目次
ジョイスティックおよびラダーペダル
ひねりラダーのついたジョイスティック、またはジョイスティック+ラダーペダルのセットが必要になる。
最低限割り当てが必要な操作
- ピッチ、ロール、ヨー、スロットル
アナログ軸に割り当てる。軸の反転に注意。 - 全機銃[Space]、ロケット[R]、爆弾[B]
ロケットと爆弾はキーボードでも可能だが、ジョイスティックに割り当てた方が楽。 - 視界操作[Num1~4、Num6~9]
ハットスイッチに割り当てる。ヘッドトラッキング等を使わないなら必要。 - ズーム[Num+/-]
優先して割り当てるべき操作
- 回転数、燃料混合比
アナログ軸が余っていたらこれに割り当てる。 - 着陸脚上げ下げ[G]、フラップ上げ[左Shift+F]、フラップ下げ[F]
離着陸で使う。 - ホイールブレーキ[/]
左右独立したブレーキも、連動したブレーキと同じように操作できる。- ラダーペダルを持っているなら、ホイールブレーキ左[,]右[.]を左右のペダルに割り当てる。
ただし左右独立していないブレーキには使えない。
- ラダーペダルを持っているなら、ホイールブレーキ左[,]右[.]を左右のペダルに割り当てる。
- 水ラジエータ開閉[右Ctrl+-/=]、油ラジエータ開閉[右Win+-/=]
- 入口カウルシャッター開閉[左Ctrl+-/=]、出口カウルシャッター開閉[左Alt+-/=]
水ラジエータと入口カウルシャッターは同じ機体にはついていないので、Setting/Key mappingでキー割り当てを追加して同じキーで操作できるようにしてもよい。 - エレベータトリム[右Ctrl+↑/↓]、スタビライザー[右Shift+↑/↓]
同じ機体にはついていないので、Setting/Key mappingでキー割り当てを追加して同じキーで操作できるようにしてもよい。 - 過給機切替[左Shift+S]、ブースト[左Shift+B]、エアブレーキ[右Alt+B]
一部の機体で必要。
割り当てると便利な操作
- 武器セット1[右Alt+Space]、武器セット2[左Alt+Space]
機関砲の弾が少ない機種などでは、機銃と使い分けることが可能になる。 - 尾輪ロック[左Shift+G]
タキシングが楽になる。 - ブリーフィング[O]
マップを全画面表示し、ブリーフィングも表示。エキスパート難易度でも自機の位置を確認できる。
マウス
通常、マウスはプレイ中は爆撃照準器やブリーフィング画面で使う。
Setting/Control devicesでマウス操縦を選んだ場合、ピッチ・ロール・ヨーを操作する代わりに、マウスで動かしたポインターに向かって自動操縦で向きが変わる。それ以外の操作は以下の通り。
- 左クリック:全機銃発射
- 右ドラッグ:視点操作
- マウスホイール:スロットル(全エンジン)
- 左Shift+マウスホイール:ズーム
またF1でコクピット視点、F4で追跡視点(難易度設定で可能な場合)。
それ以外の操作はジョイスティック操縦モードと同じ。
フライトモデル、ダメージモデル等はどちらの操縦モードでも変わらない。ただし以下のような違いがある。
- マウス操縦では、横滑り・スナップロールといった特殊な機動は行えない。
- マウス操縦モードの場合、ジョイスティック専用と設定されたサーバーには入れない。
ヘッドトラッキングデバイス
頭の動きを検知して視界を操作する装置。プレイが格段に容易になり、没入感も増す。
TrackIR
高価だが簡単で高精度。
最新バージョンをインストールし、ソフト内でゲームリストを更新すること。
- ゲーム中のキー設定とTrackIRのキー操作が重複しないように設定すること。
- OptionのSubmit Error Reports To NaturalPointがonだと、環境によってはフリーズやエラーが多発する。
- 環境によって、ミッション開始後にトラッキングonにするとフリーズする場合、トラッキングonのままソフト起動・ミッション開始することで回避できる。
FreeTrack
ウェブカメラと自作の装置を使う無料のソフト。詳細はIL-2 1946のwikiを参照のこと。
