SEED-クレしん_16-705_02

Last-modified: 2009-10-08 (木) 22:28:02
 

嵐を呼ぶ!クレ種オー大運動会!だゾ
【その2】

 
 

第三種目 障害物競走

 

ラクス 「あの、議長さま?」
ギル  「ん? なんだねラクス君」
ラクス 「運動会を盛り上げるために、すこーし競技内容の変更を提案したいのですが……よろしいでしょうか?」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

イザ―ク「ようしキョシヌケどもォ! この種目も勝ちにいくぞォ!」
二コル 「レースの最後は飴食いだからかな……?張り切ってますねイザ―ク」
ヨハン 「3連敗は許されん。気合を入れろミハエル」
ミハエル「わかってるよ心配すんなって!」

 

上尾先生「で、ではこれより競技を開始します。けどその前に……参加者はこれを持ってください」
ミハエル「なんだこれ?」
二コル 「FA-MAS……でしょうか? フランス製のブルパップ式アサルトライフル
イザ―ク「おい。なんでこんなものを持つ必要がある?」
上尾先生「あ、ご心配なく。これはモデルガンで……弾は装填されていませんから。
     この障害物競走にはそれをもって走ってください」
ヨハン 「いやしかし」

 

上尾先生「と、とにかくよーい……(パーン!)」

 

二コル 「イザ―ク、スタートですよ!」
イザ―ク「ちいッ」
ヨハン 「いくぞ遅れをとるなミハエル」
ミハエル「お、おう……ん?」

 

ドゴォォォォン!

 

 ミハエルが走り出して6歩め、突如地面が爆発した! 黒焦げになってふきとぶミハ兄ぃ。

 

二コル 「…………え?」

 

ギル  「あー、言い忘れたが、この障害物競走は直前にすこーし内容を変更することにした」
ラクス 「最初の100mは地雷原、次は当たると痛い改造ガス銃の銃撃を遮蔽物に隠れつつ進んでもらいます。
     最後に網をホフク前進で突き進み、手を使わずに飴玉くわえてもらいましてゴールです。
     なお飴玉探すのにもたもたしておりますとスナイパーが狙撃いたしますのでご注意のほどを」

 

イザ―ク「ふざけるなァ!なんだそれは!」
ヨハン 「う、うむ……春日部の運動会は過激なのだな」
二コル 「いや、別にそういうわけじゃあ!」

 

ラクス 「みなさま?頑張って走りぬいてくださいね♪ さあ、ふぁいと☆」
3人  (ぞ~~~~っ)

 

ネーナ 「……私、留美より腹黒い女の子はじめて見た。なんて怖い笑顔……」
留美  「た、たしかに。私はもとよりネーナなんか足元にも及ばないわねえ……」

 
 

ちゅどーん!どどどーん!タタタタタ……!ガガ―――ン!

 
 

 死闘の末、一位でゴールしたのは……というか生き残ったのはヨハン・トリニティのみであった。

 

ヨハン 「ミ、ミハエル……仇はうった……ぞ……(ガクッ)」

 

メイリン「え、えー……壮絶な様相を呈した障害物競走でありますが。
     なんとか一位が決まって、ほっと一安心ですね議長……」
ギル  「イザ―ク君も二コル君もガス銃に蜂の巣にされて現在医務室だからね。
     まあ面白いといえば面白かったが……これは…」
メイリン「凄惨なのはもう置いといて。次は明るく、ほがらかにいきましょう!
     参加者が女子オンリーの借り物競争です!」

 

 

第四種目 借り物競争

 

ルナ  「さあ私たちの出番よ♪」
ステラ 「ステラがんばる」
アニュー「た、体操着にブルマーというのも変な感じですね」
クリス 「なんか邪な視線を感じるわ」

 

??? 「おおおお!これはもうフリーダー……ふぐお!?
     た、タイムタイム!ちょ……フェイズシフトダウ―――ン―――――…………」

 

ステラ 「遠くでなにか悲鳴みたいなものが聞こえた気がする」
ルナ  「空耳でしょ」
まつざか「それじゃ用意はいい?みんな位置についてえ~。よーい……」

 

パーン!

