歯の病気でお悩みのあなたへ/予防法

Last-modified: 2011-03-26 (土) 16:52:14

歯磨き

  • 誰もが知っている方法として、「歯磨き」があります。
    毎食後の歯磨きは当然のことながら、最も効果的な歯磨きは、就寝前の歯磨きです。朝や日中、お忙しい方でも夜は、時間が取れると思います。
    原因菌は、就寝中に増幅します、時間をかけてしっかり磨きましょう。
  • 歯並びが悪く歯と歯が重なっている部分は、特に虫歯の発生しやすいポイントです。インタースペースブラシデンタルフロスを使うとより効果的です。
    1本1本磨くつもりで行いましょう。
  • 唾液が、再石灰化を促しますが、就寝中は、唾液量が減るので、なおさら、就寝前の歯磨きが重要になります。

フッ素ケア

  • 子供のうちにフッ素ケアをするとより効果的と言われますが、主な効果は、エナメル質の強化、再石灰化の修復促進、原因菌の抑制などです。
  • 市販と病院のフッ素の違いは、濃度です。上手に使い分けましょう。

機能性ガム

  • ガムを噛むことによって、分泌される唾液で、酸性化した状態を中和する働きや再石灰化を促す働きがあります。
  • シュガーレスや特定保健用食品のガムが、数多く市販されています。虫歯予防、口臭予防、他にもいろいろな機能のガムが、あるようです。
    用途に応じて噛むと良いでしょう。但し、顎関節症の方は、顎に負担が掛かるので控えたほうがよろしいでしょう。

間食する時の注意

  • 間食は量ではなくて回数に注意
    ごく初期の虫歯は、唾液による「再石灰化現象」で自然に修復されます。1日3食の他に間食が増えるほど、この修復作業が間に合わなくなり虫歯の進行を後押ししてしまいます。ダラダラ食べの習慣は改善しましょう。
  • 就寝前の飲食は控えめに
    就寝直前の飲食では、寝るまでに唾液による自然修復が間に合いません。さらに就寝中は虫歯が最も進む時間帯です。これは眠っている間は、唾液があまり出ないためです。就寝前の飲食は、虫歯に格好のごちそうを残してしまうことになりますので、できるだけ控えましょう。

残念ながら、間食のたびにすぐに歯を磨いても、虫歯リスクは下げられません。やみくもに歯磨きの回数だけで予防を考えるのではなく、規則正しい食生活をキープし、唾液による歯の修復作業をしっかり行なうといった、2つのアプローチで虫歯予防を考えるようにしましょう。