怪文書

Last-modified: 2023-09-20 (ć°´) 11:01:09

ドクターの好きな怪文書を投稿する倉庫ディピ
直球エロは物理的に頃されるから注意されたい

多かったらキャラ個別に新規ページを作ることも検討する

先鋒

┣リード?

曇らせ邪竜討伐

――ドクター、私の書いた物語を読んでくれない?
いつもの秘書任務での事務仕事で見慣れた細く綺麗な字で綴られたそれは物悲しく救いがないもので、まるで彼女の暗い心を映しているように感じ、読み終わる頃には耐え切れずにリードの身体を抱き締めていた。
「ドクター、どうだった?」
「すまないリード、私には刺激が強過ぎたようだ」
自分は水辺の葦のようなどうなってもいい存在という、いつか聞いた言葉を思い出す。ようやく、私が無意識の内に彼女を気にかける理由がわかった気がした。
「君は全ての命には価値がないと言うけれど、私はそうは思いたくない」
自らの指揮で命を奪った、名も知らない誰かが私を見つめる。私を助けるために散っていった、顔も知らない誰かを想う。この手から零れ落ちた、氷の華の感触を思い出す。
「だからもう、自分も、他の誰かの命も軽んじないでくれ。私はもう、誰にも傷ついてほしくないし、君には笑っていてほしいんだ」
詳しく事情を知りもしない、断片だけを知っている彼女と自分を重ねるなんて身勝手で浅はかな願望なのだろう。それでも、口にせずにはいられなかった。
「分かった。キミがそう言うのなら、そうする……」
俯きながら答える、細く、熱を帯びた身体を強く抱き寄せる。
君の心に平穏を与える――目覚めたばかりの空っぽだった私に、目的というものが生まれた気がした。

特権

昨夜読んでくれた詩のお陰で、君は今日も憂鬱そうにしている
本当はそうじゃない物語も書けるのだけれど……そうしてしまうと、君は……
「リードはもっと暖かいお話を書いてくれないの……?」
真剣に物語に没頭してくれる君は、私の創作物で本物の涙を見せてくれる
きっと暖かい物語を書いたなら、君は小鳥のように喜んで、そうして……
「……これは、皆には見せられないね」
俯く君が執務机の一番下の引出しに、新しいノートを仕舞うのを見る
そうして積み重なっていく私と君の秘密の物語は枷となって
自由に飛ぶ君を縛ってくれるだろうか
私は秘書の仕事の傍らで君の涙に手を伸ばす
こうして君を慰めてあげられる特権を、今は手放す気は無いんだ

独り占め

リードが書く文章は綺麗だけれど、いつも決まって最後は悲劇で締めくくられる
すごいと思うのはそのエンディングが一辺倒にならずに、いつも違う結末を迎えることに私は驚かされた
「ドクター…… 今度のは、どうだった?」
酷く消耗する読後感に私は執務室のソファにぐったりと背を預けて天を仰ぐ。 面白かった、とは言えない
やはり今回も悲劇的な結末だったからだ
「……ドクター? ごめんなさい。 また、涙を……」
リードの気遣うような言葉に、私は自分が涙を流していることにようやく気がつく
彼女の内側にはどれだけ深く、濃い闇が今も燻っているのだろう。 それを取り除く事は出来るのだろうか
私の思考とは裏腹に、リードはうっすらと笑みを浮かべて、温かい紅茶を淹れてくれた
「君が落ち着くまで、ここには誰も入れない…… だから安心して? 君は私が守るよ……」
優しい言葉と涙を拭ってくれる暖かな指先に、私の心は安堵を覚えた。 けれど、きっと彼女の闇は……

┣グラニ?

家族

──初めて任務に参加した日から今日まで、この槍が何度も私に立ち上がる力をくれた。この子を手に握ると、みんなの夢を守る勇気が溢れ出てくるんだ。

 

 ドクターにああ言ったのは確か、あたしが二回目の昇進を果たした時だったっけ。今はもう槍を振るうことはなくなったけど、暇を見つけては手入れは欠かしていない。昔みたいに自分の両脚に力を入れることができたなら、この槍を振るってドクターやロドスのみんな、それに娘の未来や夢を守るために戦場に立っていたんだろうなと何度も思う。

 

「ママ、こう?」
「もっと踏ん張って! そんな軽い槍じゃ誰も守れないよ!」
 あたしとドクターの愛娘はロドスの誰に聞いたのか、あたしが昔オペレーターとして戦っていたころの作戦記録を見てからというもの、こうしてお手製の紙で作った槍を作ってはあたしに訓練をせがんでくる。本当ならあたしはこの娘には戦ってほしくはないんだけど、それでも頼まれたら断れないのは甘すぎるかな。
「やぁっ! たぁっ!」
「腕だけで振ったらダメだよ!」
 ぶんぶんと振り回すだけの姿はとっても可愛くてまだまだ見たくなる。けれど、あたしに教えを乞うてきたからには、心を鬼にしないとね。もし、もしだけど──この娘があたしのように戦場に立つことがあるなら、きちんと身を守れるように、守りたいと願った人を守れるように。
 滴水村での依頼や、ドクターとともに戦ってこれたのも、あたしとずっと一緒にいた槍や技術のおかげだから。そんなあたしの血が流れているこの娘が槍に興味を持つのは当然だったのかも。
 あぁ、でもそれなら。うん、やっぱりあたしの脚が無事だったらもっと、娘の隣で一緒に教えられたのになと思ってしまう。
「ははっ、またやってるのか?」
「ドクター! もうお仕事は大丈夫?」
「スカジに怒られたからな、早く片付けて家族と一緒にいろって」
 そう言って手にかかげた箱を差し出してくるから、受け取ると匂いで気付く。これってもしかして。
「アップルパイ、最近食べてなかったし」
「ふふっ、確かにアップルパイは好きだけど、ドクターと一緒に食べるようになってから、好きになったんだ」
 ドクターと一緒に戦いから帰ってきた時、置いてあったアップルパイが美味しそうで、お腹が空いてた時に我慢できずにドクターと食べたアップルパイはとっても美味しくて。その時はこんなに美味しいアップルパイがあるんだって感動したんだけど、その後一人で食べたそれは美味しかったけど物足りなかった。だけど、またドクターと一緒に食べた時にはすっごく美味しかったから気付いたんだ。あぁ、ドクターと一緒だから美味しいんだって!
 まぁ、その後にそのアップルパイをドクターに焼いてきたオペレーターの人に暫く睨まれていたのは美味しくない思い出なんだけど。
「ママ、早く食べよ!」
「あはは、もうお腹ペコペコかな? それじゃあ手を洗っておいで」
 匂いにつられた娘があたしの腕を引っ張るから、手を洗ってくるように促す。後を追いかけるように歩き出すドクターを呼び止めて、キスをしたらバランスを崩してドクターの方へと倒れ込んでしまった。
「あはは、ごめんね? あの娘の前だとかっこいいグラニでいたいけど、我慢できなかったんだ」
 ドクターに抱きしめられながら、舌をぺろっと出してはにかんで。
 きっとあたしは弱くなっている。だってこんなに無性に甘えたくなっちゃう。ドクターはまだまだ忙しいし、娘だっているのに。まだドクターといっぱいイチャイチャしたいって気持ちが抑えられない。
 本当はもっと甘えたいけど、これ以上甘えていたら娘が戻ってきちゃう。だから──
「続きは夜、ベッドでしようね、ドクター!」

┣ズィマー?

啖呵

「オマエは罪人だ。」
「そうだ。アタシは罪を犯した。」
「ズィマーお姉ちゃん、死んだほうがいいよ」
「ああ、死んだらきっと楽になるだろうな。だけどアタシは自分の罪から逃げたりしない」
「私を逃したのは罪悪感からね。」
「そうだ。それが自分への僅かな慰めになると思い込もうとした。だが今は違う」
「そんなマジになるなよ。ちょっとトチッただけじゃねーか」
「言ったばかりだろう。アタシは逃げない」
「あなたを恨みます」
「それでいい。アタシを恨め。だけどな、アタシはお前に、お前たちのために殉じたりはしない。
アタシのせいで死んでいった連中に、泣いて許しを請いて首をくくったりなんかしない。
聞いてるか、『ソニア』!アタシは生きる。お前ら全員分を背負って、生き抜いてやる!」
目の前のアンナが、いつの間にかアタシになっている。
その目に映る色は失望なのか、嘲笑なのか、それとも恐怖なのかわからない。
その虚無に近い目を、じっと見据える。 相手の目を睨みつけるのは喧嘩の初歩だ。
最初に目を逸らしたほうが負け。至極単純だ。これだけで負かしたヤツも何人もいる。
だけど、何の感情も読み取れないこの目を見つめ続けるのは相当な骨が折れた。
それでもめげずにアタシは『アタシ』の目を覗き続ける。
そうしていると、だんだんもう一人のアタシは透けて行って…
気が付けば、アタシはもう一人のアタシではなくロドス宿舎の天井を見つめていた。
「…………」
胸の奥には微かな吐き気。けれど我慢できる。
この夢から逃れることは、多分一生できない。
けれど、アタシは強くなった。腕っぷし以外でも。
だから、この夢を一生背負って、絶対に大往生してやる。
『ソニア』にそう啖呵を切ったのだから。

┣テンニンカ?

水着

大将軍に水着を渡すと大喜びでその場で着替え始めて慌てて脱ぐのを止めようとするとニヤニヤこっちを見ながら「ドクターそれ本当に止めたいと思ってる?このまま眺めてたいんじゃないのぉ?ホントに止めてるならやめるけどもっかいだけチャンスあげるよ~やめる~?」って言われて戸惑ってるとそれを察した大将軍が改めてレジ袋の裾に手をかけて小さな胸の

前衛

┣フロストリーフ?

風呂ストリーフ

今回は休暇を利用して龍門スーパー銭湯にやってきました!たまには一人で銭湯もいいものだね!
ここは個室の風呂がありゆったりできるのだ!
「あらドクターじゃない!ドクターも銭湯なんて来るのね!」
そこにジュナーと偶然出会った!つまり二人で個室温泉に行くのは必然というわけだね!
というのは全てシナリオの内…だって2人で同時に出かけたら怪しまれるからね…
浴衣の帯がジュナーの豊満な胸を強調させる…それに伴い俺の股間のロドスアイランドもフォルテッシモというわけ
しゅるしゅると浴衣を脱ぎ捨ていざ風呂へ!って水着じゃン!
「だってここはこういう施設じゃないし…混浴風呂は水着着用って書いてあるから…」
まあ?水着でも?いいじゃないか…アークナイツは健全!健全です!
「あ"~…気持ちいいわねぇ…♡」
ウム!程よい温かさにひろーいお風呂…そしてとなりにはいつも重装備なジュナーが肌を晒していてくれる…最高だ!
「でもなんだか寒くない?」
来た時よりも少し冷えてきたような…おかしいな…ん?風呂の中に何かが…
ザバ-ッ!!んお!?なんだ!?…フロストリーフじゃないか!何故ここに!?
「じゃーん…風呂ストリーフだよ…さっきから少し冷えてきてたのは私のアーツのせい…銭湯のチケット発見したから尾行してたらこのザマ…そして目の前には水着で防御ゼロの人たち…覚悟はいい…?ゴミのように惨めに果てろ…!」
こうして銭湯で戦闘になったわけだけど敵うはずもなく2人揃ってお仕置きされましたとさ…トホホ…

┣フリント?

カシャキチさんのフリントマ

唐突だがフリントマをさせてほしい
フリントが加入時に言う部族で一番体格の良い戦士というのは本当で
そもそもフリントのモチーフは鳥の中でも最小と言われるハチドリ
他のリーベリもハチドリモチーフならフリントの144cmでもかなりの大柄という事になるんだ
花が好きなのもハチドリは花の蜜を主食にしてる鳥なのでそこからだね
寝てるドクターの頭を花で飾り付けたりするおちゃめな一面もあるぞ
そしてお茶目と言えばカシャちゃんだけど実はかなりお胸が大きい
おっと嫌らしい妄想は禁止だドクター最低だな死ねよ
その割には警戒心が足りないと思うんだよねカシャちゃん何かあってからじゃどうするんだろう
でもそこがカシャちゃんの良い所だと言えば良い所だから難しいね
なのでフリントはキャラも性能も面白い良前衛なのでぜひ「」クターにはカシャちゃんと一緒に育ててほしい

┣ブレイズ?

