スカジィウス

Last-modified: 2023-11-24 (金) 09:17:15

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(しょう)臨統御(りんとうぎょ)(みぞれ)]スカジィウス

 

プロフィール

 惨苦千年を怺えし、白の民を統べる白冠王。秘宝たる白冠の適合者であり、その威は遍く氷雪を支配し、掌握する。
 王たる重責と忍苦ゆえの不器用な傲慢さから姉や臣下とのすれ違いもあったが、レクルスとの出会いにより真の統率を成した。現在は故国を守るため、その才徳を振るっている。

 

「共に傷を背負ってくれるか、白の民よ」

 
  • 綴り(一例):Skadius
  • 出身:常夏の国
    • 現在地:
  • 性別:女
  • 年齢:12歳
  • 職業:白の都の王
  • 武器:白冠霧鏃
  • 趣味:姉の小説と膝枕
  • 性格:だいたん
  • 一人称:オレ
  • 実装日:2022年11月23日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:水
  • 武器種:弓矢
  • リーチ:後衛
  • スキル
    • 白冠解放、永氷封印
    • いざ共に傷を背負わん!

ステータス(外部リンク)

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

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    クラウンなし
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  • SD

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    攻撃モーション
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    被ダメモーション
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    退却時
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    GIF
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  • 表情差分

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  • プロフィール等
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  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
  • イラスト・Xへのリンク
    ユニットイラスト

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詳細

  • 名前の由来
    わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。メイン二部十三章(常夏の国編)読了後を強く推奨します)

    ユウ「もうすぐ懇親ビーチバレー大会の会場か……。」
    メルク「みゅ~、なんだか緊張してきたのですよ! 常夏の国と白の都のみなさんを交えてとのことなのです。」
    ユウ「そうだな。スカジィウスたちは常夏の国をめぐって、海軍の人たちとひと悶着あったって聞いたし……。」
    メルク「はたして今日の懇親会は無事に終わるので……、」
    「ぐわぁあああああっ!」
    メルク「悲鳴なのです!?」
    ユウ「まさか乱闘騒ぎ……!」

     

