Seed-Crayon_3-561

Last-modified: 2008-06-17 (火) 22:28:33

 ――とある場所――
 
ステラ(ここどこなんだろう、知らない街、知らない人…
    デストロイに乗って、頭の中、真っ白になって、それから……???
    疲れた…ベンチ、イイ…)
 
ブラフラ~
 
しんのすけ(以降しん)「おお、いきなり相席ですか。近頃のおねいさんは積極的ですなぁ」
ぶりぶりざえもん(以降ぶりぶり)「まったくですな。Hahahaha」
ステラ 「いたんだ…気がつかなかった。ステラも座っていい?」
しん  「どうぞどうぞ、犬に毛が生えたような場所ですが」
ぶりぶり「『犬小屋に』、だぞ」
ステラ 「??座る…歩きつかれたー…」
 
ぶりぶり「ん?もしかしてマドモアゼルは迷子でしょうか?」
ステラ 「窓 mores sell?分からないけど、ステラ、迷子…」
しん  「そうか、だから疲れてる様に見えるんですなぁ。うんうん」
ステラ 「いろいろ…あったの」
ぶりぶり「私たちでよければ相談に乗ってあげましょう。
     帰り道のヒントが見つかるかもしれませんよ?お嬢さん」
ステラ 「…帰りたい」
 
カクカクジカジカ
 
ステラ 「それで、気がついたら、ここに、居た…置いていかれたんだ」
しん  「なにやら大変そうだね~。今頃みんな探してるよ」
ステラ 「アウルもスティングも、ネオも、どこかにいっちゃった気がする。もう、会えない気がする…」
しん  「なんで~?」
ステラ 「ステラ、悪い子になっちゃていたから…自分でも良くわかんないけど、たぶん…」
しん  「悪い子になっちゃったから、会えないの? だったら、いい子になればいいと思うゾ」
ステラ 「いい子…ネオがそういって褒めてくれてた、嬉しかった…」
 
しん  「褒めてくれる人がいるなら、おねいさんはいい子だゾ!
     きっと誰か迷子になっちゃったおねいさんのこと、探してるゾ」
ステラ 「なんで?そう思うの…?」
しん  「なんとなくだゾ!」エッヘン!
ステラ 「……自信満々」
しん  「だって、オラが迷子になった時はみんな探してくれたもん!おねいさんもきっとそうだゾ!」
 
グゥゥゥ グゥゥゥ
 
ステラ 「…おなか、空いた」
しん  「あ、オラもだ。よいっしょっと!」
ステラ 「帰るの?」
しん  「今日はポークカレーだからオラまっしぐら!じゃっ!気をつけて帰ってね~!」
 
・・・・・・
・・・
 
ステラ 「だれか、ステラのこと…探してくれてるのかな?」
 
 (…マモルッテ…)
 
ステラ 「シン、待ってるかな?」
 
 (…オレガマモルッテイッタノニ…)
 
ステラ 「ぶーたがなくからかーえろ…」
 
フ~ラフーラ
 
・・・・・・
・・・
 
ぶりぶり「と、いうことですよ。お嬢さん。今なら格安の救い賃、いちおくまんえんで……いない…」
 


  
 ――ベルリン――
 
シン 「だから安心して…静かに、ここでおやすみ……」
 
ブクブク…
 
シン 「守るって言ったのに…オレが守るって…言ったのに!」
 
バシャバシャバシャ!!
 
シン 「!!ちょっ?!おまっ!!」
 
ザブーン
 
ステラ「およげ、アップアップなブクブク」
 
・・・・・・
・・・
 
ステラ「ステラ、捨てられた。泳げないのに、水飲んだよ…」
シン 「あ。いや、だって、てっきり息を引き取ったものかと…」
ステラ「ひどい…守るっていったのに…不法投棄した…」
シン 「ほ、ほら!こ、これからは守るよ!絶対!」
 
ぎゅ~っ
 
ステラ「痛い…ステラ、怪我人…」
シン 「あっ、ご、ごめん!どこか痛いところはない?」
ステラ「おなか」
シン 「お腹か…はやく治療しないと!」
ステラ「空いた…」
シン 「…ああ…そう…、と、とりあえず怪我は治さないと。おぶさって!よっと!」
ステラ「浮いた…」
シン 「帰ろう」
ステラ「うん…、ステラ一緒に帰る。ねー…シン」
シン 「うん?何?」
ステラ「ポークカレー食べたい」
 
 
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