ちょっと力こぶが出来た

「そういえばドクター、最近鍛えてるんだって?」
酒の席で突然ブレイズが尋ねてきた。
「ああ、シデロカに色々教えてもらってね。最初はさっぱりだったけど段々と筋肉がついてきたのを実感するよ」
自分に自信を持つ為に身体を鍛える人間がいるとは聞いていたが、実際に体験してみるとその効果は決して馬鹿にできないものだ。
思わず得意げな言い方になってしまい、それを聞いたブレイズはジト目で睨んできた。
「へー…私がトレーニングに誘っても全然乗ってくれないのにシデロカには従うんだ。随分と仲のいいことで」
あからさまに私今拗ねていますという口調。このままにしておくのも気が引けると、ドクターはアルコールの回った頭でなんとかフォローを捻り出す。
「彼女は傭兵としては多くのことを気にかける質だから、雇い主の身体を心配してるだけさ。事実、君とこうして二人で呑むみたいにプライベートを共有するなんてことは全くないんだし」
「じゃあ私が怪しんでるようなことは」
「ないない。それにシデロカは真面目すぎるから、一緒に呑むには楽しさよりも堅苦しさがありそうでねえ…」
「フフッ、色んな人から好かれてる君にしては随分辛辣だね」
ブレイズがジョッキを傾けてビールを飲み干す。一息ついた彼女はすっかり機嫌を直したようで、ドクターは安心に胸をなでおろした。
「で、さっきの話だけどさ、どれくらい筋肉ついたのかな?ほら君っていつも分厚いコート着てるから、変化がわかりにくいでしょ。前に他のオペレーターが君の筋肉の話で盛り上がってたのを見たけど、私としては君を抱えて龍門を駆け回った時のことが記憶に強くてさ」
「うーん…自分でも見た目で気づいた変化といえば、ちょっと力こぶが出来たくらいかな」
袖を捲りあげ、露わになった腕を曲げる。
男性としてはあまりに白い肌。日の光をろくに浴びていないだろうそれに、ブレイズの目がスッと細まる。
「確かにちょっとはついてるけど、私としてはそういう目にみえる部分よりもどれくらい体力がついたのかが気になるのよね。君は現場の指揮官なんだからいざという時に動けるにこしたことはないし」
「確かに私としても体格的な変化よりも体力の向上に重点を置いてるが、それは今すぐに見せられるものではないなあ。大体、ジムとかもこの時間には閉まっているだろう」
大丈夫大丈夫、とブレイズがパンと手を叩いた。
「深夜でも利用できるところが近くにあるから!思い立ったが吉日って諺が極東にもあるし、今から行きましょう!」
「えっちょっと待って今から!?」
伝票を持って立ち上がったブレイズに、ドクターも慌てて追従する。
ドクターが後ろからついてきていることを確認するように一瞬振り向くブレイズ。艶のある流し目と舌で唇を潤す彼女の姿は平素の溌剌としたものとは大きくかけ離れていたが、それを向けられたドクターは気づくことはなかった。

ブチッ

「ブレイズ、見てくれ。鍛えてみたんだが少し男らしくなったと思わないか?」

ドクターは袖をまくり、その色白な細腕を私に見せてくる。その腕はシミひとつなく女の細腕と見間違うようなか細さなのに、
肉付きは僅かながら雄としての力強さが見え隠れする。少年の柔肌とも違う大人としての骨太さを感じさせる。

――――ブチッ

私の中のナニが切れ、思わず寝室でドクターを押し倒していた。倒れ込んだ拍子に私のベッドからドクターの臭いが混ざった香りが私の鼻をくすぐる。
今からこの男に力強さを見せようと片手でドクターの両手を押さえ込み、乱暴に服を脱がせる。ご自慢の腕のところまで脱がせて手錠代わりにしてあげた。これで両手がフリーになった。
彼が何か喚いているが私は聞かない聞こえない。ドクターが悪い。そんなわざわざ襲ってくださいとポーズをする方が悪い、この前も酒の後ご丁寧に「教えて」あげたのにこの朴念仁は覚えてないみたい。
――――あー、そういえば酒飲んで全く覚えてないって言ってたっけ。また丁寧に耳と乳首を舐め回して耳元で囁いて教えてあげなきゃね…ベッドの上ではドクターはただの私の餌だって…♡
一通り遊んであげたらドクターは息も絶え絶えになって目を白黒させている。
右の乳首を舐めながら左の乳首を片手でこねくり回して太ももで軽く彼の竿を擦ってあげるだけでもう女の子みたいにヒィヒィ言っちゃってる。本当に可愛い…♡
少しくらい抵抗しても良いのに、変に動くと私に怪我させると心配してるのか、それでも刺激には耐えられないからか、塩をかけられたナメクジみたいに右に左に逃げようとのたうち回ってるドクター。
乳首が本当にスイッチになったのかってくらい面白いくらい反応してくれる。指も舌も止まらない…もっとその顔を見せて…♡色んな表情を私に見せて…♡
ふるふると力なく首を横に振るドクターの頭を両手で挟んで片方の耳を手で塞いだ後、逆の耳を外から中から舐め回してあげる。
舐める前から真っ赤だった耳がもっと真っ赤になってジンジンしてるのが私から見てもよくわかる。本当に一回私と交わったのかと再確認したくなるくらい無垢でもっと染めたくなっちゃう♡

発情期

今日はなんで珍しく宅飲みなのか~分かるかな~?
それはね~…(ガバツ
今まさに私は発情期真っ只中だからですっ!♡
あぁ…ドクターの汗の匂いたまらないよ…♡
体臭がいい匂いと感じる相手とは相性がいいらしいね…まさにベストコンビってやつ?♡でもこれだとベストカップルかな?まぁいいや(ペロペロ
あぁもういじらしい全部脱がすねっ…へぇ確かにココ最近鍛えてるって言ってたね…うん少し細めだけど筋肉が付いてきてる…♡(ムニムニ
しっかり鍛えると健康にいいし何よりココ♡もっと硬くもっといっぱい出せるようになるみたいだよ♡
あぁ…ダメだもう我慢できないっ♡
ドクターの赤ちゃん産みたくてたまらない♡
生だからね♡今日はどう転がっても生中出し以外はダメだからね♡いくよベストコンビ♡

┣スルト?

輝く街

「どうだ、スルト? 何か思い出せたか」
「いや、ダメだ。この地に私の記憶を紐解く手掛かりはない。とんだ時間の無駄だった」
「……そうか。残念だったな。じゃあ、帰るか」
予想外の耀騎士登場でピークに到達した騎士競技の熱狂もようやく収まってきたカジミエーシュの昼下がり。
記憶を探りたいというスルトの要請で外出したのだが、どうやら無駄足に終わってしまったようだ。
大競技場を後にしようとしたとき、観光客で溢れるゲート周辺に出店していた出店の主がよく通る大声で私たちに声をかけた。
「よお、兄ちゃんたち!カップルかい!?」
スルトが私のコートの裾を掴んで歩を早める。
「おいおい、つれねえなあ!カップル限定アイスクリームサービスするぜ!寄ってってくれよ!」
……スルトの足が止まった。
…………
「いいか。変な勘違いをするな。私はアイスが欲しかっただけだ」
「ああ、わかってるよ。 わかってるが……なぜ裾を離さないんだ?」
相変わらず私のコートの裾から手を離さないスルトは少し俯いて、
「……喧噪は嫌いなんだ。ただでさえ記憶で渦巻いている私の頭を、人の声が余計に揺さぶる。
だから……だから、今は近くにいて欲しい」
私はうなずいて、アイスを頬張るスルトに歩を合わせる。その速度は心なしか、あの出店の主に声をかけられた時より遅く感じる。
「記憶の手掛かりはなかったが……このアイスは美味い。全くの無駄足というわけでもなかったようだ」
「ああ。それはよかった。私も……いい、気分転換になったよ」
「あっそ。……なら、よかった」
企業献金と『ロビー活動』で腐敗しきったカジミエーシュの街並みが、今だけはほんの少し、輝いて見えた。

秘書

「スルト、アレの書類くれ」
「ん」
「…あー…あの人とのアポっていつだっけ」
「来週の火曜。11時から」
「この書類は終わった。次のを回してくれ」
「はいはい。 …あ。ちょっと、ここミスってるんだけど。全く世話の焼ける」
「ああ、すまない。直すよ。 なあ、スルト」
「なに」
「いつもありがとう」
「あったりまえだ。あんた、私がいなければ仕事成り立たないんじゃない?」
「はは…例えばの話だが、もし私がそうだと答えて、君にずっとそばに居て欲しいと言ったならどうする?」
「ふざけろ。 …ま、私の記憶に関する件にケリをつけて、その上であんたがそれに値する人物なら考えてもいいかもしれない」

┣ウィスラッシュ?

与えられたもの

「ごめん。ロドスでも、君の左腕は治せそうにない…」
「や、分かってた事よ?地元でも無理だったからね。」
「………」
「こら、君まで難しい顔しちゃ困るわよ。マリアは結構こういうの聡いから、ね。それに…無くすばかりじゃないわ。かえって気付く事もあるのよ?例えば…人の情とか。」
「…マリア達が君に?」
「そうそう。マーガレットはアーツで治すんだーって剣術だけじゃなくアーツ学も学び出すし、マリアはいつか叔母さんの為にパワード何ちゃら?っての作るって機械いじりにハマるし、ムリナールに至っては競技参加を止めるべきだったって謝り出すし…じゃあ仕事でミスするんじゃないわよ、って話よね…ともかく、左腕が使えなくなって後悔はあっても、それ以上に気付いた物もあるって事。それでも気になるようなら…」
「なら…?」
「私にちょうだいな。君だけが私に与えてくれるものをね。オッケー?」
「うん、オッケー。」
「よし。これでこの話はおしまいよ。はい、仕事よ仕事。オッケーつったんだからバシバシ働いてもらうわよ!」
「そんな…まぁ、いいか…」
まぁ、もう与えてもらってるのよね。
例えばこうして君と一緒にいる時間とか、ね。

┣タチャンカ?

ありがとう、タチャンカ。

この「異世界」にやってきてちょうど150日が経った。
弾薬は残り少なく、最悪なことに食料が底をついた。私達は苦渋の選択を選んだ。
売春。ストリップ。体を、売るのだ。誇りを切り売りして命を繋ぐ。
幸か不幸か、件の作戦の際に私達は一張羅とも言える「エリート装備」を持ってきた。
―――露出度の高いそれはこの異世界の男達を喜ばせるには最適だった。
LORD、タチャンカ、アレクサンドル・セナフィエフ。
私達の中で一番人気は彼だった。砲弾のような艶のある三角筋。
例え防弾着を纏わなくても圧倒的な雄の力強さを見せつける大胸筋。
腹筋は割れてはいないがそれは決して弛んでいるわけではなく、その皮膚は今にも
爆発しそうなくらいに張り詰めている。まるで大木の幹だ。
そんな逞しさの塊である彼が集落の中央で舐めかしく腰を前後させて男達を興奮させる。
訓練中に仲間を鼓舞するために披露した通称タチャンカダンス。
異世界でもそれは実に好評で、オリジニウム?という未知の火薬を詰めたランチャーを
彼が撃つと観客は大喜びで「タチャンカ兄貴のポジ種だぜ!」とそれを浴びにいく。
興奮のあまり、素早いポンプアクションを行った先頭の男が白い散弾を撃ち散らす。
これが補強されていない壁ならば容易く抜かれていたであろうが
彼の胸筋は既に強化↑されている。張り詰められた皮膚のタトゥーに
男汁が飛び散り、パンプしたその肌を滑らかに滑っていく。
「ウ、ゥアーー!!」
聞き慣れた彼の被弾した際の悲鳴が辺りに響き渡る。
その声を聞いた観客たちは興奮のあまり彼に詰め寄っていく。その数五人。
1 VS 5 彼はこの状況のプロだ。取り囲まれて押し倒されるタチャンカ。
周囲興奮は最高潮だ。これで私達は今日も生きていける。ありがとう、タチャンカ。

 

重装

┣アスベストス?

概念

アスベストス概念を語りたい
アスベストスの素質を知ってるね?そう体表粘液だ……つまりアスベストスは常に体の表面がヌルヌルしてるわけだね
アスベストスのコートの内側を知ってるね?そうあれはスパッツのように見えて実はマジで全身タイツなんだ
つまり1日を終えて「またお前を慰めてやらないとダメなのか?」ってうんざりしながらコートとタイツを脱ぐとむわっ…と彼女の濃い体臭が漂って
思わず我慢できずに押し倒すと汗とも粘液とも違うヌルヌルとした体液でお互いの肌が滑りながら触れ合ってアスベストスもいつも間にかこういうのに慣れてしまっていて乳首だとか敏感な部分が擦れると
「ああっくそっ」とか言いながらしっかり感じてみじろぎとかしちゃうんだよ……それで反撃とばかりにその長い舌でドクターの逸物をべろべろと舐め回して呼吸を乱すんだね

夕飯

お前ヒマかよ?

 

ヒマじゃなさそうだな、その書類の山は連日アタシが飲みに誘ったのが原因じゃないからな
……チッ、わかったわかった、そう恨めしそうな顔すんなって、簡単な夕飯くらい作ってやるから
ちょうどアビサルの連中からいいタラコをもらったから
こいつを表面に焦げが浮かぶ程度、そして中はレアな感じで焙ってだな……
お?昼飯の残りの冷や飯か、ならこいつももらってっと……
あとはアタシがつまみにしてる高菜の漬物を適当に刻んで米の上に乗っけて
さっきの焙ったタラコもぶつ切りで乗せる、あとはダシノモトをいれた茶をかけりゃ
……ほれ、高菜とタラコの茶漬けだ、こいつらささっと食えて疲れた内臓にもいいだろうさ
さっさと終わらせろよ?せっかく海の近くに来てるんだから夜の海を眺めながら一杯やるつもりなんだからよ

┣グム>怪文書

┣サリア?

