Mero Lab

Last-modified: 2023-02-18 (土) 09:35:42

概要

Screenshot_20230131-200804.jpg

  • 楽曲を研究し、パックを解禁するモードです。

プレイ方法

  1. 研究したい楽曲パックを1つ選択する。
  2. 各楽曲に指定されたタスクをクリアして楽曲を研究する。
  3. タスクをすべてクリアしエネルギーを消費することで楽曲を1つ解放することができる(パックによってはストーリーが解放されるものもあり)。
    • 解放した楽曲はMero Lab内でのみプレイすることが可能。Dark Areaなどでプレイしたい場合はパックを開放しなければならない。
    • 一部パックでは「Linked Melody」をこなす必要があります(後述)。
  4. 全5曲を開放した後、研究コストを消費することでパックを解禁することができる。
    • 多少割高になるが、これらの工程は「Aste's Help」を使うことで全楽曲の研究をスキップすることができる。

一覧

Showdown Pack

「G-STAR 2022」KALPAブースで行われた「ザ・グローリー・チャレンジ」。
偉大なる挑戦者『Remilia*1』がクリアした楽曲を全演奏者に公開します!

―『Can U Feel It』添付ストーリーより意訳
Research Costダークマター × 50Aste's Help Costダークマター × 300
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1Can U Feel Itsiqloエネルギー × 500フリープレイ (0/1)

Classic Pack

Research Cost星の欠片 × 90Aste's Help Cost星の欠片 × 490
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1Danse MacabreSaint Saens5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
2Paganini Etude No.6Liszt5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
3Fantaisie ImpromptuChopin5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
4Hungarian DanceBrahms5000エネルギーデイリーミッション6回クリア
楽曲10回プレイ
5Moonlight Sonata 3rd movBeethoven5000エネルギーデイリーミッション6回クリア
ウィークリーミッション1回クリア

ストーリー

展開
  • No.1
    展開

    アステ: この曲は死者が生前の身分に関わりなく舞い踊る様子を表しています。
    アステ: 人生の空虚さを考えさせてくれますね。
    メロ: そうかな? 考えすぎだと思うけど。人生って楽しいじゃん!
    アステ: あなたはもう少し音楽を深く鑑賞したほうがいいわ。

  • No.2
    展開

    メロ: 誰かがこの曲は練習用だって言ってたけど...マジ?

  • No.3
    展開

    メロ: リズムの緩急がとてもクセになる!
    メロ: いや~、考えただけでも恐ろしい。ハンマーでテンポを刻む方が私は性に合ってるよ。
    メロ: この曲の演奏、できる...よね?

  • No.4
    展開

    メロ: この曲を聴いているとあの鬱陶しいピンク色の鳥を思い出す...
    メロ: あれ、今窓にピンク色の物体が...
    サクラドリ: クッキー! クッキー! チュンチュン!
    サクラドリ: 僕らは地獄耳なんだ~
    サクラドリ: お~い、逃げるな~

  • No.5
    展開

    メロ: うわー、階段を駆け上がっているみたい!
    メロ: 月明かりの下へ向かって上へ上へ!
    メロ: 私も一緒に上る~!
    アステ: ハァ... 興奮しているのは分かるけど、もう少し落ち着いて。

Ggonsae Pack

Research Cost星の欠片 × 90Aste's Help Cost星の欠片 × 490
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1Rainy Waltza_hisa5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
2무궁화 타령(Mugunghwa Folklore)Scarlette5000エネルギーデイリーミッション6回クリア
楽曲5回プレイ
3Color ScammerPAN10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
楽曲10回プレイ
4CirrusPTB1010000エネルギーデイリーミッション6回クリア
ウィークリーミッション1回クリア
5Rapsodie fer za Cactuses (*'v'*)Spiegel vs Ice10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
ウィークリーミッション1回クリア

研究ログ

展開

語り手はMero。

  • No.1『希少種①』
    展開

    目を...
    目を覚まして...
    どうかこの宇宙を救って... 勇者様...

    (うーん... 私が救わなくちゃ...)
    (宇宙を... グゥ...)


    耳をつんざくような叫び声で甘い夢から現実に引き戻された。
    アステ: メロ、起きなさい!!!
    メロ: わー、びっくりした! 心臓が飛び出るところだったよ!
    アステ: 野鳥保護区へ行くって言っていたのを忘れたの?!
    メロ: もちろん覚えてるよ! ただ昨日はあのアホ鳥に突かれ回されて疲労が...
    カルパ: まだ予定まで時間があるから、ゆっくりしていいわよ。
    カルパは甘い笑みを浮かべながらそっと言った。

    保護区へ行く準備をしていた私はかなり有頂天だった。
    保護区にはたくさんの貴重な鉱石があるうえ、バカな桃色の鶏肉に新たな仕返しを試すことができることを考えると笑みがこぼれる。
    準備は万端だった。
    ...当時の私にはこの日降り注ぐ災いを知る由もなかった。

  • No.2『希少種②』
    展開

    準備完了。
    出発直前にリュックサックに秘密兵器を詰め込んだ。
    アステ: メロ、何を持っていくつもり?
    メロ: な... 何でもないよ! そんなことよりも早く行こう!
    姉はしばらくの間怪訝そうな目で私を見つめていたが、保護区へ近づくにつれ疑念は解消されたように思えた。

  • No.3『希少種③』
    展開

    イレーヌ: みなさん、お久しぶりです!
    イレーヌが温かい笑顔で私たちを出迎えてくれた。
    私は彼女がそのような行動をとることを事前に知っていた。彼女がこの保護区の管理人だからだ。
    ...やはり私は賢い。

