Dev Diary #2 - 1946

Last-modified: 2022-08-13 (土) 15:56:01

下記はDev Diary #2 - 1946の日本語訳です。
誤訳等ありましたら更新をお願いします。


こんにちは!

要約(What's happening / TLDR):開発日記は発売予定であるストラテジーゲームEspiocracyの詳細を紹介します。最初の開発日記?から追いつくことができ、より詳しい情報はSteamページから探すことができます。

1946年はEspiocracyにおいて最初の年です。第二次世界大戦がちょうど終わり、2つの超大国 -アメリカとソ連- の関係が悪化し始めているときです。

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転記:1945年6月から1946年6月まで、世界では原子爆弾の投下やトルーマン大統領によるソ連への敵視、ケナンの長文電報、チャーチル大統領による「鉄のカーテン」のスピーチ、アラン・ナン・メイの逮捕、チェコ・スロバキアにおける共産党が勝利を収めた選挙、イタリアで民主党が勝利した合憲的な国民投票がありました。

強大な敵の敗北後、前の同盟の運命はすでに決まっています。しかしながら冷戦の始まりは通常おおよそ1947年なので、私達が知る形の冷戦へとつながる出来事はまだ起こるはずです。この最初の一日の交流はEspiocracyにおける楽しさの決定的要素です。チェコスロバキアの選挙やイタリアの国民投票の結果を変え、その地域のさらなる歴史の流れを変えることを想像してみてください。

Simulation (シミュレーション)

1946年はEspiocracyのシミュレーションデザインの基本です。冷戦に不可欠なプロセスの殆どはすでに動き出しています。さらに、多くの歴史改変SFのアプローチは第二次世界大戦から近い時期であることによってうまく表現されています。

このゲームでは1946年1月1日から、下記の歴史プロセスをシミュレートします。

  • 職業
  • 内戦
  • 審理と捜査(原文:Trials and hunts)
  • 政府形態の変更
  • 新しい国家、分断と統一
  • 人口の大移動
  • 核爆弾と原子力発電につながる核研究
  • ミサイル開発と宇宙開発競争
  • 技術の進歩

それらの多くで専用の開発日記を用意します。言うまでもなく、それらはすべてプレイヤーの影響下にあります

Berlin Station (ベルリン局)

Espiocracyの基盤における、1946年の魅力的な資料があります。それはベルリンの諜報局の初期の活動についての90ページにも及ぶCIAのレポートで、著者は1946年1月から局を管理していました。

ベルリンは冷戦における特別な場所で、よくスパイの首都と呼ばれました。その初期においてはより特別で、戦後の荒廃した期間、比較的自由な動き、そして共産主義者とリベラル系政党の対立などがありました。この環境下において、秘密工作はかなり重要ですし、実際にそうでした!この一節を見てください... ソ連のウラン鉱脈に対するアメリカの妨害工作です。

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転記:ロシア領土のどこであろうとターゲットを捕捉し、ほぼ瞬時にエージェントを派遣してそれをカバーできることには一定の評価をしています。おそらくこのタイプの典型的なオペレーションはルートヴィヒスルストにおける大量のウラン塩(uranium salts)貯蔵庫の監視であり、マンハッタン計画を成し遂げるために実施されました。我々は意のままに倉庫に人を送り込むことができ、遠くから我々は白革のなめしに使うことで、危険な塩類が取り除かれるのを満足して眺めました。

東ドイツにおけるスパイネットワークに関するこの印象的な断片もあります。

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転記:究極的なモラル、そしてそれは痛ましいものですが、オペレーションを成功させ生産的なものにするためには、最終的に廃棄と精算に多大な支出を払われなければいけないようです。そのため、1947年のFRオペレーションに影響を与えたおそらくいちばん重要で高額な出来事はハイデルベルグでの処理部隊を組織することでした。彼らの責任は重大なもので、彼らは怒鳴り声や暴動が静まったあとの長い間でも憂鬱な頭痛と苦しむことになるからです。

上記のスクリーンショットはEspiocracyにおける最初のゲームプレイ、主要なオペレーションの一部です。究極的には、局のレポートは下記のようなゲームプレイ(通常のスパイ活動)にフォーカスします。

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転記:最初にフランクフルトが要求し、その時ワシントンが必要としたのは、軍事情報、特にソ連軍の軍事命令を他の我々のオペレーションにどんなコストを払っても最重要事項に引き上げることでした。もちろん、我々の有益なオペレーションへの影響は広範囲に及び、いくつかの点でそれは悲惨的なものでした。

機密指定を解除した数字がそれらの活動の規模を物語っています。27-40人ほどの雇用者、200-500ほどの諜報月報、最大125の統制下のエージェントがいました。加えて赤軍でのスパイ活動とともに、局はドイツ警察、ベルリンにあるソビエトの報道機関、地方の行政機関に潜入しました。著者たちはそれらの行動の背景にある興味深い理由に言及しています。ナチズム活動の復活がないように保証するためやジャーナリストに偽装したソビエトの諜報部門に対抗するためなどです。

とりわけ、アメリカのベルリン局の早期活動においては、1946年の時点で諜報機関の見通しから冷戦のために準備のすることがたくさんあったことを直接的に証明しています。

Final Remarks(最後の備考)

現在、たった1つのスターティングポイントとして1946年がEspiocracyで予定されています。ゲームは少なくとも冷戦全体(1990年まで)をカバーする予定ですが、最終的なゴールは去年(2020年)までの歴史を包括することです。

開発日記の終わりの短い逸話:最初の完全に遊べるプロトタイプの一つは最近の2021年に作られましたが、歴史シナリオのアップグレードのあとで、諜報機関は過去に設定するほうが楽しいことを発見しました。Google Play Storeでよく探せば、もしかしたらこのプロトタイプを見つけられるかもしれません:)

もしEspiocracyをウィッシュリストに入れてないのなら考えてみてください。

Steam

そして、Espiocracyの小さなコミュニティーも発足しました。

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Photo credit: Bundesarchiv, Bild 183-S74639 / CC-BY-SA 3.0

"Developing sphere of usefulness and prestige, while maintaining the passion for anonymity" - chief of CIA's Berlin station about his task

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