一夜

いつも通りの規則的なノックに返事をし、気が付いた時には既に遅かったようだ。腕と尻尾に絡み付かれ、身動きが取れなくなっていた。
「どうしたんだ、サリア」
返答は、無言。唇を貪られ、舌を差し入れられる。私は最早蛇に睨まれた蛙であり、抵抗など適うはずもない。
時計の針の音と水音だけが響く中、只管に互いの口内を蹂躙する。
「今はただ、何も言わずに私を抱いてくれないか」
堅牢金剛がヒトの形をなしたような彼女らしからぬ潤んだ瞳に請われては、断れる道理もなかった。

――夜も更け、緩やかに熱と昂ぶりが引いていく。
「少し、サイレンスと口論になってな」
口を開いた彼女は、自嘲するように語る。
「それ自体はいつものことだが、ああ――私もまだまだだな。誇りある姿しか見せまいと思っていても、お前の前ではこんな弱音も曝け出してしまう」
いつかにも聞いた言葉。それを出されては黙ってはいられず、背を向けたまま横たわる彼女を抱きしめる。
「君が強いことはよく知っている。だからと言って、一人で抱え込まないでくれ、サリア。私も、君の力になりたいんだ」
君は、ただ一人の恋人なのだから。

いっときの迷い

「ほう、そんな顔だったのか。悪くないじゃないか」
どうしてこうなったのか。私はいま、サリアに顔を掴まれている。

 

たしか、今日はサリアが秘書の当番だった。妙にこっちを見てくるから尋ねたのだが。
「・・・ふん、そうだな。ドクター、顔を貸してもらっても良いか?」
どっか行くの? と了承して席を立つと、サリアが近付いてきた。そして――さも当然とばかり、私のヘルメットを外した。
え、何を「じっとしていろ。こっちに顔を・・・それで良い」
支えるように両手が添えられ、じっと見つめ合う形になる。そのまま、時が経過する。

 

・・・そろそろ、いきさつを話してほしいんだけど。
「お前の顔を見た事が無い、と思ってな」
まぁ、四六時中フルフェイスだからね。
「だから、こうして見せてもらった。まずかったか?」
いや、まぁ、別に・・・面白いもんでもないと思うけど。
しかし、こうしてまじまじ見つめると・・・キリッとした目や表情こそあれ、サリア自身はむしろあどけない顔をしている。
「急に口説くな。心の準備がまだだ」
あ、声に出てたか、ゴメン。口説いてはいないけど。
えっ、待って、なんでもっと近付くの、どうしたの――

 

「――っ」

 

やわらかい、くちびる。
そっと撫ぜてくる、ほっそりした指。
どこまでも覗き込んでくる、琥珀色の瞳。

 

長い一瞬のあと、サリアが顔を離す。その表情は、いたって元のままだ。あの・・・何でこんな事を?
「考えてみれば、私は惚れた男の顔も見ていなかったからな」

 

え?
「そう思うと、どうしても気になる。それで、見せてもらった」
はぁ。
「しかし、お前の顔は思う以上に蠱惑的だったようだ。気が付くと、そうしていたんだ」
な。
「それだけの話だ。・・・すまない、少し頭を冷やす。許してくれ」
言うが早いか、サリアはきびすを返して出て行ってしまった。残された私は、いよいよ立ち尽くすしか無かった。
その後、ほどなく戻ってきたので業務を続け、その日は結局それで終わった。

 

しかし、あの時――出て行くサリアの耳に、わずかだが差していた紅。見間違いや日の光、ではない・・・と思いたい。

┣スポット?

スポっと

スポットがスポっと穴にはまっていた
見せたい!誰かにこの光景を見せたい!誰か今すぐ呼んでこないと!
「シルバーアッシュ見てくれスポットがスポっと穴にはまってる」
「クッ…ククッ…ヤーカを呼んでこよう」
「見ろヤーカ…スポットがスポっと穴にはまっている」
「プフ……グムさんを呼んできましょう」
「グムさん見てください…スポットさんがスポっと穴にはまってるんです」
「んふ…ふふふ……グムイースチナちゃん呼んでくるね!」
「いや助けろよお前らふざけんなよ」

スポっと2

「アーミヤ見てくれ」
「どうしたんですかドクター…いったい何が…?」
「スポットが…穴にスポットはまっている」
「ンフ…フッ…」
「おい助けろよ」
「よしケルシーを呼んでくる」
「はい待ってますね」
「待ってないで助けろよ!」
「ケルシーほらほら…スポットが穴にスポットはまっている」
「クッ……(フルフルフル」
「ケルシー先生我慢せずにほら」
「助けろよ…」

┣ホシグマ?

クリスマスイブ

「ホシグマさんこの日は空いてますか?」
「小官ですか?ええ、空いていますよ」
「でしたら一緒に龍門にでも行きませんか?」
「はい。ドクターでしたら喜んで」

ドクターにデートに誘われてしまった……。
しかもクリスマスイブだ、きっと最後にはそういうことをするのだろう。
しかし異性に決闘を挑まれるのは何度もあるがデートに誘われるというのは初めてだ。いったいどうすれば……
もしや私が早とちりしているだけでこれはデートではないという可能性も……。
…考えが散らかってしまっていけない。こういう時は筋トレでもするか……。

あの日が間近に迫っている……。
彼女をデートに誘えない部下たちに発破をかけてきた手前あいつらに相談することもできなかった。
チェン隊長にはこういう経験はないだろうしスワイヤー嬢には噂を流されそうだしで頼れる人がいない。
デートはこんな服でいいのか?こんなもの私に似合うはずが…。しかし店員は似合っていると言っていたし……。
ええい考えていても仕方がない!なるようになれだ。

「ドクター……待たせてしまいましたか?」
「ああいや今来たとこ……ろ」
「どうしました?やはりこの格好は何かおかしなところがあるのでしょうか……。やはりこのような煌びやかな服小官には……」
「いやいや、似合ってますよホシグマさん。とても綺麗です」
「そうですか……あ、ありがとうございます……」

容姿を褒められただけだというのにとても身体が熱い。それにドクターの顔をまともに見れそうにない。
これではドクターにもしものことがあったら守ることができないではないか。
これではいけない、しっかりしなくては。
しかし沸き上がるこの気持ちは決して嫌なものではなくむしろ心地よいもので癖になってしまいそうだ。

「いやあ飲みすぎちゃいましたね……」
「そうですね、きっとドクターがお酌をしてくれたからでしょうね。小官がここまで酔うのは珍しいんですよ?」
「そうなんですか?喜んでくれたならそれは良かったです」

ディナーも終え一日が終わろうとしている。
今日は服屋に始まり食事処や小物店などをドクターにエスコートされながら巡った。
いつもは誰かを率いてばかりだから知らなかったが、信頼する人に手を引かれ導かれるというのはとても楽しいことだった。
それに一生懸命私をエスコートするドクターを見ていると何か腹の底から温かいものもこみあげてきた。
これが噂に聞く母性というやつなのだろうか。龍門の女性職員が男性に母性を云々といっているのもわかる気がする程には気持ちのいいものだった。
ディナーの最後に告白もされ女としての自分を存分に実感できた一日だった。
もちろん告白は受け入れた。

……おや?このままいくとホテル街につくがこれは…なるほど、ドクターも男というわけだ。
この誘い乗らねば女が廃るというもの。それに男性にそういう風に求められるというのもなかなか悪くない。

「ふふ……告白した矢先にこんなところに女性を連れてくるとはドクターもなかなか……。ああいえ嫌ではありませんよ。むしろ望むところです?」

「さて……シャワーに入ってお互いさっぱしりしたことですし……やろうか、ドクター?ああ、口調はこっちが素なんだ、気にしないでくれ。そうだ、この頃体を鍛えているんだろう?その成果を見せてもらうぞ……」

┣ブレミシャイン?

ヘビーウォッシュ

「…元々機械いじりとか好きでさ、あの試合に立たなかったらエンジニアか鍛冶師になってたかな」
ブレミシャインはそう答えると首にかけたタオルで汗まみれ顔をぬぐい。
傍らには自らの鎧、剣、盾が整備中といった様子で提げられていた。
「だから、自分の武具を自分でメンテナンスするのは趣味半分ってトコ」
ちゃんと工房の責任者に視てもらって書類は提出するけどねと
言葉を続け、武器の信頼性証明書類の確認に来たドクターに彼女は笑いかける。
普段は少女騎士の名の通りの鎧姿だが、こうしてツナギ姿で白い歯を見せてはにかむ姿は
勇ましい姿とは遠い、年頃の可憐な少女らしさがあった。
「はぁ~…暑い暑い、ちょっと整備してたらもう汗だくね」
ブレミシャインはおもむろにツナギのジッパーを大胆に開け放つと
こもった熱気を追い出すかの様にツナギを掴んでばさばさと扇ぐ。
ツナギの下のじっとりとした彼女のタンクトップと、
その健康的な膨らみが目に入ったドクターは気まずそうに視線を逸らした。
「じゃあ私ちょっと休憩室にジュースもらいに…──きゃぁっ!?」
彼女はドクターの横を抜けて工房を後にするつもり…だったのだが
足がもつれて盛大に、ドクターを巻き込んで転んでしまった。
「あたた…ゴメンねドクター、大丈夫?」
彼女の汗と熱気、オイルの臭い、上に覆い被さった彼女の柔らかさ。
転んだ痛みを覚えながらも、ドクターはブレミシャインという存在を思わぬ形で味わってしまった。
そんなドキドキしているドクターの気も知らず、ゆっくり起き上がった彼女は
自分の様子とドクターの様子を見、
「私もドクターも汚れちゃったね、あっちの水場で、洗わないと……ね?」
とばつが悪そうに微笑みかけた。
そんな彼女に貴方が差し出すのはありふれた工業用せっけん?
ナンセンス!今使うべきなのはレイジアン工業グループの新製品
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狙撃

┣アンブリエル?

お誘い

ドクター、おつかれしゃーす。
あたしに用って…あ、ビスケットの新作?違う?…プレゼント?……開けていい?
スコープ…新式のめちゃんこ高いやつっしょ。うわー、熱感知機能も付いてるし…やば…
こっちは…整備用具、ちょー最高級品じゃん…。
オイルも…ラテラーノの純正品…どっから取り寄せたのさ、これ…お金持ち用のふつーの店じゃ売ってない系だし。
でも、どーしてあたしにこれ?いや、マジ嬉しいけどさ。
……何送ればいいか思い付かなかったんだ…まー、しゃーないよね。色々好みってあるし。
じゃーさー、今度…どう?
んー?ドクターもその辺勉強しといた方がいいっしょ。
かわいー女の子に贈る物とか。鬼悩んでそうじゃん?
それに、服とかもさー。ドクターをもっとシャンと決める感じでさー…選んであげたりとか…。
ん…じゃーきまりね。予定の調整おなしゃーす。
…楽しみにしてるから。

┣エクシア?

リーダーとの赤ちゃんが欲しいエクシア

「わぁ……赤ちゃんってこんなに可愛いんだねリーダー」
あたしの腕の中には産まれてまだ一年も経っていない命。
この子は、前にリーダーとの任務の途中助けた妊婦さんの子で。
あれから無事に産まれていたらいいなと思っていたら、偶然リーダーと買い物に行った時に再会したからお願いして抱かせてもらっている。
「ほら、手もこんなにちっちゃくて……ふふっ、やっぱりママの方が落ち着くのかな?」
抱いているあたしの腕から逃れて目の前のお母さんのところへ行こうとする赤ちゃんを宥めていたら、リーダーが俺に任せろとジェスチャーをしている。
リーダーに負けたら悔しいな、なんて思いつつそっと赤ちゃんを手渡したら────
「えっ……なんでそんな信頼されてるの?」
さっきまであたしの腕の中にいたときはぐずっていたのに、リーダーが抱き上げると嬉しそうに笑いだした。
えー……リーダーずるい。あたしだって、あたしの抱っこであんな風に笑ってるところ見たかったのに!
でもそういえば、ロドスでもスズランちゃんとかにも懐かれてるし、リーダーってそういう雰囲気あるのかなぁ。
……もしあたしとリーダーとの間に赤ちゃんができて、その子が母親であるあたしよりもリーダーに甘えてたら……
うん、嫉妬しちゃうかも。それはリーダーにも……自分の子どもにも。

 

「ねぇねぇリーダー、リーダーはさ、赤ちゃん欲しいっておもったりする?」
親子と別れた後、ロドスに帰ってきたあたしはリーダーの自室で聞いてみる。
「えっと……そうだな、エクシアは?」
「あたし? あたしは……えっと、リーダーとの赤ちゃんなら、欲しいかな?
……なんて、えへへ。冗談だよ!」
真剣な表示で尋ねかえされて、思わず本音をもらしちゃったことにすぐ気付いて。
慌てて笑いながら冗談だって言ったけど、リーダーの様子がおかしい。
「リーダー……? おーい?」
黙ったままあたしを見つめるリーダーの顔を覗き込みながら手を振っても反応がない、と思ったら。
「きゃっ!? り、リーダー? 」  ガシッ、と手首を掴まれて足早にあたしを寝室へと連れ込むリーダー。えっ、これってもしかして。
「エクシアが悪いんだからな……」
息を荒くしながらあたしをベッドへと押し倒すリーダーの迫力にドキドキとしながらあたしは────
「リーダーとなら……いいよ♡」

 

…………(省略されましたディピ)……

 

「えへへ……ねぇリーダー?」
汗と涎と、色んな液体でシーツを汚しながら片付ける気力がわかないまま、抱きしめあっている愛しい人を見つめる。
「勢いでえっちしちゃったけどさ、あたし、リーダーのこと────ずっと傍で守るから、リーダーもあたしと、この子のことだけ、ずっと見ててね?」
頬にキスしてから、ちょっと恥ずかしくてはにかんじゃって。それでもあたしの嘘偽りない言葉を告げて、ずっと離れないと言うように抱きしめてから、眠りに落ちた。

守護銃

「義人よ。この守護銃をあなたに差し上げます」
「…なんなんだ、いきなり」
「私はあなたから十分な守護銃を賜りました。これはそのささやかな返礼。
願わくばこの旅路で私を守ってきたこの聖なる武器があなたをあらゆる禍疵から守りますように」
「いや、私は銃のアーツは使えないんだが…」
「いいから受け取るの!今真面目な話してるんだから!」
「お、おう…」
「こほん。主よ、我が新たなる守護銃に加護を与えたまえ。我が義人に栄光を与えたまえ。我が敵を滅ぼしたまえ。*ラテラーノの宗教用語*」
「…ありがとね、リーダー!リーダーから貰った8丁の守護銃、全部大事にするから!リーダーもそれ、ちゃんと大事にしてあげてね!」
「……?」

