言ノ葉便り

Last-modified: 2016-05-12 (木) 06:26:40

言ノ葉便り

2015/08/10日~2015/08/16日のCDアルバム週間ランキング(2015/08/24日付) 100位

感想

  • 余村と長谷部が付き合い始めて半年。いくつかの季節を共に過ごし、二人の絆はますます深くなっていた。ある日、長谷部の妹の果奈が自宅に恋人を連れてくることになり、余村も同席を望まれる。以前の恋人との破局に責任を感じていた余村は、果奈の幸せを強く願いつつ家を訪ねた。だが穏やかに終わった顔合わせのあと、長谷部の部屋でキスしているところを果奈に見られてしまい……?
  • 前作から7年という時が経っていますが、確かに長谷部と余村がここに居ました。特に長谷部役の小野さんの演技は素晴らしいです。原作を読んでいた時には想像が及ばなかった、表面的にはわかりづらいけれども心の内側にはちゃんと存在している長谷部の感情の起伏を、絶妙な匙加減で見事に声で表現されていて、長谷部という人物の真の姿を見たような気持ちになりました。余村役の神谷さん、長谷部の妹・果奈役の武田さんの演技も期待を裏切ることのない繊細さで、キャストの皆さんに心からお礼を申し上げたいです。ただひとつ残念だったことは、尺の問題からか全体的にお話が駆け足で終わってしまったということです。小野さん神谷さんの声で聴けるのを楽しみにしていた台詞がかなりカットになっていたり(特に最後の濡れ場はもっと丁寧に描いてほしかったです、大事な場面なので)CD1枚分に収めるために、とにかく絶対に外せない部分だけを寄せ集めたような印象はあります(キャストトークが収録されなかったことも残念です)。それでも今作の発売を待ち望んでいた人にとっては、本当に買って良かったと思える作品だと思います。 -- 2015-07-27 (月) 14:14:58
  • 原作既読。原作を先に読んでしまうと、ここはもうちょっと長くとかここの台詞は残してほしかったなぁ、もったいないなぁと思ってしまう部分があるは否めませんが、神谷さん小野さんの演技は期待通り、それ以上の出来だったのではないかと思います。「言ノ葉ノ花」から余村と長谷部の関係がさらに親密になったのが会話の間合いや声のトーンから察することができ、あんなにぎこちなく初々しかった濡れ場もお互い大胆になっていてとても色っぽかったです。また、武田さんによる、果奈が2人の関係を知っても平静を装ったり余村に詰め寄ったりする演技が原作を読んだ時よりもずっと苦しくて、個人的にすごくよかったです。まだポイント交換CDが残っていますが、神谷さん小野さんはこれでBLCDからは引退となってしまうのでしょうか…そうだとしたら寂しいですが、とにかくこの作品はずっと大事に聴こうと思います。 -- 2015-07-27 (月) 21:13:07
  • 原作既読。花、日和とお気に入りのCDなのでまさに待望の、という感じでしたが、1枚に収めるためにいろいろ急いでいるのが残念です。カットされた部分が多いのはもちろんですが、モノローグがこれまでのCDと比べると随分早口ですし、濡れ場シーンも巻き気味なので、これまでの言ノ葉シリーズにあった、作品世界をゆっくり流れる空気とか、じっくりねっとり聴かせる濡れ場とか、そういう”らしさ”が足りないと感じました。フリートークがカットされたということですし、2枚組で聴きたかったですね。特に小野さんはこのシリーズが完結したら今後BLに出演される機会はもう無さそうですし、音声化していただけたこと自体奇跡に近いようなくらいで本当にありがとうございますという気持ちでいっぱいですが、やはり収録済みのフリートークが収録時間が足りずにカットというのが痛いですね。お二人の時間が取れなくて収録後インタビューも短かったということですから、折角その貴重な時間を使って収録した音源が入りきらないからお蔵入りというのはいろいろもったいないですね。いろいろ悪いところを書きましたが、作品自体は良いですし、距離感が近づいて2人とも表情豊かになったなあというのがお芝居から感じられて、聴いていて温かい気持ちになりましたし、キャストさんスタッフさん含めて皆さんに感謝したい気持ちです。全体的に良かったからこそ、完璧さを求めていろいろもったいないと感じる部分が気になってしまうのですが。 -- 2015-07-29 (水) 13:31:06
