 

???「い、いや~美人な上にすげー強いお嬢さんだなあ。
    そんだ、お礼といっちゃあ何だけどよオラんちで麦茶でも飲んでいかね?」

 

 私は遠慮しましたが、お爺さんがあまりに熱心におっしゃるのでお家に同行することとなりました。
 お爺さんの家で麦茶やスイカをご馳走になりまして、食べながらお爺さんと奥様とお話したのですが。
 なんでも今日、息子さん夫婦やお孫さん達が遊びに来るとのこと。
 ですのでそろそろおいとましようかと思った、その矢先………

 

しん  「よっほ~!爺ちゃんおかえりぃ~~」
ひろし 「親父ただいまー」
銀の介 「お、来たかい♪ちょうどよかったのう。レイナさんこいつ等が今話していた……」

 

しん  「お、おお~~!レ、レ、レイナおねいさんだゾ!」
キラ  「うわっ本当だ!ち、超フリーダ――ムッなぜひろしさんの実家にレイナさんが?」
ラクス 「レイナさん?あら本当ですわ。奇遇ですわねえ~」
レイナ 「な、なんであなた達がこ、ここに………?」
銀の介 「ほ~しんのすけ達はこの人を知ってるんかい?
     この人はわしの命の恩人での、しばらくうちに泊まる事になったんじゃ♪」
レイナ 「えっ!?」
キラ  「お、おおおお~~!いやッたああ―――――ッ!」
しん  「これから数日間、レイナおねいさんと一つ屋根の下だゾ!」
レイナ 「あ、あの、そのあの……」

 

 俺、いえ私はこうしてなし崩し的にレイナとして数日間しんちゃん達と寝食を共にすることになりました。
 神様。私はなにかバチが当たるような悪事をしたのでしょうか?この仕打ちはあまりといえばあんまりです………

 
 

コニ―ル「ところでシンとマユは?この場にいないようだが」
エル  「先に自分達の実家に顔を出すって言ってたよー」
ルナ  「いやーなんにしても面白そうになってきたわねえ~♪」

 
 

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