真夜中の用心棒篇

Last-modified: 2020-04-29 (水) 22:57:54

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登場人物

ダークフォース前澤
エアバースト吉村
鎖鎌ちゃん
???

あらすじ

日頃の清掃活動の労いとして、居酒屋でご馳走してもらえることになった前澤たち。
サイボーグに好意的な人類たちの姿に困惑する前澤をよそに、吉村と鎖鎌は、お言葉に甘えて食事を満喫するのだった。
そして宴もたけなわになった頃、今回のお礼をしたいと申し出た吉村に、店主はある悩みを打ち明ける。
それを聞いた吉村は、とある仕事を前澤に押し付けるのだった。

解説

前澤が、酔った吉村に面倒事を押し付けられる回。
人類はなんであれ殺すべき、という前澤と、自分の利益になる人類を無駄に殺生するぐらいなら、ご近所づきあいをしていた方が得、という吉村の、2人の異なる価値観が語られる回。
もちろんサイボーグの考え方としては前澤の方が正しいのだが、そこに囚われるあまり、とりあえず殺そうとする前澤の青さが垣間見える。
ただ、吉村のような自己中心的な考えに基づいた行動をすると徳が低くなる。だが吉村のそれは、人類に搾取ではなく共存をもたらすためか、人類目線からすると、彼女の口車も相まって、不思議と吉村の行動が徳が高く見えてしまうのが面白い。
ただし、そもそも相手の顔色をうかがう時点で、自分の信念を貫くという徳の本質とは離れている。こういった思考が吉村の人生を豊かにしている反面、彼女の徳が低いままである原因なのかもしれない。
そして、最後に登場する泥棒の正体は、真夜中の食いしん坊篇にて明らかになる。



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