オーバーロードまとめ

ウタゲはギャルと刀とかいう卑しさを形にしたような属性で義人を惑わすだけならまだしも好戦的で危ないしそれでいて義人なら頼ってもいいかなとか言い出すし極めつけにあの同性でも目を引くパイのおかげで義人があたしのアップルパイを見てくれないのでオーバーロードする

シャイニングは冷たい印象と思いきや実はすごく仲間想いで暖かい人だけどそのギャップで義人を誑かしてるし現に義人の不調を聞くとすぐ飛んできて休ませてる間ずっと側にいるしそういう包容力あるのは医者としてはいいんだけど結局水着で物理的に見せつけてくるから卑しいのは間違いない義人の理性を守るためにもやっぱりオーバーロードする

ブレイズはもう本当に義人と物理的にも距離が近くて密林でも際どい水着姿+汗だくで義人に近づいてベトベトにして自分の匂い擦り付けるしもう無理看過できないオーバーロードする

アステシアは見た目癒し系だけど信頼度3セリフだけでとんでもない卑し系だと分かるし義人の顔を朝一で見るとかいう天使への冒涜も平然と行おうとするし星尋ねコーデで望遠鏡出してるけどあれで義人の自室を覗いてるの知ってるからこれ以上ポイント稼ぐならオーバーロードも辞さない

グレスロは義人に対してあからさまな好意を向けてないのは能天使ポイント高いけど義人の視線を独り占めにするあの卑しい双丘の存在は到底許されるものではないしあんなパイよりあたしのアップルパイの方がいいに決まってるし場合によってはすみやかにオーバーロードする

サイレンスは夜型のくせに義人のために昼間の仕事もこなしたり残務処理もしっかりやって尽くすタイプアピールあざといし医療オペレーターとしても実質二人分の働きをするから重用されてるしイフリータ関連で義人と二人の時間設けてるしで卑しいリーベリ筆頭オーバーロードする

ケルシー先生は義人の事なら何でも知ってるアピールがまず卑しいし信頼してないとか言いながら元妻みたいなムーヴ普通にかましてくるしというか7章で普通にヒロインみたいな活躍してたし立場が立場だったらとっくにオーバーロードしてる
ケルシー先生はバレンタインに義人がもらったチョコの数々を糖分の過剰摂取だって名目で全部没収した後むくれる義人にやれやれって感じでココア淹れて渡してた卑しい人だってあたし知ってるよ

プラチナは雇用形態がロドスじゃなくて義人との信頼関係によって成り立ってるのがすごく卑しいと思うし週末に義人と遊園地にランデヴーとか冗談じゃないし極めつけには乙女心ムーヴで義人のハート射抜こうとするしロドス内で一、二を争うほど危険なクランタなのは間違いない守護天使ポイントもたまったからオーバーロードする

マトイマルは義人に強い信頼向けてる時点で要注意だし文字通り戦いの鬼なのかと思ったら義人におにぎり作ってあげたり華道とかもやってみせて義人にできる女アピールするから悪い鬼だよリキャスト終わったらからオーバーロードする

3時のおやつ

「んっふっふ~♪3時のおやつに出来立てアップルパイをお届け~♪」
エクシアがドクターの部屋のドアを開けようとすると先客がいたようだ…誰が来ているのだろうか
『ちょっとドクター…まだ早いってば…もっとちゃんとしてから…』
『いいじゃないか…さっさと始めようよ』
『だーめ…もう…こんなにドロドロにしちゃって…』
『モスティマがこんな際どいのを持ってくるから漏れちゃったんだよ』
「モスティマのやつ…!何してんのよこんな昼間っから…!義人も…!」
『大体君はだね…雑なんだよ…もう少し優しくだね…』
『うるさいな…!ほらもうこんなに熱くなってるじゃん…入れちゃうよ?』
『はいはい…どうぞ入れちゃって…』
「ちょっと待ったー!真っ昼間から何して…え?」
ドアを勢いよく開けたが想像していたようなものではなく…そこにはホットプレートを囲むドクターとモスティマの姿があった
「ははぁ…ホットケーキを焼こうとしてただけなのになんかやらしい勘違いをしてるむっつりさんがいるみたいだねぇ…?」
その後必死に弁明しドクターに八つ当たりするエクシアを宥め3人で美味しくホットケーキとアップルパイを食べ楽しい時間を過ごしたのであった

┣プラチナ?

乙女心

どうせ弱いんだ。オマエラみんなまとめてかかって来いよ。

…チェックメイト。悪いけど、私の勝ちだ。

なにドクター、私に用?
敵を挑発するなって?挑発なんてした覚えはないけど…
まとめて?ああ、あれね。あれはドクターの指揮に従えば少なくとも負けることは絶対にないから言ってるんだけど?
うん?そんなに驚いてどうかした?
まったく…私がアンタを褒めるのが珍しいからって女の子に対してその反応は失礼じゃないかな?
罰として今度の休みには私を遊園地に連れていくこと、分かった?分かったなら許してあげる。
そうだ、チケットはもうあるから買わなくていいよ。

ドクターとのデート楽しみにしてるよ?ふふっ

昇進祝い

「騎士殺し」に暗殺を依頼するヤツは、例外なくロクな奴じゃない。政府の役人サマ、同類のはずの騎士、などなど。
噂では、ウルサス帝国からの依頼も受けたヤツだっているらしい。ロクじゃないのはそれだけじゃない。
ヤツらは依頼する時、必ず実力を「値踏み」する。私たちアサシンにとって、依頼者の肩書は建前に過ぎず、未来の敵でしかない。
それは向こうも同じで…要するに、何から何まで一時たりとも気が抜けないのだ。
だというのに。コイツと来たら。
「プ、プラチナ、おめでとう。これ、昇進の令状。」
ドクターに執務室に呼び出されて二人きりで何事かと思ったら、昇進の報告だった。そんなの適当な奴にやらせればいいのに、健気なものだ。
「そういうのってさ…普通はちゃんと顔見せてやるものでしょ?そんな紙切れ今ここで破り捨てたっていいんだよ?」
「や、破らないで。今取るから!」
これじゃどっちが上なのか分かりやしない。これで戦場に出ると人が変わったように的確な指揮を執るんだから、人間分かんないものだ。
「はい。じゃあ、改めて、昇進おめでとう。」
「はい。受け取ったよ」
可愛らしい女の子の笑顔のように見えたドクターの顔はその実、微妙に引きつっていた。
…怖いんなら、他の人に頼めばよかったのに。でも、それじゃ私と向き合えてないとかって思ってるんだろうな。
「じゃあ、昇進のお礼に、特別な事教えてあげる。」
___私に信頼を置き続けるドクターを初めて見た時、可愛いな、と思ってしまった。だ
からそんな事されたら、そんな顔されたら、したくなるじゃないか。
「へ…?何、プラチナ…?」
壁と私に挟まれたドクターは何をされたのか、されてしまうのか分からず、目を白黒させて…そして、次第に怯えの色が浮かんだ。
それを見ると、否応なしに心がゾクゾクする。
そのまま右手を壁に、左手でドクターの両目に隠して、頬と頬が当たるくらい、顔をドクターの耳に寄せて囁くように宣告する。
「指一本でも動かしたら…まあ、その先は想像に任せるよ。」
それだけで、何か言おうとしたドクターの言葉は途切れた。これで、私が上だ。
「教えてあげるのはね…」
「う、うん…」
右手をドクターの胸に当てると、服の上からでも早い鼓動が伝わってくる。
「あまりアサシンを甘く見ない方がいいって事だよ。」
「!」
別人のような声をかけると、いっそう胸の鼓動は早くなっていった。
「気付いてないとでも思った?とっくにバレてるんだよ。君が私のこと内心怖がってるの。」
「それは…ごめん…」
「別に。でも驚いたなあ。そんな君が私の名前呼びながらそのベッドで___」
「そんなことしてないっ!!」
鼓動が高鳴りっぱなしで、目からは涙が溢れていて。誰がどう見ても、嘘だと分かった。
「笑えるよ、ホント。濡れてるんじゃない?どこがとは言わないけど。…まあ、そういうことにしといてあげるよ。
…ビビりで…私の事が好きで好きでたまらない…可愛い可愛いドクターさん。」
そう言って開いたままの唇に私の唇を合わせると、ドクターの体はビクッと跳ねて固まった。
その動作で、どうでもいい事を思い出してしまった。
___そういえば、こんな風にして暗殺した騎士もいたな。
舌を入れるのは、やめておいた。唇も手も放して、ドクターを解放してやった。
「意地悪しちゃったね。ごめん。ちゃんと昇進した分は働くからさ。」
そう言って部屋を後にしようとすると、後ろからドクターが追ってきた。
いや、突撃といった方が正しい。
「待って、プラチナ!」
「えっ…」
後ずさりしようとしたが、後ろが壁で出来なかった。
逃げるような速度で部屋を出ようとしていたんだと、遅まきながら気づいた。
私が壁とドクターに挟まれる。
「プラチナの事…本当は怖いけど…これからも信じて…いや、信じ続けるから!だから…!」
唇と唇が重なった。舌が入ってきた。そういえば、キスされるのは初めてだった。
思わず目を瞑ってしまう。
何も出来ずにいる私の舌の全てがドクターに舐められて、包まれて、胸がドキドキする。
暖かい気持ち、どこかこそばゆい気持ち、胸の鼓動が高鳴る気持ち…それ以外は何も考えられなかった。
私はどんな表情を今しているのだろうか?段々思考が回りだす。
だらんと下がっていた腕をドクターの背中に回してぎゅっと抱きしめると、ドクターの心からの笑顔が瞳に焼き付いた。
きっと私も、同じ表情。
昔の仕事の事なんか、もうどうでもよかった。
今はただ、この可愛いドクターと一緒に…

理由

えっ?ドクターの事が好きなんじゃないかって?
まあ、好きかどうかで言えば前者の部類だね。…それにしては押しが弱い、と。
じゃあ聞くけど、好きならコクらなきゃいけないの?
あいつは見ていて飽きないから好きなんだよ。コクったら近くに居なきゃいけないでしょ?そしたら同じ顔ばかりで飽きちゃうね。
君だってそう思わない?こんな夢も希望もありゃしない世界でさ、訳の分からない奴等率いて感染者差別の根絶だなんて、どんな騎士競技よりも見物だね。
だからさ、ドクターが誰選ぼうが、誰がドクター取ろうがどうだっていいんだよ。
私はあいつを独り占めしたくて好きになったんじゃないし。
…おっ、任務で呼び出しだ。じゃあ行ってくるね。

乙女心の分からない可愛いドクターさんは、何で私がアンタの事を好きなのか、気付きやしないだろうね。
でも、アンタと一緒にいると、生き返ったような、そんな気がするんだ。何だろう。こんな私にも存在してる意味があるというのかな。
だからまあ、せめて恩返しとしてアンタが幸せになれるように、私はこれからも戦っていくつもりだよ。私にしか出来ないやり方でね。

PvP面白そう…

プラチナは自問自答を繰り返していた…何故ドクターは遊園地に行くのに積極的ではないのか?
そこでプラチナは一つの答えに達した!最初から乙女心全開で行く!これぞカジミエーシュ流!
沢山の遊園地情報掲載雑誌から切り取ったいくつものページ…プラチナが行きたい所を網羅!徹夜で完成させた情報をファイルしてから眠った…
そして翌日!自信満々でドクターにファイルを渡すプラチナ
「その…今度は私が行ってみたい所を選んでみた…これならドクターも迷わずに済むでしょ…?」
(うっ…なんか困ってる…飛ばしすぎたかな…?)
「え?本当に行きたいの?ちょっと…!行きたいから作ったのに…ほらこことか…え?」
プラチナが困惑するドクターの背後に回り込むと…ドクターが持っていたものは作った覚えのないファイル…
「え…?『ピクニックならココで決まり!絶景を見ながらお弁当を食べよう!』…?私…こんなの知らない…あれ…?」
混乱するプラチナが視線を上げるとバグパイプがこちらをにやにやと見ていた…その手には作ったはずのファイルが…
「おやおや…プラチナもピクニックに行きたくなったんだべ?荷物持ちとしてなら連れて行ってあげるべ♡」

┣ロサ?

