正宗

Last-modified: 2025-06-17 (火) 13:31:32

正宗【まさむね】

  • 実装当時は両手剣随一のクリティカルと高い最大攻撃力を誇っていたが、通常入手経路が全く不明であったため産以外存在せず両手剣では最高級品だった。
    のちにアルビ上級ダンジョンHDの褒章品であることがわかったが、入手経路が判明してからも、相変わらず「出ない」装備だったためかなりの高額品だった。
  • クレイモア改造が追加されたことにより最大攻撃力・クリティカルともクレイモアに劣る存在となり、そのクレイモアさえ軽く凌駕するハイランダークレイモアが実装されたため、今では性能面では見るべきところがなく、ただ入手しづらいだけの装備となってしまっている。
  • ウルラダンジョン改変後はアルビ上級ダンジョンの報酬として手に入る。
    アルビ上級ダンジョン自体が簡易化されたため、おそらく今最も簡単に手に入れやすい日本刀。
  • 性能的には長刀に最小ダメージ+5、最大ダメージ+5されただけなのだが、基本性能で最大耐久+5という珍しいプロパティを持っている。
    これは耐久減少改造を行っても長刀の基本性能と同じだけの最大耐久を残すことができることを意味しており、100%修理実装まではあえて正宗を選ぶ理由としては十分だった。
  • 背負わなければ見た目が長刀と見分けが付かない。意外と損な武器ではある。
    • 鞘の装飾の有無で見分けられる。装飾があるのが正宗、ないのが長刀。ちなみにインベントリ内のグラフィックでは、刃に紋様が刻まれている様に見えるが、単に背景色で抜けてしまっているだけである・・・。
  • クリティカル率が減少する改造が無いため、クリティカルに特化するのが最もポピュラーな改造。
    反面最大ダメージの伸びが鈍いので、さらなる威力を求めるにはダメージ強化のエンチャントが欠かせない。
    バランスも両手剣なりに低くなるためそこそこ育っていないと使いこなすのが難しい。
  • また、報酬品やランダムボックス品でも基本性能のものしかなかったため、耐久減少改造を行うと最大耐久に若干不安が残った。といっても耐久維持改造でも十分な性能を得られるため、無理に耐久減少するファーガス式を選ばばないという選択肢もある。
    • 現在では図面が実装されているため、腕のいい鍛冶師に制作を依頼するのも手。おいそれと手に入るものではないが、図面は期間限定ランダムボックスやイベントで入手できたため、運よく手に入れられたら一考の余地はある。
    • メモルアルフラワー装備には両手剣がないため、両手武器を使いたい初心者プレイヤーからは「正宗」のネームバリューもあってか割と人気がある。
      しかし性能面では使徒武器の狂信者の両手剣のほうが圧倒的に優秀かつ安価なこともあり、あまり手に取ってもらえないらしい。
  • 両手剣の中では修理費は安価な部類に入る。長く、大事に使うのであれば100%修理でもランニングコストは軽くなる。
  • 長い日本刀ではあるが、某片翼の天使の得物ほどの長さはない。

