[無識の脚本家]カルセ
プロフィール
エレキの国の女学生。両親の失踪事件で知り合ったラッドストーにはいろいろと気にかけられており、一緒に夕飯を食べたり、日々の出来事を話す仲。
学校ではあまり目立つ方ではないが、仲のよい友人もおり、とりたてて不満のない穏やかな生活を送っている。
「おじさん、あのね……、」
- フルネーム:-
- 綴り(一例):Chalce
- 出身:エレキの国
- 現在地:
- 性別:女
- 年齢:14歳
- 職業:学生
- 武器:2丁拳銃
- 趣味:読字、妄想
- 性格:きまぐれ
- 一人称:わたし
- 実装日:2016年6月30日
ユニット情報
- レア:☆2
- 属性:光
- 武器種:銃弾
- リーチ:中衛
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
画像ファイル
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
イラスト・Twitterへのリンク
設定画
詳細
- 名前の由来
宝石『カルセドニー』から。「共有・集合」の意味が込められており、人間関係を良好にしたり良縁をサポートすると言われている。
ちなみにアメシストとカルセドニーの組み合わせは良い出会いと良縁を繋げる組み合わせとされている。 - 2つ名
- 人間関係
- 登場ストーリー
他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等
紹介
☆3 ver
[弾み心の旅人]カルセ
☆3プロフィール
ラッドストーやアメトリンから銃を教わり、めきめきと腕前をあげた。実力を認めたラッドストーの許しを得て、今は旅に出ている。
アメシストとは交流を深めるにつれ、互いに遠慮がなくなってきた。また、アメトリンに対しては感謝し慕いながらも、ラッドストーとの仲に少し複雑な気持ちも。
「あたたかな鎖が帰る場所を教えてくれる」
- 出身:エレキの国
- 現在地:
- 性別:女
- 年齢:14歳
- 職業:学生
- 武器:2丁拳銃
- 趣味:読字、妄想
- 性格:きまぐれ
- 進化開放日:2017年4月14日
ユニット情報
- レア:☆3
- 属性:光
- 武器種:銃弾
- リーチ:中衛
☆3容姿
- 背景なし
- 立ち絵
画像ファイル
- SD
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
イラスト・Twitterへのリンク
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。エレキ2nd読了後を推奨します)
カルセ「うぐぐ……、うまく書けない……。」
メルク「カルセさん、何をしてるのですよ?」
カルセ「あ、メルク!実はおじさんに手紙を送ろうと思ったんだけど、まだ文字がうまく書けないの。」
メルク「みゅ、そういえばエレキの国では紙にペンで書くのではなくて、エレメントで文字を残すのだったのですよ。」
カルセ「そうなの。だから自分で文字を書いたりはしなくて……、うーん、これ、おじさんは読めるかな……。」
メルク「だいたいは大丈夫だと思うのですが……、ここの文字はなんなのですよ?点が2つにカッコがついてるのです。」
カルセ「これは文字じゃなくて顔記号だよ。わたしの通ってる学校で流行ってたの。ほら、こうやって縦にすると……、」
メルク「顔に見えるのですよ~!なるほど、笑顔のマークだったのですね!」
カルセ「うん、ペンがうまく使えないからちょっと歪になっちゃったけど……、」
カルセ「でも、手紙を書くのって楽しい。エレメントだと既定の文字の形だけど、自分で書くと毎回、少しずつ文字の形が違うの。」
カルセ「それでも通じるなんてすごく不思議だし……、同じ文字なのに同じに書けないのも面白い。」
メルク「その発想はなかったのですよ!手書きが当たり前の王国では文字は人によって違うのが当たり前なのですが」
メルク「たしかに、普段はエレメントで録字するエレキの国の人は驚いてもおかしくないのです。」
カルセ「うん、ディーの家で本を見せてもらった時にディーと不思議だわって話してたの。」
メルク「みゅ、あの後にまたディベールテスマーに行っていたのですね!」
カルセ「ディーが外に出たらやりたいことリストを作ろうって誘ってくれたんだ。」
