XXXスレ360 氏_変身

Last-modified: 2009-06-27 (土) 02:30:08

1
ある日、エザリア・ジュールは目を覚ますと自分の身体が貧乳になっていたことに気が付いた。

 

何度か自分の身体を弄り、確かめてみても胸は平らなままだった。
身体に合う下着など無いことを困りはしたが、元々自分の容姿にはあまり拘りを持たない…
議員の座から降ろされ、天下り的にある兵器開発企業の会長に納まった今では、
職務に差し障らない程度の容姿であればよいと思っていた彼女にとって、
胸の大小などあまり大きな問題では無かった。

 

胸が小さくなってから2週間が過ぎたころ、デスクワークをこなしながらエザリアはある事に気が付く。
最近頓に酷くなっていた肩の痛みが消えていたのだ。
コーディネイターといえど所詮は人間。人類を悩ませる痛みの完全なる克服には至っていなかったのだが、
それが霧消した事を感じて、エザリアはまるで自分の身体が半分ほどに軽くなったようにも感じられた。
これで着替えるたびに痛みで顔をしかめることも、それで息子を心配させることも…
あの中々母離れしない息子に肩を揉まれたり叩かれたりして自分の老いを感ずることも無いと思うと、
まるで身体に羽根が付いたかのように軽く感じられてきたのだ。

 

エザリア・ジュールがその後、コズミック・イラの兵器体系を一新する新兵器の開発を
プロデュースすることになるのは、割と有名な話である。

 
 

2
ある日、コニール・アルメダは目を覚ますと自分の身体が貧乳になっていたことに気が付いた。

 

何気に自信を持っていた部位がごっそりと無くなるという突然の事態に、驚愕もしたし悲しみもした、
とはいえ今の自分はフリーランスの傭兵であり、仕事に差しさわりのない事柄ならば
無視しなければならないだろう。コニールは装備の点検を始めた。

 

黒いスニーキング・スーツに身を包んだコニールは、人が通れるか否かギリギリの太さしかない
エアダクトで、寒さで歯が鳴ることすら堪えながら身を潜めていた。
今回の任務はアラスカのテロリストのねぐらに存在する、密かに開発されていた核兵器の破壊命令だ。
その核兵器は陸海空果てには宇宙でも自由に活動でき、単体での大気圏突破・再突入も可能、
しかもニュートロン・ジャマーに影響されない金原子核を用いたレールガンで地球圏どこへでも
核攻撃が可能だという悪魔の兵器だった。
決してテロ屋どもの好きにさせていい代物ではなかった。
コニールは依頼とは別に、強い決意をもってこの任務に当たっていた。
たった一人で敵地に潜入するため、決して敵に見つかってはならない任務。
そのため、まるでネズミかヘビのように狭い場所を潜り抜け、時には歩哨を闇討ちにしたり、
謎の狙撃兵とスナイポ合戦をしたりして、遂には新兵器の元に辿り着いた。

 

『まだだ!まだ終わらんぞ!コニィィィル!』
追い詰められたテロ屋のボスは新兵器に乗り込み、コニールを抹殺しようとした。
しかし貧乳になりスリムになったボディを駆使するコニールをボスは捕らえられない、
元々人間一人を狙い打つような代物ではなかったにしろ、
巨体に装着された様々な火器の雨あられから逃げつつコニールは
(巨乳だったら危なかった…)
と思い、ぞっとした。
あの偶然が無かったら今頃私はスポンジ状の死体になっていただろう。
そしてコニールは(どっかで偶然拾った)対戦車ミサイルを撃ち込んでいく。
兵装やカメラを丁寧に潰されて、次第に戦闘力を失う新兵器は、遂にコクピットに直撃を受けて擱坐した。
『冗談はよせ…コニィィィル…』
ボスは良く分からない捨て台詞を残しながら逝った。

 
 
 

3
『…このように、貧乳によって人々が救われるエピソードを流布していくのです、
 さすればいずれ、巨乳史上主義者はその根拠を失い…』
「言いたいことは分かりましたが、以前もそのような作戦を行い、
 無残に失敗してしまったのではないのですか?」

 

ガラス窓の向こうは曇り空で、証明もつけていない社長室の雰囲気をよりいっそう陰鬱なものにさせる。
此処はダイアモンドテクノロジー社の社長室で、
企画広報部の責任者とモニター越しに会話している少女は、(親父の)代役からチャンスをつかみ、
長者番付の座を駆け上がっているアズラエル社長その人である。

 

『ぜ、前回は巨乳への逃げ道…じゃなかった選択肢を残してしまったことが失敗の理由でした。
 今回は必ず成功するかと』
「それに、勘違いしているかもしれませんが私は胸に不自由しているとは全く思っていませんし、
 他のヒロインの胸に嫉妬を感じることなど無いのですよ、ええ、これっぽっちも」

 

額に青筋を立てながら言っても全く説得力が無かった。

 

「しかし、巨乳史上主義の撲滅は大義です。より良いプランをお待ちしています」
『しっ、失礼しましたっ!』責任者は怯えた顔を隠そうともせず、少女に答えた。

 
 

ある日、アズラエル社長は目を覚ますと自分が巨乳に
(つづかないってば)

 
 

・三次創作
・一発ネタなら許される
・皆大好きおっぱい物

 

これらを混ぜ合わせたらこうなった。今は反省している。
GSC様、傭兵様、MOR様、999様ごめんなさいごめんなさいごめ