秘密

机に突っ伏して眠っていたドクターの肩が優しく揺すられる。目覚めを緩やかに促すその振動が彼の瞼を開かせた。
顔を上げ、目の前をぼーっと見つめる。最近秘書に任命されたロサが肩に手を置き覗き込んでいたのだが、脳の処理が追いつかない状態では白くて柔らかそうな何かがいることしかわからない。
すぐにでも瞳を再び閉じてしまいそうなドクターに、ロサがゆっくりと声をかける。
「ご機嫌よう、ドクター」
穏やかな声が彼の耳朶に響く。同時に喜色も滲んだものであったが、今のドクターがそこまで気づくことはなかった。
挨拶されたなら挨拶を返すという常識だけは辛うじて思い出したのか、オウム返しのように声を返す。
「ごきげん、よー……」
とてつもなく間延びした返事であった。戦場に自らも出て指揮を取る普段の姿とはあまりにかけ離れたそれに、ロサから微笑みが漏れる。
早く起きなければ。未だ覚醒しきらない意識からの命令に従い頭を上げる。しかしその動作はひどく緩慢で、おまけに先程まで上半身を預けていた机と口に透明な端がかかっている始末だった。
「もうドクターったら、涎が垂れているわよ」
クスクスと笑いながらロサがハンカチをポケットから取り出した。レースの施された繊細な意匠の生地がドクターの口元に軽く当てられ、そっと唾液を拭われた後には柔らかく滑らかな感触だけが残される。
「んう……?」
何をされたのか理解していないドクターが僅かに目を細めるが、その表情もロサの笑みをますます深くしていく。次に寝癖があるのを認めた彼女は化粧ポーチからつげ櫛を取り出す。白を基調に花の装飾があしらわれた花櫛は、ロサが未だ少女であることの象徴のようであった。
机と頭に挟まれた際の形状を記憶したままのドクターの前髪に櫛を通し、ゆっくりと梳きながら形を整える。幸い寝癖そのものは頑固ではなかったようで、椿油の染み込んだ歯が通る度に毛髪は元の柔軟さを取り戻していった。
世話を焼かれながらも未だ目の覚めやらぬドクターが、自身の目を手の甲でこする。ゴシゴシと力任せに起こされた摩擦は皮膚の薄い瞼周辺には好ましくないものであったが、目を覚ます為の刺激としてはロサの柔和な手助けよりも効果的だったのだろう。ようやく覚醒した彼の意識が、目の前にいるのが誰か理解した。
「ん……ロサ……?」
「ええ。あなたの秘書のロサよ、ドクター」
2人の視線が交わる。額に残る圧迫感と身体に纏う倦怠感、机に凭れかけられた自らの上半身、そしていつもの貴族らしい上品な笑みではなく嬉しそうな顔をしたロサ。手に入る情報の全てが、先程までドクターが机に突っ伏して眠っていたという過去を如実に示している。
しかしどれだけの確信があろうとも、確定しないうちは可能性の1つでしかない。
悪あがきとは分かっていても、異なる答えを求めてドクターはロサに問う。
「もしかして、さっきまで居眠りしてた?」
「それはもうぐっすりと。うふふ、意外と可愛げのある寝顔をしているのねドクターって」
瞬殺だった。むしろオーバーキルだった。
思わず天を仰ぐが、真っ白な天井は現実を誤魔化す術を教えてはくれない。
たっぷり10秒ほど目を閉じたドクターは視線を下ろし、ようやく事実を受け入れることにした。
「……そっかぁ」
顔が熱を持つのが分かる。
記憶喪失であるとはいえ身体年齢としては大人に位置するドクターにとって、未成年であるロサに無防備な姿を見られた挙げ句その時に世話まで焼かれたという事実は羞恥としては十分に過ぎた。
穴か棺でもあればすぐにでも入ってしまいたいくらいだ。
唯一の救いは目撃したのがロサだったことである。やけに上機嫌に見えることは気になるものの、彼女なら徒に吹聴も揶揄もしないだろうという信頼がドクターの外面を紙一重で繋ぎ止めていた。
恥辱の檻から脱したドクターは思考をすぐに切り替える。今やるべきこと、それはロサへの口封じだ。
「頼むロサ、このことは誰にも言わないでくれ……」
弱々しい懇願に、ロサはすぐに是の意志を示す。
「もちろんよ。私だって生徒会長をしていたから、人の上に立つには面子が必要なことくらいわかっているわ。まあロドスにはそういったことを気にする人は少ないでしょうけど、他ならぬドクターからのお願いを断る理由はないもの」
人差し指を唇に当てニッコリ微笑む姿が安心感を覚えさせる。
ただし、と一転して真面目な表情に切り替えた彼女は指を口元から離して言葉を続けた。
「ドクターに疲労が蓄積していることはアーミヤさんに所見として伝えておくわ。秘書として働いている私からの言葉なら無碍にはされないでしょうし」
そう締めてウィンクを投げかけた。
秘密の遵守ばかりか、身体にまで気を遣われたことが少し面映いドクターは頬をかきながら感謝を述べる。
「そこまでしてくれてありがとうロサ。私の失態を最初に目撃したのが君で、本当に良かった」
照れくさそうに少し視線を外しながら礼を言う姿にロサが一瞬胸を抑えるが、ドクターが目線を戻した時には既にいつもの様子になっており気づくことはなかった。
「どういたしまして。こんな簡単なことでもドクターの助けになれるのなら、それは私にとっても幸いよ」
感謝への返答を述べたロサはドクターへ右手を差し出した。
「少し早いけど夕食に行きましょう。食事をきちんと取ってたっぷり睡眠を取ることが一番の疲労回復なのだから、今日は夜更しをしないようにね」
差し伸べられた手を握り、椅子から立ち上がる。白く柔らかい掌は予想以上の力強さを持ってドクターを引き上げた。
戦場では未だ不慣れな仕草を見せることもある彼女だが、既にオペレーターとして十分に鍛えられていることが固く握り返された手から伝わってくる。
「ああ、そうだね。夜更しはもう少し控えるようにするよ」
苦笑を伴った答えは疑念を抱かせるに足るものではあったが、それでもロサはドクターの言葉を信頼することにした。
肩を並べて部屋を出て、食堂へと向かう。
秘密の共有を経て縮まった距離は未だ触れ合うほどではなく。
されどロサの中にある青い心は確かに満たされていた。

┣W?

誘惑

Wは自分の容姿の美しさを十分に理解していた。
愛らしい顔立ちも、長い手足に括れた腰も、脂の乗った柔らかさも、どれも男好きのする見栄えのいいものだ。ナルシズムに耽っている訳ではなく、事実としてWは美しい女である。
最も、それはWにとって別に喜ばしいものではない。
戦禍に満ちる陰惨な土地で、力も後ろ盾もない女の使い道など精々使い捨ての“穴”くらいしかない。若ければ締まりがいいし、見てくれがよければ顔を潰す手間が省けて都合がいい。
Wが自分の容姿を自覚するのは、そうしたつまらない経験から判断するものでしかない。行きずりの相手を探すには楽が出来るが、屑に侮られるのと等価と云えるかは微妙なところだろう。
だからドクターが自分を抱きしめた時も、Wにはなんとなく冷めたような想いがあった。
誘ったのは自分の方だ。溜まっていたし、かつて知っていた姿と違う彼に興味もあった。
何より、馬鹿丸出しで人好きのする笑顔なんて見せるからイラついた。下手クソめと詰ってやれば溜飲も下がるだろうと内心でほくそ笑んで、でも、いざ誘いに乗られると何か傷付いた気持ちがある。
かつて憧れた人を想う。
彼女がこの男と親密なのは知っていた。こんな胡散臭いクソフードの何処が良いのかはさっぱりだったが、それでもあの頃、テレジアとドクターは互いに特別にしていたらしい。
そこに苛立ちを覚えなかったと言えば嘘になる。が、同時に仄かな羨望があったのも事実だ。
愛のない肉欲しか知らないWにとって、親愛に依る繋がりは遠い世界の御伽噺だ。自分には縁のない、“まともな”世界の出来事だった。
けれど、今ドクターはWを抱きしめている。
記憶を喪った。彼女を忘れている。そんなのは些末事だ。
御伽噺は現実に叶うものではなかった。この男もまた、肉欲に駆られるつまらない人間だったのだろう。
内面の冷めた想いと裏腹に、口は媚びて誘うような台詞を吐く。どういう言葉を使えば男が興奮するか、Wは十分に知っている。
身体を擦り付けて、身を委ねて、ただ気持ち良くなるだけの雑な行為にこれから耽る。
その虚しさに笑みしかない。
さぁ、口付けを。つまらない遊びの始まりを求めて、Wは瞳を閉じる。
ドクターはWの額に優しくキスすると、髪を二度撫でて身を離した。
“は?”という表情で固まるWに馬鹿丸出しの困ったような顔をして、馬鹿みたいなことを言う。
“折角綺麗なんだから、自分を大切にしなさい”

固まったままのWがその意味を咀嚼するのに数十秒の時間を要した。
動き出したWが逆ギレの激昂をかますには、瞬き一つの時間で足りた。

憧憬と現実

Wにとって女とは使うか使われるか、そうでなければ単に溜まったら発散するというだけのものであった。
それは終わりのない戦禍の中で生きてきた少女の理解として自然なものであり、ここではない“まともな”世界では違うらしいと知ってはいてもそれはただの知識でしかない。
だからこそ偶然からテレジアとドクターのささやかな秘め事を覗き見た時、Wはそれが何なのか初め理解出来なかった。
テレジアは覆い被さるドクターに甘えるように抱きつき、瞳に陶酔を浮かべて幸せそうにしている。
ドクターはいつも不吉な無表情しか浮かべてない癖に、今はテレジアの石の浮いた華奢な身体を労わるように優しげだ。
そこには侮蔑も暴力も苦痛もなくて、ただ互いへの慈しみだけがあった。
それが“愛し合う”ということなのだとWに分かったのは、その行為が終わり二人が静かに寝息を立て始めて、そしてへたり込み股を濡らしていた自分に気がついてからであった。

Wがドクターを求めたのは、かつて覗き見た逢瀬が記憶にこびり付いていたからだっただろう。
あれ以来、Wは行きずりの相手と交わらなくなった。それが“違う”のだと知ってしまえば、ただ性欲を発散するだけの行為は酷く虚しく思えたからだ。
いつも不吉な無表情しか浮かべていなかったドクターは、今はWの石の浮いた華奢な身体を労るように愛でている。
ドクターは何もかも忘れていた。テレジアのことも。あの時確かにあった愛のことも。
それはWにとっては酷く腹正しいことで、けれど同時に今、かつてテレジアがそうされていたように、目の前の男が自分を大切なもののように扱っている事実に不思議な位暖かな気持ちになる。
今まで聞いたことの無い甘い声が自分の喉から漏れて、肌は熱に火照り、ふわふわとした多幸感が心地いい。
愛し合っている。それが堪らなく幸せでならない。
だからこそ、Wは陶酔の中にまた昏い憎しみが湧いてくるのを自覚する。
ああ、どうしてこいつは、私なんかと愛し合っているのだ。
こいつが愛していたのは、テレジアだったのに。こいつを愛していたのは、テレジアだったのに。
どうして、私はテレジアではないのだろうか…

面倒見が良い

…なにをコソコソしてるのよ?いやらしいことでもしてるのかしら?w
え?びんの蓋が開かない?………ハァ…ほら貸してみなさい
はいこれでいい?こんなものも開けられないなんて鍛え方が足りないんじゃないかしら~w
…え?ありがとう?……あぁもう…その顔でそんな反応されると調子狂うわね…慣れないわアンタがそういう反応するの
まぁいいわ今のところは無害なようだし…じゃあね…
お礼?こんなものでいちいちいいわよ安い男ね
鍛え方を教えて欲しいですって?はっまた愉快なことを提案してきたわね何で私がアンタのトレーニングに付き合わなくちゃいけないわけ?
…みんなを守れるまでいかなくとも自分の身は守れるように…ね…まったく殊勝なことねw
…私が教えるからには泣き言言っても聞いてあげないから覚悟しなさいよ?

┣ロスモンティス?

キス

いつからか執務が終わるとロスモンティスは頬におつかれのキスをしてくれるようになった。アーミヤにも伝えていない、私と彼女だけの秘密。
今日もいつものように仕事を終えて彼女の前で前屈みになる。しかしロスモンティスはいつもと違う様子で、
「ドクター…こっちむいて」
そう言うと赤らめた顔をこちらに近づけてきた。
唇が重なる。その柔らかな感触に驚き、唇が離れると、彼女は少し角度を変えてまた迫ってきた。
私の乾いた唇に小さく滑らかな舌が挟まり、奥を撫でる。口内にかすかな甘さが広がり、ピリッとしたものが背筋に走る。
「……んっ、…」
どこでこんなことを覚えてきたのか、随分と熱烈なキスだ。私も負けじとその可愛げな舌を軽く吸い、互いの舌を絡ませる。
彼女の口の中に舌を這わせ、歯列の裏と口蓋を舐めると、彼女の体がビクッと跳ねる。突然の快感に戸惑っているのだろう。体が離れないよう後頭部に手を回す。
「ん…ッ、…っ……んぁ…、…っっ」
柔らかな舌を甘く噛み、裏筋を舌先で撫でてやると彼女の体から力が抜けた。
唇を離し、倒れないように体を支える。口と口に一瞬の銀糸が伝う。
少し苦しそうに呼吸をしながらも、初めての大人のキスでとろんとした目と震える肩。
支える手に艶やかな銀髪がかかる。たわむれに耳を撫でると彼女の小さい身体がまたピクンと跳ねた。
「はぁ…、はぁっ…、………ドクターの…ばか」
少し調子に乗ってしまったか。彼女は逃げるように出ていってしまった。
後を追って執務室を出ると、廊下の向こうでブレイズが含み笑いしながら見ている。
やはりあいつの仕業か。後でお仕置きしなければ。

 

術師

┣アーミヤ?

*おはようのあいさつ*

ドクターの寝起きは頭が働き出すのに時間がかかるみたいで、ベッドの上で暫く惚けて動きません
なので仕方無く……ええ、本当に仕方無くですよ? 瞼が閉じてしまいそうなドクターの手を取って
まるで……まるでとても親しいひとにするみたいに、夢と現実の間に居るうちに、*おはようのあいさつ*を
「……アーミヤ? おはよう。 ごめんね、朝はやっぱり弱くて…… え?」
ドクターの指先に落とした唇が触れた瞬間、ドクターは目を覚まして……いつもはもう少し大丈夫なのに
私の頭の中では罪悪感と恥ずかしさが頭の中を飛び回って……私は身動きすらできません
「……ずいぶん情熱的な起こし方だね」
ドクターはふんわりと穏やかに笑って、私の行為を叱ったりせずに固まった私を抱き寄せてくれます
「今日は一日いい日になりそうだ。 とりあえずブレイズあたりに自慢しておこうかな」
その言葉に私は跳ねるように身を起こして、ドクターにかたく口止めをしました

添い寝

朝、目を覚ますと視界に最初に飛び込んでくる2つの長い耳
ブラウンの髪と同じ色の毛並みに包まれたそれに、私はそっと唇を寄せた
昨夜寝床を共にしたアーミヤは、今もまだ幸せそうな寝顔を浮かべて、穏やかで静かな吐息を零している
枕元の時計をちらりと見て。 まだ時刻は目を覚まさなくても怒られない時間であることを確認してから
私は彼女を起こさないよう、そっと。 やさしく自らの胸に抱き寄せた
んん、とくぐもった呻きのあと、彼女は目を覚ますことなく夢の中に居続ける
それから、一度、二度と深く深呼吸をして、んへへと可愛らしい寝言を呟いた
私はくすぐったい寝息のあたたかさに自らの口元が緩むのを感じながら、再び目を閉じた
まだ起きなくていい。 今だけは、君だけでも、しあわせでありますように。 そう願いながら

┣アブサント?