現実世界の正宗

  • 岡崎五郎入道正宗。相模(現在の神奈川県のあたり)の人と言われる。鎌倉時代後期の人とされている。
  • 相模発祥とする作風「相州伝」開祖とされ、優れた鍛冶師であったとされている。
    現代に正宗作とされて残っているものの殆どが国宝、または重要文化財に指定されている。
  • しかし一方で非常に謎が多く、あまりにも伝説が独り歩きしすぎていることから存在を疑問視する声もある。
    • これには事情があり、正宗のいた時代では本来「銘」(製作者を証明するサインのようなもの)を入れることが鉄則となっていたが、当時は元寇などもあってとにかく武器が必要であったことから「無銘」のまま人手に渡ってしまったものが多くあったらしい。
    • また、真打ちにならなかったもの*1が人手に渡ってしまうこともしばしばあった。
    • 加えて戦国時代から現代までの長い時間を経て、折々の大混乱で失われてしまったものも多数あったという*2
    • さらにはや磨上げ(すりあげ)*3再刃(さいは)*4といった後加工などもあり、実物と記録とが合致しないなども少なくなかった。
    • そのため「これが正真正銘の正宗の銘刀」という確たるものがなく、「正宗」の基準がないために作風から「たぶん正宗だろう」という憶測でしか鑑定することができなかった。
      それが原因で「実は正宗は存在しないのではないか?」「正宗とは腕の良い刀鍛冶の集団のことではないか」という説がささやかれるようになる。
    • 加えて刀の目利き(鑑定)を生業とする本阿弥家が豊臣秀吉や徳川家からの指示でデタラメな「折り紙付き」を行ったという話も残されている。
      • これには事情があり、手柄を立てた家臣に与える恩賞が必要であったが、与えられる所領(土地)は有限。また、なるべく中央集権型の組織構造を構築したかった関係上、実態の利益があるものは与えたくなかった。たが「正宗の銘刀」であれば価値として十分。そこで刀の鑑定士である本阿弥家に命じて新たに正宗の銘刀を「生産」したというわけだ。そのため現存する正宗作とされるその多くは作風がバラバラで相州伝のものと大きく異なっていることなどから大半が「贋作」とされている。
        そうしたことから本来は生産者や切れ味、製造年代、地域などの重要な情報を記した「銘」の信憑性が大きく損なわれ、むしろ「正宗と銘があるほうが疑わしい」といわれるまでになってしまった。
    • このようなことが積み重なった結果明治時代には『正宗抹殺論』という「実は正宗個人はおろか正宗作の刀剣自体存在しない」とまでする説までもが提唱されるに至る。
      • 実は正宗というのはブランド名であり、時の為政者が鑑定士に命じてつけさせたものが始まりで実際にはそのような刀工も存在しなければ、そのような刀もない。だからこそ「これが正宗である」という刀は存在しないし、正宗の銘の入った刀は(そのような刀工が存在しない以上)贋作である、というのだ。
  • 現在国宝とされているものはどれも共通した相州伝の作りに則っており、残されている文献との特徴とも合致することからほぼほぼ正宗であると断定されている。
    最大の特徴としてはその美しさと言われており、完成された刀剣の形状と隅々まで計算されつくした様式美の頂点と称されている。
    しかし、「断定されてはいるが確定ではない」というところが永遠の『(ミステリー)』として刀剣ファンを惹きつけてやまない。この正宗伝説を題材にした創作は今も昔も人気を博している。
  • 余談だが、正宗同様に本阿弥家からの「生産」によって存在そのものを疑問視された「郷義弘」は、希少なものを例えるのに「郷とお化けは見たことがない」といわれるほど。

*1 刀を複数作り、その中でもっともできの良いものを『真打ち』として銘入れしたものを人に渡し、真打ちにならなかったが折るには惜しいものを影打ちとして手元に残したという慣習があったため。本来この影打ちは世に出ないものだが、鍛冶師が亡くなったり、戦争や災害などで散逸したり、その他様々な理由から出回ってしまうことがあった。
*2 文献にはあるのに刀そのものが失われてしまったり、銘は入ってなくても折り紙があったものの折り紙だけが焼けてしまったりなど。
*3 太刀、大太刀などの刀身が長い刀は端を切り詰めて持ち手に合わせて加工することがあった。これは激しい刃こぼれや先端の折れなどによっても行われることがあり、そのような場合、当然長さや厚み、外見上の特徴が記録と食い違ってしまったり、銘が消えてしまうこともあった。日本刀があくまでも「武器」であったことの裏付けともいえる。
*4 火事などで刀身が焼けたりして大きく損傷した場合に、新たに刃付け(はつけ)を行うのは刃物においては普通のことだが、強く磨いたり改めて「焼き」を入れるなどして刀身を加工してしまうと、刃紋や照りといった特徴が損なわれてしまう。そのため記録と実物が食い違ってしまい、真作か贋作かわからなくなってしまうことがよくあるそうだ。