カルセ「だからおじさんが仕事で、学校も休みの日にはディベールテスマーに遊びに行ってたの。」
メルク「そうだったのですよ~!アメシストさんといえば……、治療が順調らしくて本当に良かったのです。」
カルセ「うん……、近いうちに短期間なら外へ出られるようになるだろうってアメトリンさんが旅に出る前に教えてくれたの。」
カルセ「治療がもう少し進んだら、アメトリンさんが付き添って外に出てみるんだって。」
カルセ「ふふふ、だからそれまでにたくさんの場所を巡らなくちゃ。いつかディーたちが外の世界に出る時は、わたしが案内してあげるって約束したから。」
メルク「それは素敵なのですよ!それならまずは私がカルセさんに王国を案内するのです!」
カルセ「うん、ありがとう!そうだ、この町には大きな市場があるって聞いたの。まずはそこへ行くのはどう?」
メルク「さすがにカルセさんなのです、情報収集に余念がないのですよ……!」
メルク「ここの市場はいろんな面白いものを売ってるのです。きっとカルセさんも気に入るのですよ~!」
カルセ「わあ、楽しみ……!おじさんへの手紙を出したら、さっそく行こう!」
カルセ「はあ~、面白かった……。買い物もできたし、案内してくれてありがとう。」
メルク「楽しんでくれたようで何よりなのです!きらきらしたカルセさんの目を見ていると私まですごくうきうきできたのですよ~!」
メルク「それにしても、手紙を2つも買ったのですね~。たしかに凝っていて素敵なデザインなのです!何に使う予定なのですよ?」
カルセ「旅先でのことや、行ってみたい場所のメモをとろうと思って。それから、ひとつはディーにあげるつもりなの。」
メルク「アメシストさんに?」
カルセ「そう、いつかディーとそれぞれが行った場所について情報交換できたらいいなって思うから。」
カルセ「だってあのディーのことだもん。わたしが案内できるのは初めのうちだけですぐに自分であちこち飛んで行くわ。」
メルク「たしかにそんな感じがするのですよ。」
カルセ「でもきっと、それがわたしたちにはあってるの。好き勝手に好きなところへ好きな時に訪れて、そしてたまに会っては見てきたものを語り合うのが。」
メルク「それもまた、素敵な関係なのですよ。」
メルク「みゅ、そういえばこの後はどうするのです?」
カルセ「あっ、ごめんなさい。この後は銃のエレメントを調石しなくちゃいうけないの。明日は朝からその試し撃ちもあるし……。」
メルク「そうなのです?カルセさんは本当に練習熱心なのですよ~。今でも毎日、朝早くから銃を練習してるのです。」
カルセ「……約束したから。おじさんのところに必ず帰るって。」
カルセ「一応、旅にでてもいいといは言ってくれたけど、本当はどれだけ銃がうまくなったっておじさんはわたしを外に出したくないの。」
カルセ「だから……、何もかもを万全にして、怪我ひとつしないでおじさんの元に帰らなくちゃ。」
カルセ「それは、必ず返さなくちゃいけないものだから。危ないから行ってはいけないと言う代わりに、ただ抱きしめて、わたしを見送ってくれたおじさんに。」
備考
☆4 ver
[滉弾なる識記]カルセ
プロフィール
海を満喫するカルセ。常夏の国で買った遊び着は濡れてもすぐ乾く。だから水が跳ねるのにも構わず、足の肌で波を受け止めた。
相変わらず、ラッドストーには旅先からこまめに手紙を送っている。時には便箋数枚分の長文を送ることもあるが、カルセ曰く、その内容は普通の手紙とは別物らしい。
「ディーと話す内容とも、違うんだ」
- 出身:エレキの国
- 現在地:
- 性別:女
- 年齢:14歳
- 職業:学生
- 武器:2丁拳銃
- 趣味:読字、執筆
- 性格:きまぐれ
- 実装日:2022年6月10日
ユニット情報
- レア:☆4
- 属性:光
- 武器種:銃弾
- リーチ:中衛
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
&ref(): Usage:([pagename/]attached-file-name[,parameters, ... ][,title]);
- SD
- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
イラスト・Twitterへのリンク
ユニットイラスト