楔

アブさんには新しいパパを見つけて欲しい……私はもう無理みたいだから
そう口にして力無く笑うドクターは血で汚れた手でアブさんの涙を拭う
ドクターの腹を裂いた凶刃はアブさんが逃してしまった敵によるもの
その事実を知るのはアブさん以外に居ない……自分は真実を伝えるべき?
熱を失っていくドクターを抱き寄せ自らの罪を告白しようとしたとき
ドクターは静かに笑って首を横に振った
「幸せに…おなり」
それがドクターの最後の言葉だった
……そのあと自暴自棄になりたくてもドクターの言葉が楔となって闇に堕ちる事もできない彼女のお話を君に見て欲しい…

┣イフリータ>怪文書

┣カシャ?

お着替え

「カシャ!こらカシャ!駄目だって言ったのに私の動画ロドチューブに上げただろう!」
怒り心頭でカシャの部屋のドアをドンドンと叩く私
「うわわ!ドクターっ!?あれはあんまり良い寝顔してたからつい…でも再生数良いよてへへ」
「ついじゃない!私の部屋は撮影禁止って言ったでしょ!取り敢えずここを開けるんだ!」
「えっ!わわちょっと待ってストップストップ!落ち着いてドクター!謝る!謝るから!」
悪い事したのに顔も見せずに謝るとは中々良い度胸!だ
しかし甘いドクターはちゃんとした理由があればオペレーターの部屋の合鍵を借りる事が出来るのだ
「問答無用!開けるからな!」
「えっ!?ほんと待って今着替え中…」
無情にもドアが開き私の視線に飛び込んできたのはトップレスのカシャ
両手で胸元を隠してはいるがこぼれ落ちて隠しきれない中々の巨乳
取り敢えずありがたい物なのは間違いないので拝んでおこう
「ちょっ!なんで拝んでるのっ!?良いからドア閉めてよ変態ーーー!」
ドローンに尻を狙い撃ちされながらロドス中を逃げ回る羽目になり
結果怒りに行ったつもりが逆に怒られ動画の件も有耶無耶になってしまった

殲滅作戦

殲滅作戦退屈だなーと思ってませんか?
そんな時はカシャちゃんを編成に組み込んでみよう!
チョコチョコした可愛い声と動きで目を楽しませてくれて
確率スタンという安定しない効果もスリリングで
退屈な日課が刺激的なアトラクションに早変わり
更にそんな安定しない効果でも突き詰めれば安定させる事が可能
下の画像の編成なんて安定しすぎて3回に1回くらいしかおもらししないド安定っぷり
今日はカシャちゃん全員倒せたね可愛いねドクター死ねよ
カシャちゃん今日は一体漏らしちゃったか明日頑張ろうね可愛いねドクター死ねよ
そんな毎日でカシャちゃんねの愛情もグングンアップ
さぁもう迷う事は無いのでは?
使おうカシャちゃん!
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┣ケオベ?

ケオベがママになる日

「もうすぐオイラもおかーさんになれるんだ!えへへ」
あと2ヶ月ほどで生まれるだろう、まだ見ぬ我が子を待ちわびている顔は母親そのものだった
確かに彼女の出生は人並みのものではないが、人並みの情緒は持っている
初めは野生児がごとく自分にじゃれつくばかりだったが、毎日のように接すれば心だって通わせられた
もうすぐ父親になるのかと私も感慨深く思っていた…しかし
彼女を蝕む鉱石病は予想を遥かに上回るペースで進行していた
あらゆる英知を持ってしても助けることはできない
考えられる全てのファクターを投入した
不眠で倒れることもしばしばで、アーミヤたちにも迷惑をかけてしまった
母子ともに死亡を確認したのは他でもない自分だった
死亡診断書を書き、鉱石病羅患者の隔離セクターから火葬場まで運んだのも自分だった
あと2ヶ月、あと2ヶ月だった
その時間が遠すぎた

┣トミミ?

ガヴィル博物館

キミに見てほしいですわ…
「どしぇー!!ご、ごめんなさいガヴィルさん!!」
ガヴィルにおしりペンペンされているのはトミミですわ!
そのムッティンムッティンな尻尾としりふともも赤く腫れさせてを惜しげもなく晒しているトミミですわ!
こうなってしまったのはとある事情が…ホワンホワンガヴィガヴィ~どうでもいいけどガヴィガヴィってなんかちょっと汚いですわね
ロドスの一角にガヴィル博物館という謎の施設ができていてそこではガヴィルの小さい頃付けていた下着から昨日付けていた下着まで古今東西ありとあらゆるガヴィルにまつわる品々が展示されていたんですの無断で
当然ガヴィルはファイナルおこプンドリームでトミミに「もうガヴィル博物館はこりごりです~!」と言わしめているわけですわね
…いや…あの目…あの目は諦めていない目ですわ…一時の苦渋を舐めようとも必ず目的を成し遂げる…そういう「意思」の籠もった目ですわ…
その目に感銘を受けて出来上がったのがこのキミにまつわるいろいろを展示しているドクター博物館ですわ
熱心なリピーターもいて好評なんですのよ
目玉展示は「ドクターはなぜテレジアと消えたのか?」ですわ
キミに…見て欲しい

┣モスティマ?

バニースーツ

モスティマが自身の脚を両手でなんとか隠そうと無駄な努力を続けている。
なんとか常の余裕溢れる表情を保とうとしているが、紅潮した頬と八の字になった眉が彼女の羞恥心を如実に示していた。
きっかけは大したものではない。
ドクターとモスティマがお菓子をつまみながら話に興じていた最中に簡単なゲームをすることになり、連戦連勝をしたドクターが罰ゲームとして彼女へバニースーツを着ることを命じたのである。
ロドスの倉庫に何故か収められていたバニースーツ。
誰の所持品なのか調査するも依然として不明のまま、望んでもいないのに勝手にドクターの管理下となっていた代物だ。
何かしらの良からぬ用途が秘められているのなら迷わず破棄できただろう。
しかし服飾に明るいオペレーターの検査によって見た目に反した堅実な作りであるという太鼓判を押されたことが、却って手に余る状況を生み出していた。
罰ゲームを考えながら執務室を見回していた際、それが丁寧に収められた箱がドクターの目に入ったことがその内容を決定づけ、そして今に至る。
多種族に配慮された作りらしく、モスティマの細長い尻尾がスーツの臀部から飛び出てもじもじと揺れている。
胸元は開いてこそいるものの、肌にピッタリと貼り付いて容易にその中を露わにすることはない。
背中は腰部から上の肌が晒され、衣服の下に隠されていたヴィーナスラインは思わず指でなぞりたくなる美しさだ。
そして、モスティマが普段から惜しげもなく見せてドクターを惑わせる健康的な脚は網タイツで覆われている。
黒い網が彼女の脚へ絡みつき閑雅な曲線を強調すると同時に、その黒さが肌の白さを際立たせていた。
全体をじっくりと眺めたドクターからほう、と感嘆の声が漏れる。
バニースーツというものへ抱いていた淫猥なイメージが、モスティマの着こなしにより美しさを際立たせる衣装へと印象を変えた。
最低限の装飾だけを用いることで、着る者が持ち合わせている魅力を最大限に表現するものへと脳内辞書の意味を書き換えていく。
ドクターが指揮をする時のように真剣な目で観察する一方。
そのバニースーツを着せられたモスティマ本人は、なぜか露出度の増した上半身ではなく肌面積の減少した下半身をしきりに隠そうと身体をくねらせていた。
顔を俯かせながら上目遣いでドクターを見つめる姿は、もしエクシアが見つけたら卒倒でもしかねないだろう。
「あの、ドクター…、あまり真剣な目で見られると逆に恥ずかしいかな…」
普段とはかけ離れた弱々しい声を聞いてドクターが我に返る。
「ああ、すまないモスティマ。あまりに似合っていたものでつい。ところで、なんで脚をそんなにもじもじと…?いつもあんな格好なのに」
率直な指摘にモスティマの顔が更に赤みを帯び、ついには視線も逸してしまう。
同時に彼女の太腿を何度も往復する両手の動きがますます激しくなる。
「私だって寒い場所に行く時にはタイツを履くこともあるけど、これは何て言うか…用途がね…。機能性を放棄してるのがその、誰かの欲望を脚に塗りたくられているようですごく恥ずかしいんだよ…」
軽い気持ちで罰ゲームを選んだドクターの心が罪悪感に染まる。
友人という関係に甘えてバニースーツを着せてしまったが、考えてみればセクハラもいいところだ。
勢いよく頭を下げたドクターが心の底から謝罪をする。
「君の親切心に付け込むような真似をしてしまい、本当にすまない!す、すぐにいつもの服に着替えていいから!」
その言葉にモスティマは顔を横に振り、羞恥に染まった顔を少しだけ引き締めてドクターに声をかけた。
「いや、恥ずかしいけども、別に嫌という訳ではないんだ…。そ、その、ドクターは似合っていると褒めてくれたし…もし、もし君がこの格好の私も好みだと言ってくれるなら、満更でもないんだけれど…」
潤んだ碧色の瞳がドクターを捉える。モスティマの言葉になんと返せばいいのか、その答えを出すことは困難を極めた。

 

医療

┣パフューマー?

香り

…あら、起きた?
おはよう、ドクターくん。
ふふ、よく眠っていたわよ。安眠の香りを置いておいたのだけど、それ以上に疲れていたようね。
無理しない方がいいわ。ソファはそのまま使っていていいから。
もう、ダメよ。そんなすぐ起きないでもう少し横になって…。
あっ…。
ああ、その、ごめんなさい…。そういうことだったのね、私気が回らなくて…。
そ、そうよね…。男の人って疲れていると、その、大きくなっちゃうって…言うわよね…。
だ、大丈夫だから! 気にしないで横になっていていいのよ!
…でも、そのままじゃ休めないわよね。かといってそんなまま帰すわけにも…。
…ごめんなさいね、ドクターくん。ちょっと、失礼するわね…。だ、大丈夫よ! 私だってこれくらい!
それに! 私の香りのせいかもしれないのだからちゃんと責任を…
これ、が…ドクターくんの…。
すん、すん…。すごく、濃い匂いね…。
ああ、違うの、不潔だなんて言いたいのではなくて。
とっても強い、男の人の、雄の香り…。
すぅー、はぁ…。いけないわ、こんなの…。
ドクターくん、普段の優しい香りだけじゃなくて、こんな香りも隠していたのね…。
ああ、こんなに大きくなって。ふふっ、ごめんなさいね、焦らしてしまって。
それじゃあ…。は、むっ、ちゅっ。
ああ、もう、もっと香りが強く…。ちゅっ、じゅるっ、すごいわ…。
ふふ、びくびくして、素直で可愛いわ。
ドクターくんと同じで…、もっと優しく、ちゅっ、お世話して、あげたくなっちゃう…。
じゅるっ、ん…。ドクター、くん? 我慢なんて、しないでね。
気持ち良くなったら、思い切り、そのまま、いいのよ。
んっ、はむっ、じゅるっ…んんっ!? んっ、ぐ、んん!! がっ、げほっ!ごほっ!

 

…はぁ、ごめんなさいね。
あんなにたくさん、激しいなんて。びっくりしてしまって。
ふふ、だからもう大丈夫よ。慣れなくて驚いてしまっただけだから、次はきっと…。
あっ、いえ何でも…。
それでドクターくん、これですっきり出来た?
……ああ、もう。本当に、溜まっているのね…。
無理よ、こんな状態で帰せない…。
私なら大丈夫だから、ね? 次は私も、もっと上手く出来るから…。
すぅー、ふぅ…。本当、すごいわ…ドクターくんの、雄の香り…。
こんな強烈な香り、他の子に嗅がせてはダメよ? きっとおかしくなってしまうわ…。
私ならいいから、私だけにしてね…。約束しましょう、ドクターくん…?ふふっ、いい子ね。嬉しいわ。
それじゃあ、ちょうだい?
ドクターくんの雄の香り、私だけが知っている、私達二人だけの香りを…。

ごめドク

ごめんなさいドクター君、私はドクター君が思ってるような貞淑な女じゃないの。
ずっとドクター君の側にいたいし他の女の子と会話してほしくないしずっとずっと私のことを見ていてほしいの。

 

ごめんなさいドクター君、毎夜こうして抱き合っている時に私がドクター君の背中に爪を立てたり、首筋に噛みついちゃうのは癖でもなんでもないの。
ただ『貴方は私のもの』という『しるし』を付けたくて毎晩わざとやってるの。痕を見ながら苦笑いするドクター君のことも大好きだからいつもやってしまうの。

 

ごめんなさいドクター君、ドクター君は『寝相が悪くていつも涎垂らして寝てるのをラナさんに見られるのが恥ずかしい』って言ってるけど、ドクター君の口周りを涎まみれにしているのは私なの。
朝日がまだ登りきってない早朝、寝ているドクター君が可愛くて可愛くて貴方が起きる前から貴方を愛してしまうの。たまに寝ぼけて舌を絡め返してきてくれた時は思わずドクター君の『手を借りて』シてしまった事もあるの。

 

ごめんなさいドクター君、私はいつまでこうして貴方を騙し続けるか分からないけど、本当の私も愛してくれるか分かるまで私は私を欺き続けるの。ごめんなさい。

┣ケルシー?

