ブロニー 
2018年11月21日の「思い出話アップデート」で実装され、2021年5月26日に大幅な改変が行われた。更に2022年11月26日にもリニューアルされ手の入れられようが激しい。
「思い出話」とは「ロナとパン」のチュートリアルから続くマビノギの基本的なシステムをクエスト形式でなじみやすく解説しつつ、
初心者~中級者までの育成をバックアップしてくれる一連のクエスト。
固定クエストである1番目の思い出話、2番目の思い出話を完了すると3番目の思い出、4番目の思い出クエストが順に開放される。
経験値報酬が非常に多く、(直近で実装された)G22 APOCALYPSE開始の前提である「累積レベル5000」への到達が容易になっている。
- 最初の実装では「思い出話」だったが、21/5/26のリニューアルからは「ブロニーの成長サポート」となっている。
今でも思い出話と称するプレイヤーが多く、「思い出話」と言えば「ブロニーのクエストのことだな」と判断すると良いだろう。
ブロニー 
- ティルコネイルはアドリア川のほとりで出会う少女。ほとんどの記憶を失っており、また「誰からも見えない」「誰にも声が届かない」という状態で気が遠くなるほどの時間を孤独に過ごしていた。だが、ミレシアンと出会ったことで止まっていた時間が動き出す。
時間とともに記憶を失っていくため、ノートにたくさんのことを書き留めており、ノートの内容を元に「記憶を取り戻す」ためにミレシアンとともに「冒険」の旅に出ることになる。 - 戦闘やエンチャント、ダンジョン、影ミッション、交易…エリンにある様々な物事を網羅しており、自身も「かつてはエリンでの冒険の記憶がある」というが、一部新しいコンテンツは全く知らなかったりする。
- 性格は明るく前向きで温厚、思いやりがあって優しく寛容。容姿に負けず劣らず内面も100点満点。
ブロニーの話題に知っていると答えれば驚き褒め、知らないと答えれば自分が学ぶように教えてくれる。ミレシアンが何かをすれば自分のことのように喜び、失敗すれば一緒に落ち込んでは励まし、エリンでの生活を一緒に歩んでくれる。- 冒険が進むにつれてどんどん記憶を取り戻していくが、ある時期から記憶を書き留めることを止め、さらに突如失踪してしまう。ミレシアンは最初に彼女と交わした「約束」に従い、彼女の足取りを追ってイリア大陸まで赴くことになる。
- 彼女が失踪した理由は、記憶を取り戻していくことで「自分が人間ではない」ことに気づき、自身がモンスターであるかもしれない、もしそうならミレシアンと会うことはできないと思いつめた結果だった。しかし、ミレシアンと再会し、全てを思い出す。
- その正体は記憶の精霊。エリンに満ちた記憶そのものが彼女の記憶でもある。しかし、ある時から徐々にエリンに思い出が生み出されなくなり、エリンの記憶が生み出されなくなるに従ってブロニーの存在自体が希薄になり、ついには「必要のないもの」として消滅寸前になっていた。
- 唯一ミレシアン=プレイヤーだけは現在進行系で記憶を生み出し続けているため、ブロニーを認識することができた。そうして二人で思い出を積み上げていき、最終的にはエリンに記憶されて存在することができるようになった。
- 以降は人としての姿から精霊の姿に戻り、ペット…否、同行キャラクターとしてプレイヤーと一緒に冒険の旅に出ることになる。
- 「オンラインゲームの思い出」という非常にメタな存在でありながら、非常に魅力的なキャラクターとして描かれている。
- いつものやつでの反応は「ん?む…む…ブロニーにそんなの聞かないでよ!○○最低!」 と両頬を膨らませて怒られる。
- クエストを進行するごとに
プレゼント が貰える。エリンの住人らしくプレゼント好きのようだが、驚くほど高性能の武器がもらえてしまう。
