1/32 フルカウルミニ四駆シリーズ No.11
ブロッケンギガント
BROCKEN GIGANT
Item No:19411 842円(本体価格780円)
概要
【 前後のタイヤをカバーする空力ボディと高性能な走りが魅力です 】
- シャフトドライブ四輪駆動を採用した高性能レーサーのプラスチックモデル組み立てキットです。
- ブロッケンギガントはタイヤを完全にカバーしないハーフカウルのスタイル、
パイプフレーム状のサイドガードが力強さをアピールします。
しかもサイドガード一体式のフロントカウルは取り外しでき、パーツの取り付けも可能です。 - シャーシはフロントにモーターをセットした、走行安定性の高いスーパーFM。
- 別売のグレードアップパーツも使え、走行性能をいっそう磨くこともできます。
- 組み立ては接着剤不要のはめ込み式、配線なしのモーターライズで組み立ても手軽です。
歴史
- 100tオイ車は1940年頃のてんやわんやの陸軍技本に
大佐の階級章ぶら下げた変なおっさんがやって来て、ノモンハンと独ソ戦のデータを元に
100t規模の超つよいスーパータンクを作るように
上層部の許可なしに勝手に命令してできちゃったWoT界のエドモンド本田である - 実車は動くだけで転輪が吹っ飛んだり腹が地面にめり込んだり散々だったけど
ゲームじゃそんなもん関係なくカタログスペックそのまんまが出るんやな役得なんやな
爆走兄弟レッツ&ゴー
一四式十サンチ加農砲がやばい
AP130mm/AP150mm/HE53mmのダメージが300/300/360、
DPMは1857と平均的ながらこの火力はTier5HTとしては目ん玉飛び出るほどクソやばい
KV-1だろうが田尻だろうが車体さえ見えていればガスガス抜き放題
ちなみにTier5MTは二発で確殺なので覚えておこう
v0.9.20にて削除されたのでどうか安心してほしい
加減しろ莫迦!Tier5だぞ!
- 異常な速さ
スコープを覗いてると40kmでヌル…と眼前に現れる
視界いっぱいに広がってるのになんか妙に素早い巨大な鉄の塊がコイツ
ガソリン積むとコーヒー屋とだいたい似たような機動力に
相手にしても味方にしても遠近感が狂うこと間違いなしの脚の速さは
陣地転換や無砲塔車両への肉薄などに積極的に活用できる
v0.9.20にて装甲と引き換えに田尻Iと同レベルにまで悪化したんやなw悲劇やなw
下に書かれているような体当たりも今となっては難しいので
素直に12榴または7.5cmでダメージを稼ごう
- 体当たりが超ダメージ
Tier5のまだまだひよっこせんしゃが多い環境に
9.10で突如として100t*40kmの日の丸付いた超重戦車が襲来してきたのだ
レン君どころかシャーマンだってフルスピード出ていればHPMAXから即死も十分有り得る
ドライバーの先に取るPerkは「オフロード走行」より「衝突の制御」がいいかも?
- 榴弾メタ特化ボディ
正面どころか側面も背面も10榴HEの貫通しうる場所は存在しない均一な装甲厚
かつてブイブイいわしていたシャーマンやIV号の10榴装備は
ここにきてかなり苦しい立場に立たされた
試製オイが50t以上の車両が積み込める「スーパーヘビースポールライナー」を装備すれば
元々非貫通による50-80%の減衰を受ける基礎ダメージにダメ押し-50%!
向こうは当ててダメージ45、こちらは最終砲で300満額なんて事も起こりえる
(と言うか特大内張り積まないとHEダメージが割と痛い)
ああーっと試製オイくんコースアウトだー!!!
- でかい。
一目見ればわかる隠しようがないそのダイナマイトボディは戦場でのアピール度がダントツ
縦にもでかい横にもでかい後ろにもでかい全ての方向に張り出した姿は
初代PS時代のポリゴン描画のメカめいたなんか
この問題は以降の日本HTルート全員に共通する悩みなので頑張って慣れよう
- 正面はどこもかしこも均一75125mm
垂直にそそり立つ副砲塔も同じくであり、そこそこ厚めだけど安心はできない
高貫通型のTier5TDにとってはかなり安定してずっぽ抜けだからさて困った
砲塔の形状もかなり当てやすい立方体なんで何とか角度を付けられるよう頑張るべし
v0.9.20にて装甲にバフが入り均一75mmから125mmになった
今までのように10榴HEATモロズッポヌケという事態は回避できるものの
向かって左側の副砲塔にくっついてる帽子みたいなキューポラは相変わらず全周75mmと
10榴HEATやロマン砲HEが貫通するヨガリポインツなので出来るだけ隠したい
全体評価
- 誰がどう見ても動ける百貫デブです本当にありがとうございました
機動力と超性能の最終砲と巨体その物を活用してガンガン動き回ろう!
ひめるずどるふの丘のうえ
その日もヒメルズドルフは快晴、よい戦車びよりになることは間違いなしでした。
Tier5戦に集ったのはまだまだ若葉マークのとれない軽戦車や中戦車たち。
「僕は経験値をためて、はやくT-34兄さんにしんかするんだ」
「わたしもT67お姉ちゃんやウルヴァリンお姉ちゃんみたいにつよく生まれかわるの」
「はーやーくー!はやくはじめよー!!」
あらあら、はじまる前から砲を振りながらわいわいがやがや。
なんともほほえましいですね。
一方こちらはTier5中戦車のみんな。
年下の戦車たちをうまくみちびいて戦おうと意気ごんでる。
「アップデートが長かったけどなんだったんだ?」
「ニホンに重戦車のルートができて何かがやってきたみたいだぜ」
「あははニホンの重戦車ですって!
