フィオーレ

Last-modified: 2023-10-07 (土) 15:01:18

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夢想の雪花(むそうのせっか)]フィオーレ

 

プロフィール

 リーダーシップと行動力に長ける、六花学園5年生。幼い頃に家族に買ってもらった冒険小説に傾倒し、それに影響された格好いい言い回しを四六時中使う。
 実家はネージュ家という大きな商家。本人はそのことを、誇らしくも疎ましくも思っている。

 

「覚醒したか、我が魂より繋がりし者よ」

 
  • フルネーム:-
  • 綴り(一例):Fiore
  • 出身:雪の国
    • 現在地:
  • 性別:男
  • 年齢:15歳
  • 職業:学生
  • 武器:大剣
  • 趣味:創作小説
  • 性格:たんき
  • 一人称:オレ
  • 実装日:2023年3月31日
     

ユニット情報

  • レア:☆4
  • 属性:炎
  • 武器種:打撃
  • リーチ:前衛

ステータス(外部リンク)

 

容姿

  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
       

イラスト・Twitterへのリンク
ユニットイラスト

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詳細

  • 名前の由来
    イタリア語で花を意味し、人名にも使われるフィオーレFiore。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。メイン二部十八章(雪の国篇)読了後を推奨します)

「じい!なんど言ったら分かるのだ!」
「オレは、この学校の『りょう』で暮らすのだ!送り迎えもいらんし、ようすみもいらん!」
「ですが、坊ちゃま……。本当に学校とやらで、不自由はしておりませんか?」
「身分も違う見知らぬ子供たちと、共同生活を始められたのです。お心苦しい時も多いのでは……。」
「そ……、そんなことはない!」
「分かったなら、さっさとかえれ!お前たちがくるから、他のみんながオレを……!」
「……分かりました。じいはこれにて、屋敷にもどります。」
「ですが、坊ちゃま。私たち使用人も、旦那様方も、みんなお屋敷で坊ちゃまをお待ちしております。」
「ここが嫌になったなら、いつ戻ってこられてもよいのですよ。」

 

(じいのバカ!かほご!学校をいやになど、なるものか!)
(オレは自分で、学校に行くと決めたのだ!それをひるがえすなど、かっこ悪い……)
「……。」
「……ぐすっ。」
(オレは、かえらないぞ)
(学校が、つまらなくても……)

 

ユウ「うーん……。」
紹介所のお姉さん「ユウくん、ちらちら外を見てどうしたの?」
ユウ「今日、友達に王国を案内するんです。待ち合わせ場所が、そこの広場なんですけど。」
紹介所のお姉さん「なるほど、楽しみで待ちきれないのね~?」
ユウ「ええと……、そんなところです。」
ユウ(……でも、大丈夫かなあ。フィオーレって確か、王国に来るのは初めてのはずだけど)
ユウ(馬車の乗り方とか分かるかって聞いたら、『どうにでもなる』って言ってたのが気になる……)
ユウ「一度も来たことないのに、一体どこから自信がわいてくるんだ……?」
ユウ「ん?」
紹介所のお姉さん「あら?あの人だかりができているところって、ユウくんが言ってた広場じゃない?」
ユウ「えっ?」

 

ユウ「……!?」
ユウ(な、何だ!?何で人だかりの真ん中に、フィオーレが立ってるんだ!?)
フィオーレ「……ここまででいい。」
「しかし、坊ちゃま……。折角ご学友の方がいらっしゃるのに、我々使用人一同が挨拶もなしでよいものでしょうか?」
「坊ちゃまがお世話になっている方であれば、我々も是非一度ご挨拶を……、」
フィオーレ「いいと言っているだろう……。」
フィオーレ「……ここは故郷とは気候が違う。身体を壊さんうちに、さっさと戻れ。」
「……承知いたしました。何かご不便がございましたら、いつでもお申し付けください。」
「では、行ってらっしゃいませ、フィオーレ坊ちゃま。」
「行ってらっしゃいませ、坊ちゃま!」
フィオーレ「……。」
ユウ「あ、あのう……。」
フィオーレ「……っ!?」
フィオーレ「ユウ……。もう来ていたのか?」
ユウ「あ、ああ。紹介所の外が賑やかだと思って、見に来てみたら……。」
フィオーレ「そうか……。」
フィオーレ「騒がしくしてしまって、すまなかったな。オレが、馬車での送迎までは構わないと言ってしまったせいだ。」
ユウ「ば、馬車?」
フィオーレ「ああ。うちの御者が、どうしてもオレを王国まで運びたいと言って聞かなくてな。」
フィオーレ「使用人の数も、父上たちに言って控えさせたつもりだったが……、」
フィオーレ「うちの船を使うまでで止めてもらうべきだったな……。」
ユウ「……。」
フィオーレ「あ。」
フィオーレ「ユウ、その……、」
ユウ「え?」
フィオーレ「何でもない。」
フィオーレ「とにかく、ここは人が多すぎる!我らの安息の地を求めて、征くぞユウ!」
ユウ「お、おう!?」

