Seed-NANOHA_168氏_第01話

Last-modified: 2007-11-17 (土) 03:30:43

魔法戦士?

ガンダムSEEDリリカルDestiny A's

第一話 始まりは突然になの



オーブ近海

「ここは僕が引き受ける。カガリは国防本部へ!」

「わかった!任せたぞ。キラ。」

「そんな、なんでフリーダムが…」

自分が撃ったはずの敵。

しかし、それがなぜか目の前にいる。

シンは動揺を隠すことができなかった。

そして……

「今だシン!フリーダムを射て!」

レジェンドにのったレイが叫ぶ。デスティニーがフリーダムをロック。

「これで終りだ!フリーダム!!」

今度こそとシン。

「やめろぉぉぉ!!!」

しかし、ジャスティスによりそれは阻まれた。

刹那、

ミネルバのターンホイザーとAAのローエングリーンが激突。

フリーダム、ジャスティス、レジェンド、デスティニーは光に包まれた。



キラが目を開けるとそこはオーブ近海ではなかった。ましてやフリーダムのコクピットでもない。

「ここは…?」

必死で状況を理解しようとするキラ。とりあえず周囲を確認する。

環境から察するに公園のようだ。

隣にはアスランが倒れている。

アスラン以外にも見知らぬ少年が二人、倒れていた。

しかし、片方は一度だけ、オーブの慰霊碑の前であったことがある。

いずれにしてもこの二人はデスティニー、レジェンドのパイロットなのだろう。「う…ん……こ、ここは?」アスランが目をさます。


「アスラン。」

「キラ、これは?俺たちは一体どうなってるんだ?」肩をすくめるキラ。

「わからない。ただ…。」

ヘルメットを外す。

「ただ?」

「この姿で外を歩くのは問題じゃないかな。」

四人とも、体にぴったりパイロットスーツのままだった。

「た、確に…問題だな。これは…。」

アスランはヨロヨロと立ち上がり、レイとシンの姿を確認した。

「シンとレイもか…。」

シンとレイが目を覚ます。

「どうなってるんだよ、これは?」

「シン、落ち着け、それより前を見ろ。」

「アス…ラン?」

「シン…。」

「何で?アンタが…」

「シン、説明はあとだ。今は、状況を把握しないと…」

「裏切り者のアスランの言う通りだ。落ち着け、シン。」

一方

時空管理局では警報がなり響いていた。

「艦長、海鳴市の公園に四つの魔力反応。」

「なのはさんにフェイトさん、お願い。」

なのはとフェイト、アルフ、そしてユウノは転送ゲートへ向かった。



「つまり、こういうことですね。」

レイは状況をまとめた。

「俺たちはオーブ近海で戦い、そして何かの光に包まれた。その光が何なのかは不明だが、恐らく、それによって時空に歪みができ、それに巻き込まれた。そして、目覚めたときにはここだったと…。」