  • 原作未読。フリトがなくなった件から本編も駆け足ぎみの作りなのかな、と不安でしたがまったくそんな事はなく、少なくとも原作未読で聴いた限りでは、本編の作りが駆け足だと感じる場所はありませんでした。会話の間だとかシーンの切り替えの間はきっちりと取れていたと思います。内容の方もお2人の演技はさすがの安定さでしたし、前作同様控えめなBGMやSEでじっくりと演技やストーリーに入り込む事ができました。絡みも長くはないですが想像以上に濃厚だったので良かったです。神谷さんは他のBLCDでも濃厚な絡みをされていますが、小野さんの絡み演技はこの作品が一番エロいと思いました。このお2人のBLCDがまた聴ける日がまた来るとは思っていなかったので制作会社さんには感謝の気持ちでいっぱいです。チャンスがあるのであれば別作品でもまだまだお2人のBLCDを聴ける日がきたらいいなと願っております。 -- 2015-07-29 (水) 23:33:05
  • とても良かったのですが、原作未読でも少し急いでると感じました。もっとじっくりゆっくり掘り下げてほしいと思ったシーンがありました。原作未読なので元からこうなのかはわかりませんが、余村がまた心の声が聞こえるようになるんじゃないかと恐怖するドキドキ感など、もっと時間とって欲しかったと個人的には思いました。演者さんは素晴らしかったです。神谷さんはどこまで進化されるのでしょうか!?大変色っぽかったです。昔神谷さんの受声が苦手だった方も、今のお声を聞いていただきたいですね。臨場感があります あと小野さん神谷さんお二方ともおしゃぶりがとてもお上手でした! 自前SE有難うございます。ご馳走様でした。美味しかったです -- 2015-07-30 (木) 10:32:02
  • 原作既読。 確かに最初は物語の進行や濡れ場のペースが少し速いかなとは感じました。 小野さん演じる長谷部の朴訥感。それでいてにじみ出る余村への想いの深さと濃さ。 長谷部を想う気持ちの男前さと、濡れ場の色っぽさが違和感なく余村の中に同居している神谷さんの演技力。 ラストの泣きシーン、そして中盤、余村が不安定になるシーンなどではこちらの胸を掴まれました。特に神谷さんの何気ないシーンでも繊細な息遣いによる細やかな感情の表現には何度聴いても飽きません。(もちろんエロもw) 当然、小説を読んで自分がイメージする人物像とは異なるのに、「言ノ葉~」の世界は原作が見事に音で作り上げられている。そんな1枚だと思いました。 フリートークが収録されなかったのは非常に残念ですが、読後感ならぬ聴き終えた後の作品の余韻にじっくりと浸れるひと時は、より一層作品を堪能できる贅沢な時間だと思います。 -- 2015-07-30 (木) 11:06:58
  • 原作読んでません。丁寧に作られているなと思いました。ですが、神谷さんの声がときどき、なんていうんだろう、感情がこもってないというか雑に聞こえてしまうところがあったので、そこがとても残念でした。小野さんの声は優しくてとてもよいですね! -- 2015-07-31 (金) 00:50:12
  • 確かに、じっくりと聴きたかった感は否めない。長谷部の妹に二人の関係を認めてもらう大切な所なので。それでも、互いを強く想いあう気持ちは十分伝わってくる。スキンシップも結構あったと思う。そして何よりこの二人をまた聴けたという事に感謝。あと関係ないけど、昼飯の弁当ラーメンのくだり、カップ麺でよくね?とオモイマシタっ -- 2015-08-01 (土) 10:13:50
  • 原作既読。本人たちは既にできあがってる後の地味な話でもあるので、ここから新規で入ってくる方々のことも考えると1枚でいいのだろうと思います。ただ原作ファンからすると、一方のゆらぎない思い、とかBLでは捨て置かれることが多い外からのプレッシャーからの自分が堕ちていって留まる感じ、などが声優さんによって繊細に表現されているので、あくまでも原作を追っている者からの立場ですが、2枚組でも良かったのかなと思いました。妹さんを含めた声優の皆さんが本来とりあげなくてもいい細かいところまで拾って丁寧に音にされているのを感じたので。 -- 2015-08-01 (土) 10:27:32
  • 原作既読。1枚にこの内容をまとめるのはやはり色々物足りないというのが正直な所ですが、それも1つの作品として重要な内容が凝縮されていて演出や演者さんの演技等全てが言ノ葉シリーズとして申し分なかったからこそこれでボリュームもあればなぁと思ってしまうといった感じです。原作読んでるとここももっと入れて欲しい、あれも外せないみたいに欲張りになってしまって1枚でこれは無理だと分かってはいたのですが。妹を演じる方もすごいイメージ通りで、メインの二人は勿論なのですが、改めてこのシリーズを全通しで聴き世界に浸っていました。初期に比べると長谷部も不愛想は相変わらずですが優しいだけじゃなく積極的になって、余村は儚げで淡々としている雰囲気は残しつつも(心の声が聞こえるせいで当時は心を閉ざしがちだったので)元々の性格は消極的ではなかったんだろうなと感じさせられる部分が出てきたり、意外と恋人に甘い、情熱的という一面がCDでもチラチラ感じられてきて通しで聴くのオススメです。 濡れ場も大幅カットですが(原作が長いので)要所要所入っていて1枚な分リピート回数は増えそうです。大好きな作品にお二人がまた出てくれたというのが本当に嬉しかったです。ポイント交換商品も楽しみでなりません。 -- 2015-08-01 (土) 17:58:39
