117系

Last-modified: 2024-03-27 (水) 10:43:09

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117系とは国鉄が製造しJR西日本が所有している直流近郊型電車

概要

京阪神地区の新快速には1972年から山陽新幹線の開業で余剰になった直流急行型電車153系が使用されていたが急行型で製造初年が1958年と古くデッキを備えていたためラッシュ時の遅延や乗客の積み残しが多発していた
117系はこれらの課題を解決るために設計され客室設備は北九州に投入されたキハ66 67形を基本とし急行型を上回る設備水準が構想され、それまで一貫して車両の標準化を推進してきた国鉄が地域の事情に応じて設計、製造した嚆矢となっている。
愛称は「シティライナー」東海地区に導入された当形式には「東海ライナー」という愛称が付けられた

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塗装はクリーム1号を基本としぶどう1号のラインが窓下に入る構成になっている
この二色塗装はかつて関西で運転されていた52系電車や80系電車の塗装に類似している

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座席は一部固定の転換クロスシートでつり革は一切設置されず妻面の化粧板は木目調に仕上げ蛍光灯には乳白色のカバーが取り付けられ近郊型車両としては破格の高級感を出している

番台別解説

0番台

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1979年から製造された基本番台
9/12に第一編成が川崎重工業から落成し第二編成以降も1980年から落成した
1982年には名古屋地区向けの編成も落成した

100・200番台

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国鉄分割民営化前の1986年11月1日に実施されたダイヤ改正で登場した車両
0番台とは

  • デッドスペースを減らして扉周りの立ち席スペースの拡大
  • 側窓を2列一組のパランサー付き一段下降式に変更
  • 乗務員室仕切窓の拡大、イメージアップのために客室の配色を変更
  • 車体裾部にステンレスを使用し錆防止
  • 前面ガラスのワイパー電動化、ウィンドウウォッシャー新設
  • 台車をDT50CとTR235Bへ変更、それに伴い床面の引き下げ
  • 電動車ユニット間の連結器を棒連結器に変更
  • 座席をセミバケットタイプへ変更
  • 冷房装置をAU75Eへ変更

当番台は京阪神地区に6両3編成、名古屋地区に先頭車18両が製造された

300番台

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国鉄分割民営化後にJR西日本が改造した編成で改造内容は

  • 乗降扉付近の転換クロスシート三列を撤去しロングシート化
  • ブレーキに応荷重装置を追加

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福知山線の塗装は185系に似ている
現在は琵琶湖線や草津線、湖西線に転属している
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300番台の車内↑
転属の際緑一色の塗装になった

7000番台

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新たに運転開始する寝台特急「WEST EXPRESS銀河」用の車両として300番台のT2編成を改造して登場した車両
デザインはえちごトキめきリゾート雪月花の設計、プロデュース、中村駅のリノベーションを手掛けたデザイナーの川西康之が担当した

廃車

現在、JR東海車は全車両廃車済みで元T1編成のクハ117-30がリニア鉄道館で保存されている
JR西日本車は2015年から廃車が開始、2019年3月のダイヤ改正で和歌山、2023年4月1日で京都、岡山地区でも227系Uraraの導入に合わせて2023年7月21日で定期運用が消滅し廃車。
残りは115系3500番台へ改造された車両とWEST EXPRESS銀河用M117編成のみとなる

他の塗装

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和歌山地区色、現在は不使用

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岡山色、いわゆる末期色

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快速「サンライナー」で使われている塗装

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JR東海色、白を基本としオレンジの帯を巻いている

カオスバトルでの技一覧

MT54モーター
警笛
コンプレッサー*1

コメント欄

  • 117系といえば、ふゆゆー・ゆゆてー・つつの人だよねww -- 2022-09-11 (日) 19:45:59

*1 ふゆてつオリジナル