エンチャント【えんちゃんと】
略称「エンチャ」。
- 装備品に特殊効果を付加するシステム全般を指す用語。(詳しくはMabinogi Wikiのページを参照)
- 1で付加された効果そのものを指すこともある。
- 1の作業を行うための魔法スキルのこと。
この項目では主に2と3について解説する。
エンチャント効果
- マビノギでは1つの装備品に「接頭(prefix)」と「接尾(suffix)」のエンチャントを各1種類ずつ付加できる。
- 接頭や接尾が付加された装備品は、アイテム名にも該当の接頭接尾名が追加される。
- 例: 荒い激しいメイス (「荒い」と「激しい」が付加されたメイス)、古代暗黒ネコヘルム(「古代」と「暗黒」が付加されたネコヘルム」)など
- 接頭や接尾が付加された装備品は、アイテム名にも該当の接頭接尾名が追加される。
- 既にエンチャント付加済みの装備に別のエンチャントを付加した場合、接頭or接尾のうち重なった箇所は新たな方の名前と効果に上書きされる。
- ちなみに効果内容がどれだけ沢山あっても、それらは全て接頭か接尾のいずれかに属している。
後述のエンチャントスキルで取り出したり付加したりする場合も、接頭もしくは接尾ごとに一括で扱うことになり、勝手に細分化することはできない。- 但し上書きされない例外的な効果が1つだけある。
専用エンチャントスクロールで付加される「エンチャントアイテムを装備者専用にする」効果がそれで、他の全てが上書きされても、専用化だけは消えずに残り続ける。詳細は専用エンチャントスクロールの項目を参照。
- 但し上書きされない例外的な効果が1つだけある。
- ちなみに効果内容がどれだけ沢山あっても、それらは全て接頭か接尾のいずれかに属している。
エンチャントスキル
- ランク8の抽出地獄は紡織ランク8の最高級シルク地獄にも似ている。焼いても焼いても終わらない……。
- 修練後半は両面にエンチャントが付いた装備品を抽出しては貼る作業が主となる。祝福ポーションとマナハーブの在庫は余裕を持たせておきたいところ。
付与
- 装備品にESの効果を付与する作業。
俗に「貼り付け」と呼ばれる。(単に「貼るor張る」とも)
- 一般的な貼り付け手順としては、魔法の粉を右手に、ESを左手に持ちスキルを使う。
成功するとESは消える。失敗するとESの耐久度(100%表記)が消耗する。
スキルが高いと、失敗時のESの消耗を抑えることができ、1枚のESで複数回挑戦が可能になる。 - もうひとつの方法として、『魔法の粉』を使わずにESを通常の消耗品のように使用するorドラッグで付与対象に重ねることでも付与する、通称『漢貼り』という手段もあった。
こちら方法はスキルランクの影響を受けない代わりに成功率が下がり、失敗時には一発でESが使い物にならなくなる。
この仕様は2023年12月13日のBEYOND2ndアップデートで廃止され、現在ではできない。
- 貼り付けにはIntによる成功率ボーナスがあるが、200でボーナスは上限となる。
Intが300だろうがカンストしてようが上限解放でもされない限り恩恵が無い。
また成功率そのものも最大90%で頭打ちとなる。- 上位の魔法の粉を使用すれば成功率は高くなるが、その場合でも90%で頭打ちとなる。
順番は「通常/祝福→エリート→エルフ→古代→聖なる/稀代」の順。
- 上位の魔法の粉を使用すれば成功率は高くなるが、その場合でも90%で頭打ちとなる。
- ランク9以上(数字ランク)のESの場合は成功率の上限が更にがた落ちするうえ、そのランクより前のランクかそれ以上のエンチャント(下地)が先に装備品に貼り付いていないといけなかった。
通常はA→9→8→7→…と貼っていくことになる。- ESによっては、数字ランクであっても下地を必要としないものもある。
- また入手時に既にランクA以上のエンチャントが張り付いている装備品は、そのまま下地として使用可能。
- 例えば「破滅(ランク6接頭)」が付いている武器には、ランク9~5の接頭ESをどれでも貼り付けて上書き可能。(勿論、下地不要なランクF~A接頭も同様に貼れる)
- この下地システムによって、エンチャント本体の効果とは別に「下地として使えるか否か」という隠れた価値が生まれている。かくして強いエンチャントを求めるミレシアン達は、求める装備部位に(段階的な下地も含めて)貼り付け可能かどうかで一喜一憂するのである……。
- 貼り付けに失敗するとアイテムの最大耐久が削れることがある。あまりに低くなると使い物にならなくなるため(0とか2とか)、あらかじめ予備調達のメドはつけておきたい。
加えてランク6以上のESだと、失敗時には一瞬で貼り付け対象のアイテムが消失するため、下地が必要なエンチャントの場合、下地つきの装備を何個も用意しておく必要がある。- あらかじめポイントショップアイテムの「エンチャント保護ポーション」でアイテムを保護しておけば、耐久の削れやアイテム消失を防げるが、失敗するたびにアイテムを保護する必要がある。
- 装備耐久度上昇のプラチナハンマー等の実装で最悪耐久度がなくなっても復活させる手段が出てきた。もちろん入手機会は多くないため武器を実用的な耐久度まで戻すのは現実的ではないが、防具なら3とかでもこまめに修理すれば使っていける。