  • トラック4のフラッシュバックからはじまる神谷さんの演技が流石です。他の方も書かれていましたが、細かい演技が素晴らしいので、何度でも聞き返したくなりますね。長谷部はキャラクターが不器用な性格なので、小野さんもとても良かったです。夢の中の長谷部の冷たい演技とのギャップを聞けて嬉しかったです。原作未読なので、あまり詰め込み感は感じず入り込めました。確かに山場が終えた後の日常の一部なので、二枚組みだと逆にだれてしまう懸念があったのかもしれませんね。個人的にはお二人の声を長く聞きたかったですが、とても良作だと思いました。絡みも、萎えがちな変な台詞もなく、でも会話はとても心があって、徐々に高まる演技にドキドキしました。ピロートークからのラストはうっかり泣かされます… -- 2015-08-02 (日) 20:29:25
  • 原作未読。シリーズのファンでこの作品を聴く前に前作を全部聴き直しました。そして便り・・相変わらずのBGMがとても懐かしくて、6月の付録の時もそうでしたが、そのBGMだけで泣きそうになりました。特に最終トラックの最後の部分でようやく、このタイトルの意味が分かり、やっぱいいなって感動しました。原作を読んでないので何とも言えませんが「からみ多いな」と思ってしまいました。長さではなく回数的に。数えてはいませんが1トラックに1回は必ずあるような。勿論嬉しいですが、声優のお二人に「やっぱりBLってハアハア言わなきゃだし、体的に疲れるな」と思われて、余計来てくれなくなったらどうしようという気持ちもあったりなかったり。皆様のコメントを拝読させて頂きましたが、これでもカットされたようですね。自分はからみよりはストーリの方が聞きたかったので、ほんの少し残念でした。ものすごく残念なのはフリートークの不在です。お金を払ってでも手に入れたいです(泣)。制作側の方々本当にありがとうございました。今後とも心に残れるような素敵な作品を宜しくお願い致します。 -- 2015-08-03 (月) 12:04:03
  • 原作既読です。確かに聞いていると「ん?もうこのシーン?」て言う感じで展開が早いような気はしました。けど、原作を読み返すとそこまではしょられてる!という気持ちにならなかったので、脚本の方(?)が苦心なさったんだろうなと思いました。メインお二人の演技はさすがです。余村の優しくそっとしゃべる声音に両思いの甘さがプラスされて明るさが感じられたり、感情の見えない長谷部の口調ににじみ出る愛しさ、優しさがリアルで二人の会話は聞いていて心地いいです。果奈ちゃんはこういうCDにしては貴重な共感できる女性キャラで、二人の関係を知った時、余村と話し合う時、泣きながら本音を吐露する時、どれもとても胸に来るものがありました。BLCDで女性キャラの演技に感動したのは初めてかもしれません。それも声優さんの素晴らしい演技と、このお話の土台あってこそかなと…。最終トラックの余村にも泣かされました。ここを聞いてしまうと、原作の最終話とも言える「言ノ葉ノ誓い」まで音声化してほしかったなーなんて欲がでてしまいました(笑)素敵なCDを作ってくださった製作陣の皆様に感謝です。 -- 2015-08-03 (月) 13:46:55
  • とにかく花からのファンなので待ちわびた一枚でした。便りの原作は読まずに聴いてみましたが、違和感なくしっかりと話に入っていくことが出来ました。シリアスだという風には聞いていたのですが、原作未読で聞きましたが、とにかく最高でした。そうそう、これが言ノ葉だよね!と感じるお馴染みのBGM。に加え、神谷さん小野さんだけでなく、店長やかなちゃんの声や演技がいい意味で変わらずにそこにはあったことに感激でした。花に比べればさすが両思いだね、という感じに甘かったです。長谷部も随分感情を自分から出すようになったなぁと思いました。小説Dear+の付録を聞いた時は演技が変わってる?なんて思いましたが、こちらのCDでは完璧に戻っていました。個人的に包丁を置かせるセリフにやられました。買って損は無いですよ。 -- 2015-09-04 (金) 00:19:47