ver1.201より、64bitに対応したことでFreeTrackはそのままでは使えなくなった。
OpenTrackでFreeTrackを使うには、以下のようにする。
1. OpenTrackを起動し、作動している状態でBoSを起動する。
2. BoSが起動したらCtrl+Alt+DelなどでOpenTrackを閉じ、FreeTrackを起動する。
FreeTrackのプロファイルはピッチ軸を反転しておくこと。
3. そのままBoSに戻る。
- OpenTrackのダウンロードは右リンクから。https://github.com/opentrack/opentrack/releases
FaceTrackNoIR
VR
ver2.009からVRに対応するようになった。
高解像度ディスプレイ+TrackIRでのプレイに比べると解像度は低くなり、真後ろを向くのが難しいなどデメリットもあるが、ディスプレイより視界が広く、また立体感と飛行中の浮遊感は何物にも代えがたい。
グラフィック設定のEnable VR HMDをonにして、VRゴーグルを使用可能な状態で起動するとVRモードになる。
ユーザーインターフェースや全画面マップ等は正面の目の前に表示される。プレイ中のテクニカルチャットやメッセージ等は(正面を向いていれば)視界の端付近になるため、見落とさないように注意。
銃座の操作やメニューの選択などにはマウスを使用する。
銃座に移動すると、乗員が後ろ向きであれば後ろを向いた状態になる。照準視点になると、視点の向きは自分の向いた方向のままで視点の位置が照準器に固定される。
- U-2の銃座やKV-1車長の後方機銃のように乗員が前向きだが武器は後ろ向きの場合、後ろを向かないと武器の向いている方向が見えない。
VRで使用するキー操作には以下のようなものがある。
- Default VR view:視点をデフォルト位置にリセットする。
従来の視点リセット(デフォルトはNum5)と同じキー設定にすべき。2D画面とVRで見る方向が違うと、VRの視界内でも視界外として処理され表示が省略されることがある。 VR camera zoom:押している間2倍ズームになる。デフォルトはNum+。
ver4.007でクイックズーム導入にともない廃止された。右Ctrl+Num0で同じ機能。- IPD correction:瞳孔間距離を補正するため画像をずらす。デフォルトは左Shift+Num+/NumEnter。
公式フォーラムでは、VRでの動作を快適にする方法として以下のようなものが挙げられている。
- 解像度を1024x768にすると、VRの解像度は変わらないが描画が高速化してFPSが向上する。
- グラフィック設定のSharpenオプションは、VRでは計器が見やすくなるなどの効果がある。onにしてもそれほど重くならない。
- グラフィック設定のDynamic resolution factorを1より小さくすることで、FPSの低下を抑えられる。
VRでは通常のディスプレイに比べて、画質の低下が目立たない。 - アンチエイリアスはoff~2xにすることでパフォーマンス向上。
- HキーでHUD表示をoffにすることで、FPSが向上する。
その他、VRでプレイする際の注意点として以下のようなものがある。
- HMDを装着する高さや傾きによって視界がぼやけることがある。見やすい位置で固定し、プレイ中にずれないようにすること。
- VRとディスプレイでは同じ視点位置でも見え方が異なる。機種によっては、背中がシートにめりこんだようになり、横を向いたとき不自然な視界になる。
その場合、ディスプレイで視点位置を調整しF10で保存しておいて、VRでプレイする時は最初に頭を30cmほど後ろに下げて視点位置をリセットし、元の姿勢に戻るとちょうどよくなる。 - キーボードの操作は面倒になるので、必要な操作はスティックに割り当てておくこと。
- 体温によるレンズの曇りに注意。
- 汗などの皮脂汚れはきれいに落とすこと。プレイ中のストレスが大きく変わる。
布で拭くだけでは落ちにくい。カメラのレンズ清掃方法が参考になる。