概要
罪深き者の道に捕えられているムシ。
どうやらある事情を抱えているようで…?
台詞
- 初回
旅の者よ、
わたしのことは放っておくがいい。
わたしは無力に怒りをぶつけるより、
この王国の残酷さを受け入れる道を選ぶ。
檻の中で朽ち、忘れ去られる・・・
さしてひどい運命ではないさ。
ファールームの脆弱なムシたちを捉えた、
あの呪気に侵されることに比べればな。
あなたがそう言うならね。
- 2回目以降
干渉するな。
わたしは自らの運命を受け入れた。
そう、わかった。
- 解錠後初回
解放された、というわけか。
助けを求めたわけではないというのに。
別に感謝の言葉は求めていないわ。
持っていた鍵がたまたま鍵穴に合った、
それだけのことよ。
あなたが望むなら、その殻が朽ちるまで
ここに留まっていればいい。
いや、わたしはすぐに出発する。
道が開けた以上、わたしはわたしの
望みに従って再び動かねばならん。
できれば避けたかったことではあるがな。
なら気をつけていくといいわ。
わたしもこれ以上は詮索しない。
あなたにも、なんらかの
背負うものがあるようだから。
- 2回目以降
安全を祈ってるわ。
戦士よ、ここはファールームだ。
安全などは、神話にすぎんさ。
- ニードリン
お前とわたしは・・・常に・・・
我らの視線は・・・ひとつとなり・・・
共に・・・完璧に・・・
我らは共に統治する・・・
我らの爪は合わさり・・・
我らは共に踊る・・・
- 温泉付近初回
この憎悪に紐づいた場所は
二度と訪れたくないと思っていたが…
こうしてわたしは立っている。
かつていた不運なムシたちと同様に。
あの湿気に満ちた檻から、
ずいぶん遠くまで旅をしてきたものね。
このシタデルに巣食う者たちと
戦う気なのであれば、
その勇気に敬意を表するわ。
フッ、我らは稀有な姿勢を
共有しているようだな。
抵抗する意志を保てる者は、さほど多くない。
多くの心弱き者たちは、
頂にいる黄金色の搾取者に魅せられ、
引き寄せられ、囚われた。
- 2回目以降
気をつけて。
また会うその時まで。
あるいは死が静かに我らを
取り込む時までな…
- 初回
きみか…つまり終わったということか…
わたしの願いは、わたしが到着する前に
叶えられたというわけだ。
この広間で舞踏を繰り広げた
あの銅色の者たちは、
明らかにあなたの姿を模していた。
あの者たちはあなたの
影響を受けていたということ?
わたしではない。
この場所は、わたしの心を重くさせる…
あの舞踏者たちは…
わたしの相方の最後の自由意思の器…
常に楽観的で、ものを信じすぎた彼の。
わたしたちの洞穴の安全を
保障してもらおうと必死だった彼は、
交換条件として己のすべてを捧げた。
そして彼の殻と魂は、”型”となった。
わたしたちの土地が糸に襲われ、崩壊しても…
長らくわたしはここを訪れようとはしなかった。
彼の美しさが道化の如く冷酷に
消費されるのを目撃したくなかったがゆえに、
檻の中で臆病にも時間を潰していたのだ。
なら少しは慰めとなったことを願うわ。
彼の魂はあの鉄の殻から解放された。
そしてあなたの土地を襲った運命は、
このシタデルをも呑み込もうとしている。
ああ…大した癒しにもならんがな。
愛するものすべてを失った今となっては…
- 2回目以降
わたしの願いは叶えられた…
そしてわたしが愛するものはすべて失われた…
