Seed-Crayon_4-626

Last-modified: 2008-06-26 (木) 20:40:35

ジュール隊襲撃事件・マンションクサナギの悲劇
 
~またずれ荘~
イザーク「ミゲル、ラスティ、シホ、ハイネ…今日はよく来てくれたな」
ミゲル 「なんだ?金ならないぞ」
ラスティ「いいから貸した千円返せ」
ハイネ 「無い袖は振れないぜ」
シホ  「たからないで下さい」
イザーク「違うわキョシヌケー!!!」
ニコル 「クリスマスの話ですよ」
 
「……」黙り込む4人
 
ディアッカ「やっぱ、みんな暇みたいだな」
イザーク「そこでだ、我々と一緒にクリスマスを過ごさないか?」
ミゲル 「そんな金あんのか?」
ラスティ「缶詰出されてもこまるぞ」
ハイネ 「ご飯に焼鳥缶の残り汁かけたやつが主食だろ?お前ら」
シホ  「正直、幻滅です」
イザーク「このバキャモノー!!そこまで落ちぶれてないわー!!
     ここでやるなんて誰が言った?」
ディアッカ「実はな、クリスマスの日、アスランがカガリの家に行くんだ」
ニコル 「それに便乗して食べ物貰って過ごそう、って訳です」
4人  「セコい」
イザーク「このキョシヌケども!
     いいか、暖房の効いた部屋で!メシが食えて!みんなと過ごせる!これほど幸せな事があるか?」
ディアッカ「ま、無理にとは言わないぜ。お前らの代わりにたらふく食ってきてやるから」
4人  「……」
イザーク「では、参加する者は一歩前へ!」
 
ザッ!(4人共前に出ている)
 
4人  「…あっ!」
イザーク「フフフ…皆寂しさと食欲には逆らえないってか…よし!そうと決まれば集合場所は…」
 
 「駄 目 だ !」
 
7人  「えふえええっ!!??アスラン!?」
 
     *     *     *
 
イザーク「いつからそこに居たんだ?というか、何で駄目なんだ!」
アスラン「実は…」
 
~回想~
カガリ 「アスラン?フフ~」
アスラン「何だ?ニヤケちゃって、お前らしくもない」
カガリ 「クリスマスの日…まさかとは思うが奴らは 来 な い よ な…?」
アスラン「ああ来r…」
 
ギロッ!!(鬼の形相)
 
アスラン「…こっ来ない。キョナイよ!」
カガリ 「そうか、よかった! じゃ、25日にな」
~回想了~
 
アスラン「……と言う訳だから、諦めてくれ」
 
7人、一斉にアスランを睨み付ける
 
アスラン「…あ、俺またミネルバに戻んなきゃなんないんだった!じゃ!」
 
バタン!
 
ディアッカ「…さて、どうするかな」
ミゲル 「俺はココで過ごすなんて嫌だぜ?」
ラスティ「ストーブまだ直ってないし」
ハイネ 「畳ボロボロだし」
シホ  「ろくなもんじゃないです」
イザーク「るっさい!こうなったら意地でもカガリのとこへ行ってやる!」
ディアッカ「でもどうすんだよ!相手は相当ガードが固そうだぜ?」
ニコル 「僕にいい考えが有ります」
 
ぼそぼそ…
 
ミゲル 「そんなこと出来んのか?」
シホ  「驚きです」
イザーク「フフフ…行ける、行けるぞ! よし!お前ら、当日はこの作戦で行くぞ!
     そしてあのデコとポリ公に我々の恐さ思い知らしてやるぞ!!!」
7人  「オーッ!!!」
 


 
~12/25 マンションクサナギ前~
イザーク「準備はいいか?」
一同  「おう」
イザーク「ちょっと待て、何でお前らまで居るんだ?」
メイリン「いいじゃないですか~」(あの二人の恋路を邪魔するチャンス!)
ミーア 「多い方が楽しいですよ~」(無理矢理にでもついていくわよ!)
イザーク(多くなると食い物の取り分が減るんだが…)「……まあ、いいだろう」
メイミア「わーい」
 
