事任八幡宮

Last-modified: 2013-12-22 (日) 00:24:11
 

事任八幡宮
ことのままはちまんぐう
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(参拝日:平成25年2月11日)
住所:静岡県掛川市八坂642mapionlogo.gif
主祭神:己等乃麻知媛命
一宮:遠江国一宮
社格:式内社、県社
主な祭礼:9月敬老の日前3日間(例大祭)
webサイト:事任八幡宮

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
創建年代は不詳ですが、成務天皇の御代(一九〇年頃)にご鎮座され、大同二年(八〇七年)
坂上田村麻呂東征の際に桓武天皇の勅を奉じ、本宮山より現在の地にご遷宮されたと伝えられています。

古くは「己等乃麻智神社」「任事社」と尊称され、
平安時代に書かれた「枕草子」や「延喜式神名帳」にも当社の名前が載せられております。
願いごとのままに叶う有り難い言霊の社として京にも知れ渡っていたようです。

武家社会の世になり八幡信仰が隆盛し、康平五年(一〇六二年)源頼義が京都より石清水八幡宮
当社に勧請してからは「八幡宮」と称するようになりました。

慶長十三年(一六〇八年)に徳川家康公が本殿を造営、寛永五年(一六二八年)に徳川秀忠公が中門を造営されました。
徳川幕府は御朱印百石余りを献上しており、本殿の金具には菊の紋と葵の紋が刻まれていることから将軍家が当社を
信仰なさっていたことがうかがえます。

また、当社は東海道筋の難所である佐夜の中山の手前に鎮座することから和歌も多く詠まれ
「十六夜日記」「東関紀行」「岡部日記」等多くの紀行文に記載されています。

明治五年、県社に列せられた折には「県社八幡神社」と称していましたが、昭和二十二年社格の撤廃の折、
古来の社号「ことのままの社」に基づいて「事任八幡宮」と改称しました。

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↑本殿↑
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↑本宮登拝口↑
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↑本宮↑
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↑境内地図(クリックで拡大)↑
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↑御神木 杉↑
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↑大楠↑
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↑夫婦杉↑
(以下、余談)
掛川市の郊外、島田市との市境が近いところにあります。
神社前で旧国道一号線(東海道)と市道が分岐していますが、日坂方面に進むと粟ヶ岳があります。
建国記念日で建国祭が執り行われていましたので、境内はやや混み合っていました。

「ことのまま」に願い事が叶う神社として枕草子では謡われています。
運気や金運アップが目的で参拝される方が多いようです。少し調べてみると、ブログがたくさん見つかりました。
パワースポット目当てに来られる方は、旧国道をはさんで向かいにある本宮に登るといいかもしれないですね。