むぅ…とレイを除く三人は考え込む。





「問題は、どうするかだね。ここじゃあ、僕達にはMSもないし、それに、住む場所もない。

お金も…。」

とキラ。

「だが一体、どうすれば…。」

アスランが低い声音で呟いた。

「どうにかなるんじゃないですか?そんなに心配しなくても。俺に討たれてもあんた死ななかったし…。」


「ちょっとまって…」

キラがシンの言葉を遮る。「キラ?」

「僕達、体が…」

「そんな?縮んでる!?」

どんどん体が縮んでいく。「これじゃあアカデミーの下級生だな。」

ブカブカになったスーツの袖、裾をまくり、アスランは笑った。

「何呑気に笑ってるんですか?あんたは!」

キィィィン

「何だ?あれは?」

上空に二、三重の円が浮かぶ。文字や模様が書かれていてそれらは発光していた。

そう、形容するならば魔法陣のような、そんな法陣。そしてそこから四人の人影が現れた。



「なんなんだよ、次から次へと!」

シンの額に青筋が立っていた。無理もない、これだけ一度に不思議体験をすれば苛立つなという方が無理だろう。


「あなた達、何しにここへ来たの?」

それが四人のうちの一人、白い服に、杖のようなものをもった少女の第一声だった。

「それはこっちの台詞だ!なんなんだよ、あんた達は!!」

「やめろ!シン、事態をややこしくするな!」

アスランがシンをなだめる。

「私は、時空管理局の民間協力者高町なのはだよ。」

「はぁ?なに…モガッ」

「君達は一体なんなんだ?なんで俺達の前に…」

暴言を吐こうとしたシンの口を手で塞ぎ、アスランが逆に問ただす。するとなのはと名乗った少女とは別の少女、漆黒のマントを纏い、長い金髪を風になびかせ斧のようなものを持った方が答えた。


「私は時空管理局の嘱託魔法導士フェイト・テスタロッサ。先刻、この場所で魔力反応があったため、調査しにきた。そしたら…」


「俺達がいたと言うわけか…。」

今度はアスランの代わりにキラが質問をする。

「フェイトさんって言ったよね?」

コクリと頷くフェイト。

「さっきから、魔力や魔導士なんて言葉が気になってるんだけど…、意味は分かるんだ。でも、僕達の中には魔法なんて使える人なんていないよ?」




「君達…、デバイスを持ってるよね?」

「デバイス?」

キラ、アスラン、シン、レイは顔を見合わせる。

「君達、本当に何も知らないの?」

なのはの隣にいる少年が言った。

「君は?」

「僕はユーノ・スクライア。なのはと同じ民間協力者(だったよな?)だよ。デバイスっていうのは、魔法使用者をサポートしてくれる端末のことで、なのはとフェイトが手に持ってるのがそれだよ。君達の首にかかってるのがそのデバイスなんだけど…。」


「これが?」

シンは首にかかっていたデバイスをはずし、手に取ったそれはアロンダイトのような形をしていた。


「フェイトぉ、あいつらまだ信じちゃいないよ?見せてあげたらいいじゃん?」

「それも…そうだね。わかったよ。アルフ、ありがとう。」

『Photon Lancer get set』

フェイトの持っている斧が喋ると彼女の回りに金色の光の玉が数個現れ

「ファイア!」

と言う掛け声とともに、上空へと矢のごとく、発射された。



四人とも光弾が上空へと突き刺さるのに目を奪われていた。

「じゃあなのは、あとは任せたよ。僕とアルフ、フェイトは今から裁判だから、みたところ危険な人達ではなさそうだし…。」


「任せたよ、なのは。」

「うん。フェイトちゃんも頑張ってね。」

フェイト、ユーノ、アルフは魔法陣が発生したと同時に姿を消した。

その後、なのはからデバイスについて説明を受ける四人。

「だけど、なんで僕達に魔力が?」

キラがなのはに聞く。

「それはちょっと…なのはにも分かんない。」

「けど、これであんた達を撃てるわけだ?」

場の空気が変わった。

『Destiny Stand by
Ready』「どうしてもやると言うのなら…、俺はお前を討つ。」『Justice Get set』


『Caution』

なのはの持つ、杖のようなものが危険を知らせた。

「ねぇ、今その棒、警戒しろっていったよね」

「棒じゃないよ、レイジングハートだよ。」

『シュワルベフリーゲン』機械的な声。直後に赤い光弾がなのはを襲う。

なのは、魔法陣を発生させ、それを防御。

すると、今度は逆方向から真っ赤な服を身に纏った少女がハンマーで襲い来る。「くっ、なのはちゃん!!」


『Freedom Stand by Ready』

「フリーダムぅぅ!!」

途端にキラが青い光に包まれた。

(ここからはなのはの変身し~んを当てはめてお楽しみください)

「こ、これが?デバイス型フリーダム。」

完結(打ち切り)