FF零式
朱雀軍の保有する飛空艇の一つ。
朱雀軍飛空艇の中でもっとも標準的とされる形式で、0組の作戦時にもその姿を見かけることは多い。
第五章『ジュデッカ会戦』では、ミッション開始時に搭乗している「アキシモ」や、氷結した雲上に墜落した「ユウグモ」はキサラギ級飛空艇である。
各要目は以下の通り。
- 全長:147m
- 全幅:33m
- 排水量:6260t
- 武装:連射砲14基
- 最大速度:時速383km
- 巡航速度:時速157km
飛空艇はオリエンス全土を戦闘圏内にする朱雀軍にとっては必要不可欠なものであり、魔力をエネルギーとする魔導機関により実用化された。
もっとも皇国の飛空艇と違い、あくまで移動用のものであり、サイズは小さめで武装も少ない。
- ただし、そのような武装であっても地上の敵の制圧やほとんどの魔導アーマーには圧倒的に強い。
その分小回りは効き、皇国軍飛空艇に対して最大速度・巡航速度ともに勝っている。
名前の由来は大日本帝国海軍の駆逐艦、睦月型駆逐艦2番艦「如月」。
睦月(陰暦の1月)型で2番目に建造されたため、陰暦2月を指す「如月」から名前が取られた。
キサラギ級飛空艇として作中に登場する「アキシモ」と「ユウグモ」も同様に日本海軍の軍艦が由来。
「アキシモ」は夕雲型駆逐艦18番艦「秋霜」から。
「ユウグモ」は夕雲型駆逐艦 1番艦「夕雲」から。
ちなみにより旧式の駆逐艦「疾風」に続き、開戦してわずか3日で沈没したとても縁起の悪い船である。アメリカ軍の戦闘機の銃撃により魚雷発射管に被弾、魚雷の誘爆(内燃機関の発火によるもの?)で爆沈し、生存者なしという凄惨な有様であった。