    ♪笑う小魚艇
    スカジィウス「チィイイ! 守銭奴風情が小癪なぁあああ!」
    白の民「ぐぅうっ! 申し訳ありません、王よ!」
    サァハ「ジィウスちゃん、サーブが来る!」
    スケアヘッド「ククク! 任せたぞ、ヴァル!」
    ヴァライフェ「なぜ私がこいつと同じチームに……。」
    海兵「くじ引きだからな。」
    白の民「俺も王のチームがよかった……。」
    レクルス「ふふ、頑張ってください! ヴァル~、スカジィウス~!」
    ヴァライフェ「ええ、勝利はあなたに捧げます!」
    ヴァライフェ「はぁあああああっ!」
    スカジィウス「舐めるなよ! 勝利を掴むのは此方達、白の都チームだ!」
    ナタリア「わ、私も!?」
    スカジィウス「愚問! 此方の指揮下にいるうちは当然、面倒をみてやる! 老後の生活までなぁ!」
    スカジィウス「シャァアアアアアッ!」
    サァハ「ナイスレシーブ、ジィウスちゃん!」
    白の民、ナタリア「おぉー!」
    ヴァライフェ「くっ、狙いが甘かったか!」
    スカジィウス「サァハ!」
    サァハ「うん! これで、取り返す……ッ!」
    サァハ「はぁああっ! ジ・エンド・オブ・ロンリー・スカー!」
    スカジィウス「そ、その技は!」
    スカジィウス「まさか『エンペラー・オブ・ダークネスその魔王は瞳に愁いを湛える……』の主人公の新技……!?」
    白の民「さすがサァハ! 完璧なスパイクだ!」
    白の民「練習したかいあったな、サァハー!」
    白の民「王にいいとこ見せられてよかったなぁ、サァハー!」
    サァハ「い、言わないでよぉ!? あぁぁあああ、恥ずかしい、恥ずかしい……! けど、ジィウスちゃんが喜んでくれたなら……!」
    海兵「おい、ボールいったぞ! 守銭奴!」
    スケアヘッド「クク、それと一緒にするな! 俺は金は貯め込まんからなぁ! だからこそ、俺達の名は!」
    スケアヘッド「金儲けチームだ! きょぇえええええっ!」
    ヴァライフェ「やめろ貴様、私にまでそんな名を負わせるな!」
    白の民「俺も共に背負いたいのは王の傷だけだぁー! あとずっと気になってが、なんだその雄たけび!?」
    スケアヘッド「おい、さすがに泣くぞ。」
    スカジィウス「クク、ハハハハハ! 貴様ごときに止められるものかよ! ジ・エンド・オブ・ロンリー・スカーだぞ!」
    海兵「自慢げに言われてもわかんねえ!」
    ナタリア「し、しかし内容が気になってきました……!」
    スカジィウス「何だと!? あ、姉貴、後で写本をこいつらに貸していいか!?」
    サァハ「へぇええ!? い、いいけどぉ!?」
    スケアヘッド「ククク、おしゃべりはそこまでだ!」
    スケアヘッド「おぉおおおおお!」
    白の民、スカジィウス、ナタリア「あの技を返すだとぉ!?」
    メルク、ユウ「……。」
    レクルス「あっ、おふたりとも! 来てくださったんですね!」
    ユウ「は、はい。せっかくレクルス様に誘ってもらいましたし……。」
    メルク「スカジィウスさんともお話したかったのです。それで、少し不安もあったのですが……、」
    スカジィウス「一丸となるぞ、白の都チーム! 次で終わらせてくれるわぁ!」
    白の民、ナタリア、サァハ「おぉおおおー!」
    「いいぞ、いけぇえええ!」
    「金儲けチームも負けるなぁ! 言ってて、すげぇ名前だぁ!」
    スケアヘッド「ひとりはみんなのために! みんなは金のために!」
    ヴァライフェ「誰が応というんだ、その掛け声で!」
    海兵「妻にいいものを食べさせてやりたい、応ッ!」
    白の民「王にいいものを食べさせて差し上げたい、応ッ!」
    ヴァライフェ「いた……!? しかも、応援したくなる理由で……!」
    スカジィウス「敵の指揮下にあってなお、此方を……。」
    白の民「王よ、遠く離れても心はいつも共に!」
    ナタリア、サァハ「……! 共に……!」
    スケアヘッド「クク! いい気合いだ! いくぞ! 勝利の暁には俺が金を出してやる!」
    白の民、海兵「おぉおおお!」
    ヴァライフェ「し、仕方ない、おぉおおお!」
    メルク「すっかり馴染んでるのですね。」
    ユウ「ああ、どっちの人たちも。」
    レクルス「……はい。」
    レクルス「ふふふ。みなさん、頑張ってくださ~い! 決着がついたら、みんなでお昼ご飯ですよ~!」
    「わぁーい!」

     

    ♪癒し波乗り
    スカジィウス「……もひもひ、もひもひ。」
    ヴァライフェ、レクルス、メルク「……。」
    スカジィウス「……フン、なかなかだな。だが此方の舌はまだまだこんなものでは満足せん……、」
    サァハ「ジィウスちゃん……! これ、美味しいから、はい! あっ、あと、これと、これも!」
    スカジィウス「ま、待て、サァハ! 乗せすぎだ、ビュッフェだからといって……、」
    サァハ「はい、あーん!」
    スカジィウス「あ、あーん……。」
    スカジィウス「……もぐ、もぐ、もぐ。」
    サァハ「ふふ、気に入ったみたいでよかった……。これもおすすめだよ。ほら、あーん。」
    スカジィウス「うむ、これもなかなか……。」
    サァハ「じゃあ、次はこれ!」
    スカジィウス「あ、姉貴。これ以上は入らな……、もひ、もひ、もひ……。」
    サァハ「ふふ……。美味しいね、ジィウスちゃん。さっき食べて感動したから、ぜったいジィウスちゃんにも食べてほしくて……。」
    スカジィウス「……、」
    スカジィウス「ああ、そうだな。」
    スケアヘッド(モケみたいになってるな)
    ナタリア(ハムスター……)
    海兵(フグ)
    スケアヘッド「ハッ! な、なんだ貴様ら! 自分の食事をしろ! そんな顔で見るな!」
    サァハ「ジ、ジィウスちゃんの分はあげないよ!?」
    スカジィウス「そういう意味ではないと思うぞ、姉貴。」
    白の民「向こうに『高級カジキステーキ。~常夏名産フルーツソースを添えて~』が来たぞぉ!」
    白の民「もひ、もひ……! うますぎる! もっと食べたい、食べたいのに!」
    白の民「ぽそぽそ、ぽそぽそ。すぐお腹いっぱいになっちまう!」
    白の民「うぉおお、幸せなはずなのに~!」
    ユウ(白の都のひとたち、みんなあの食べ方なんだな……)
    ユウ(だけど……、みんな楽しそうでなんだかよかったな)
    スカジィウス「……。」
    レクルス「スカジィウス? どうしました?」
    スカジィウス「……いや。あれがお前の言っていたもうひとりの癒術士かと思ってな。」