    イレーヌ: ここは宇宙中の鳥たちが集まる保護区です。
    イレーヌ: 自分たちの住処へ帰れなくなった個体や仲間から除け者にされた個体、絶滅危惧種なんかもここへ集まります。
    イレーヌ: 種別に生息区域が違いますが、どんな鳥を見たいですか?
    私はもちろんあの古ぼけた桜色の鳥を猛烈に見たかった。
    アステ: 何か見たいものがあるの?
    メロ: いやー、特別見たいものはないよ。ねぇお姉ちゃん、今日はきれいな鳥が見たくない? 桜みたいな!
    アステ: いや別に。...何か良からぬことを企んでるんじゃないでしょうね?
    メロ: そんなわけな...
    姉と和やかに話している矢先、聞くのをためらうほどの不吉な音が聞こえてきた。

  • No.4『希少種④』
    展開

    ???: ガーガーガー!!
    アステ: 何この音は?!
    イレーヌ: みなさん声を抑えてください!
    カルパ: どうしましたか?
    メロ: え、何で? ただの鳥の鳴き声じゃ...
    イレーヌ: しー!! 声が大きすぎます!!
    刹那、その存在が上空から舞い降りた。
    ???: ガーガー!

    それは堪らないほどの不快な抑揚と騒音で鳴く鳥、コンセだった。
    イレーヌ: ...『一番の年長者であるワシがいるのに挨拶も無しか?』。
    カルパ: ...イレーヌ?
    イレーヌ: すみません。こうやって私が通訳しないと一生ついてくるんです。
    メロ: うわぁ、なんて迷惑な...
    コンセ: ガーガーガーガー!
    イレーヌ: 『ワシが話しているのを遮るな!』、だそうです。
    コンセが猛烈に羽を震わせているのを見て、私は今日ほど最悪な気分はそう感じるものではないと思った。

  • No.5『希少種⑤』
    展開

    イレーヌ: 礼儀作法を守ってください。そうすればそのうち退くはずです。
    カルパ: こんな鳥がいるとは...
    イレーヌ: 私も初めは驚きましたよ。少なからず私より長寿ですね。
    コンセ: ガー!
    イレーヌ: ...食べ物を所望しているようです。
    この鳴き声をこれ以上聞き続けると耳が腐りそうであった。早く解放されて綺麗な旋律で耳を癒したい...

    ふとある考えが浮かんだ。
    メロ: よかったらこれを...
    リュックサックから取り出したのはキノコ臭がキツいクッキーだ。
    コンセ: ガー♡
    イレーヌ: 『いい心がけだ』、と...
    メロ: 今だ、走って!!
    彼がそれを一口飲み込んだ瞬間私は叫んだ。鳥がパタリと地に落ちた。
    イレーヌ: いったい何を食べさせたのですか?! 彼の種はもういません! 絶滅してしまいます!
    私はその瞬間『あんな奴絶滅しても構わないんじゃ?』と思ったが、結局イレーヌがあの老鳥を治療したそうだ。

    プレアデスに戻った私は今傷ついた耳を癒すため、この鳴き声のサンプルを収集している。
    これがカルパの演奏の助けになることを信じて。

O2JAM_1 Pack

Research Costダークマター × 400Aste's Help Cost星の欠片 × 650
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1꿈속의신부(Bride in Dream)BeautifulDay5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
2Electro FantasyBeautifulDay10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
楽曲10回プレイ
3V3BeautifulDay10000エネルギーデイリーミッション9回クリア
楽曲15回プレイ
4Cross TimeBrandy15000エネルギーデイリーミッション12回クリア
ウィークリーミッション20回クリア
5IdentitySHK15000エネルギーデイリーミッション12回クリア
ウィークリーミッション1回クリア

ストーリー

展開
  • No.1
    展開

    メロ: お姉ちゃん、私結婚したい!
    アステ: ...はぁ?
    メロ: カルパが滅茶苦茶きれいなウェディングドレスを着ている夢を見たんだ。
    メロ: ホントにきれいだったんだ~。 だから私もカルパみたいなお嫁さんになる!
    アステ: 結婚相手を見つけてから言いなさいよ。

  • No.2
    展開

    メロ: お姉ちゃん、この曲どっかで聞かなかったっけ?
    アステ: シルビア様がハロウィンのときに演奏してた曲でしょ。覚えてないの?
    メロ: そうだった。こんなメロディどうやったら作れるんだろう? 演奏するのが難しそう!

  • No.3
    展開

    メロ: 聴くワクチンが完成したよ! これを聴くだけでウィルスはイチコロ!
    アステ: 本当に?
    メロ: もちろん! 無事に完成した~。
    アステ: ええ... (ハァ、どうせ後片付けは私が...)
    メロ: へへ~ん、ウィルスめ、かかってこい!

  • No.4
    展開

    メロ: リン、これ見てよ。変なのができちゃった。
    リン: フム... これは... おー、時間と空間が交わっておる。
    メロ: 時間と空間が交わる?
    リン: 説明するからよく聞きなさい。
    リン: もしこれにダークマターを注入すると膨大なエネルギーによって空間が不安定になる。不安定な空間はやがてねじれ、周囲を巻き込みながら今のように光を放つ。
    リン: 時々変な音も聞こえるのう。まるで悪魔の声じゃ。やがて平衡状態になる。そして交差した時空間は...
    メロ: わー! ストップストップ! 頭がパンクしちゃうよ!

  • No.5
    展開

    カルパ: ?!?!?!

    カルパ: ゼェ... ハァ...
    アステ: カルパ様、どうしましたか? 大丈夫ですか?
    カルパ: ...夢の中で聞いたことのない音楽が流れてきました。音楽を聴いていると数えきれないほどのノーツが私の頭上に降り注いできました。
    カルパ: それは... 文字を形成していました。それには確かに「헉」と書かれていて*2、そのノーツたちは私がそれを見て呆然とするのを知っていたかのようでした。
    アステ: それはどういう...?
    カルパ: 恐らく... うぅっ... 頭が痛い...
    アステ: ひとまず安静にしてください。お茶を用意しますね。
    カルパ: ありがとうアステ。それにしても、あれは一体?