シホ  「隊長!奴の車が来ました」
イザーク「よし!ニコル、例の物は?」
ニコル 「バッチリです」
ディ  「グゥレイト!じゃ行こうか」
イザーク「作戦開始!」
 
     *     *     *
 
ピンポーン カチャ
 
カガリ 「よく来たなアスラン!で、あいつらは?」
アスラン「いないよ。ディアッカの店に行くとか言ってたからな」
カガリ 「よかった…まあ、上がってくれ」
アスラン「ああ、お邪魔すr…」
 
《わーっはっはっはっ! わーはっはっはっはっ!!!》
 
アスカガ「な、なんだ!?この笑い声は」
 
バッ!
 
突然、アスランの後ろに現れたジュール隊+αの面々
 
アスラン「わ゙ーっ!!」
カガリ 「お、お前ら!どうやって…!」
イザーク「これを使ったんだ!」
 
目の前に出された一枚の毛布
 
アスラン「あ…それは」
イザーク「フフ…ただの毛布ではないぞ、その名も”ミラージュコロイド毛布”だ!!」
ニコル 「アスランが開発したこのミラコロ毛布、役に立たないから押し入れにしまっておいたんですが、
     まさかこんな形で使うことになるとは…」
カガリ 「なんでそんな物開発したんだよ!」
アスラン「いや、北与野博士と電熱線入り毛布を開発するつもりだったんだけど、段々熱中し始めて…作っちゃった」
カガリ 「この工作馬鹿ー!!!」
 
イザーク「と言うわけだ、上がるぞ」
カガリ 「断る!第一、お前らを不法侵入の現行犯で逮捕する事も出来るんだぞ…」(ピクピク)
イザーク「フッ、逮捕か…これを見てもそう言っていられるかな?」
 
ジャキッ!!!
 
いきなりアスランの後ろに回り込み、懐から出した物を頭に突き付けた!
 
カガリ 「!!!」
イザーク「フフフ…」
 
そう、イザークがアスランに突き付けた物とは…
 
ヴイィィィィィン
 
イザーク「フフフ…早くしないと、バリカンでアスランの髪の毛を刈るぞ!」
アスラン「あわわわわわわわわわ!たっ助け…」
カガリ 「くっ!」
ディ  「それに大声出しちゃうよ?」
ラスティ「壁叩いちゃうよ?」
ミゲ&ハイ&ミア「ホ○イトブ○ス、ここで歌うよ?」
メイリン「下駄箱チェックしちゃいますよ?」
シホ  「素直に我々の要求に従いなさい」
ニコル 「カガリさん、僕たち何するか分かりませんよ?…」
カガリ 「…くっそぉ、分かった!入れ!」
アスラン(ほっ…ありがとうカガリ)
イザーク「命拾いしたな」(髪の毛が)
 
     *     *     *
 
一同  「わーいお邪魔します~」
 
どやどやどや…
 
メイリン「冷蔵庫チェーック!」
ミーア 「ごちゃごちゃしてるね」
カガリ 「コラーッ!!」
ラスティ「なんだケン〇ッキーの肉か…」モグモグ
シホ  「定番すぎますね」モグモグ
カガリ 「勝手に食うな!」
ミゲル 「こごえそ~な」
ハイネ 「きせつにきみ~は」
カガリ 「歌うなっ!」
ディ  「炒飯作ってやる。ニコル、塩無いか?」
ニコル 「待って下さい」ガチャ(勝手に戸棚を開ける)
カガリ 「勝手に調理するなぁーっ!!」
イザーク「こっち寝室か?」ガラッ
カガリ 「お、お前らぁーーっ!!!」