     

    ♪明日に見る夢-dreaming-
    白の民「昼ご飯は堪能した! ゆえに!」
    白の民「いっぱい動いて晩ご飯も堪能するぞ!」
    白の民たち「おぉおおおーっ!」
    「いらっしゃい、いらっしゃーい!」
    スカジィウス「ここはなんだ? 配給所か? やけに活気があるが……。」
    ナタリア「港市です。常夏の国の名産品から異国の輸入品も集まるので、服から雑貨までなんでもありますよ!」
    サァハ「市場……、初めて見た。」
    レクルス「そうなんですか……!?」
    スカジィウス「此方達の国は慢性的な資源不足だと言っただろう。なにもかもを皆で分け合って生きてきたのだ。」
    メルク「そうだったのですね……。」
    海兵「お前らも苦労してんだな。」
    白の民「……ああ。だがそれは形は違えどお前たちも、だろう?」
    白の民、海兵「……。」
    スケアヘッド「にしても、その服。見ているだけでもこちらが暑い。金は出してやるから、さっさと着替えろ。」
    白の民「いや、これは……。」
    白の民「実は日焼けがだな……。」
    ユウ「日焼け?」
    白の民「ああ。俺達はずっと吹雪に閉ざされた暗い土地にいたからな。直射日光に弱いんだ。」
    ユウ「えっ? でも、スカジィウスたちは……、」
    スケアヘッド「ふん、なるほどな。」
    スケアヘッド「あのふたりは氷雪を操る素養が高い。それゆえに寒さからも陽射しからも肌が守られているんだろう。」
    白の民「そういうことだ。」
    白の民「だが、王が俺達の服にも力を使ってくださっているからな! 実は中は適温なのだ!」
    ユウ「本当だ! ひんやりしてる!」
    スケアヘッド「クク。まさか1000年前の王もホワイトクラウンの力をそのように使うとは思っていなかっただろうな。」
    ヴァライフェ「ああ。……だが、民思いの使い方だ。」
    サァハ「あ、これもいいな。この水着も、似合いそう……。」
    メルク「みゅふふ! サァハさん、さっきからスカジィウスさんのものばかりみてるのです!」
    白の民「はは。サァハも王も、今日が楽しみでずっとわくわくしていたものな。」
    レクルス「えっ!? そうなんですか? そうなんですか? スカジィウス~!」
    スカジィウス「王のプライバシーを他言するな、愚民がぁ!」
    白の民「あひぃん! 服が! 背中に氷を入れられたように!」
    ヴァライフェ「……ああいう使い方は本当に思いもよらなかっただろうな。」
    ユウ「かもしれませんね。」
    レクルス「ふふ。でも、あんなスカジィウスが見られて、私は嬉しく思っています。」
    ユウ「レクルス様。」
    スカジィウス「フン。なにを此方の保護者めいたことを抜かしている。力に恥じぬ使い方をする、それだけだ。」
    スカジィウス「貴様たちもそうだろうが。……1000年前の帝国の王と違ってな。」
    レクルス「スカジィウス……。」
    スカジィウス「レクルス、そして……、此方に世界を案内するという大儀をレクルスが任せたという、ユウ。」
    スカジィウス「貴様たち癒術士に、話しておきたいことがある。」
    ユウ「それって……、」
    ♪危機との対峙
    「グルアアアアッ!」
    ユウ「なんだ!?」
    ナタリア「た、大変ですっ! 巨大な海洋モンスターが漁業用の網に引っかかり、混乱して港に乱入! 暴れています!」
    レクルス「モンスターの体にまだ網が……! 引きちぎった時に絡みついてしまったんですね……!」
    ディンプシオン「グルアアアア!」
    スカジィウス「あのモンスター……。」
    海兵「ちっ、海軍も動いているが、相手が暴れまわってて網が取れねえみたいだ!」
    ヴァライフェ「見たところ、混乱のあまり岩にぶつかったのか、怪我もしているようですね。」
    レクルス「ええ。一刻も早く落ち着かせて……、」
    スカジィウス「待て、レクルス!」
    レクルス「えっ?」
    スカジィウス「ここは此方達に任せろ。あのモンスターと少しばかり、縁があるかもしれん。」
    スカジィウス「シャァアアアア!」
    ユウ「待ってくれ、ひとりじゃ……!」
    スカジィウス「ハッ! 誰が単騎で突っ込むなどと言った!」
    ♪星暉く嵐の瞳-awaking-
    スカジィウス「集え! 此方達の力を知らしめる時だ! 海軍に借りをいくらか返してやれ!」
    白の民たち「おぉおおお!」
    レクルス「……!」
    スカジィウス「フン、すぐに癒す隙を作ってやる。傷の一つもつけずにな。護衛に海軍! 貴様達の出番はないぞ!」
    「シィイイイイ!」
    メルク「すごいのです! 氷の路が……!」
    ユウ「海上を走っていく!」
    スケアヘッド「フッ。ああ言われてしまったが。どうしようか、お姫様?」
    レクルス「……待ちましょう、スカジィウスを信じて。」