Phigros Pack

Research Costダークマター × 400Aste's Help Cost星の欠片 × 650
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1ConcvssionHalv5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
楽曲5回プレイ
Linked MelodyTime To Night Sky (feat. Lee Yu Jin)
2Snow DesertWyvernP10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
楽曲10回プレイ
Linked MelodyHAZARD
3IgalltaSe-U-Ra10000エネルギーデイリーミッション9回クリア
楽曲15回プレイ
Linked MelodyAnother Me
4Rrhar'ilTeam Grimoire15000エネルギーデイリーミッション12回クリア
ウィークリーミッション20回クリア
Linked MelodyRESSiSTANCE
5NO ONE YES MANMYUKKE.15000エネルギーデイリーミッション12回クリア
ウィークリーミッション1回クリア
Linked MelodyDon't Never Around

研究ログ

展開

語り手はMero。

ログ1『Snowy Desert (雪の砂漠)』

Asteと私はKalpaの演奏を聴きながら感傷に浸っていた*3
美しい音色は当然私たちをより至福の気分にさせてくれた。

その時

ドカーーーーーン!!!!!

轟音とともに地面が揺れた。

Mero「あぁ!! 何!! 何が起きたの!!」

何かが飛んできてPleiadesにぶつかったようだった。
音のした方へ急行すると天井の一部が崩れていた。
そしてその下に少女が一人倒れていた。

どうやらその少女が飛んできたようだった。
それより、様子は大丈夫だろうか。

???「う、うーん...」

無事なようだ。
...どうやって?

???「ここは...どこ...?」

Aste「『Pleiades』という宇宙船です。
現在おうし座あたりを航行中です。」
Mero「ところで具合は? すごい勢いで着地したみたいだけど」
???「うまく着地できたようね。
あ、私は大丈夫です。
世界をまたぐと防護壁が出るので。」

Geopellia「私の名前はGeopellia。
あの穴を通って来たの。」

穴?
彼女が向いた方を見ると大きな穴があった。

Kalpa「あれは何...?」
Mero「穴でしょ!」
Aste「Mero、そういう意味じゃないでしょ。」

Kalpa「あの穴は...『アストラルライン』の流れを邪魔してる。」
Mero「何だって?!」

アストラルラインとは宇宙のいたるところにある『アストラ(生命の源)』のエネルギーの流れであり、すべての生命に必要不可欠なエネルギーを運ぶ役割を担う。
Kalpaは生命を救うことができるのも、彼女の演奏がアストラルラインに干渉できるからだ。
その流れに重大な問題が発生したことで文字通り大惨事となった。
このままでは宇宙は再び生気を失い滅亡してしまうかもしれない。

Mero「それは本当に大変だ!」
Geopellia「本来ならこんなに大きな穴は維持できないはず。
私が亜空間に移動したときはいつも消滅していたのに。」
Mero「何かトラブルが生じたようだね。
そもそも異世界に移動すること自体問題なんだけど...」
Geopellia「うーん...
実はワープした際に周りに奇妙で美しい線が見えたの。
軌道が狭くて、牡牛/双子/射手/水瓶にぶつかってしまって...
もしかしてそれが理由かなぁ?」

Mero「星座だね...」
Kalpa「恐らく軌道自体特殊な場所なので頭を打っただけでアストラルラインに影響が起きたのかも... 不思議ですね。」
Mero「行ってみようか。Aste姉ちゃん急ごう! おうし座へ!」

Asteの迅速な航行のおかげでほどなくしておうし座に到着した。

黄金の街『Elive』。
時代を感じる建物が黄金の輝きに包まれている。
いつ訪れても華やかな街だ。

私たちはまず宮殿の寝室にいるArcyoneへ会いに行った。

Arcyone「あらまぁ~。AsteとMero、何しに来たの~。」
Aste「ああ王女様、私たち二人だけではありませんよ...(コソコソ)」
Arcyone「あー... この街へ何しに来た?」
Mero「王女様、最近何かおかしなことが起きていませんか?」
Arcyone「おかしなこと? あるぞ。
西の砂漠には雪が降ったことがないのだが、現在この地域を厳しい吹雪が襲っているんだ。」
Aste「ありがとうございます、王女様。緊急事態なので今すぐ失礼します。」
Arcyone「そうか。少しばかり談笑したかったがそういうのであれば... 無事を祈る。」

Arcyoneの説明を聞いて、私たちは西へ向かった。

到着した砂漠は実に奇妙なものだった。
かつては確かに砂漠だったが、今や雪に覆われ吹雪は一向に止む気配がなかった。

Kalpa「確かにおかしいですね。この規模の環境変化とは...」
Geopellia「あぁ... ピクセルタワー最下層の"Glaxiacia"にいるみたい...
これって本当に私のせいなの?」
Kalpa「アストラルラインに干渉して原因を探ってみます。」

Kalpaは静かに目を閉じ演奏を開始した。

ログ2『Another Igallta (もう一人のIgallta)』

Kalpaが演奏を終えると砂漠は本来の姿を取り戻し始めた。

Mero「すごい! やったねKalpa! 砂漠が復活してる!」
Aste「ほかの星座も同じような状況だと思います。」
Geopellia「ん? いつ来たの、Igallta?」
Aste「それではすぐふたご座へ向かいましょう。」

天使と悪魔が共生する街、『Icarus』。
私たちはすぐに翼でできた(翼をかたどった?)街に到着した。

Zerr「クハハハハ! これはこれはPleiadesではないか。」
Mero「ウグ... この声は...」

遠くからふたご座の守護者の一人であるZerrが飛んできて私たちを出迎えた。
...二度と会いたくなかったのに。

Zerr「親愛なるMeroよ。どうして悲しそうな顔をする。我に会うために来たのではないのか?」
Mero「いや、私の気が狂ったとでも?」
Zerr「クッ...
な...なるほど。ハハッ。恥ずかしがることはない。我にはお見通しだ。
ハァ...フゥ... 小娘。どうして我にこれほどまでに無情に打ちのめす。
もう少しで封印されし黒炎竜の封印を解くとこr...」

