魔術ギルド設定

Last-modified: 2015-09-28 (月) 21:25:17

Veronica Stregone Alleanza

高位の悪魔に率いられた魔術師ギルドであり、フィグラーレの力の源泉の一つとされる。
魔術師たちが契約する悪魔は多岐にわたり、聖教教会の発言力が脅かされるほどである。
教会に張り合うほどの図書館を擁し、多数のツールや触媒を蓄えている。
構成員の多くは独立して街の魔法屋やツール生産などで生計を立てる。
また城壁の補修、給湯、水浄化などのインフラの魔法的保全のためにも貢献している。
個人が研究に専念する場合は金銭的問題から、貴族のパトロンを得ることが必須とされる。

『I 魔術師:The Magician』魔女長ヴェロニカ

リリスの始祖であり祭祀。淫欲の蛇。伏魔殿の主。大いなる闇。アポピス。蛇の君主。娼婦の守護魔。指輪の君。そして魔術師ギルドの開祖であり現代表である。
魔王を名乗っても不思議ではない高位の悪魔であり、フィグラーレの闇に潜むのも気紛れと戯れに過ぎないと言われる。盟約によりその力の過半を制約されているが、「自他共に娼婦と認める者」に対しては制約外とされ、絶対的な魅了の力を振るう。結果、魔術ギルドには娼婦も所属する。

ヴェロニカ私立図書館

魔術師ギルドに併設された図書館。ライトワード図書分類法(資料を歴史・法律・科学・魔術・教義・伝説などの十分類に分類)に則った配列にセットされている。
入館できるのは魔術ギルド員と、特別に許可を受けたものに限られる。また書籍は貴重であり、貸し出しは行っていない。写本を作ることを推奨され、写本の代行を生業とするものもいる。
運が良ければアルフレード王子や魔女長ヴェロニカと遭遇できる。

魔術用語

悪魔の血

悪魔の血を飲むことで(適性があれば)魔術師/Mageになれる。悪魔の血は人間の精神と肉体に不可逆の変容をもたらす。提供した悪魔に対して敵対心を持つことができなくなる。
定期的(週に一度程度)に飲むことで老化が停止するが、悪魔に対して隷属するようになる。
血を一滴だけ飲んだものは盟約者/Partnerと呼ばれる。
血を定期的に与えられるものは魔奴隷/Slaveと呼ばれる。
適性がない場合は発狂するか衰弱して死ぬ。
悪魔に悪意があれば適性の有無にかかわらず魔物/Monsterと化す。
悪魔の血を瓶などに入れて悪魔との取引無しに飲むことは非常に危険である。

魔術師が実際に魔術を行使するには「詠唱/Chant」「集中/Invoke」「発動体/Activate」「知識/Knowledge」を必要とする。魔術の行使には疲労を伴う。

俗呪/Common

一般に知られている魔術。世界には数多くの魔術が存在する。
紅蓮術/Pyromancy、書術/Libraria、星術/Astromancy、夢術/Dreammancy、幻術/Chimerstry、蛇術/Serpentis、屍術/Necromancy、血魔術/Sangromancyといった系統魔術は俗呪のパッケージ版ともいえる。
取得できるかどうかについては己の資質と学習環境による。

秘儀/Arcane

その魔術師個人の性質と悪魔の血の性質によって宿る、本人だけの特別な魔術。

クヴェル

精神の集中と魔力の収束を助ける魔法の発動体。それ自体が周囲の魔力を吸収し蓄えており、所持者は実力以上の魔法を行使することができる。破損しない。
悪魔が自らの命運(寿命)を削って創造するもので、非常に稀少。

ツール

人間が様々な材料によって製造できる魔法の発動体。その形態や質は様々。魔術行使時の負荷により消耗し破損する。特別な魔術用のものは使い捨ての物もある。

ポーション

魔法が封じられたというよりは、魔法処理が施された薬液の入った瓶。止血、睡眠導入、痛み止め、そして毒と解毒など様々なポーションが存在する。材料も植物性や鉱物性など多岐に渡る。消耗品。

スクロール

魔法が封じられた巻物。巻物を広げ記載されたキーワードを声に出して読むことで封じられた威を発する。非魔術師であっても、文字を読み発音ができれば使用することができる。魔術師にとっては学習以外には不要の品。消耗品。