FF3
FC版FF3の内部データにのみ存在し、通常のゲームプレイでは出会うことのできなかった没モンスターの一種。(デバッグ用テストキャラではない)
といえばそれまでだが、
- FC版当時、攻略本での記載もなかった(一部の没モンスターは記載されていた)
- 後年、DS版においても復活しなかった（↑の記載あり没モンスターは復活した)
という「真の幻モンスター｣の一群に属し、その中でも唯一こいつだけが
FFオリジナル命名のモンスターであり、しかしながら他のFF作品に全く復活採用されていない
という扱いを受けている。
このような没モンスターは、恐らく他のFF作品にも存在しないだろう（テストキャラは除く）。
その悲劇的な境遇と対照的に、ハイセンスな名前、そして三色ドラゴンと同じ荘厳なグラフィック
から、一部の(コアな)FF3ファンにとっては今も強く印象に残っている存在。
将来、このページの下のほうに、「新作品で奇跡の復活を遂げた」という記事が追加されることが
楽しみなモンスターである…と、かすかな希望を以って記しておく。
データでは、グラフィックのカラーパレットが設定されていない。
このため、ゲーム画像データサイトなどでは、管理者独自の彩色で掲載されるようだ。
terrible(恐ろしい)というが、データ上は特に強い設定ではなかった。
ダークジェネラルとかなり近いパラメータである。
上記のように隠されたデータ上だけの存在であり、長らく公式で触れられなかったわけだが、
2012年末に25thメモリアルアルティマニアで公開された「FF3のモンスターリスト(企画段階)」の中に
テリブルドラゴンの名前が入っていた。公式資料でこの名称が明記されたのは、恐らくこれが初めて。
レッドドラゴンの別名らしき扱いで、クリスタルタワーでの「5匹の魔竜」に相当する場面では、当初
7匹のレッドドラゴンが同時に襲ってくるという、かなり無茶な中ボス戦が提案されていたことがわかる。