(ズドン)

もう一人の守護者、Miellが光速で飛んできて、Zerrをそのままの速さで殴り飛ばした。

Miell「ごめんなさい。寝坊しました。」
Mero「お気になさらず! ...ところでZerrは?」
Miell「あそこにいる害虫のことですか。」
Mero「あ...いつも通りだね...」
Kalpa「Miell。最近おかしなことが起こりませんでしたか?」
Miell「おかしなことですか。うーん。前におかしな女性を見ました。少々お待ちください。」

Miellは額に手を当て目を閉じた。
Zerrとテレパシーで会話をしているのだろう。

Miell「お黙り、Zerr。」

少しして、Zerrは誰かを両手で抱えながらもぞもぞと入って来た。

Miell「Kalpa様、連れてきました。」

Igallta「お久しぶりね、Geopellia。元気でしたか。
私はIgallta本人ではありません。
私はあなたの記憶から生まれ、本体と精神的につながっているだけです。
本体の記憶の中で、Ginoが私にあなたがどこへ行ったか尋ねたことが分かりました。
彼はあなたのことを心配していましたよ。」

Geopellia「うぁ... ごめんねGino。」
Miell「ふーん、意識体なのに本体と感情を共有しているなんて...すごい。
私たち種族の力である『リンク』と関係があるのかも。」
Zerr「そ...そうか! それこそ我に秘められし力...」

Miellは真顔のままだった。

Kalpa「アストラルラインに干渉して調べます。
行きます。」

Kalpaは演奏を始めた。

ログ3『Lynn?!』

演奏を終えると、その意識体は消滅した。

Mero「あ、消えた。」
Kalpa「お手伝い感謝します。」
Miell「お気になさらず。来てくれたことに感謝したいぐらいです。
久々に面白いものを見ました。」
Zerr「当たり前でしょう。我が手を差し伸べたのですから。
あなた方は我に敬意を示すべきだ。クハハh...」

(ズドン)

Zerrは気を失った。

Miell「この害虫の始末をするのでお暇します。」
Aste「アハハ... Miell、Zerr、またね。」
Geopellia「お会いできて良かったです。また今度!」

Geopellia「牡牛/双子/射手/水瓶...
次はどこへ行く?」
Mero「いて座に行こう!」

いて座は宇宙の反対側にあるため、到着まで時間がかかった。
数日後、ようやく到着したいて座は草木が生い茂り広大な草原が広がる惑星がたくさんあった。

Geopellia「うわぁ~ 緑がいっぱい!」
Kalpa「そうでしょう?
初めて来たときは、荒廃した惑星ばかりでした。当時はどうやって復元するかと思っていました。
見てください、この美しい自然を。」
Aste「そろそろ中心惑星に着くからしっかりつかまってください。」

中心惑星に到着した私たちは、巨大な森の中心へ向かった。
始めは木々しか見えなかったがしばらくしてエルフと精霊の隠れ里『Lynnfia』に到達した。

Mero「ふぅ~ いい空気だ!」
Geopellia「うわ...外は緑一色だったのにここは青一色だ。すごいね。」
Aste「ここみたいに精霊がいる森の中心部は、精霊の発光で青く輝いているんです。」

Pleiadesから降りると、いて座の守護者でエルフの長であるElaineがやってきた。

Mero「やぁElaine! 久しぶり!」
Aste「お元気でしたか?」
Elaine「わぁ~皆さん会えてうれしいです。私がこの前渡した薬は飲んでいますか?」

(沈黙)

Elaine「え、冗談ですよね? エルフの特効薬ですよ! 希少で効き目もばっちり!」
Kalpa「あの...それは...苦すぎて...」
Elaine「良薬は口に苦し、単純な話ですよ。子供じゃないんですから。
Irisを見習ってください。彼女は喜んで飲んでくれる。」
Mero「Irisは"何でも"食べるから! 命に関わるようなクッキー(本人作)でさえ...!!」
Kalpa「ク...クッキー...」
Aste「は...話を進めましょう。Elaine、最近何かおかしなことはありませんでしたか?」
Elaine「おかしなこと? うーん...あ、あります。
Lynnが若返ったんですよ! すごくかっこいいんです!」
Kalpa「若返ったですって?」
Lynn「あ...あの...皆さんお久しぶりです。」

学者の見た目をした緑色の長髪の若い女性がこちらへやってきた。

Kalpa「Lynn...? でもその耳...」
Lynn「あぁ、こ...これはヤギ族が若い頃は人間族と見た目が変わらないのが理由です。
耳などの特徴は100歳を超えてから現れるようです。」
Kalpa「フフッ、ちょっと驚きました。ところでいて座へはどういった用件で?」
Lynn「そ...それは...
私は生涯をかけて研究をし、ほぼすべてのことを勉強し学びました。
でも若返りは今まで見たことのない現象でした。
この身体は...一番肉体的に優れているときのものです。
これはどう考えても自然の摂理に反しています。
答えが欲しかったんです。
でも手がかりが見つからなかったので占星術を試しました。
ここに答えがあるかもしれないという結果が出た、それがここにいる理由です。」

Kalpa「もしかしたら答えが見つかるかも。
ではアストラルラインに干渉してみます。」

Kalpaは心を落ち着けて演奏を開始した。

ログ4『Evolution of Superhuman (超人の進化)』

Kalpaが演奏を終えるとLynnは元の姿に戻った。

Lynn「まあ... 若さを失うのは少し寂しいですね。
『苦労なくして得るものなし』。
答えを見つけてくれてありがとうございます。」
Elaine「ちょっと残念... Lynnの若い姿、かっこよかったのに~」