その際には彼女の「記憶」をアイテムに伝達することで即戦力の装備に強化してくれ、熟練度やエンチャント、改造や細工まで一瞬で施してしまう。これは彼女の記憶の精霊として「過去のアイテムの記憶を注ぎ込んでいる」からと思われる。- どれもがエンチャント・改造・細工済みデモニック武器と同等かそれ以上でさえあるという超性能の装備となっている。初心者にとてつもなく優しい…というより優しすぎてオーバースペックとさえ言えるかもしれない。
だが、一方で初心者のための装備の割に修理費がものすごく高いというとんでもない罠が待ち構えていたりする。ファーガスに修理してもらっても1Pあたり1000G、100%修理なら30000Gを越える金額を請求される。クエストでブロニーから貰えるお小遣いでもすぐに底をついてしまいかねない*1。
さらに一部のエンチャントには最大スタミナが-60といった初心者には結構重たいデメリットの「チャンピオン」が貼られた装備をくれたりする。- 修理費の問題はアップデートを重ねた結果解消された。その歴史や、装備品の性能についてはメモリアルフラワー装備の項目が詳しい。
- どれもがエンチャント・改造・細工済みデモニック武器と同等かそれ以上でさえあるという超性能の装備となっている。初心者にとてつもなく優しい…というより優しすぎてオーバースペックとさえ言えるかもしれない。
記憶の精霊ブロニー 
- 連続クエスト「1番目の思い出話」「2番目の思い出話」を完了するとダンバートンのNPCブロニーが出現しなくなり、代わりにアカウントごと最初の1回だけ「ブロニーの笛」がもらえ、その後はペットとしてブロニーを召喚できるようになる(ペットメダル化不可)。
- 見た目はおおむね妖精フローラのようだが、一部モーションは流用されているものの造形は完全新規・専用モーションも用意されているという力の入れよう。
- 全ペット中唯一「会話」機能を持つ*3。第2巻を完成させた後は、この機能でブロニーからクエストが貰えるようになる。
- こんな素晴らしいペットがなんと全員プレゼント。
新しい思い出クエスト 
- 連続クエストが終了した後は「思い出話第三巻」「思い出話第4巻」のクエストが開始される。第三巻では一部戦闘関連のスキルを、第四巻では戦闘スキル全般の条件を達成することで報酬が得られる。こちらはかなり難度の高い内容となっており、すべてを達成する頃にはもう熟練者といっていいレベル。
- 22/11/16で刷新されたブロニーの成長サポートでは難易度は落ちており、過去の「成長サポート4巻」「思い出話3巻」に当たる内容はメインストリーム攻略と入れ替えられている。
ブロニー加入後の3巻の内容も豪華特典が盛りだくさんなので是非とも獲得しておこう。
- 22/11/16で刷新されたブロニーの成長サポートでは難易度は落ちており、過去の「成長サポート4巻」「思い出話3巻」に当たる内容はメインストリーム攻略と入れ替えられている。
- 思い出話4巻でのブロニーの反応からするとストーリー的にはティルコネイルでブロニーと出会い、ブロニーの記憶を取り戻してからブロニーと共にG1からメインストリームをクリアしていくという形になっているようだ
余談 
- ワスレナグサは世界中に分布しているため原産地がよくわかっていない。多くの場合で水辺に自生し、美しい青い花をつける。
名前の由来は中世ドイツの悲恋伝説にあり、花を摘んで水辺を歩いていた騎士が足を滑らせて川に落ちてしまい、最後の力を振り絞って恋人に花を投げて「僕を忘れないで」と残したという。
このことから英名もforget-me-not、和名では忘れな草となっている。 - ワスレナグサはブロニーの代名詞でもあり、各種アイテムには青のワスレナグサが意匠されることや、最初に彼女と出会うのもアドリア川と伝説にちなんでいる。
- ちなみに花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」。ブロニーのための花といっていいかもしれない。
- ブロニーそのものの話ではないのだが、ブロッコリーみたいな名前のアイツ
と名前がよく似ている為
特にミレシアンの間ではそのことをネタにしたりペットの名前にされたりしている。
イメージはまるっきり違うキャラなのに。