基礎編/変数

Last-modified: 2020-05-25 (月) 16:29:10

変数(valiable)

まずは次のコードを実際に自分で書き写して、コンパイルして、(コマンドプロンプトで)実行して見てください。

using System;
class Person
{
 static void Main()
 {
  Console.WriteLine("名前:Hamada");
 }
}

すると、以下のようにコマンドプロンプトに「名前:Hamada」という文字が表示されます。

Program.cs
これは「Console.WriteLine」という、文字を表示させる処理を使って行っています。これを使って、ほかにもいろいろ表示させてみます。

using System;
class Person
{
 static void Main()
 {
  Console.WriteLine(" 名前:Hamada");
  Console.WriteLine("血液型:B+");
  Console.WriteLine(" 身長:175");
  Console.WriteLine(" 胸囲:104");
  Console.WriteLine("  親:Hamada");
 }
}

Program.cs
適当な自己紹介をしてみました。しかし、ここで見て欲しいのは、「Hamada」という表示が2か所あることです。

 

プログラムには変数(variable)という仕組みがあります。この変数を使うことで少し便利に書くことができます。
変数は、例えて言うと、何かを入れたり、出したりするためのです。この箱には、文字や数字を入れることができます。
今回は、「Hamada」という文字を箱(変数)にいれてみたいと思います。実際には以下のように書きます。

using System;
class Person
{
 static void Main()
 {
  string s;             //変数「s」を「宣言」
         s = "Hamada";   //変数「s」に「Hamada」を「代入」
                         //string s = "Hamada";と書いても良い
  Console.WriteLine(" 名前:" + s );
  Console.WriteLine("血液型:B+");
  Console.WriteLine(" 身長:175");
  Console.WriteLine(" 胸囲:104");
  Console.WriteLine("  親:" + s );
 }
}

※実行結果は同じなので画像は省略
変数を使うには、変数の宣言と代入が必要です。それぞれ、次のように行います。

変数の宣言(declaration)

[型名] [変数名];

変数への代入(assignment)

[変数名] = [代入する値];

この「宣言」と「代入」は以下のように書くことで、同時にすることができます。これを初期化と言います。
変数の初期化(initialization)

[型名] [変数名] = [代入する値];

識別子(identifier)

C#では変数名などを自由につけることができます。これを識別子(identifier)と言います。
しかし、以下のルールに従う必要があります。

  • 先頭の文字は「文字」もしくは「_」で始まる事。数字はNG。
  • あらかじめC#で予約しているキーワードではない事。例えば「class」や「string」など。

まとめ

  • 変数は文字や数字を出し入れする箱。
  • 変数は宣言と代入することで使える。
  • 変数名などはルールに従えば自由につけられる。