煙草

「仕事を放り出してこんなところで隠れて喫煙とはな」
ああ、また始まった。始まってしまった。
「流煙の影響を忘れたか?記憶と一緒にその知識と他人の思いやりまで忘れてしまったのか」
ケルシーに嫌味を言われるのはこれが初めてではない。
だが、今はちゃんと規定された休憩時間で、ここはロドス船尾で、周りに誰もいないことは確認している。
吐き出した煙は外へと流しているし、吸い殻だって携帯灰皿に入れて処理している。誰にも迷惑はかけていないのに、
なぜ私が後から勝手にやってきた君に説教されなければいけないんだ。
普段からの鬱憤が溜まっていたのもあり、ついきつく言い返してしまった。
「うるさいな。説教は後にしてくれ、老いぼれの*ロドススラング*フェリーン先生」
ぐしゃり。ケルシーの持っていた書類が音を立てて潰れた。
「……何かあったのか?」
身体中が痛む。今すぐ医療オペレーターを呼びたいところだが、聞かずにはいられなかった。
ケルシーも私がここでタバコを吸っていることは前から知っていたはずだ。
なのに、今日に限ってこうしてここへ来た。
そして、私の『ささやかな抵抗』もいつものケルシーなら冷ややかに更なる嫌味と軽蔑の視線で返すところを。
あろうことか子供じみた取っ組み合いの喧嘩に発展した。
ケルシーは質問にはすぐに答えず、こともあろうに私のポケットから煙草を一本抜いて吸い始めた。
抗議の声をぐっと抑え、彼女が煙を吐き出すのをじっと待つ。
「私の受け持っていた鉱石病患者が……亡くなったんだ。サルカズの男の子だ…まだ8歳になったばかりだった。
ロドスに運ばれてから今朝看取るまでずっと付いていんだた」
「亡くなった時のことを聞いても?」
「……笑っていたよ。最期に私の手を握り、感謝の言葉を述べて……逝った」
「死にゆく患者を笑わせられるのは君が良い医者である証だ。私にはできない真似だ。
……やれることはやった。そうだろう、ケルシー」
「当然だ。当然だが……辛いものは、辛いな……」
「……その言葉、アーミヤには聞かせられないな」
そう、この会話は、この姿は私たち二人の間だけでほんの一時だけ共有され、
後は煙となって消えていくだけだ。
私も煙草に火をつけ、煙をくゆらせる。二人分の煙草の煙が空中で絡み合い、虚空へ消えていった。

ケルドクプロファイル#1

>人事部に婚姻届を出すな
え?それは必要なことですよ?
我々はどこかの都市国家所属ではありませんから、ロドスにはロドスの法があります。
よって婚姻関係を結ぶなら我々の人事部に提出して頂くことで受理させていただきますよ。
もちろん子供が出来たら育児休暇や扶養家族手当が出たりなんかもしますから、安心して下さいね。
所でドクター、どなたかと結婚されるんですか?
…へぇ、ケルシー先生と…ケルシー先生!?

ケルドクプロファイル#2

ロドスにはテラ各地の人間が集まっているが、婚活会場だと勘違いしている人間が多いことに驚くものが少なからずいる。
ドクターは既にケルシーと婚姻関係を結んでいることはあまり周知されていないからだ。
また、世間では二人のことをあまりよく知らず冷血な戦闘指揮官と少女をこきつかう指導者だと決めつけるものもいる。
しかしそれは事実とは正反対である。
家出したJKやペンギン急便のスタッフに比べれば十分な風情があり非常に友好的な関係なのだ。
これは医療部では公然の秘密となっていることだが大部分のケルシーの逢瀬は直接的に行われている。いや、そもそも隠そうともしていないという方が正しいかもしれない。このことについて述べると分厚い近代史書になりかねないので割愛する。

ケルドクプロファイル#3

ケルシー先生、ですか?
我々医療部の間ではまさに神の様な扱いを受けていますよ。
毎日の会議や診察、手術や新技術の開発…そして鉱石病の研究。
その全てに関わっているだけではなく、ロドスの運営から経営戦略、果てはオペレーターによる秘密の作戦行動の立案や指示などありとあらゆる分野をアーミヤさんと2人でこなしていましたから。
今はドクターがいらっしゃいますから、ケルシー先生の負担も大分減っているようで、この前なんか休憩にしようってコーヒー淹れてくれたりしたんですよ。あのケルシー先生がですよ?最近どうだって親身になって話を聞いてくれて…。私ちょっと感動しましたよ。
…ケルシー先生、最近丸くなったと思います。
以前より笑顔が目立つ様になったし、若干肌色も良くなった様に感じます。
ドクターが支えてくれるお陰でしょうか?でも2人はよく部屋で言い争いをしてるとかそんな噂も聞きますし…大丈夫なんでしょうか?
? これですか? あぁ、患者のエコー写真です。
感染者の妊婦さんなんですよ、私はまだお会いしたことないんですけど。これがどうかしたんですか?
え、これケルシー先生の…?
ケルシー先生が妊娠!?

音波検査の結果、胎児の輪郭は既に明瞭で四肢も認められる。循環器系についても胎盤を通して問題なく機能しているようだ。以上の結果から妊婦と判定。

【在胎週数】32週目
平均値よりやや成長が早いが、異常は見られない。

【血中原石密度】⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎

 

補助

┣SUZUSIROUさん?

年始

極東の神職のお父さんとシラクーザのヤの字の母を持つこの私新年から厄を落としてスカジお姉さんもかくやと言わんばかりの素晴らしき一年のスタートです。早速年はじめからフォートレスお姉さんがドクターさんに怒鳴っています…フォビドゥンワンお姉さん!!!!11!何をしているんですか!!11!!!ドデカーさんがちょっとかわいそうでしょうドクカフォニーお姉さん!!!!111!落ち着いてください!1!!!!私はイヨォーッ待っててくださいと渺然たる狐火をチャージした。何ですかかフロストスターお姉さん?ドンジャラさんがド餅を食べ過ぎた?いいですかフェラガモお姉さん?お正月なんですからそれぐらいは許してあげるべきです。狐火サマソッ!私はドヴォルザークさんに減速とデバフをかけた。「ぷぅ~~えぇ~~~」そして食べ過ぎてしまうお正月に七草粥がスーッっときいてこれは…ありがたい…聞いていますかフラペチーノお姉さん!!!11!!ブルーキュラソーお姉さん!!4!!29!!!!

End

鏡開き

今日が何の日か知っていますか?そう今日は鏡開きの日です。
せっかくなのでドクターさんの執務室にあるらっぴー君鏡餅を今年一年を祈って開こうという話になり、私は今フォカッチャお姉さんと一緒に執務室にいます。
私は木槌を握り狐火をチャージしました
ところで鏡開きの由来を知っていますか?本来ならば槌で叩くのですから鏡割りと呼ばれるべきと思われるた方もいるのではないでしょうか。元々は武家の由来であると言われており割り=切腹をイメージするため演技がよろしくないとされ、今の鏡"開き"になったそうです。一つ賢くなりましたねフォルクスワーゲンお姉さん!と私はフォンドボーお姉さんに笑いかけるとその右手に限界まで引き絞られ狐火が込められた木槌をテキサァス…と不気味な笑みを浮かべるらっぴー君鏡餅に向かって振り下ろしました。狐火を込めた木槌で叩かれた鏡餅は空中にて固定!それをドクターさんの方に向けて執拗に叩き私は狐火を解除しましたところで餅はドクターさんの顔面を時速4129kmで直撃する瞬間ドクターさんのフードとバイザーの隙間に1/4129に圧縮され吸収されました。ドクターさんお味はどうですか?「わかんないぷぇ」そうですか私はドクターさんに狐火をかけ隣の部屋で休憩をしているケルシー先生の胸元にドクターさんが飛んでいくように執拗にドクターさんの尻をしばきファブリーズお姉さんと部屋を出ました。今日は食堂で開いたお餅をおしるこにして振る舞ってくれるそうですよ行きましょうフロントガラスお姉さ「ぷ゛ぇっ」ドクターさんの断末魔と壁の破砕音が聞こえてきましたうるさいですよ!!4!!1!!!29!!
end

┣スズラン?

中ぎ人

ドクターさん、アークナイツはついに一周年を迎えることができました。いつも頑張ってくれているドクターさんのおかげですね。ありがとうございます。
アークナイツをプレイしていただいているドクターの皆様いつも本当にありがとうございます。スズランちゃんを演じさせていただいております声優の本渡楓です。
皆さん、アークナイツ一周年おめでとうございます。サァーイッシュウネンーー(パチパチ
早いものでございますね。
私もスズランちゃんと出会わせていただいてはや何ヶ月は経つんですけれどもなんかねぇもう会うたんびにスズランちゃんって可愛いなとひしひしと感じるんですけどいかがでせうか?ドクターのみなさま
ゲット してますか?
あなたのお手元にはスズランちゃんはいらっしゃいますか?
いてくれると非常に嬉しいですね~あの~そうですねスズランちゃんの魅力はもう語り尽くせないと思うんですがまぁやっぱ内面としてはね争いをそんな良しとはしない考えを持っているけれどもやっぱり大切な人たちを守りたいがために自分にできることを精一杯探してとても健気に頑張るというもぉ~果てない魅力が詰まった女の子ですね
外見も最高ですよね
ふさふさですズッ…全部
全部がふさふさです
あのぉ~おシッポもねぇ~9本生えていらっしゃいますしやっぱ耳?このふさふさの耳のとこにインカムがスチャッと着けていらっしゃるというところ
でインカムも結構なんか見える感じにドンっているのがまたちょっと武骨な感じといいますか があってすごくギャップ?があって私はとっても好きだなぁと思っております
ふさふさで ね もふもふしたいなと(ハァ~ッ)
会うたんびにスズランちゃんに対しては思う
この頃でございました
一周年を迎えましたアークナイツ皆様ぜひこれからも長く楽しんでいただければ私もとっても嬉しいなと思います。よろしくおねがいします。以上スズラン役の本渡楓でした。
「これからもよろしくおねがいしますね、ドクターさん」
動画

事後

目が覚めるなり頭を抱える事になった
よりによってスズランに手を出してしまった
私はこんな幼い少女となんて事を…
昨晩はスズランが妙に蠱惑的に見えたとか
妖艶な魅力を放っていたとか言い訳ばかりが思い付く
言い訳なんてしていいわけ?いいわけが無い
私が出来る事は彼女を不幸にしない事だけだ
辛い思い出にだけはしないよう努力しよう
それが大人としての責任…と思いかけ
それが年端も行かない少女に手を出した奴の言う事かと自嘲する
隣を見るとスズランが幸せそうに寝ている
取り敢えず朝食の支度でもしよう…昨日の今日だきっとお腹が空いている
しかしスズランが腕ほどもある巨根の持ち主だったのは予想外だった
私は強烈に痛む尻を庇うように少しへっぴり腰で台所へと向かうのだった

渺然たる狐火

スズランのスキル3
絶大な効果だがどういう仕組なのだろうか?
何とか他のオペレーターでも流用出来ない物かとスズランにダメ元で聞いてみた
「あれですか?尻尾の付け根の匂いです…九本もあると洗いづらくて…」
匂い…匂い?あれ匂いで相手を鈍足と脆弱にしてたの?
そう言えばスキル3の時尻尾ぶわーっと広げてた気がする
物凄く興味が湧いてきたので少し嗅がせて貰っても良いか聞いてみた
「え…あの少し恥ずかしいですけど…どうぞ」
スズランの尻尾の付け根付近は思いの外香ばしい匂いがした
これは鈍足とか脆弱が掛かるのも頷ける
スズランの名誉のために言っておくと決して嫌な匂いでは無い
なんか無性に嗅ぎたくなる匂いと言うか強いて言うとすればうーん……猫の肉球?
猫の肉球って兵器運用できるんだな…なんだか一つ賢くなった気がするドクターであった

┣キャッツ?

