遠い未来のこと。
かつて人間が持っていた魂の最後の名残として、ロボットだけが感覚を持つものとして残っていました。
しかし、人類は滅んだわけではありませんでした。
こうしたロボットたちに記憶を転送できるテクノロジーが、その空間には限りはあるものの、
新しい記憶が古い記憶を徐々に置き換えていくのです。
人間の記憶に残る感情が薄れてなくなることがないように、ロボットたちはその感情を音楽に変換し、Cytusと呼ばれた場所に保存し始めました。
彼らは、音楽を用いて人間の感情を体験することで、それぞれの魂の存在を夢見ているのです……。