サァハ

Last-modified: 2023-10-07 (土) 15:01:11

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疵を求む白叉(きずをもとむはくさ)]サァハ

 

プロフィール

 白の都を率いる女王・スカジィウスの実姉。いつもしかめっ面をしているが、これは生来の泣き虫を隠すためのもの。
 『傷を作るため』という理由で、戦闘訓練を頻繁に行うため戦闘狂のように思われることもあるが、実際には争いごとは苦手。平穏を好む穏やかな気質が本来のものである。

 

「『スカ』は私にこそ相応しいんだ……!」

 
  • フルネーム:-
  • 綴り(一例):Sthach
  • 出身:常夏の国
    • 現在地:
  • 性別:女
  • 年齢:16歳
  • 職業:剣士
  • 武器:双剣
  • 趣味:自作小説、二度寝
  • 性格:やさしい
  • 一人称:私
  • 実装日:2022年3月10日
     

ユニット情報

  • レア:☆4
  • 属性:闇
  • 武器種:斬撃
  • リーチ:前衛

 

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

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  • SD

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    攻撃モーション
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    被ダメモーション
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    撤退時
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    GIF
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  • 表情差分

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  • プロフィール等
  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
       

イラスト・Twitterへのリンク
ユニットイラスト

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詳細

  • 名前の由来
    「影の者」の意味を持つ「スカサハ(アイルランド語: Scáthach)」が由来か。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。メイン2部十三章(常夏篇)読了後を強く推奨します)

「うわぁああああん!」
ユウ「な、なんだ!?」
メルク「ユウさん、あそこなのです!」
サァハ「うう、ひぐっ、うぇぇえ……!」
ユウ「サ、サァハ!?いったいどうし……、」
スカジィウス「どうした姉貴ぃ!」
ユウ「のわぁああ!?」
メルク「どうしてここにいるのです、スカジィウスさん!?」
サァハ「ジ、ジィウスちゃん……!」
スカジィウス「クッ、我が姉を泣かせるとはガチで許せん!まさか帝国の残党か!?グギギギィ、許すまじ!」
スカジィウス「誰に泣かされた!教えろ、姉貴!」
サァハ「ち、違うの、ジィウスちゃん。誰かに泣かされたわけじゃなくて……。」
サァハ「こ、この本が……。」
スカジィウス「本がどうしたぁ!」
サァハ「すっ……!」
サァハ「……っごく、よかったからぁ。」
スカジィウス「……。」
メルク「みゅみゅ!それは知る人ぞ知る名作恋愛小説!まさかサァハさん、読破を!?」
サァハ「メルクさんも!?」
メルク「サァハさん!」
サァハ「メルクさん!」
メルク「みゅ~!その本について語れる人を、ず~っと待ち望んでいたのですよ~!」
サァハ「う、嬉しい!このキュンキュンで、ドキドキな気持ちを、すぐに共有できるなんて……!」
「きゃいの、きゃいの~。」
スカジィウス、ユウ「……。」
ユウ「あー……。」
ユウ「お姉ちゃん思いなんだな!」
スカジィウス「あぁん!?」
ユウ「でたな、ロイヤルメンチ!」

 