サボり

「あ…ドクターもサボりですが?」
よっこいしょとプラマニクスの隣に座る
ここはプラマニクスのお気に入りのサボりスポットで最近は俺も良くお邪魔させて貰っている
後で入り口で凍っていたカーディについてはイフリータに解凍を頼んでおこう
「じぇっとこーすたーとか叫びながら突撃してきたのでつい…ポテチ食べます?」
ポテチにコーラとはまた随分とジャンクな取り合わせだ
「あこのポテチ美味しいコンソメパンチかぁ」
「はい…人は粗食飲みに生きるにあらず…カランドの聖書にも書かれています…嘘ですけど」
「だろうね喉も乾いてたんだコーラ一口貰うわ」
「あ…」
「うーん爽やかテイスティ…やっぱコカコーラだな」
「フイ)…私…実はペプシコーラも好きなんです」
「ペプシはなんか甘ったるくて苦手なんだ」
「それはJコーラです…私もJコーラは少し苦手で…ライン生命風味が強いと言うか…」
なんだかんだ今日も平和な一日だった…カーディはこの後無事解凍されました

贈り物選び

「ドクター、ドクター?ここにいらっしゃったのですか」
カランドの巫女、プラマニクスが呼ぶ声がする。
振り返ると彼女は少々息を乱し、頬を朱に染めてこちらを見ていた。走ってきたようだ。
「少しお話ししたいことが…私の部屋まで至急お越しいただけますか」
美人による部屋へのお誘いとはこれは中々…いや止そうイェラグの政治的問題に巻き込まれるのは得策ではない。
目覚めそうな第三の足を宥めつつ手を引く彼女に付いて行った。

 

部屋に入った彼女は「ふぅ…少し暑いですね…」と言いつつ胸元を若干広げた。
ほ、ほほう?ほう?なるほど首元はそうなって…イカンイカン鼻の下が拡張される!
ここは紳士的な対応をしなければ…戦場では記憶がないままも指揮を取れる私だが、このシチュエーションは想定していなかった童貞ってバレたらなんかやだ。
「実は…殿方が喜ぶ物は何がいいか悩んでいまして」
え、いきなり道具使うの?しかも何種類か箱に入っていて…これは…
…装飾品?
「3種、用意しました。ドクターはこの中で贈り物で喜ぶものでしたらどれがいいですか?」
………ははーんわかったぞお兄さんに贈るんだな?
「ち、違います!もう…そんなわけ…」
どんどん尻つぼみになる彼女の言葉を聞きつつ、シルバーアッシュが喜びそうなものを選ぶ
だとしたら…これかな?民族的な感じのする小さなアクセサリーだ。
これなら彼も戦闘に支障なく身につけ続けられるだろう。彼女の言葉によれば、これは妹と編んだ魔除けのリングらしい。

 

しばらく雑談をし、執務室に戻ることにした。
いつ間にかロドスにいたプラマニクスだが、最初の張り詰めた感じもすっかり抜け今やだらけネコモードだ。
今日の会話の中でもよく笑顔を見せてくれたし良しとしよう。なんか導入からすると残念だったけどとにかく良し。
お茶、ごちそうさま…と言って部屋を退出しようとすると俯いた彼女がこちらの袖を握っていた。
「がっかりさせて申し訳ありません…しかし、あの、ですね。私の気持ちが落ち着いたら、きっと、ドクターの部屋に伺いますから…」
真っ赤になったプラマニクスが消え入りそうな声でそう言った。
え、それって、あっ…

 

特殊

┣ウィーディ?

小休憩

「ドクターも体が弱いの?」

 

藪から棒にそんな質問をウィーディが投げかけてきたのは、館内ジョギングの最中に温室内で小休止をとっていた時だった。
聞けば、研究の構想を煮詰める時、単に気晴らしをしたい時などに、庭園を訪れて花々の香りを楽しんでいるのだという。潔癖症のケをもつこのイベリアの研究者は、彼女が面する人と場のいずれに対しても尋常ではない清潔と整容を求める。故に環境の整備された自室や研究室から出ることは滅多になく、彼女の忌避するであろう汚染源に溢れた肥沃土がもてなすこの温室にふらりと現れるということが、なんとも意外に感じられた。そこは温室を管理するパフューマー・ラナの優れた技能と人徳の為せる業なのだろう。
ウィーディは、エーギル人としては比較的虚弱である。
スカジ・スペクターの両名は……まあ例外として。筋力、体力共に標準よりもやや劣るというのが人事部の査定だった。彼女が如何にして前線勤務を望むようになり、ロドスの基準をパスするに至ったのかは私には分からないが、私がトレーニングを積む姿に何かしら思うところはあったらしい。
「あなたのスーツの下って、見たことないもの。みんな結構噂してるよ。骨と皮しかないんだとか、服の中には何もなくて、どろどろした黒い液体が詰まってるだけだとか……」
酷い風評被害もあったものだ。肉付きが薄いことは否定しないが。
最近はマシになったんだぞ、と肘を曲げて力瘤を作ってみせる。
ウィーディは恐る恐る右手を伸ばして、服の上から私の上腕二頭筋に触れた。しばしの逡巡の後、指先に力を込めて上腕の輪郭をなぞろうとする。芳しくない筋量だというのは、寄った眉間から薄々想像がついた。
まあ、ブローカやマッターホルンのような筋骨隆々の肉体には程遠いし、恐らく骨格の関係上実現も難しいだろうけれど、目指すところはああいうマッチョマンだ。
「本気で言ってる?」
それくらい言わないとシデロカがもっと高いところにハードルを設定してくるのだ。フォルテは膂力に恵まれた者が多いから、できてさも当然のようにとんでもない負荷のトレーニングメニューを仕込んでくる。初日の夜には全身の筋肉痛でペン1本持ち上げるにも不自由する羽目になってしまった。
とはいえ。
昏睡していた頃と比べれば体の状態も随分良くなったのだろう。果たして本当にそれが正しく『昏睡』であったのかどうかは未だ定かではないが、身動きが取れず痩せ細るだけの日々であったことには違いない。
メディカルチェックはケルシーを含め多数の医療オペレーターが心を砕いてくれている。患者自身に治る意欲、治す意欲がなければそれら献身は全て無駄になってしまう。
ジャンクフードの少しくらいはお目溢し願いたいが、贅沢な文句だとは自分でも思う。
「ドクターが頑張ってるのは分かったけど……これならまだ、私の方が力持ちかもしれないね」
それはそうかもしれない。ウィーディの獲物は放水機だ。自分に同じものを抱えて戦場を走り回れるかと聞かれれば、多分無理だろう。
ただ言われるがままにうなずいてしまうのはどうにも癪で、私は何かしら自慢ができるようなものはないかと記憶を遡る。
しかし思い出せたのは精々イフリータと遊んでやった時に肩車をしたとか、ほんの悪戯でアーミヤを両腕で抱えてみたら意外と軽くてひょいと持ち上げられてしまったことくらいだった。
ダメ元でそれらの業績を口走ると、ウィーディはほんの一瞬だけきょとんと目を丸くして、すぐにいつもの丸く大きく真っ赤な瞳に戻った。手袋のない左手を口元に当てて考え込んだ後、ウィーディはつぶやいた。
「それってアーミヤに怒られなかった?」
なんで。いや怒られたけど。
「まさか、重さに関して何かしら言及したりはしなかったよね」
するわけがない。流石にその程度のデリカシーは弁えている。
「……ドクターって、誰にでもそういうことするの? 通り魔的に、お姫様抱っこしたりとか」
する理由がないし、そもそも腕力が足りなくてできない。
アーミヤを抱えてみたのはほんの気まぐれで……娘とか妹をからかう感覚で、ついやってしまったのだ。筋トレの成果を確かめつつ自慢してみたかったというのはあったが。
「そうなんだ。ふーん……へえ」
意味深にウィーディがうなずく。完全に警戒されているように感じる。不審者と思われている!
心配しなくても君を許可なく抱き上げたりはしないぞ! と私は叫んだ。
いやこれは言わなかった方が良かったかもしれない。自分から不審者と名乗りを上げているようなものだ。しかし一度口にしてしまった言葉を引っ込めることはできない。抜いた剣を鞘に収めることはできるが、零れ落ちた水は盆に戻らないのだ。
ウィーディは、細めた目から真紅の瞳を鋭く光らせて私を睨んでいる。しかし口角は緩やかに吊り上がっていて、これは、この表情は──ああ、ケルシーが稀に見せる、意地の悪い微笑だ。
「許可すれば私のこと、抱いてくれる?」
……私は、すぐに返事ができなかった。うまく回らない思考のまま、問いかけに引きずられてウィーディの体格を観察する。
アーミヤと概ね同じか、やや小さいくらいの小柄な体躯だ。できなくはないだろうが、潔癖症の彼女に触れるというのが憚られる。いやでも許可してくれるというのならそこは問題ないのか。しかしきちんと身を清めて清潔なガウンに着替えて無菌手袋もはめてからでないと──と、ぼやぼやしている内に、ウィーディはけらけらと笑い始めた。
石の如く固まった私を前に、
「冗談だから」
と付言した。
「冗談だよ、うん。冗談」
彼女が冗句を口にする場面を私は初めて見たように思う。ウィーディは几帳面と実直という概念をそのまま擬人化したような人物で、戯れに人を玩弄する類の女性ではなかった。
私の心臓がどくんと跳ねる。見知った人の、知らない側面を目にするということが私を斯くも動揺させるものとは思わなかった。
「ドクターに王子様役なんて似合わないもんね」
ごもっともだ。嬉しくはないが。
ただ、君のことを抱きかかえるかどうかは別として、人間1人を運べるくらいにはなろうとは思うよ。
「それじゃあ、いざという時には私がドクターのことを抱えて逃げてあげる」
君が?
「私だって前線勤務のオペレーターだよ。基礎トレーニングはきちんとこなしてるし、ドクター1人くらいなんてことないんだから」
自分が身動きが取れなくなって、戦線が崩壊して、敗走せざるを得なくなる。そんな場面は想像したくもないが、決して起こり得ない未来ではない。
そんな事態にはさせない。させないけれども、もしもその時が来たら頼ってもいいだろうか。
その程度の願いを託すことはきっと許してもらえるだろう。
「うん。だから、日頃からきちんと綺麗にしていてね
そうでないと、一緒にもいてあげないんだから。」
そう言い残して、手袋をはめた側の手で私のフードを軽く小突くと、ウィーディはひらひらと温室から舞い出ていった。
取り残された私は、触れられてもいない頬が熱くなるのを感じていた。

┣エフイーター?

映画鑑賞

ドクターには記憶が無いっていうのは、オペレーターの間じゃ有名な話
だったらあたしが昔出演した映画とか、楽しんでもらえるかな、なんて
未練たらしく残してたディスクを持って執務室に行くと、ドクターも見たいって言ってくれた

……過去のあたしの姿。 正直、思う所が無くはない
映像の中のあたしはカッコよく敵を倒して、危ないシーンも華麗にかわして……今のあたしとは……
「エフイーターはこの頃からカッコよかったんだね!」
思考に沈んでたあたしを現実に引き戻してくれたのは、ドクターのそんな子どもみたいな感想だった

……みたいな、過去への望郷と手に入れた今の幸せをかみしめる彼女の物語を君に見てほしかったけど……
ごめんなさい。 ノートに紅茶を零してしまって……

┣レッド>怪文書

 

ロボット

┣Castle-3?
┣Lancet-2?
┣THRM-EX?

 

その他

┣ドクター?

出汁

ドクターの1日は出汁取りから始まる
まずは全身を洗い清め巨大な鍋の中へ
90度を超える高熱の中じっくりコトコト半日程耐える
命に関わる場合もある危険な工程だが
美味しいドクター出汁を取る為にこれは欠かせない
半日もすると最高のドクターの出汁が取れる
すべての出汁を抜かれ半死半生のドクターを鍋から引き上げ
鍋の中身をすべて捨て改めて厳選した豚の骨で出汁を取る
これが最高のドクター出汁ラーメンの秘訣である
ドクターは語る
確かにキツい仕事だがロドスの皆に美味しいラーメンを食べて貰う為だと思えばなんという事は無い
と

品評会

今日はドクターの肛門品評会の日
皆の前で自ら尻を割り開く羞恥と屈辱に発狂しそうになっているドクターを尻目に
オペレーター達はドクターの肛門の品評を続けていた
「とても可愛くて言い肛門だと思います(パシャーパシャ-」
「男なのに尻毛を処理しているのが不愉快だ減点」
「悪くないまぁ私としてはもっとフューチャリズムに溢れる肛門の方が好みだが」
「だが盟友の肛門は所排泄以外では未使用これはかなり評価点では無かろうか?」
「グムはもっと下品なお尻の方が好みだよ!もう少し縦割れしてから出直してきて!」
「………ギリエッチですわ!」
死にたい…心の底からそう思うドクターの心境を他所に
ドクターの肛門品評は粛々と続いていった

袋麺

ドクターは衝撃を受けていた
ケルシーに言われた袋麺を口内調理していたという嫌味
あのババァ…と内心も外見も憤りつつ
つい好奇心に突き動かされやってしまったらこの通り出来てしまった
口の中がとても美味しい
しかもこれなら洗い物0で出来る極めて衛生的
まさか本当の事だったとはてっきり嫌味なケルシーのウィットに富んだ皮肉だとばっかり…
もぐもぐごくんと飲み干して食事終了
食事の所要時間わずか10分
なんと効率的な
そうだ今度アーミヤにも教えてやろうきっと喜ぶぞ
ケルシーに内心ババァと言った事を謝りつつやっぱりババァだと思っているドクターなのであった

┣クラウンスレイヤー?

クラウンスレイヤーの大冒険

クラウンスレイヤーの大冒険
ロドスの卑劣な罠により地下深くに叩き落され意識を失ったクラウンスレイヤー
目を覚ますとそこは広大な未開の大空洞だった
脱出する為大空洞…地獄洞窟を探索するクラウンスレイヤー
立ち塞がる未知の驚異!命を狙う自然の罠!ベテラン遭難者の空挺兵との出会いと別れ!
そして悲しみと決意の果てに編み出した必殺の拳クラスレ拳法
そこに轟音と共に現れるスゴクツヨイロボ!圧倒的な破壊力で洞窟を粉砕しカワウソのパラダイスを作り上げる
しかし一見平和になった地獄洞窟に現れた陸生巨大殺戮サメ地獄シャーク!
再び始まる血の惨劇!クラウンスレイヤーはこの驚異にどう立ち向かうのか?
ここからシュバルツとドクターの濡れ場が始まりますわ!↓
ここでイフリータとドクターが愛し合う事でクラウンスレイヤーは救われる事が判明
これら様々な怪現象は全て地獄洞窟の底から湧き出す邪気が見せた幻覚だった!
洞窟の邪気に抗うため霧のアーツを極限まで磨き上げるクラウンスレイヤー!
フィリオプシスの需要を検知 地獄洞窟に急行します

 

ドクターお仕事もう終わりましたか?終わったら申し送りをお願いしますね ---アーミヤ

┣殿下?
┣イネス?