シユエン

Last-modified: 2023-10-07 (土) 15:01:13

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因果の傭兵(いんがのようへい)]シユエン

 

プロフィール

 銃を扱う傭兵。皮肉屋でひねくれているものの、依頼は必ず完遂する仕事人。故郷の村はファルゥンの國に吸収合併されている。
 かつて恋していた女性に頼まれ、ある娘の面倒を見ていたが、その娘とは5年前に別れたきり。その娘の影響か、たまに蝶を見てもの思いにふけることがある。

 

「その目に過去は映らんのだろうな」

 
  • フルネーム:-
  • 綴り(一例):Xi Yuen
  • 出身:少数民族の国
    • 現在地:
  • 性別:男
  • 年齢:40歳
  • 職業:ガンナー
  • 武器:長銃
  • 趣味:銃の手入れ、蝶の観察
  • 性格:れいせい
  • 一人称:俺
  • 実装日:2019年11月30日
     

ユニット情報

  • レア:☆3
  • 属性:光
  • 武器種:銃弾
  • リーチ:後衛
     

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

    Xi Yuen_s.jpg

  • SD

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  • 表情差分

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  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
       

イラスト・Twitterへのリンク

詳細

  • 名前の由来
    わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)

<洞窟にて>
シユエン「……、」
グエン「何ぼやっとしてやがんだよ、オッサン。蝶なんか見て楽しいか?」
シユエン「……。雇い主に向かってずいぶんな口の利き方だな、雇われ。」
グエン「人を雇って何かしたいなら、あんた自身も働けって言いたかったんだよ。」
主人公「うぅ……。二人とも、すみさせ……くしゅっ!」
シユエン「手のかかる雇い主だ。俺を護衛に雇っておきながら、夜中に勝手に、こんな山奥まで出歩くとはな。」
シユエン「おかげで雇われ傭兵の俺が、王国をうろついていた顔なじみを助っ人に雇う羽目になった。」
メルク「ありがとうございます、なのですよ……。」
グエン「どーも。」
シユエン「……坊主、何故俺を連れて行かなかった。」
主人公「それは……、」
シユエン「ははぁ。そんなに俺が信用ならんか?」
主人公「えっ!」
グエン「言えてるかもな。あんた、人相悪いし。」
シユエン「お前は口が悪い。」
メルク「ち、違うのですよ!主人公さんは、今日の夜中に村の人にモンスターを癒してほしいと頼まれて……、」
主人公「俺が不注意で、慌ててそのまま出てきちゃったのがいけなかったんです……。」
主人公「まさか、雨まで降ってくるなんて思わなくて。こんなことになるなら、メルクの言ってた通りシユエンさんを呼んでいけばよかった……、」
主人公「へくし!」
シユエン「……まったく、冗談だ。こっちに火を起こしたから来い。」
主人公「あ……ありがとうございます。」
シユエン「礼など要らん。プロの傭兵という奴は、雇い主を命に代えても守る。それが仕事だからな。」
主人公「シユエンさん……、」
シユエン「そしてお前は俺に金を払え。でなければ商売あがったりだ。」
主人公「即物的!」
グエン「そういう奴なんだよ、このオッサンは。」
グエン「まぁその分、信用はしていいだろうよ。こいつは引き受けた仕事は何だってやる男だ。お前の身を守るためなら、こうして身銭も切るんだぜ。」
シユエン「グエン、風邪でもひいたか?」
グエン「前言撤回。」
シユエン「そうかそうか。」
グエン「その顔、すげームカつくな。」
シユエン「そうむやみに得物を構えるなよ。ああ。昔のように稽古でもつけてもらいたいのか?」
メルク「け、喧嘩はやめるのですよー!主人公さんからも何とか……、」
主人公「んん……、」
メルク「みゅ?主人公さん……。」
シユエン「安心すると眠くなるのは、どのガキも一緒か。」
グエン「あー……、らしいな。」
主人公「……あ!あの……、」
シユエン「構わん、寝ろ寝ろ。勝手に山をうろつかれるより、寝てもらった方が助かる。」
グエン「あぁ、そうだ。子守歌でも歌ってやれよ、オッサン。」
シユエン「断る。あいにく、歌は下手なんだ。」
グエン「じゃ、おとぎ話。」
シユエン「子供に聞かせられん話なら、いくらでも話してやる。」
主人公「……。」
グエン「そうは言っても、桃源郷の話ならあんたでも知ってんじゃねえの?」
シユエン「ああ……、あれか。」
メルク「桃源郷、なのです?」
シユエン「夢の話だよ。」
主人公「誰の夢ですか?」
シユエン「皆の夢さ。」
シユエン「『地のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり』」
シユエン「『人はその地を、桃源郷と呼ぶ』。……そういう話だ。そんな場所があってほしいと願う、夢物語だよ。」
グエン「『少数民族の国』ってお前らが呼んでるところには、似たような話がどこにでもあるんだよ。」
グエン「だから親は大概、子供が眠たくてぐずってる時にゃ、この話をする。そうして育った子が親になり、子にその話をする……。」
主人公「だから……、皆の夢、なんですね。」
シユエン「そういうことだ。」
シユエン「夢なのさ、結局。そんな夢を現実にしたがっている夢想家の女國主もいるがな……。」
グエン「あんたは夢なんか見ねえって言い草だな。」
シユエン「傭兵という奴には、現実しか見られない人間と、現実を見すぎたあまりに夢を見たがる人間しかいないんだよ。」
グエン「あんたは前者だって?」
シユエン「まあな。ザウルなんぞは後者だろ……、」
シユエン「おっと。」
主人公「うぅーん……。」
メルク「……できれば、そっとしておいてあげてほしいのです。」
シユエン「言われなくとも。寝た子を起こしても、こっちが疲れるだけだ。」
グエン「にしても、意外だったぜ。あんた、口の割には子守も一応できるんじゃねえか。」
シユエン「これでも人の親だったものでな。」
グエン「親ぁ?あんた、妻子持ちだったのかよ。」
シユエン「そういうわけじゃない。昔……ある女に預けられたのさ、まだ年端もゆかぬ娘をな。ちょうどお前くらいの歳の頃だった。」
グエン「へぇ……。それで父親代わりなんかやってたってのか?」
シユエン「銃の師と兼業でな。」
メルク「……。」
シユエン「満足したか、若造。なら仕事にかかるぞ。」
シユエン「俺とお前で交代で見張りをする。片方がこの洞窟を見張り、もう片方がこの坊主の脇に控えて眠る。いいな。」
グエン「へいへい、分かりましたよ。」
グエン「あんたが先に眠っときな、オッサン。そこの坊主が雇ったのは、あんたであってオレじゃない。」
グエン「ガキってのは、信頼してる奴が傍にいた方が落ち着くもんだ。」
シユエン「まだ若いくせに、ガキの扱いが分っているな。子守の経験でもあるのか。」
グエン「うるせーよ。」
シユエン「さて、では俺は火に当たりながら眠るとするか。」
グエン「悪夢でも見やがれ。」
主人公「……。」
シユエン「……特別な力を持つガキは、いつも使命感とやらに駆られて暗いどこかへ、一人で走っていくな。」
メルク「みゅ?」
シユエン「独り言だ。」
グエン「あ、そうだ、オッサン。」
グエン「あんた、こいつを洞窟に連れて行った時少しぼうっとしてただろ。ありゃ何を考えてたんだ?」
シユエン「ああ、あれか。」
シユエン「昔のことを思い出していただけだ。俺くらいの歳になると、よく過去を見るようになるんだよ。」
グエン「あぁ、そうかい。そういう風に歳食いたくはねえな。」
グエン「……昔から目を逸らせねえって気持ちは分からねえでもないが。」
シユエン「お前のような若造が知るようなものじゃない。」
グエン「知りたいと思ってたわけじゃねえよ。知っちまっただけだ。」
シユエン「……。」
グエン「さっき、悪夢でも見やがれって言ったけどさ。あれ、前言撤回な。」
シユエン「そうか。」
シユエン「それなら今日は、いい夢を見られるんだろうよ。」