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。エレキ2nd読了後を推奨します)
(常夏の国の、この白い砂浜を見るのはこれで二度目だ)
(待ちきれず、はだしになって砂浜を歩く。足の裏にさらさらと、無数の砂の粒を感じる)
♪
カルセ「……はあ、心地いい。」
ユウ「ああ、カルセ。もうサンダルを脱いだのか?」
メルク「みゅふふ、浜をはだしで歩くのも、ずいぶん慣れたのですね。」
カルセ「うん。前に来た時は、踏んだところから地面が崩れていくから驚いたけど……。」
カルセ「それも含めて、砂って本当に面白い。海にいる間は、できるだけ裸足で歩いてみるつもりなの。」
ユウ「そうか。貝殻とか踏んで、怪我しないようにな。」
カルセ「うん、ありがとう。(そういう経験も、一度はしてみたい気がするけど気を付けよう)」
「ブルルーッ!」
ユウ「な、なんだ?」
メルク「みゅわっ、向こうで荷車が壊れたようなのです!バンブルがパニックになっているのですよ!」
「ま、待ってくれ、バンブル!どこに行くんだ!」
バンブル「ブルルッ!」
ユウ「わぁあ!こっちに突っ込んでくる!?」
カルセ「伏せて、ユウ!」
「あ、ああ!」
バンブル「ブルッ……!」
メルク「銃に驚いて止まってくれたのですよ!」
ユウ「今のうちに……!」
バンブル「……ぶるる。」
「おーい、大丈夫か!」
ユウ「俺たちもバンブルも、大丈夫です!もう落ち着いてくれました。」
メルク「こちらのことは気にせず、お仕事に戻ってくださいなのです。」
「いやあ、本当に助かったよ。ありがとなー!」
「ぶるるー……。」
メルク「カルセさん、見事な早撃ちだったのですよ!」
ユウ「あんなに一瞬で構えられるなんてすごいな。おかげでぶつからずに済んだ。」
カルセ「ふふ、どういたしまして。キャリーケース、新調しておいて良かったよ。」
ユウ「ああ、そのキャリー……。車輪の近くについてるペダルを踏むと、銃が飛び出るんだっけ?」
メルク「便利なのですよ。それを使いこなせるカルセさんも、本当に……、」
アメシスト「旅慣れたみたいだね。……ごくごく。」
アメシスト「ああ、ココナッツジュースっておいしいなあ……!すっきりした甘さっていうのはこういうことなんだね。君たちも一口、どう?」
カルセ「ディー!」
メルク「アメシストさん!」
アメシスト「あはは、久しぶりだね。といってもカルセとはこの間、情報交換で会ったばかりだけど。」
ユウ「……驚きました、まさかここでアメシストさんに会えるなんて。」
メルク「しかも現地名物のジュースを飲みながらなのです。」
カルセ「あ!前におすすめしたジュース……!もしかして、それを目当てに常夏の国へ?」
アメシスト「ふふ、それもあるけれど、今は植物の国へ向かっている途中なんだ。」
メルク「そういえば、ここの港からは植物の国へ行く船が出ていたのですよ!」
アメシスト「ちょうど船着き場に向かっていたら、聞き覚えのある声がしたってわけさ。」
アメシスト「ふふふ、こんなに広い世界で偶然、再会できるなんて、旅って面白いね?」
カルセ「ふふっ、そうだね。旅先でっていうのが、面白い。」
アメシスト「くくく、本当にね。」
アメシスト「それにしてもカルセ、常夏の国にまた来たんだね?カキゴオリを食べた話を聞いたのは、そんなに前じゃない気がするけど。」
カルセ「忘れられないほど、素敵だったの。特に海に足をつけた体験が。」
アメシスト「ああ……。」
アメシスト「……たしかにここの海はいいね。僕も一度は足をつけたけど、感動したよ。またおすすめの浜を教えてくれる?」
カルセ「もちろん!今回はまた別の浜に行く予定もあるから……、」
カルセ「って、ディー。大きな船がもうすぐ、船着き場に止まりそうになってるけど。あれって……。」
アメシスト「ああ、僕の乗る船だね。名残惜しいけど行くよ。そう思えることもまた、幸せだけどね。」
ユウ「またどこかで会いましょう!」
メルク「良い旅を、なのです!」
アメシスト「うん、君たちもね。カルセも、二度目の常夏の国を楽しんで。」
カルセ「そっちも植物の国を楽しんで。じゃあね。」
ユウ「……アメシストさん、元気そうだったな。」
メルク「旅も楽しめているようで良かったのですよ。」
カルセ(……ディーが乗ろうとしている船。その船を待って並ぶ、客たちの列。遠目からでも、様々な国の人がいることがわかる)
カルセ「やっぱり……、海って良いな。とびきり、世界との繋がりを感じられる。」