Geopellia「牡牛/双子/射手/水瓶。
あと一つだね。」

Mero「みずがめ座だよ!」
Aste「早速行ってみましょう。ここから近いからすぐ着きます。」

しばらくすると巨大な水瓶型の人工都市が見えた。
切り立った水路には清流が流れており、その周りにはいくつもの建物が美しい光を放っている。
超人*4たちのふるさと『Aquaria』に到着した。

Mero「みんな寝てる時間だから、さっそくLanaのところへ向かおう!」

Lanaはプロの音ゲーマーで有名な配信者。
夜中などスケジュールが空いている時間でないと会うのは難しいであろう。
Lanaはこの街で一番の高層ビルの最上階に住んでいるため、Pleiadesで見つけるのは非常に容易い。
私たちは星座を守る英雄なので街の上空を飛ぶのに許可入らなかった。

(コンコン)

Lanaの部屋の窓を何度もノックした。
明かりが消えているようにも見えるが、よく見るとほんのりとした明かりが見える。
きっとゲームをしているのだろう。

(ガラガラ)

Lana「ぬぅ~ こんな夜中に窓を開けているのは誰だ~い。
おや、みんな久しぶり! 何かあったの?」
Kalpa「こんな夜遅くにごめんなさい、Lana。最近何かおかしなことはなかった?」
Lana「おかしなことねぇ。うーん...うーーーん...!! 何もないと思うけど。」
Kalpa「日常的なことでもいいのですが」
Lana「日常的... あ、機械の扱いが上手くなった!
ここ数日キーボードが一度も壊れてないの!」

Mero「ふーん、なるほど。」

Lana「あとちょっと頭がよくなった!
まるで機械自身が使い方を教えてくれているみたいな?
今まで使ったことがない機械でも使えるの。」

確かに不思議だ。普段Lanaは初めて使う機械を必ず壊すからだ。

Mero「それは...本当に不思議だね。私の知ってるLanaじゃないよ。」
Lana「えぇ...ひどい。色々試行錯誤したんだよ。それがやっと実を結んだんだよ!」
Geopellia「待って、私の友達にFuli*5という他人の能力を自然に使える人がいるんだけど、もしかしたら...」
Kalpa「アストラに聞いてみましょう。
ちょっと待ってください。」

Kalpaは心を静めて演奏を開始した。

ログ5『Bye Bye!』

演奏終了。

Mero「...Lana、これを使ってみてよ。」

旧モデルの研究用タブレット端末をLanaに渡した。

(バチッ)

タブレット端末は壊れた。

Lana「🥺」

Lanaの能力がなくなったことから推測すると、これで万事解決ということだろうか。

Geopellia「終わったのですか?」
Kalpa「ええ。アストラルラインも安定を取り戻したようです。」
Geopellia「ふぅ~ よかった~
ちょっとした旅を楽しめたよ。
こんなに長居するはずじゃなかったけど...
ちょっと頭をぶつけただけでここまで大きな影響を及ぼすなんて...」
Mero「本当にちょっとだったのかね~?」
Aste「"ちょっと"なんてものじゃないでしょう。いろんなところに飛び回って大変でしたよ。
どうか、次来るときはもっと気をつけて、何かにぶつからないようにしてくださいね。」
Geopellia「えへへ、ごめんなさい。次はもっと気をつけます。」

Mero「もう帰っちゃうの?」
Geopellia「ええ、もう帰らないと。」
Mero「でもどうやって?」
Geopellia「うん? 亜空間を開く道具を持って来たの。使ってみるね。」

しばらくポケットの中を探していたGeopelliaは突然表情が固まった。

Geopellia「あれ...どこだろ...」
Mero「...失くしたの?」
Geopellia「失くしたかも...どうやって帰れば...?」

事情を聴いて少しの沈黙が流れた。そこでKalpaがこんな提案をした。

Kalpa「そうですね... 実はあなたの世界への道を作ることができるかもしれません。」
Geopellia「本当??」
Kalpa「ええ。
アストラルラインに干渉した際に混ざり込んでいたピクセルタワーの要素を抽出しました。
それであなたの世界の構造を理解することができました。
それで、いつでもあなたの世界へつながる道を作ることができそうです。」
Geopellia「わぁ...お願いします!」

Kalpaが演奏するとすぐに道ができた。

Mero「最初見た穴とは違うような...」
kalpa「それはGeopelliaが宇宙中に影響を与えたからですよ。」
Mero「なるほど...」
Geopellia「と...とにかく! 皆さんありがとうございました! 今度また遊びに来るね!」
Aste「ごきげんよう、Geopellia。」
Mero「ノシ」

Geopelliaがゆっくりと道へ入っていく。

Lana「わ...私も行く! 別世界に! すごく気になる!」

先程まで涙を浮かべていたLanaが唐突に道へ飛び込んだ。

Geopellia「ちょ...ちょっと待って!!」

Lanaの唐突な飛び込みに二人はつまづき道の中に転がり込んだ。
その刹那、道が消滅した。

Kalpa「ハハ... 一人用で作ったんだけど... きっと大変そう。」
Mero「二人とも(物理的に)くっついちゃいそう。」
Aste「大丈夫でしょう。休憩でもしましょうか。」
Kalpa「そうしましょう。」

疲れ果てた空気の中、私たちは帰り支度をした。

Early Birds Pack

Research Costエネルギー × 15000Aste's Help Costダークマター × 300
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1FasterSilaver1000エネルギーデイリーミッション1回クリア
フリープレイ1回
2A11 CROSSICBM feat. 真紅のブラッド2000エネルギーデイリーミッション1回クリア
フリープレイ1回
3CrosshardSOTUI vs Quark3000エネルギーデイリーミッション2回クリア
フリープレイ2回
4XtaCScarlette4000エネルギーデイリーミッション2回クリア
フリープレイ2回
5Phoenix WingCashew5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
フリープレイ3回

ストーリー

展開
  • No.1
    展開

    メロ: 私は正体不明の盗賊メロ。今日はいて座の守護者イレーヌが管理する「野鳥保護区」に潜入して貴重な石を採取しに来た。
    メロ: 今日のために眠いのを我慢して早起きしたんだ!
    メロ: では早速潜入を...
    ???: ピィピィ! 侵入者発見!
    メロ: どうして? 防犯装置は全部解除したはず...
    ハヤエナガ: 僕は機械じゃないからだッピ! 誰よりも早起きしてここを守っていたんだ!
    ハヤエナガ: 悪い盗賊め! ハヤエナガのキックをくらえ!!
    (ペチペチペチ...)
    メロ: アハハッ! くすぐったいよ! ストップストップ!

