Seed-Crayon_3-446

Last-modified: 2008-06-19 (木) 23:13:15

親になるということ
 
【ムゥ&マリュー編】(3代目スレ446氏)
 
 ここは野原邸。おや?あそこに見えるのは?…
 
《ぴんぽーん》
しん  「ほ~い、おお、マリューお姉さんどうしたの?」
マリュー「あら、しんちゃん。お母さんはいないかな?」
しん  「母ちゃんは買い物だぞ。ま、むさ苦しい所ですがあげればぁ~」
マリュー「ふふ、お邪魔します。」
しん  「お姉さんお腹大きいぞ・・・お便秘?」
マリュー「違うわよ。ここにはね、赤ちゃんがいるの」
しん  「おおー…赤ちゃん」
 
《ぴんぽーん》
しん  「お?ちょっと行ってくるぞ」
 
タリア 「こんにちわしんちゃん。ママはいるかな?」
しん  「タリアお姉さん。母ちゃんきっと長話中だぞ。お姉さんも上がればぁ~」
マリュー「あら、グラディスさん。お久しぶりですね」
タリア 「ラミアスさん…今はフラガさんでしたっけ。赤ちゃん随分大きくなりましたね」
マリュー「ええ、御陰様で…うっ!!嘘?…予定より…はや…」
タリア 「陣痛? ちょっと待って、救急車呼ぶから!しんちゃん、電話!」
しん  「ほい!」
 
 (通話中)
 
しん  「ダメだゾ!時間がかかるって!」
タリア 「仕方ないわね。助産婦免許もある…私が取り上げるわ!マリューさん、旦那さんの電話は?」
マリュー「っっっっ!!こ…これです…」
タリア 「しんちゃん、フラガさん呼んで!あと、お湯やタオル用意して!」
しん  「ほい!…えーと、お宅の女房は我々があずかっている?返してほしければ…」
タリア 「違うでしょ!ええい、いいからお湯とかの準備を!」
 
ムゥ  『えええ!赤ちゃんが生まれそうなんですか?すぐ行きます!』
 
 (動揺しつつ車を飛ばすムゥ、何とか赤ちゃんを取り出そうとするタリア)
 
マリュー「痛い!痛い!痛い!もう…ダメ!!!」
 
 バシッ!!(タリアがマリューに活を入れる)
 
タリア 「しっかりなさい!!あなた母親になるんでしょ!?こんなことでどうするの!」
しん  「おお~、タンホイザー…」
 
 (ムゥが駆けつけ、救急車も到着する)
 
ムゥ  「ありがとうございます! マリュー…よく頑張ったな!」
 
 (ふぅと一息つくしんのすけとタリア。ハイタッチを交わす)
 
タリア 「お疲れ!」
しん  「おう!」
 
 
【アンディ&アイシャ編】(3代目スレ622氏)
 
 ―喫茶『砂漠の虎』―
 
アンディ「…う~ん、この香り。なかなかいいね」
しん  「おぉ~、かぐわしぃぃ~ん♪」
アンディ「お、しんのすけも分かるか?」
しん  「オラこーひーは苦くて飲めないけど、すっごくいい匂いなのはわかるぞ!」
アンディ「そうかそうか、お前さんはいい大人になるぞ」
しん  「うぅ~ん、照れますな~」
 
 (アイシャが、産婦人科から戻ってきた)
 
アイシャ「ただいま~」
しん  「おぉ~、おねいさんただいま~!」
アンディ「それを言うならお帰りだろ。で、どうだった?」
アイシャ「……おめでとうございます、って」
アンディ「…っっしゃーー!!」
しん  「おぉおっ!どうしたのおじさん!?」
アンディ「だからおじさんじゃ……いや、しんのすけ!これからはおじさんって呼んでもいいぞ!」
アイシャ「しんちゃん、私もおばさんって呼んでもいいのよ?」
しん  「だからどうしたの二人とも? オラにもわかるように説明してほしいゾー!」
 
 
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