Dev Diary #4 - Populations

Last-modified: 2022-08-22 (月) 17:34:29

下記はDev Diary #4 - Populationsの日本語訳です。
誤訳等ありましたら更新をお願いします。


やあ!

前回の開発日記Views & Ideologiesのあと、本日は信念*1の保持者、「住人」について軽く話したいと思います。

Espiocracyにおいて、庶民は歴史シミュレートのバックボーンを形成します。住人の表現は移住、衝突、非植民地化などの冷戦のプロセスに合わせたものです。ゲームにおける大衆の役目は2つの単語にまとめると政治的影響(political impact)です。

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転記:国内の住人はビューやパラメータを持つ民族集団の地図上の分布により描写されます。住人は選挙や運動、影響のある人物、衝突への参加といった歴史を紡ぎます。住人はプロパガンダや1946年以前の歴史、危機、衝突、ポリシー、移住に影響されます。

Population Distribution (住人の分布)

他のグランドストラテジーゲームでよく知られる「プロヴィンス」の考え方の代わりに、Espiocracyでは区域ベースの表現を提案します。現在、50*50km四方のセルの人口グリッドを採用しています。

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転記:チェコ・スロバキアは濃度が異なる青い影で塗られた19のセルで覆われており、濃度は住人の密度に対応しています。

すべてのセル(古典的な地形ステータスに加えて、歴史や経済を表現する)はある風習をもつ人々の人口を含みます。それは国内の衝突などについてかなり細かいゲームプレイを可能にします。同じエリアでの民族の敵意、内戦やそれらの相互作用、独立のための地方全体での分離主義者の運動などです。同時に、セルは国際的な衝突(核戦争や "密集して脆弱なアメリカ "と "広大で標的になりにくいソ連 "の有名な比較に至るまで)も発生させます。(わかりにくいかもしれませんが、セルは住人の表現のみに使われるので、国境線は正方形ではありません!)

最も人口の多い場所(首都、集積地域*2、産業地帯)は住人センターの特殊なステータスを持っています。最初真っ先に、諜報作戦の場所としてそれらの場所を定義し、同じ国の中で異なる環境を提供します(例えば、西ドイツのフランクフルトと比較した西ベルリン)。さらに、それらは衝突の中で重要な役割をはたします。内戦によるそれらの占領は重大なイベントになりえ、核を使用しない戦争におけるその損失も同様に重要です(もう一度西ベルリンに言及すると、ゲームは領土を占領するための重要な理由をソビエトに提供します)。そして、相互的な破壊では確実にこれらの場所をターゲットにするでしょう。さらに、住人センターは移住に関しても重要な役割をはたします。移住は内部的なもの(都会化プロセス)と外部的なもの(田舎からのニューヨークやパリへの海外移民、大きな街の国際化の促進)の両方です。

Population Groups (住人のグループ)

住人を種類分けするのに様々な方法があります。職業、財産、宗教などです。Espiocracyは住人を民族によって分割します(通常よりもより広く解釈され、一定の地方の中の宗教を含みます)。

民族のグループはいくつかの先天的なパラメータを持ちます。それらは場所や分布の量によって特徴づけられ、1946年の始まりの日や進行中のシミュレートによって決定されます。さらに、それらは社会的近接度のマトリクスで比較されます。ある2つのグループは、歴史、言語、文化の観点でどのくらい近いのか要約するための一つの値を持ちます。一方で、それはスパイ活動を重視したゲームプレイにデザインされます(アメリカがロシアでスパイするという古いジョークのように)。また、それは国家命令の差別、内紛、同化政策、そして非植民地化を援助します。

Activity (行動)

住人は不安のパラメータを一切持ちません。そのかわり、彼らの不満は根本的にビューによって表現されます。しかし、もし住人が世界の自由主義陣営に生きているとして、選挙なしにどのようにして彼らはビューを政治的影響へと変換するのでしょうか?

住人の行動は行動的な実体へと昇華され、影響力のあるアクターと呼ばれます。アクターは明確な目標や予定、可能な行動、そしてその名の通り、実際の影響力を持つことができます。住人の状況・環境において、影響力のあるアクターは下記のようになり得ます。

  • 運動家(campaigners)
  • 運動家(movements)
  • 労働組合
  • テロ部隊
  • ゲリラ部隊
  • 政治的指導者

それらの全ては直接住人から出てきます。特に、危機や衝突のときにです。これはゲームプレイの上で最も重要です。影響力のあるアクターは真にEspiocrasyのコアであり、シミュレーションに依存するものにおいて、そしてプレイヤーが絶えず相互作用するものとともに、最も中心の要素です。そして専用の開発日記が一つ以上は作成されます。

選挙の話に戻ると、政党は同様に影響力のあるアクターです。住人による彼らの支持は主に選挙によって実現されますが、独裁政治でも政治的に活発となります。例として、禁止したイデオロギーや政党は水面下で機能しえます。影響力のあるアクターの特殊なケースとしての政党の詳細は、また別の開発日記でお待ち下さい。

Final remarks (最後の備考)

次の開発日記は"Political parties"です。

もしEspiocracyをウィッシュリストに入れてないのなら考えてみてください。

Steam

そして、Espiocracyの小さなコミュニティーも発足しました。

Discord

"The liberal reward of labour, as it is to the effect of increasing wealth, so it is the cause of increasing population" - Adam Smith in The Wealth of Nations

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*1 原文はbeliefs
*2 原文はaglomerations