     

    「シャァアアアア!」
    ディンプシオン「グルアアアアッ!?」
    スカジィウス「こいつの動きは此方が抑える! 王自ら補助を買って出ているのだ、しくじるなよ!」
    白の民「はっ! 俺達は網を外すぞ! サァハ、指示を!」
    サァハ「わかってる、任せて!」

     

    ユウ「海の上なのにあんなに自由に……。」
    ナタリア「い、以前に見たことがありますが、やはり常夏の海上に氷の路が生まれていくのは圧巻ですね……。」
    海兵「呆然としてる場合か! 俺たちも仕事をするぞ!」
    「はひっ! すみません、少佐っ!」
    スケアヘッド「ふむ。一兵卒に至るまで、あの氷の路を難なく走るか。」
    ヴァライフェ「氷上の練度は相当だな。それに……、」

     

    白の民「こっちは切り終えた!」
    サァハ「わかった……! 3班! 網の切り落とし、急いで!」
    白の民「ああ、もう少しで……!」
    スカジィウス「チィイ! 揺れるぞ、振り落とされるなよ!」
    ディンプシオン「グルアアアアッ!」
    白の民「はぁあああ! 3班、切り終えました!」
    ヴァライフェ「あの足場でああも踏ん張れるとは……。かつての敵ながら、素直に賞賛する。」
    サァハ「ジィウスちゃん、もう少しで完了する!」
    スカジィウス「上等!」
    ディンプシオン「グルアアアアアッ!」
    スカジィウス「シャアアアアア! 岩礁になどぶつからせるかよ!」

     

    レノンポルド「……うまいな。カーブのある氷で軌道をずらしたか。」
    海兵「海軍をさらに動かしますか?」
    レノンポルド「いや、現場に任せよう。皆、背を預けるに足る者たちだ。」
    レノンポルド「我々は再発防止に努める。」

     

    サァハ「ジィウスちゃん! すべての網をはずし終えた!」
    スカジィウス「ああ、大儀であった! やはり此方は今まで貴様たちを宝の持ち腐れとしていたようだな!」
    スカジィウス「後は仕上げだ! 癒術士ぃいいいいい! 今だ、やれぇええええ!」
    ディンプシオン「グルルアアアア!」
    海兵「氷で動きが鈍った! 癒術の補助に徹しろ! 回復魔法、放てぇええ!」
    レクルス「今です、一緒に!」
    ユウ「はい!」
    「はぁああああ!」

     

