Seed-Crayon_3-517

Last-modified: 2008-06-17 (火) 19:43:10

 ネオ仮面?
 
 ――ムゥとマリューの住むアパートにて――
 
《ピンポ~ン》
ムゥ 「はいはいっと」
 
しんのすけ(以降しん)「よっ!」
風間&マサオ&ぼーちゃん&ネネ「「「「こんにちは!」」」」
ムウ 「なんだ、ジャガイモ坊主とその友達か。一体何の用だ?」
マサオ「しんちゃんが、ムゥさんに言えばアクション仮面にそっくりな人に会えるって言うから・・・」
しん 「ねえねえ、オラあの人に会いたい~」
ムウ 「(アクション仮面にそっくり?ああ、ネオの時のあの仮面の事か・・・)
    よし、わかった。呼んでくるからちょっと待っててくれよ」
しん 「ほ~い」
 
・・・・・・
・・・
 
ネオ 「お待たせ」
しん 「んもう~遅い~」
ネオ 「悪い悪い」
風間 「おおースゴイ!本物みたいだー!」
ぼーちゃん「ほんとうに・・・アクション仮面に・・・そっくり・・・」
しん 「ね、オラの言ったとおりだったでしょ。ところでおじさん。さっきのおじさんはどこ行ったの?」
ネオ 「え?ああ、ムゥか。わかった、今呼んでくるよ」
 
・・・・・・
・・・
 
ムゥ 「よう、坊主たち。なんか呼んだか?」
しん 「ん~ん。別に~」
ネネ 「ネネ、もっとさっきのアクション仮面似のお兄さん見たい~!」
マサオ「僕も~!」
ムゥ 「わかったわかった。今呼んでくるからまたちょっと待っててくれ!」
 
・・・・・・
・・・
 
 ――以下同様の事を何度か繰り返し、日が暮れる――
 
風間  「ああっ!もうこんな時間だ!塾に遅れちゃう!もう帰らないと!」
ぼーちゃん「僕も・・・もう・・・帰る・・・」
ムゥ  「なんだ、もう帰るのか?じゃあ気をつけて帰れよ」
しん  「ほ~い!また今度アクション仮面のコスプレ見せてね、おじさ~ん!」
ムゥ  「おじさんじゃない!・・・ってあいつ、もしかして気づいてたのか?・・・」
マリュー「あんなあからさまに入れ替わってたら、イヤでも気づくんじゃないかしら?」
 
ムゥ  「はぁ~。子供の相手は疲れるねぇ~」
マリュー「ふふっ。でもいいでしょ?子供と遊ぶのも」
ムゥ  「まあな。たまにはいいもんだよ」
マリュー「ねえ、ムゥ。そろそろ私達も・・・ね?」
ムゥ  「ああ・・・そうだな・・・」
 
しん 「いや~おあついですな~」
ムウ 「坊主達!まだいたのか!」
ネネ 「面白そうだったからつい・・・」
マサオ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」
風間 「僕達今度こそ帰りますから!」
しん 「どうぞごゆっくり~」
風間 「このバカ!さっさと帰るぞ!」
 
・・・・・・
・・・
 
ムゥ  「ふぅ・・・油断もスキもありゃしない」
マリュー「かわいいじゃない。それに、私達の子供も案外あんな感じかもよ?
     だってあなたの血を引くんですもの」
ムゥ  「どういう意味だよ?」
マリュー「ふふっ。さあ?どういう意味でしょう?」
 
 ――こうして春日部の夜は更けていくのであった――
 
 
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