椎崎と深野の出会い、そして朋来との関係性

Last-modified: 2021-06-20 (日) 10:59:57

椎崎祖母と千紘祖父が家柄近いというか、格式高いおうまれで、面識あって、戦後成長のある程度実権握った名門的なアレだと妄想して
でも祖父祖母の代でそういう家柄云々は力失ってて、祖父祖母は「一族が~」とか「先代は~」とかに縛られてる系

で、そういう方たちの集まりがあるんだけど、まだ小さい椎崎君は椎崎家の跡取り然として良い子にしてるつもりなんだけど、いつも祖母にちゃんとしなさいとかみっともないとか目くじら立てておこられてるのね 椎崎親が家柄とか気にしたくないタイプでその当てつけもはいってる

で、その日の会でも、少しの休憩時間に廊下に出されて、まともなお茶の飲み方もできないの!とかいってめっちゃ怒られるのね祖母に…次に粗相をしたらもううちの子じゃありません!って怒られるのね 何が粗相に当たるのかもわからないくらいまだ幼いのに

で、それを千紘くんは偶然廊下の陰で聞いてたのね、

会も終わるって頃になって、立ち上がろうとしてうっかり袖を引っ掛けて茶碗を傾けちゃった椎崎君に、カッとなって祖母が手をあげようとした瞬間に、後ろを通ろうとしてた千紘くんが持ってたお茶をバッシャーってかけちゃう(わざと)

わなわなする椎崎祖母に一言「失礼致しました」って言ってからぽかんとする椎崎君に「大丈夫か。驚かせた。ぬれたか」って屈んで聞いて無言で首振る椎崎に「なら良いんだ。」って叩かれるはずだった頬をほんの一瞬撫でて去っていく千紘くん(同い年)

祖母は帰りの道中も深野少年に怒り心頭で椎崎くんのことも忘れて、それが千紘の狙いだったことも椎崎くんにはちゃんと分かっていて、それ以来深野家に顔をあわせる機会は失われてしまったけど見知らぬ誰かに大切にされた感触はその後も苦しい生活を耐えさせてくれるに十分だったの

そして高校は自分の意思で選んだの そこで椎崎くんは千紘くんとまた出会うの

千紘くんは多分覚えていないの

ちーくんへのこの想いは恋とか愛とか、そんな程度のものじゃない っていう椎崎君の出来上がりなんだよ…透明な子供になるのを救ってくれたんだよ……だからりくとの存在はクソむかつくんだろうな???


正直、なんかで怪我した椎崎君の頬をなでようとしてその手をおもいっきしはねつけられるりくとくんは存在するよな?

で、「…気安く触んないで」って振り上げる椎崎くんの手をつかんで「何すんだ椎崎」って睨む千紘くんをかなしみと驚きと落胆の目で見つめる椎崎くん見たすぎるでしょ?

なんでこんな奴を庇うの、って気持ちと、やっぱり覚えてないんだ、ってことと、わかってよ、ってわがままと、いつの間にか祖母と同じことをしてる自分にさぁ……………

「だって今僕が持ってるちーくんへのこの気持ちと、同等かそれ以上のものをさ、ちーくんが僕に対して持ってくれるかなんて、そんなこと願えないじゃないか 無理な話だしそんなこと望んでない でも両想いってそういうことだろう」

ぽるたツイート(2015年11月16日)よりまとめ