ラミネートべニア法とは
ラミネートベニア法は、本来の歯の色に関係なく、好みの白さにできる「歯の整形」のこと。
ホワイトニングよりもかなり白く、少しの歯並びの修正であれば矯正を行なうよりもはるかに短期間(概ね3~5回)でキレイな歯並びと真っ白な歯を手に入られるようです。
天然歯の表面をごく薄く削り、シェル状のエナメル質ネイルチップのような薄い歯を接着します。ネイルチップと違い一度つけたら外せません。材料は一般的にはセラミック(ポーセレン)などが使用されます。ホワイトニング効果の出にくい歯の変色、前歯のすきっ歯などを、短期間で改善します。
ラミネートべニア法のメリット・デメリット
ラミネートベニア法には以下の特長や注意点があります。一度取り付けるとネイルチップを外すようには元には戻せません。取り外しも出来ません。そのためその他の治療法(歯のホワイトニングや矯正など)や費用、治療期間などを十分に検討して行なうことが必要です。
メリット | ・色だけでなく、形(すきっぱなど)も短期間で修正可能 ・ホワイトニングでの「白」よりもっと白くできる ・生まれつき色が濃い歯でも、短期間で白い歯になる ・色が元に戻ることはない ・削る量が少ないので痛くない、麻酔は基本的には不要 |
デメリット | ・自分の歯を削らなくてはならない (0.3mm~0.5mm程度) ・ホワイトニングに比べて高価 ・使っていくうちに貼り付けたところが割れたりすることがある ・一度取り付けると取り外せない |
その他注意点
- 上の歯だけ貼り付けることもある
下の前歯の表面に貼り付けると歯が大きくなってしまう場合、上の前歯の裏にぶつかるので上の歯だけに貼り付けることもあります。 - 治療本数
歯の全てに行なうのでなく、気になる部分だけ貼り付けることが出来ますが、1本だと色を自分の歯と合わせるのが非常に難しいので数本になることもあります。 - 費用や行なえる場所
費用は健康保険適用外のため、病院ごとに様々ですが1本で50,000円程度から150,000円程度。また全国どこの歯科医院でも扱っているわけではないので、審美歯科を行なっている歯科医院でも必ず相談しましょう。