[怪助く揺透晶]デルニエ
プロフィール
品行方正で優秀な学生。大多数の目にはそう映る少年だが、実は、怪盗の助手を務めているという秘密の一面も持つ。
故郷にいた頃は、興味の持てるものが少なく感情が乏しかった。しかし科学の国で怪盗に出会ってからは、大いに心を動かす機会が増え、その変化に振り回されている。
「俺は、あなたの心を動かしたいのに」
- 綴り(一例):Dernier
- 出身:エレキの国
- 性別:男
- 年齢:11歳
- 職業:怪盗の助手
- 武器:液状猫砲
- 趣味:スライムエレキの研究
- 性格:じゅんすい
- 一人称:俺
- 実装日:2023年8月21日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:水
- 武器種:銃弾
- リーチ:後衛
- スキル
- 瞬間冷却式スライム外装
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
&ref(): Usage:([pagename/]attached-file-name[,parameters, ... ][,title]);
- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
ユニットイラスト
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)
「『ほ、報告します! この宝石展で、最も厳重に警備しておりました装飾品一式が……、』」
「『怪盗によって、盗まれました!』」
デルニエ「……。」
デルニエ(ここまではっきりと遠距離の音を拾うなんて……。やはりすごいな、あの人の発明品は)
デルニエ(この発明品の構造は……。香水瓶に特殊な薬品を入れている、だけか? 液体とガラスだけで、こんな通信装置が作れるのか)
「『時が双手をあわせて天に祈る時……。』」
デルニエ「……!」
「『その祈りを飾るための品を探しに、猫は宝石箱の中へ参上いたします。』」
デルニエ(あの人の声が、耳元で聞こえる)
デルニエ(よし。カウントダウン、開始。5……、4……、3……)
「『予告上に書いたとおり。中に入らせてもらったよー。』」
デルニエ(2……)
「『貴様……! 現れやがりましたわね、この泥棒猫!』」
デルニエ(1……!)
キャットレディ「『泥棒猫じゃないよ。わたしは、怪盗キャットレディ。』」
デルニエ「見えました、キャットレディ! そこから空を飛んでください。」
「『はーい。それじゃー、みなさん。ごきげんよう~。』」
「『また風船でぷかぷか浮かんで逃げやがるつもり? 今日こそ、撃ち落としてやりますわ!』」
デルニエ「……!(上昇距離は……足りているな)」
(スライムエレキのライン、接続)
スライムエレキ「……!」
デルニエ(出力を上げて、遠隔発煙エレキのラインに……繋げる!)
「『チっ! 泥棒猫の周りに煙幕が……。そんなもので、逃がすわけ……、』」
デルニエ(これでも撃つ気か! それなら、こっちのラインを繋げて……!)
「『うわっ!? ゲホッゴホッ……!』」
デルニエ「……ふう。追手の動きは予想できたからな……。地上にも発煙エレキを仕掛けておいて、良かった。」
デルニエ「……。」
デルニエ(良くない! すみません、追手の人たち……。吸っても体に悪くない煙だけど、悪いことしました!)
デルニエ(また、キャットレディの怪盗業を手伝ってしまった。俺はどうして、こんな……)
デルニエ(……、立派な大人になると、故郷の父さんと母さんに約束したのに。父さんと母さんは苦労して、俺を外に出してくれたのに)
「きゃー、やっちゃった。時間の計算がちょっぴりズレちゃったかな~。」
デルニエ「……は? ルシェリーク?」
ルシェリーク「あっ、デルニエくん。えへへ、こんばんは~。」
デルニエ「なっ……こんばんは、じゃない。おまえ、どうしてこんな時間に、こんな場所にいるんだ。」
ルシェリーク「んー。天体観測して、帰る途中、だから?」
デルニエ「……なら、さっさと帰れ。」
ルシェリーク「デルニエくんも、帰りたかったら帰ってもいいと思うよ。」
デルニエ「はあ? 変な指図だな。俺のことは気にするな。」
デルニエ「俺は、おまえより大人だからな。遅くまで起きていようがなんの問題もない。」
ルシェリーク「わかったー。気にしないことにするね。」
「じゃあ、またね~。」
デルニエ「そそっかしいんだから、足元に気を付けろよ。街灯の近くを通るようにしろ。」
デルニエ(あ、しまった。『そそっかしい』は余計は一言だったか。どうもあいつには普通に親切にできな……)
デルニエ「……。おまえより大人だ、なんて。今の俺が言えたものじゃ……。」
デルニエ「……、決めた。今日こそ、あの人に怪盗をやめるように言おう。こんな倫理的でないことは続けるべきじゃない。」
キャットレディ「お待たせー、デルニエくん。追手、まいてきたよー。」
デルニエ「キャットレディ! よかった、今回も無事に戻ってきてくれて!」
デルニエ(あー……っ、なんでなんだ……! 頭が回らない、なにも言えない!)
