親知らずとは

Last-modified: 2010-12-13 (月) 14:47:29
 

人の歯は成長するにしたがって、乳歯から永久歯に生えかわります。
親知らず」とは、大人になってから生えてくる最後の永久歯で、前から数えて8番目の歯です。
一番奥に出てくるため出てくる場所がなく、上手にまっすぐ生えてこない場合が多く、
様々なトラブルが起こることがあります。

 

親知らずは20歳前後で生えてくる歯のため、平均寿命が短かった昔の人たちは
この親知らずが生えてくる頃にはすでに親がこの世にいない、または、
親元から独立して生活していたこともあり親が歯の生え始めを知ることはない、
というのが親知らずの名前の由来だと言われています。

 

歯は、前歯の真ん中から数えて2番目までを切歯、3番目を犬歯、4・5番目を小臼歯
6・7・8番目を大臼歯と呼びます。
そして、最後に生えてくる永久歯の第3大臼歯(大臼歯の一番奥)を親知らずと呼んでいます。

 

人間の歯はふつう15歳くらいまでに上下28本の歯が生え揃います。
よく人の歯は全部で32本と言われていますが、これはこの28本に
第3大臼歯である親知らず4本を加えた数です。

 

通常親知らずは18~22歳頃に出てきますが、まれに30~40歳頃に生えてくることもあります。
しかし現代人は顎が徐々に小さくなってきていることもあり、
左右上下そろえば4本ある親知らずのうち、まったくない人から、全部ある人まで様々です。

 

このように生える時期、生え方などには個人差があるのが
この親知らずの特徴でもあります。