    ♪凪
    ディンプシオン「ぐるる~!」
    ナタリア「達者でな~!」
    メルク「またね~なのですよ! 怪我も全て治ってよかったのです。」
    スカジィウス「……。」
    レクルス「あの、スカジィウス。」
    スカジィウス「わかっている。あのモンスターのことだろう?」
    ユウ「あ、ああ。縁があるかもしれないって言ってたけど。」
    スカジィウス「……もしかすると、だがな。」

     

    「此方達に残る歴史では帝国は心術によって、モンスターを不当に拘束しているとし、そのような関わり方を否定していた。」
    「しかし、それは白の都に親しくしていたモンスターがいなかったというわけではない。」
    「巨大なウミヘビのような姿をしたとあるモンスターと、深く関わりを持っていたらしいのだ。」

     

    レクルス「ウミヘビのような……。それがさっきの……?」
    スカジィウス「かもしれんというだけだ。」
    スカジィウス「だが、もしそうであるのなら……よかったと思う。」
    ユウ「それは、どう言う意味でだ?」
    スカジィウス「白の都において、モンスターは神聖視されていた。ゆえに畏れと敬いを基にした関係性を築いていたという。」
    スカジィウス「であるなら……、きっとあれにとっては、今のあり方の方が自由で心地よいのだろうと思ったのだ。」
    ユウ「……そうかもしれないな。人懐っこいモンスターみたいだったし。」
    スカジィウス「オレは王だが、姉貴がいる。共に傷を背負ってくれる者たちがいる。それでいいのだと、気づかせてもらった。」
    スカジィウス「だからこそ……、あれが、人間と対等に付き合える世になってよかったと思う。」
    スカジィウス「……1000年前はきっと、あれに対して、気安く笑いかけるものなどいなかったかもしれんのだから。」
    レクルス「スカジィウス……。」
    スカジィウス「古き白の都にこだわったままでは、あのモンスターとも、プルシャメドラとも、オレはこのような関係は築けなかった。」
    スカジィウス「……だが。それでいいのだろう。今の関わり方を、オレは心地よく思っている。」
    スカジィウス「かつてのような、焦燥も抑圧も辛苦もなく。」
    スカジィウス「……。」
    スカジィウス「悪かったな、癒術士達よ。此方は貴様達の誇りを知らぬままに謗った。」
    レクルス、ユウ「……!」
    スカジィウス「だからこそ、オレはもっと今の世界を知りたい。歴史書以外のことを。白の都の中だけでは、知ることの叶わなかったことを。」
    スカジィウス「モンスターとだけではなく、臣下、民、姉貴、そしてお前達とも。」
    スカジィウス「王として譲れぬものを背負いながらも、今までとは違った関わり方を、していきたい。共に、この世界に並び立つものとして。」
    レクルス「……それが、話しておきたかったことなんですね。」
    ユウ「それなら、こちらこそだ。俺も、知るべきことはきっとたくさんある。学ぶべきことも。」
    ユウ「……だから、一緒に旅をして知っていこう。」
    スカジィウス「フン。王たる此方に舐めた口をきくものだ。」
    スカジィウス「だか、いいだろう。なんせ今日は、懇親会、なのだからな?」
    ♪癒し波乗り
    ヴァライフェ「レクルス様、バーベキューの準備が整ったようです。」
    スケアヘッド「ククク、存分に食らえ!」
    メルク「みゅわぁ! お金の力でグレードアップした豪華なお肉たちが次々と!」
    海兵「妻への土産分までありがとな。」
    ナタリア「私もアウグストに少し持って帰ってやるか……。」
    白の民「王、こちらの肉をぜひ!」
    サァハ「ふふ、いっぱい焼いてあげるね。」
    レクルス、スカジィウス、ユウ「……。」
    ユウ「世界を知る前に、まずはお肉の味だな!」
    レクルス「ですね! いきましょう、スカジィウス!」
    スカジィウス「ふふ、ああ!」

  • 人間関係
    サァハ:姉
  • 登場ストーリー
    • メインストーリー第二部「常夏の国篇」
  • 他細かいプロフィール
    • スカジィウスの「スカ」は白の都の王を意味する称号で、本名はジィウス。

紹介

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