  • No.2
    展開

    ハヤエナガ: ゼェゼェ... 疲れたッピ...
    メロ: 早くない? まだ10秒くらいしか経ってないけど。
    ハヤエナガ: ハヤエナガは疲労がたまるのも早いッピ...
    メロ: 不思議な鳥だなぁ。メロ特製の滋養強壮剤があるけど飲む?
    メロ: これを飲んだら一日中疲れ知らずだよ。さぁ飲んで!
    (ゴクッゴクッ...)
    ハヤエナガ: ピィィィィ!!! 力が湧いてくるッピ!
    メロ: あれ? 30分経たないと効果が発揮されないはずなのに...
    ハヤエナガ: ハヤエナガは薬の効き目も早いッピ!
    メロ: そうなんだ! じゃあ私の実験の助手として働いてみない?
    ハヤエナガ: 助手? それはいいことだッピ?
    メロ: もちろん! フフフ...
    ハヤエナガ: 変な笑い方... 何だか怪しいッピ...

  • No.3
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    メロ: おっと! 要件を忘れるところだった。
    ハヤエナガ: そうだッピ! こんな朝早くにここに来た理由を言えッピ!
    メロ: 実は私の姉が病気で寝込んでいて、薬の材料を取りにここに来たんだ。
    ハヤエナガ: そんな事情があったのか... そうとも知らず盗賊扱いしてゴメンッピ。どんな素材が必要かッピ?
    メロ: 手伝ってくれるの? それならダイヤモンドとサファイヤ、エメラルドに琥珀に...
    ハヤエナガ: そんなに高価な宝石が必要なんだッピ? 興味深いッピ。
    メロ: そ...そう! どこにあるか分かる?
    ハヤエナガ: 任せて! 一刻を争う事態だから急いで後についてくるッピ!

  • No.4
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    ハヤエナガ: こっち! ここが鉱脈だッピ!
    メロ: ありがとう、ふふふ... よだれが... どこを掘ればいい?
    イレーヌ: メロ様、どこですか~?
    アステ: メロ、ここにいるのは知っているの。私に怒られる前に出てきなさ~い。
    ハヤエナガ: お姉さん? 病気だと言っていたじゃないかッピ!
    メロ: やば、バレた! でも騙された人...いや、騙された鳥が悪い。
    ハヤエナガ: 純粋無垢な鳥の気持ちを弄ぶ打なんて信じられないッピ!

  • No.5
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    ハヤエナガ: はぁ、なんだか疲れた... もう眠いッピ...
    (パタン...)
    メロ: え... どうしたの? 突然力が抜けたけど大丈夫?
    ハヤエナガ: ハヤエナガは... 疲れも眠気も... 早い... ッピ... zzz
    メロ: 寝ちゃった... こんな鳥は初めて見たよ。今日の採掘は断念せざるを得ないな。
    メロ: この鳥はイレーヌに預けて帰ろうかな。
    アステ: メロ、どこ~? もう出てきて~。今なら許すから~。
    イレーヌ: メロ様~、出てきてください! 朝の森は危険です!
    メロ: 姉ちゃん、ここだよ! 早く来てこの鳥の世話を...
    ハヤエナガ: ( ˘ω˘)スヤァ...ッピ
    メロ: もう、何なんだよ...

Daybreak Pack

※プレイ条件:Initium Packを解禁する(→Noah)。

Research Costダークマター × 10Aste's Help Cost星の欠片 × 500
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1fallin' fallin'
(prod. INFX, Ella Jung, Limpid)
kradness5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
フリープレイ5回
2Seven days of Genesis
(Violin:Scarlette)
Ice5000エネルギーデイリーミッション3回クリア
フリープレイ5回
3Flutter EchoCansol10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
フリープレイ10回
4Avataar
~Reincarnation of Kalpa~
Scarlette a.k.a. CrYmson10000エネルギーデイリーミッション6回クリア
フリープレイ10回
5EschatologyTatsh & Scarlette15000エネルギーデイリーミッション9回クリア
フリープレイ15回

ストーリー

展開
  • No.1
    展開

    ドクター・メロ: 上出来だよ! 生まれ持った科学者の才能があるんじゃない?
    ドクター・メロ: あ、驚いた? 楽曲にまつわるキャラクターたちのストーリーは後で見れるよ。
    ドクター・メロ: 一度に楽曲とストーリー、一石二鳥とはまさにこのことだね。

  • No.2
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    ドクター・メロ: ちょっとは慣れてきた?
    ドクター・メロ: そうだ、忘れるところだった。
    ドクター・メロ: 研究内容を途中で変更したくなったら、いつでも中断してね!
    ドクター・メロ: いつでも再開できるように履歴をしっかりと記録しておくから。

  • No.3
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    ドクター・メロ: たまに時間制限がある研究もある。
    ドクター・メロ: 今日中にできることは明日に先送りしない方がいいよ。
    ドクター・メロ: これは内緒なんだけど、元々期間限定だったGgonsae PackClassic Packは常設になってから条件が厳しくなったんだよね...