おっかしいの、チリとかいうのは私にだって撃ちぬけたわ」
「どうせニホンの紙そうこうなんだ、なんでもいいさ
おれに経験値をよこせ!」
さあ、みんな出そろったところで戦闘かいしです。
タイマーが00:00になって、待ちわびたようすでいっせいに飛びだしました。
最初に丘の上に出かけていったのはM5 Stuartくん。
「ふふん、ぼくが一番のりだ
さあこい!37mmがあるんだ、軽戦車どうしならまけないぞ」
ぐいんと大きく旋回してお城を一まわり、それでもまだ味方は丘をのぼってる。
「じゃあちょっと丘の下をみてきてやるか」
そう考えたStuartくんはいつものように、庭のよこにある塔のところから顔をそろりとだしました。
次の瞬間、230あったHPと同時にStuartくんの砲塔はいっしゅんで胴体からちぎれとんだのです。
Stuartくんは「あっ」ということもできずに、頭を吹きとばされてしにました。
キルログに現れたのは「O-I Experimental」のもじ。
「O-I Ex…なんだって?」
見たことがないその名前と、丘に転がる砲塔だったひしゃげた鉄の板をみて
ShamanIIIお兄さんは気を引きしめました。
「俺の10.5cmりゅうだん砲でなんとかしなきゃな
大丈夫、KV-1だってなんとかしてきたんだ、できるさ
M4!Covenanter!おれと一緒にやるぞ」
「わかった!」「とむらいがっせんだ」
さんだいの戦車たちは城のそばで、それぞれの得意なばしょに位置どりました。
何がやってきても迎えうつ準備はばんぜんです。
そして、丘のむこう側から敵がやってきました。
さんだいの戦車たちはおそろしさで「わっ」とさけびました。
その戦車はあんまりにも大きく、泣き出しそうになるぐらいほんとうに大きかったのです。
Covenanterくんが縦にさんにん、横にふたり重なってちょうどぐらいでしょうか。
出力1000ばりきのエンジンが「ぶおおん、ぶおおん」とかいじゅうのように唸っています。
主砲の大きさはShamanIIIお兄さんの10.5cmりゅうだん砲と同じぐらいですが、
その戦車のはもっと長くふとかったのです。
りゅうだんではなく、てっこうだんを撃つにきまっています。
「わああ」
おそろしさに負けてCovenanterくんが砲弾をはっしゃしました。
ぎいん、と鈍い音がしました。貫通しなかったのです。
その化けものはぐいいんと砲塔をふりまわし、
かんぜんに丘の上にのぼったかと思うと、どかんと主砲をうちました。
それでもうCovenanterくんの胴には大きなあなが開いて、なにも言えなくなったのです。
その場ですこしもがいてCovenanterくんはしにました。
ShamanIIIお兄さんとM4お兄さんがそのすきを突いて正面にたちました。
10.5cmりゅうだん砲の照準はもうばっちり。
どちらもO-I Experimentalをしっかりととらえて、外しようがありません。
「ふたりのかたきめ!くらええ」
ぼがん!ぼがん!りゅうだんがその戦車につきささりました。
普段ならそれでKV-1だってもうひんしです。
でも、煙がはれるとO-I Experimentalはぴんぴんしているのです。
ふたりのりゅうだんは、あわせて100ダメージも食らわせていませんでした。
ふだんは絶対にそんなことはないのです。
そしてかいじゅう戦車はまた砲塔をぐいんとまわし、ShamanIIIくんにずどんと主砲をうちました。
「ぐうう」
頭をはんぶんふき飛ばされ、ShamanIIIくんは目がみえなくなりました。
砲弾をこめるそくども落ちてしまって、もうどうすることもできません。
それを見たM4くんはあんまりにもおそろしくて、なんとその場から逃げだしました。
ひいひいと泣きながら丘のしたへかけおり、曲がりかどの奥でがたがたとふるえました。
むりもありません。あんな恐ろしい戦車をみたことはなかったのです。
「M4がんばれえ」
ShamanIIIくんの死にぎわの声がとどきました。
ようやく涙も止まって、M4くんは立ちむかうゆう気が出てきました。
うしろには38 (t)くんや自走砲ちゃんたちのようなかよわい年下がいるのです。
M4くんがここから逃げだすわけにはいきません。
「がんばるんだ、がんばるんだ」
自分になんども言いきかせ、後ろにいる子たちに
「さがってろ」とつげてから、M4君は坂にむかってからだを出しました。
坂のうえにはかいじゅう戦車がいました。
したの曲がりかどにいるM4くんを見つけたところです。
かくごを決めて、10.5cmりゅうだん砲の照準をつけるためにスコープをのぞきました。
大きなからだがスコープにしっかりと見えます。
そこでM4くんは何かがおかしいことに気づきました。
かいじゅう戦車が丘からとんでもない速さでかけおりてくるのです。
40km、いいえ50kmもでているかもしれません。
スコープのがめん一杯にあいてが見えて、やくにたたなくなりました。
発射したりゅうだんはぼがんと当たりましたが、「それがどうした」という感じです。
「ぶおおん、ぶおおん」
O-I Experimentalがせまってきます。
「ぶおおん、ぶおおん」
O-I Experimentalがせまってきます。
「ぶおおん、ぶおおん」
M4くんのりゅうだん砲は間にあいません。
「おかあさあん」
それがM4くんの最後のことばになりました。
M4くんはかけおりてきたかいじゅう戦車に踏みつぶされて
いっしゅんで死んでしまったのです。
そして、それはTier5のせんじょうが全く変わってしまったことを意味するものでした。
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