歯周病とは

Last-modified: 2011-03-26 (土) 10:45:20

歯周病とは、歯肉や歯を支えている骨歯槽骨(しそうこつ)などの、
歯を支えている組織(歯周組織)に発生する疾患の総称である。
歯周疾患、ペリオ (perio) ともいい、ペリオは治療のことを指すこともある。

 

歯の表面につくプラーク歯垢=細菌の塊り)が主要な原因の一つである疾患が多いが、
単に歯垢のみでなく、多くの複合的要因によって発生する。
また、歯垢が一切関係ない(非プラーク性の)歯周疾患も多数存在する。

 

歯周病のうち、歯肉に限局した炎症が起こる病気を歯肉炎
他の歯周組織にまで炎症が起こっているものを歯周炎といい、
これらが二大疾患となっている。
ただし、通常、歯肉炎歯周炎といった場合、
それぞれ、プラーク性歯肉炎、慢性歯周炎を指すのが一般的である。

 

歯科疾患実態調査によると、日本においては歯周疾患の目安となる歯周ポケット
4mm以上存在している割合が、50代の人で約半数に達しており、
また、高齢者の歯周疾患患者が増加していることが示されている。
ただし、前回までと比較して調査方法の厳密化がなされていることから、
単純比較は出来ないのではないかとされている。
また残存歯数が増加していることも
歯周疾患の増加に関わっていると考えられている。

 

歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症とされている(ギネスブック2001 きこ書房)。
また日本人の成人の約80%が歯周病を患っていると言われている。

(参考・Wikipedia)