 

(暗転)
「……世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり。人はその地を、桃源郷と呼ぶ……、んだとよ。」
「すてきなおはなしですね!わたしもいつか、いってみたいです。」
「あるもんかね、そんな夢みたいな場所。」
「あったらいいなぁと、おもいます。そうしたら、わたしと、おししょうさまと、ふたりでいっしょに、いけるから。」
「~♪はなさきみだれ、ちょうまうち。そこにすまうものは、みなこうふくなり。」
「はるかなりや、はなのらくど。ひとのゆめ、みなのふるさと。いつかかえる……、とこしえ、の……。」
「すぅ……。」
「ガキってのは、安心するとすぐ寝付くもんなんだな。」
「……。」
「お前は歌が上手だな。あの女に、そっくりだよ。」

 

<紹介所にて>
シユエン「対価は要らん、だと?」
グエン「あんた、そいつに雇われてんだろ。ってことは実質、あんたの金はあんたが今背負ってるガキの金ってわけだ。」
グエン「そいつには恩があってな。だから今回は、その借りを返したってことにしとく。」
シユエン「珍しいな。」
グエン「色々あったんだよ。」
グエン「……。なぁ、オッサン。」
グエン「過去なんてやつは、あんまり見るもんじゃないぜ。オレもあんたも、過去にはかえれねえんだから。」
シユエン「……。」
シユエン「……チッ。何も知らんくせに、知ったような口を利く。そういうところが青いんだ。」
シユエン「過去を見ずに生きていけるのならば、とうにそうしているんだよ。」
シユエン(……とはいえ、我ながら未練がましいな。夢想家にもなれんというのに、夢ばかりみているなど)
シユエン(昔恋焦がれた女……、とうに失った女と、その女から託された娘とをまだ重ね続けているとは。あの娘はとうの昔に……)
シユエン(あの女に似た娘から星読みの娘と変わり果てて、俺に見えぬものばかり見ているというのに)

 

「私は一度、過ちを犯した。それ故に私は、一人で行きます。私の予言が、二度目の過ちになる前に。」
リンネン「さようなら、我が師よ。これまで共に過ごしたあなたと、この先、再び相まみえることはないでしょう。」

  • 登場ストーリー
    少数民族3rd
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等
     

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