アスラン(髪の毛大丈夫だよな、髪の毛)洗面台でチェック
 
     *     *     *
 
ガツガツガツガツガツ…
 
カガリ「お前ら…」
 
ガツガツガツガツガツ…
 
カガリ 「お前ら!食ってばかりじゃなくて、何か有るだろ!?」
イザーク「あ、メリークリスマス」
一同  「メリクリ~」
 
ガツガツガツガツガツ…
 
カガリ 「そーじゃないだろっ!!」
ラスティ「そうだよな…忘れてた…」
カガリ 「ラスティ…」
ラスティ「M-1グランプリ見なくちゃ」
カガリ 「違ぁぁぁぁう!!」
ミゲル 「バッキャロ、違うだろ!」
ハイネ 「ここは歌の大辞テンだろ?」
カガリ 「そーゆー事じゃなぁーい!!」
ミーア 「ア・ス・ラ・ン・私達が」
メイリン「お酌してあ・げ・ま・す・フフッ」(二人とも色っぽく)
アスラン「いやあのその…」
カガリ 「コラコラコラコラーッ!!」(私でもあんな事した事無いのに!)
シホ&ディアッカ&ニコル「おかわり」
カガリ 「黙れーっ!」
 


 
~ジュール隊がカガリ宅を襲撃してから約数時間…~
メイリン「お姉ちゃんの物まねしま~す」
 「まほ~」
アスラン「あははははっ!あほ毛違い!」
ミーア 「歌いまーす! ♪静かな~」
アスラン「ヘイ!ヘイ!」
カガリ 「……」じい~っ(アスランを冷たい目線で睨む)
アスラン「ハッ! い、いや上手いな~って…」
ミゲル 「うぃ~っ旨いな、この酒」
ハイネ 「ムゥのおっちゃんから貰ったんだ。どんどん呑もうぜ!」
カガリ 「酒盛りすなっ!」
 
イザーク「ジュール隊の諸君!じゃんけんで俺に勝った者は、ここの家財道具一つ持ってっていいぞ!」
シホ  「さすが隊長!」
ディ  「グゥレイト!より取り見取りだぜ!!」
一同  「じゃーんけーん…」
カガリ 「やめろぉーっ!!」(泣)
イザーク「冗談だよキョシヌケ!」
一同  「あっはっはっはっは!」
 
カガリ (こいつら本当に逮捕してやろうか…)
 
     *     *     *
 
カガリ 「さあ、お前ら料理も無くなったんだから早く帰れ!」
ディ  「プレゼントも貰ってないのに帰れるかよ!」
イザーク「そうだった、暖房器具くれ。省電力型の」
シホ  「このDVDプレイヤー下さい。ソフト付きで」
ラスティ「特に何かくれとは言わないけど、お金ならうれしいよ」
ミゲル 「なんかくれ、1万以上の物な」
ハイネ 「エレキギター希望」
ニコル 「何でもいいですよ」
メイリン「特にって訳じゃないですけど、出来ればアスランさんを…」
ミーア 「アスラン希望」
アスラン「家賃を…」
 
 
ぶ ち っ(カガリの何かが切れた音)
 
 
カガリ 「…そうか、じゃちょっと待っててくれ」
 
奥の部屋に入るカガリ。しかし出て来た物は…
 
ジャキッ! ガショッ!
 
カガリ 「お前らあぁぁぁっ!このM16(モデルガンです)の餌食になりたくなけりゃ、とっとと失せやがれー!!!」
 
シュガガガガガガガガガガガッ……!!!
 
イザーク「わ゙ーっ!全員撤退っー!!」
 
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
 
カガリ 「…はあはあはあ……」
アスラン「…なあカガr…」
 
「アァァァスゥゥゥラァァァンッッッ!!!」
 
バキッ!ゴキッ!ブチッ!グリグリグリグリ……
 
イザーク「アスラン…貴様の尊い犠牲は忘れない…全員、敬礼!」
 
ザッ!
 
 
―END―
 
 
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