- ただしあくまで対応できるのは削れのみ。消失してしまうとどうしようもないので、無くしたくない装備へのランク6以上の貼り付けには使っておくように。
- ざっくりいうと、ある一定のランク以上のエンチャントは下位のランクから順番に貼っていく制限を受けるというシステム。
- かつては多くの悲劇を生んできたエンチャント下地システムだが、2022年のRe:FINEアップデートを持ってついに廃止。
現在では単体の成功率のみでランクFだろうとランク1だろうとそのまま付与することが可能になっている。そう、ミレシアンはついに下地から開放されたのである。
この変更によってどれほどのミレシアンが喚起にむせび泣いたかおわかりいただけるだろうか。
- ランク6以降のエンチャント
- ランク6以降のエンチャントを付与する場合、失敗すると装備品に「エンチャント不可」状態が付与され、以降のエンチャントが不可能になる。
これはエンチャント保護ポーションで防ぐことができるほか、スチュアートの交換アイテムでエンチャント不可状態を解除することができる。ただし非常に希少なアイテムを大量に必要とするので、よほどのことがない限りはエンチャント保護ポーションで防ぐほうが効率的。 - かつてはランク6以降の装備品のエンチャントに失敗した場合アイテムそのものが消滅するという、わりと容赦ないものだった。これは2022年のRe;Fineアップデートで廃止され、現在のエンチャント不可状態になるペナルティにとどまっている。
- ランク6以降のエンチャントを付与する場合、失敗すると装備品に「エンチャント不可」状態が付与され、以降のエンチャントが不可能になる。
エンチャントペナルティ
- 上述の通り、エンチャント失敗時にはエンチャントスクロールの耐久(使用回数)と装備品の耐久値にダメージを受ける。これがエンチャントペナルティである。
また、ランク6以上のエンチャントに関しては装備品が破損して「エンチャント不可状態」というかなり重いペナルティも課せられる。 - 2023年12月13日(予定)の「BEYOND」2ndアップデートでは従来のペナルティに「装備品にダメージを与えない代わりにエンチャントスクロールが破壊される」というオプションが与えられた(る予定)。
昨今の高ランク(≒低い成功率)のエンチャントに対してペナルティが重すぎてエンチャント保護ポーションが必須化していることに対する一つの救済策であり*1、スクロール自体がエンチャント保護ポーションよりも入手しやすい場合にはエンチャントスクロールを使い捨てにすることで装備品のダメージを緩和し、レア装備にレアエンチャントを貼るような「本当に必要な時」にこそ保護ポーションを使うようなかたちにしたいという思惑があったとのこと。
抽出
- 特殊な手順で装備品を焼却し、付加されているエンチャントだけESとして取り出す作業。
俗に「焼く」と呼ばれる。
- 焼却する際は祝福ポーションとマナハーブ(委託の場合はサンライトハーブ)を所持し、エンチャント焼却(委託の場合は委託焼却)を選んで焼却する。
基本的に成功率は低いので、消滅しても八つ当たりしたり、泣かない事。これも運である。
- 成功すれば、ESや魔法の粉が得られる。接頭接尾が両方貼られた装備を焼いた場合、接頭ESと接尾ESを一度に両方得られることもあれば、片方しか得られないこともある。何が抽出されたかはESの内容を確かめるまで分からず、かくしてミレシアン達は今日も目当てのES抽出に一喜一憂するのである……。
エンチャント抽出保護ポーション
- 初出は2022年マビノギ福袋。エンチャント焼却時にアイテムを保護する。
字面だけを見ると「アイテム焼却に失敗しても消滅しない夢のアイテム」と勘違いされがちだが、公式にも赤文字で注釈がついているように抽出の成功・失敗に関わらずエンチャント効果は消滅する。 - 全然保護されてないじゃん!と思われるかもしれないが、本来、エンチャント焼却の結果に関わらずアイテムは消滅する。ところがこのポーションで保護しておくと、焼却してもアイテムが手元に残るということ。あるミレシアンは「エンチャント分離ポーション」とか「エンチャント剥がしポーション」のほうが誤解がないのではないか、と語っている。
つまり、「エンチャントを別の装備に付け替えたいが、装備を失いたくはない」ときに使っておくと、最悪抽出失敗しても装備だけは手元に残るし、上手くいけばエンチャントも装備も手元に残る、というもの。エンチャントスクロールに関しては従来通り「抽出して手元に残る」か「失敗して消滅する」のどちらかであり、その結果に影響を及ぼすことはない。
なお、これによって専用エンチャントスクロールを剥がしたとしても装備側に付与された装備の専用化は解除されない。 - あまりないことではあるが、コレクターズアイテムとしてのコラボグッズに貼られたエンチャントなどを好まない、原作のイメージを損なうというプレイヤーが「装備だけが欲しい」という場合に使うこともある。この場合はエンチャントスクロールの抽出成功・失敗に関係なくきれいなままの装備だけが確実に手元に残るため、筋金入りのマニア(またはそうした好事家に売却したいプレイヤー)は重宝しているのだとか。