丹(に)とは、誘湊国で生産されている魔道具の一種。丹(貨幣)の由来にもなっている。
概要
丹とは、半概念魔道具であり、エレメント的には無と時を併せ持つ特殊な魔道具である。具現化された魔力の塊を「丹」という丸薬型の特殊な球に収めることで魔力を保存している魔道具である。
収められる魔力は「丹」の作成者の魔力が用いられるためある程度効果に揺れが生じる。そのため「丹」の中でも等級が分かれている。
使用時は「丹」をそのまま口に含み、噛まずに飲むため基本的には使い捨てである。ただ外の魔力を操作できる存在ならば魔力のみを外から取り込むことも可能。
丹(球)
「丹」の外枠に用いられる球。一応魔道具に分類される。保存魔法と時間停滞の魔法を付与した特殊なシートを球状に形成する。
等級
「丹」の等級は7つに分けられる。当然等級が高いと値段も効果も高い。
等級 | 名称 | 解説等 |
1 | 特級 | 最高級の丹。一つで皇生大結界?を最大運用でも三日間持続させることができる。価値が高すぎで値段がつかず、誘湊国などの一部国家が保管、管理している。なお作成できる職人が全世界でも13人しかいないため市場に出回ることはない。 |
2 | 一級 | 一般的に「高いやつ」と認識されている丹。戦略級の魔法が連発できるがお高い。 |
3 | ニ級 | これを作ることができる職人は熟練とされる。一般的には10クラスの魔法を2、3発を発動できる。 |
4 | 三級 | 最も一般的な丹。インフレの影響もあって価格は3丹程度になっている。7クラス数発分の魔力が込められている。普通に魔法使う分には十分である。 |
5 | 四級 | 込められている魔力量は少々少ないがお手頃価格である。 |
6 | 五級 | 見習いの練習用が売り出されているもの。3クラス1、2発程度の魔力しか込められていないがとっても安い。 |
7 | 無級 | 見習いが練習用に作る。流石に売れるものではないので作った本人がたまに使う。 |