 

 4人一勢にスタート!
 特に大きく差がつくわけでもなく、一同は借り物の内容が書かれた紙が置いてある机の所に到達した。

 

クリス 「えーと、私が借りなきゃいけないのは…………等身大美少女フィギュア?
ステラ 「未組みのガンプラ
ルナ  「看護婦さんのコスプレをしたナタルさんの写真?
アニュー「ミーア・キャンベルの初回版アルバム……

 

4人  「(4人で顔を見合わせたのち)………あのーすいませーん……」

 

パーン!

 

メイリン「紙一重の差でアニューさんがいまゴールイン! 紅龍さんから借りたCDを手に一位です!
     これで白組盛り返してきました~~!」
ギル  「うんうん。これでまた面白くなってきたねえ~」

 

アニュー「……あの」
ルナ  「その……いいかしら。疑問に思ったことがあるんだけど」
クリス 「言ってみて。たぶん私と考えてること同じだろうから」
ステラ 「なになに?」

 

 シンの積みMGガンタンクを手にもった天然のステラを除く3人はそれぞれ、ラ○カ・リーの等身大フィギュア、ナース姿ナタルの写真、ミーアのCDを手にこう思った。

 

 (((なんでこんな変な借り物が即座に客席から出てきたの……?)))

 

留美  「ところでお兄様?あのCDは……」
紅龍  「か、借り物ですよお嬢様」
ナタル 「おいキラ・ヤマトはどこにいるッ!」
風間君 「あ、あのラクスさんによって銀河の果てに流刑になりました。次の競技までには帰ってくるかと……」

 

 

 第一種目 リレー 赤組勝利+10点
 第二種目 綱引き 赤組勝利+10点
 第三種目 戦場障害物競走 白組勝利+10点
 第四種目 借り物競争 白組勝利+10点

 

 なんだかんだあったが、双方点数で一歩も退かない互角のうちに午前の部は終了した。
 午後の競技はさておいて、とりあえず次は運動会憩いのひと時、お昼の時間である。

 

みさえ 「さあお弁当よ。みんなじゃんじゃん食べてね♪」
シン  「お、美味そう。いっただっきまーす!」
しん  「ん~いいお味だゾ」
アスラン「……」
カガリ 「どうしたアスラン?元気ないぞ。さあ悩んでないでじゃんじゃん食え」
アスラン(点差を広げられなかったか……まずいな。午後はそれこそどんな手段を用いても勝たなければ……)

 

ヴィーノ「フレ~~!フレ~~!あ、か、ぐ、み!
     フレッフレッ赤組! フレッフレッ赤組~~~!」

 

ひろし 「お。運動会お決まりの応援団による応援合戦がはじまったな」
ルナ  「赤組の応援団はミネルバクルーが中心なのね。
     ヴィーノにヨウランにアビ―ったらガクラン着込んで張り切ってるわ」
マサオ君「白組は……ドミニオンクルー中心みたいですね。ナタルさんが指揮をとってる」

 

ナタル 「フレー!フレー!し、ろ、ぐ……そこ!なにをぐずぐずしておるか!
     ここが戦場ならいまごろお前ら全員二階級特進してるぞ!」

 

風間君 「……なんか新兵の訓練してるみたいな応援ですねえ」
マリュ―「職業病ってやつかしらね。まあそこがナタルのいいとこでもあるんだけど」

 
 

ターン!

 

ヴィーノ「うッ!?」
ヨウラン「……? おいどうしたヴィーノ……ヴィーノ!?」
ヴィーノ「…………くか~~……zzzzzz」
アビ― 「応援の最中だというのに居眠りしてるわ」
ヨウラン「たく、緊張感のない奴だなー」

 

 その時。幼稚園の建物の上にしゃがみこむ2つの影が……

 

ラクス 「ふ、よくやってくれましたロックオン様。応援団長を麻酔弾の狙撃で仕留めましたわ♪
     これで応援団を失った赤組の士気はがた落ちになるはず……ほほほほほ♪」
ニール 「め、命令されたとはいえ俺はなんということを……! ラ、ラクス……おそろしい子!(絶句)」

 

 そんなこんなでお昼も終わり。まもなく午後の競技がスタートする!
 果たして勝利はどちらの手に?
 アスランの真の目的は?
 マクロ○フロンティアぽい宇宙船に乗せられ、銀河の果てに流刑にされたキラは無事生還できるのか?
 そしてラクスの次なる陰謀とはなにか?
 どーでもいい謎ばかりはらみつつ、次回へ続く!

 
 

  戻る