ユウ「カルセはすごく海が気に入ってるんだな。ああ、中でも常夏の国の海が、一番好きなんだっけ?」
メルク「ここに来る前、紹介所で力説してくれたのです。」
カルセ「常夏の国はね、船の中継地にもなってるでしょ。」
カルセ「だからたくさんの船が、色々な国から来た、色々な人や物をのせて行きかっていく。世界中の人が、あの海で交差している。」
カルセ「そんな海に、わたしも足をつけるとね、目で見渡せる景色は限られているけれど、心で、限りなく広がる世界を感じられる。」
カルセ「そのスケールの大きさを感じることは、ちょっと恐ろしいことでもあるけれど、同時に、すごくわくわくすることでもあるの。」
メルク「カルセさんにとって、この国の生みは、すごく印象深い海なのですよね。」
ユウ「俺もそういう風に考えた上で、この海を見てると……、世界の広さを感じる気がするよ。」
カルセ「うん、もう一度来られて良かった。……ふふふ。」
ユウ「カルセ?」
カルセ「足の裏が、熱くなってきたんだ。だからちょっと海で冷ましてもいい?」
ユウ「ああ。せっかくだし、波打ち際をしばらく歩いてみようか。」
メルク「浜辺の散策を楽しむのですよ~!」
♪Hz
「『昼の砂浜は、熱さと冷たさどちらも持っている。それは砂が、太陽の光を受ければ熱くなり、海の水がかかれば冷たくなるものだからだ。』」
「『砂というのは不思議なことに、その大きさも形も不揃いな上、集めると白く見えるのに、一粒ずつ見れば青みや赤みがかかっている。』」
「『海の水は、手にすくってみればエレキの国で飲む水と同じで、透明だ。海の水は塩からいので飲むべきではないけれど。』」
「『青いエレキで照らされているわけではないのに、海は青い。そして驚くべきことにその青は、天気によって、緑や黒に近い色に変わることがある。』」
カルセ「『天気というのは、エレキの国には存在しないが……、』……これはもう少し詳しく書こう。」
メルク「カルセさん、お待たせしたのですよ!」
ユウ「うーん、砂をなめてた……。靴に入った砂を落とすのに、こんなに苦労するなんて……。」
カルセ「ふふ、わたしに付き合って、たくさん浜を歩いてくれたもんね。今日はありがとう。」
ユウ「カルセ。待ってくれてる間、手紙を書いてたのか?」
カルセ「え?手紙は書いてないよ。」
ユウ「ん?でもそれって便箋だよな?」
メルク「てっきり、ラッドストーさんに送る手紙を書いているのだと思ったのです。」
カルセ「たしかにおじさんに送るものだけど……、」
カルセ(手紙は、近況やお土産の話などの情報を書くためのもの……)
カルセ(でもこれは、素敵な体験をした時に、おじさんも同じ体験ができたらいいのにと思って書いている記録だ)
カルセ「これは、言ってみれば……、言葉に書き換えた、わたしの感覚そのものかな。」
メルク「感覚……、なのです?」
ユウ「そういうものなのか……。」
カルセ(記録という愛想のない言葉の割には、おじさんのために説明も入れて長文だし、我ながら一生懸命、丁寧に書きすぎだけど……)
カルセ(それだけ強く想ってるということなのだろう、おじさんのことを)
カルセ(……わたしがおじさんの元へ帰るのは、ただ優しく思いやってくれることへの感謝や、帰る約束をしているだけじゃないから)
メルク「カルセさん。感覚を書き留めた……ということなら、今日はどんなことを書いたのですよ?」
カルセ「前に来た時には、書ききれなかったこととか、新しく気付いたことを書いたの。」
カルセ「絶対書きたかったのは、同じ浜の海でも、前に来た時と今日じゃ青色が違ったこと。天気で色が変わるなんて、すごく面白い。」
ユウ「ああ、たしかに。ちょっと雲で陽射しが隠れるだけでも、海って変わるしな。」
カルセ「そうだ。陽射しといえば、この夕暮れの海についても書かなくっちゃ。これは天気じゃなくて、時間での変化だけど……。」
カルセ「……、」
(……足元に打ち寄せる波の温度が、昼よりも少し冷たい)
(浜風は鼻を抜ける時に、しょっぱい味がする。柔らかい砂浜を歩いて、心地よい疲れが体を包んでいる)
(……今、感じられる全てが、わたしに生きていると感じさせてくれる)
カルセ(そして、この海が繋がっている広い世界には、大事な人にも伝わればいいのにと思えるほどの、素敵なものがたくさんあるのだ)
カルセ(世界中にある素敵なものをもっとたくさん……、全身で、知っていきたいな)