  • No.4
    展開

    ドクター・メロ: 別世界の人たちがやってくることもある。彼らが元の世界線に戻るときに私たちも自分らの楽曲をおすそ分けするんだ。
    ドクター・メロ: どんな曲をプレゼントしたか気になる?
    ドクター・メロ: プレゼントした楽曲は「Linked Play」を通じていつでも演奏できるよ。エネルギーが必要だけど。

  • No.5
    展開

    ドクター・メロ: 研究を完了すると特別な報酬を貰えることがあるんだ。
    ドクター・メロ: この前はとても珍妙な鳥だったんだ。あれは... コホン!
    ドクター・メロ: そ...そんなことを言っている間にこれが最後の曲だね!もし研究に手間を感じたなら、姉ちゃんの助け(Aste's Help)を借りればすぐに終わるよ!

DEEEER Pack

Research Costダークマター × 50Aste's Help Cost星の欠片 × 650
No.TitleComposerSubmissions CostTask
1Battle for the futureieri1000エネルギーフリープレイ1回
2Deathfight 3rdGANO1000エネルギーフリープレイ2回
3Neon WalkKuripper2000エネルギーフリープレイ3回
4Ragnarok (Roy Mikelate Remix)Earliri3000エネルギーデイリーミッション3回クリア
フリープレイ4回
5WToF (Keyboard-Breaking Mix)Scarlette3000エネルギーデイリーミッション3回クリア
フリープレイ5回

ストーリー

展開
  • No.1
    展開

    ※「DEEEER Simulator」の内容が一部含まれています。
    ※事前に「DEEEER Simulator」をプレイすることをお勧めします*6


    [おうし座アデン帝国、首都エリーヴ]
    ペルギウス卿: 陛下、お求めの虎を連れてまいりました。
    アルキオネ: 大儀である。今一度その姿を見せよ。
    ペルギウス卿: 承知しました。皆の者、早急に檻の覆いを外してください!
    アルキオネ: ...これが虎? 近頃の虎には鹿の角が生えているのか?
    ペルギウス卿: そ...そんな、昨夜確認した時は普通だったはず...
    アルキオネ: 今すぐこいつを拷問部屋へ連行しろ。久しぶりに楽しめるわ。
    ペルギウス卿: 離せ! うわぁぁぁ!! 陛下、お許しを!!!!
    アルキオネ: それにしても、なんて不思議な生き物だろうか。鹿の角と伸びる首を持つ虎とは...


    [ふたご座イカロス郊外、ゲヘナ城]
    ゼル: ロシナンテセウスⅡ世、ここに供物があるぞ。呼び覚ませ、わが眷属!
    (ボン!)
    スター(?): シカャーン
    ゼル: ケフッ。...あれ? 眷属よ、いつの間にこのような特異な角が生えている!
    スター(鹿): シカャーン
    ゼル: ...なるほど、吾輩の力で新たな力が目覚めたのだな!
    スター(鹿): シカャーン


    [宇宙船プレアデス]
    メロ: うわぁ、何これ!?
    アステ: メロ、こんな朝っぱらからどうしたの?
    カルパ: メロ、何事?
    メロ: 二人とも、あの木の上を見て!

    ハヤエナガ(鹿): シカーッピ
    サクラ鳥(鹿): チュンチュンシカァ

    アステ: 何あの化け物...
    カルパ: 鳴き声的にはハヤエナガとサクラ鳥のようですが、見た目は鹿そのものですね。
    メロ: うん、角が生えていて首が伸びているね。それにあのアホ面もムカつく。
    カルパ: 新種でしょうか? イレーヌの意見を聞きに行きましょう。
    アステ: そうですね。メロ、行き先をいて座へ。
    メロ: 了解。二人とも、しっかりつかまってて!

  • No.2
    展開

    [いて座野鳥保護区]
    エルフ1: 姉さん、そっちへ行きました!
    エルフ2: よし、やっと捕まえた
    エルフ3: うわっ、また出た! 捕まえて!

    メロ: エルフさんたちが忙しく飛び回ってるね。何かあったに違いない。
    イレーヌ: あっ! プレアデスの皆さんじゃないですか! すぐお茶をお出ししたいのですが、すみません、ご覧のありさまでそれどころじゃないんです。
    カルパ: 鹿の角が生えた鳥が原因ですか?
    イレーヌ: はい! もしかして他の場所でも?
    アステ: すべては確認していませんが、来る途中で通過したすべての星で発生していました。
    イレーヌ: リン様が私の家で今回の一件について調査中です。もしよろしければ訪ねてみてはどうでしょう。私も同行したいのですが...
    エルフ4: うわっ、そっちへ逃げた! イレーヌ様、お助け下さい!
    シカドリ: シ~カ~♪
    イレーヌ: そういった訳で私はここに残ります。落ち着いたらまた会いましょう。
    イレーヌ: ウィンドリーフよ、私に羽の身軽さを与えなさい!

    メロ: あの風を切るスピードにはいつ見てもほれぼれするよ。いつか私のハンマーで構造を調べたいな。

  • No.3
    展開

    [イレーヌの家]
    リン: ルビー、気をしっかりせい。
    ルビー(鹿): 俺様ニ命令ヲ下セルノハ彼ダケダ。

    カルパ: リン、久しぶりね。
    リン: はっ! おや、見慣れた顔ぶれだのう。元気にしておったか。
    アステ: もちろんです。ルビーも鹿になったのですね。
    リン: そうじゃ。あらゆる生物が鹿のようになる現象、今は鹿になったルビーの羽を借りて実験しておる。
    リン: 実験の結果から、すべての鹿はある人、いや、ある鹿*7を助けるためにある敵を倒そうという意志を持っていることが分かったのじゃ。
    カルパ: 鹿ですか。
    リン: そうじゃ。奴らは謎に包まれた巨大な存在に立ち向かうために仲間を集めていたようじゃ。
    リン: 今のところその影響を受けているのは動物だけじゃが、その範囲はどんどん拡大していくであろう。
    メロ: 私たちも角が生えて首が伸びるってこと!? イヤだ~!!
    リン: 彼の居場所を突き止めて勝たすことができればこの事象も収まるはずじゃ!
    メロ: カルパ、すぐに助けに行こう!
    カルパ: ええ。リン、彼の居場所は分かりますか?
    ルビー(鹿): 俺様モ彼ノ下ヘ...
    リン: ルビーの羽を使って作ったこのコンパスで居場所を特定できる。
    メロ: よし急ごう。牛の角は2本で十分!