(笑いかけないでくれ、心がおかしくなるから)
キャットレディ「うん、いつもお手伝いありがとう。でもねー。」
「恋は、うまくいかなかったよ。」
デルニエ「……。」デルニエ「……。うまくいかない、な。」
ユウ「ん? なんの話だ?」
デルニエ「えっ。ああ、いや……。」
メルク「もしかして、フィールドワークが思ったよりうまくいってないのですよ?」
デルニエ「悪い。別に、そういうわけじゃないんだ。ちょっと、ここに来る前にあったことを思いだしただけで……。」
デルニエ「フィールドワークは、順調だよ。二人が手伝ってくれるおかげで、王国の薬草に関するレポートを、確実にまとめられそうだ。」
ユウ「なら良かった。だってそのレポートって、科学の国で、奨学金を貰うために必要なものなんだろ。」
メルク「それにしても、奨学金を貰う条件が、外国で研究をしてレポートを提出することだなんて……、結構大変なのですよ。」
デルニエ「こんな条件が課されるのは、科学の国でも珍しいほうだけどな。」
デルニエ「まあ俺は、学費と自己研究費、それから学校の寮に払う光熱費や食費まで賄えるぐらいの額を貰っているものだから。」
ユウ「えっ、生活費まで貰ってるのか?」
デルニエ「そうだ。そこまで補助されるのだから、厳しい条件が課されるのは、当然ともいえる。」
デルニエ「それに厳しいとはいっても普通に真面目にやっていればクリアできるレベルだ。まったく、科学の国は懐が深いよな。」
ユウ「え、ああ、うん。」
ユウ(本当に、普通に真面目にやってれば、クリアできるようなレベルかなあ……)
メルク(大したことなさそうにいえるあたり、デルニエさんは本当に優等生なのですね)
デルニエ「そうだ、忘れるところだった。実は二人に聞きたいことがあるんだ。」
メルク「みゅっ。では聞かせてくださいなのです。」
デルニエ「……ええっと。がらっと話を変えるんだが。」
デルニエ「恋のラッキーアイテムって、王国にあるだろうか?」
ユウ「思ってた以上に話が変わった。」
メルク「デルニエさん、そういうアイテムに興味があるのですよ?ちょっと意外なのです。」
デルニエ「別に、俺が欲しいわけじゃない。……ないんだけどな。」
デルニエ「科学の国で、色々と手伝っている人がいて。その人は俺では思いつかないような、薬学の発明ができるんだ。」
デルニエ「……。そんな知的なところが素敵で。とても魅力的な人なのに……、」
デルニエ「……好きな相手と、恋がうまくいかないことに悩んでいるんだ。だから王国の土産に、そういうアイテムを贈ってさ。」
デルニエ「あの人の望む相手とうまくいくと、いいなと……思って。」
メルク「デルニエさん……。もしかして、その人のこと……、」
デルニエ「……別に? 俺は、傍で応援するだけだ。」
デルニエ「というわけだから。……そうだな。できれば、ペアとして持てるアイテムを教えてくれないか?」
ユウ「その人と相手で、おそろいと持てるようにか。……そんなデルニエの優しさも、伝わるといいけどなあ。」
メルク「ちょっと待っててくださいなのです。私の知っている、評判のいいアイテムをリストにしてみるのですよ。」
デルニエ「ありがとう。」
デルニエ(……なんて。ごめんな、ちょっと嘘ついた!)
デルニエ(せこいかもしれないけど、ペアアイテムの片方は、俺の手元に置くつもりなんだ)
デルニエ(傍で応援する気なんて、全然なくて。そう見せかけているだけなんだよ)
(なんなら、あの人の前でも)キャットレディ「うん、いつもお手伝いありがとう。でもねー。」
キャットレディ「恋は、うまくいかなかったよ。」
デルニエ「……。」
デルニエ(ごめんなさい、キャットレディ。それは正直、嬉しい!)
デルニエ(でも……)
デルニエ(えーっと、スライムエレキになんかかわいい動きをさせるには。あっ、待て、溶けるなよ、その調子で……!)
スライムエレキ「……。」
キャットレディ「わあ、ネコちゃんたち、ぴょんぴょん跳ねてかわいいね~。」
(……あなたから笑顔が消えるのは嫌だ。でも、あなたの恋を邪魔する気はない)
(おとなしく助手を務めているのも、とにかく傍にいれば、俺に振り向いてくれるかもしれないからだ)
デルニエ(だから。……頭が回らなくなってもいい。いくらでも、心をおかしくしてくれていい)
デルニエ(俺だけに、もっと笑いかけてくれ) - 人間関係
- 登場ストーリー
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等