メルク「それでそれで~、これはぜひ読んでいただきたい一冊なのですが……!」
サァハ「ふんっ、ふんっ。」
スカジィウス「……。」
スカジィウス「なぁ~、姉貴。そろそろ帰らんか。日も暮れてきたぞ。」
サァハ「ん?ああ、先に帰ってていいよ。」
スカジィウス「なはぁっ!?」
スカジィウス「ほ、本に!紙如きに負けたっ!?」
ユウ「別に負けたわけじゃないだろ……。」
サァハ「えっ?あっ、ご、ごめんね!負けてないよ。ジィウスちゃんが一番だから。」
スカジィウス「説得力ないわ、愚姉ぇ!」
ユウ「は、ははは……。まさか、メルクとこんなに語れるレベルとは……。」
ユウ「本、好きなんだな。」
サァハ「好き……というか、今まで読めなかった反動かな。」
メルク「みゅ、読めなかったとは?身近に本がなかったのです?」
サァハ「無いわけでは無かったんだけど……、私達の生まれた場所は、すごく閉鎖的な環境だったから。」
サァハ「あるのは昔から受け継がれてきた本だけ。当然、新作の本なんて手に入らない。」
サァハ「新しく本を作ろうと思っても、紙は貴重だからね。所謂、娯楽用の本を作る余裕はなかったんだ。」
スカジィウス「本を作るのなら歴史書を。それも余裕がある時だけで、ほとんどは過去の本の修繕に回していたからな。」
サァハ「歴史書は歴史書で面白いけどね。」
メルク「みゅ~……。それは本好きにとって、なかなか過酷な環境なのです。」
サァハ「そうでもないよ。外には、こんなにもたくさんの本があるって、最初から知っていたら辛かったかもしれないけど……。」
サァハ「それを知る余地もない環境だったから。案外、同じ本だけでもなんとかなるもんだよ。」
メルク「言われてみれば……。私もなかなか新作の本を買うことができなくて、手持ちの本で凌ぐときがよくあるのです……。」
ユウ「本は山ほどあっても、金はないからな。」
メルク「世知辛いのですよ……。」
サァハ「ふふ、案外どこの読書家も、同じことで悩んでいるのかもね。」
サァハ「だけど、私はもう知ってしまった。まさか毎日のように新作の本が出ているなんて……。」
サァハ「どの本を読めばいいか迷う日が来るとは、思いもしなかったよ。」
メルク「わかるのです!世界にはこんなにも本があるとわかった時の……、私が読んでいた本がほんの一握りだと分かった時の感動!」
メルク「サァハさんもついに、こちら側に来たのですね……。」
サァハ「来ちゃった……。」
スカジィウス「何言ってんだこいつら。」
ユウ「本好き同士にしかわからない世界なんだろ。……多分。」
ユウ「そういうスカジィウスはどうなんだ?本とか、好きじゃないのか。」
スカジィウス「娯楽として楽しんだことはないな。此方が読むのは歴史書や古文書の、資料類ばかりだったし……、」
スカジィウス「……ああ、いや。ひとつだけ、完全に趣味で読んでいたものがあったな。」
サァハ「えっ、ジィウスちゃんが趣味で?そんな本があったの?」
スカジィウス「うむ。まぁ、正確には本ではないがな。」
メルク「本ではない?」
スカジィウス「ああ。紙ではなく、氷に直接刻まれていた。」
サァハ「……えっ。」
スカジィウス「紙がない故の苦肉の策だったのだろうな。おかげで少し時間が経つと、あっという間に読めなくなってしまう。」
メルク「それは神秘的な作品なのですよ……。いったいどんな内容だったのです?」
スカジィウス「おお、よくぞ聞いた!なんと、世界を震撼させる魔王が主役でな!」
サァハ「……!?」
スカジィウス「これが強いのなんの!向かうところ敵は無し、といった感じだ。」
スカジィウス「しかし、その内に秘める心は繊細でな……。圧倒的強者であるゆえの孤独を抱える、それはそれは、薄氷のように美しい主人公だった。」
ユウ「へぇ、ちょっと面白そうだな。」
メルク「サァハさんは読んだことないので……、」
サァハ「ハァー!ハァー!」
メルク「ものすごく呼吸が荒いのですよ!?」
サァハ「ジジジジ、ジィウスちゃん!そ、その話……、タ、タイトルは?タイトルは覚えているの!?」
スカジィウス「お、おお、もちろん覚えているぞ。」
スカジィウス「エンペラー・オブ・ダークネス!その魔王は瞳に愁いを……、」
サァハ「ぎゃああああああ!」
スカジィウス「どうした姉貴ぃ!?」
サァハ(ままま、まさか!まさか!まさかジィウスちゃんが……!)
サァハ(私がこっそり書いていた黒歴史小説!『エンペラー・オブ・ダークネスその魔王は瞳に愁いを湛える……』を……!)
サァハ(読んでいたなんてぇー!)
サァハ(はっ、そう言えば!?)
サァハ「ジ、ジィウスちゃんが、『オレ』とか、『姉貴』とかって言い始めたのって……、」
スカジィウス「おお、さすがは姉貴!慧眼だな!」
スカジィウス「その通り。此方のそれは何を隠そう、その物語の主役!瞳に愁いを湛えた魔王を模したものなのだ!」
サァハ「オナカイタイ……。」
スカジィウス「どうしてだぁ!?」
サァハ(妹の一人称が、姉の書いた黒歴史小説に影響されている!しかもそれを現在進行形で使っている!)
サァハ「……吐きそう。」
メルク「急にどうしたのです!?」
サァハ「ジ、ジィウスちゃん。その、あんまり言いたくないんだけど、あの小説に影響されるのはちょっと……。」
スカジィウス「む、なぜだ。あれほどの主人公、憧れるなという方が無茶だろう!」
サァハ「あんなご都合主義と主人公補正で守られたキャラのどこに、そこまで憧れたの~……!?」
ユウ(やけに具体的だな……)
スカジィウス「むぅ……、その主義とか補正はよくわからんが……。」
スカジィウス「強大な力に苦悩し、それでも民のために行使し続ける。その有り様はオレにとって、深く共感できるものだった。」
スカジィウス「『同じ苦悩を背負っている者がいる』……。此方にとっては救いだったのだ。たとえ相手が空想の住人であったとしても、な。」
スカジィウス「いや、空想の住人だったからこそ良かったのか。」
サァハ「ジィウスちゃん……。」
メルク「……その物語、最後はどうなるのです?」
スカジィウス「残念ながら、未完結なのだ。ある時を境に、ぱったりと書かれなくなってな。」
メルク「みゅ~、それは残念なのです。」
スカジィウス「ああ、此方もだ。完結していないこともそうだが……、」
スカジィウス「やはり、あの内容が全て失われたのが惜しい。できることなら手元に置いておきたかった。」
スカジィウス「此方を支えてくれた、大事なものの一つなのだからな……。」
サァハ「……。」
サァハ「今も、そう思っているの?」
スカジィウス「無論だ。」
サァハ「そう、なんだ……。」
サァハ「……。」
サァハ「……わかったよ、ジィウスちゃん。」
スカジィウス「へ?」
ユウ「ん、どこに行くんだ?」
サァハ「ちょっと、買い物。紙とペンを買ってくる。」
メルク「紙とペン……?」
メルク「みゅ!ま、まさか……!」
スカジィウス「……姉貴が?」
サァハ「……内容なんて思い出すだけで赤面しちゃうけど。だけど、妹の君が読みたいって言ってくれるなら、書かない理由はどこにもないよね。」
サァハ「だって私は……、」
サァハ「君のお姉ちゃんなんだから。」

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  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
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