  • No.4
    展開

    [平らな惑星]
    メロ: こんなにまっ平らな惑星は見たことないよ。なんかおかしくない?
    アステ: 無限に広がる宇宙に一つぐらいこんな惑星があってもおかしくないわ、メロ。
    カルパ: あの惑星に大量のアストラの共鳴を感じます! 誰かが戦っているようです。
    カルパ: 前方にポータルを繋げます。

    カルパ: 出来ました! あのねじれの中に入ってください!
    メロ: OK! 一人孤独に戦っている鹿を助けに行こう!


    [未来都市跡地]
    メロ: あー、町が所々破壊されている。カルパが復興する前の宇宙みたい。
    カルパ: あの建物の中でアストラが変動しています。
    メロ: 警察署? とにかく急ごう!


    [警察署内部]
    アステ: 3匹の鹿が戦ってますね。
    カルパ: シカドリから検知されたアストラはあの鹿から感じられます。
    メロ: ということはあの目線が入っている鹿*8と黒い鹿*9が敵だな!
    カルパ: そうです。では彼を助けましょう。


    [平らな惑星]
    メロ: 戦いは終わったはずなのに、どうして巨大化した鹿が巨大な人間*10と戦っているんだ?
    カルパ: 妙な既視感と同時に違和感を覚えますね。
    カルパ: 双方のアストラが似ていて、まるで自分同士の戦いのよう*11です。
    アステ: あっ、戦いの衝撃波によって周囲の惑星に被害が。
    カルパ: もう彼らの戦いには介入できなさそうです。できるのは演奏によって周囲の惑星を彼らの戦いから守ることだけでしょう。
    メロ: それにしてもものすごい規模の戦いだね。頑張れ、鹿!

    WARNING!! WARNING!!
    バリアが破損。機体の損傷を確認。
    エネルギー及びダークマター切れ。

    アステ: カルパ様、メロ! これ以上はプレアデスが耐え切れません!
    アステ: 戦いもほぼ決着がついたようなので撤退しましょう!
    カルパ: ではイレーヌの元へ向かいましょう。
    アステ: メロ、リン様の制作された緊急惑星転送装置を使いましょう!
    メロ: 了解! 揺れるから気をつけてね!
    メロ: プレアデス、緊急脱出モード作動! 行き先はいて座! 転送開始!

  • No.5
    展開

    リン: 帰って来おったか。
    ルビー: ウーン、頭ガ痛イ... 何ガ起コッタ?
    リン: ルビーが正気になってくれて良かったのう。
    イレーヌ: みなさん、他の鳥たちも元の姿に戻ってきましたよ!

    メロ: どうやらうまくいったみたい。良かった!
    カルパ: ええ。シカドリから感じたアストラも消え... いえ、1つだけ反応がありますね。
    カルパ: どうやらこの扉の先にいるようです。開けてみましょう。
    シカドリ*12: シィィィィィィカァァァァァァ!!
    カルパ: ...
    メロ: ...

Linked Melody

  • 楽曲を交換するコラボ企画(現状Phigrosのみ)で使われる要素。これは恐らくコラボ相手側のプレイヤーがお試しでプレイできるようにしたもの。
    コスト(エネルギー × 5000)を消費して全難易度をパック購入の可否を問わずプレイすることができる。
    パック解放後もパック右の「Linked Melody」をタップすることでいつでもプレイすることができる。
    Phigros Pack
    No.TitleComposerNORMALHARDHARD+ABYSSS.HARDS.HARD+CHAOSCOSMOSPack
    1Time To Night Sky
    (feat. Lee Yu Jin)
    HyuN & KLYDIX61115-S15S19S18-Kalpa Pack
    2HAZARDLimpid271316S10S19--Arcyone Pack
    3Another MeD_AAN5101721+S17S23--Miell Pack
    4RESSiSTANCEぐるたみん4918-S18S21-S23Elaine Pack
    5Don't Never AroundHAMA461719S16S22S23-Lana Pack

*1 リズムゲーム配信者
*2 本家O2JAM、IdentityのHARD譜面に実際に存在するギミック。1小節に80ノーツほどが降り注ぐ
*3 公式訳準拠。英語では"immersed in appreciation(鑑賞に浸る/没頭する)"なので同音異義語を公式が誤って使っている可能性あり。
*4 ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェが提唱した概念。詳しくはWikipedia
*5 黄色い髪をツインテールにした、FULi AUTO SHOOTER(MYUKKE.作曲)をモチーフにした少女。実はNO ONE YES MANのジャケ絵にいる。
*6 一応ゲーム内の要素は脚注で補完していきます。ここから先の脚注には重大(?)なネタバレが含まれていますのでご注意ください。事前知識としてこのゲームではごく普通の鹿を操作するため、一般的な鹿の能力を使うことができます。今回のストーリーを読むうえで知っておくべき点は、①首を伸ばして物につかまったり敵を攻撃できる、②生き物を鹿にする、の2つ。改めて言うが、これはごく普通の鹿である。
*7 「DEEEER Simulator」の主人公(以降、彼)。前述のルビーのセリフ内の「彼」と同一人物。
*8 「未来の自分」のこと。
*9 「鹿の呪い」のこと。
*10 「あなた」のこと。ゲーム内のラスボス戦にあたる。次の脚注へ。
*11 オープニングでユーザーが制作したアバターが鹿に転生するシーンがあり、そいつとの戦闘のため自分との戦いとなっている。
*12 余談だが、シカドリは本ゲームのオリジナルキャラ。