 

ユウ、フィオーレ「はあ~。」
ユウ「さっきはびっくりしたな……。この町であんなに人が集まるって、珍しいと思うぞ。」
フィオーレ「ああ……。」
フィオーレ「……、くそっ。じいたちめ。」
フィオーレ「オレが国外に行くのは初めてだからと、いたずらひ不安に駆られるからだ。おかげでまた、昔のように……。」
ユウ「昔?」
フィオーレ「オレが学校に入った頃のことだ。」
フィオーレ「……アレだ。オレにも黒れ……、若い頃があったのだ。」
ユウ「フィオーレ、俺と同い年じゃん。」
フィオーレ「何を言うか!15歳の5年前は10歳だぞ!」
ユウ「うん。」
フィオーレ「むむむ……。」
ユウ「……。」
ユウ「フィオーレ。言いたくないことなら、話さなくていいけど……、」
ユウ「言いたいことがあるなら、いつでも聞くよ。」
フィオーレ「……。」
「……。」
「……昔、じいたちが学校に何度か様子を見にきた時期があったのだ。」
「学校で不自由はないかとか、せめて家から馬車で通わないかとか、再三言ってきて……、」
フィオーレ「じいたちを追い返して、一人で教室に戻る間が、あの頃一番嫌だった。」
フィオーレ「浮くからな。」

 

「オレの学校を増やしたいという夢は、学校に通ってから生まれたものだ。」
「学校に入りたいと言い出した理由は……、本当に、恥ずかしい話だが。」
「あんまり母上たちがオレをかわいがるから、皆から離れたかっただけだったんだ。」
「オレを子ども扱いするみんなから離れて……。」
「同い年の子供たちと仲良くなれたら、楽しそうだと思ってた。」

 

「オレはいつでもじいたちに守ってもらっていたから、護身術などからきしでな。」
「料理も洗濯も、寮に入ったばかりの頃は、ろくにできなかった。」
「本ばかり読んでいたから、外で遊んだり、親の仕事の手伝いをする子供の話にはついていけなかった。」
「……学校に通って、初めて分かった。何故じいたちが再三、オレが学校に行くのをやめるように勧めたのか。」
「あいつらは、オレが後悔するだけだと分かっていたのだ。」
「オレとみんなでは、いろんなことが違うから。」

 

フィオーレ「親しい者もなく、己の目標もない『共同生活』は、あまり楽しくないのだ。」
フィオーレルミの隣に座る前は、……ずっとそうだった。」
ユウ「……。」
ユウ「……今も、気にしてるのか?」
フィオーレ「そんなわけがなかろう。オレはお前の魂より繋がりし者だぞ。」
フィオーレ「出自、趣味、能力。それらはどれも、個性という名の異能なのだ。」
フィオーレ「個性、すなわち己を恥じる理由など、この夢想の魔剣騎士には存在しない!」
フィオーレ「……いずれ国の高官になれば、悪目立ちすることに助けられる時もあるだろうしな。」
フィオーレ「とにかく!もうオレは、先のような些細なことなど、そんなに気にしなくなったのだ!」
ユウ「そうか。」
フィオーレ「……。」
ユウ「じゃあ、フィオーレは成長したんだな。」
フィオーレ「え?」
ユウ「周りの人の気持ちを理解できて、それを受け入れられるようになって。変えられないものにも、ちゃんと向き合ってる。」
ユウ「かっこいいよ。」
フィオーレ「……。」
フィオーレ「そうか?」
ユウ「うん。」
フィオーレ「……、」
フィオーレ「そうか。」

 

「ユウ。」
「船の話をした時、嫌じゃなかったか?」
「嫌じゃないよ。びっくりしたけど。」
「フィオーレの家の人たちが、フィオーレを大切にしてるんだなって思った。」
「……。」
「ああ……。」
「そう、なんだ。じいも、父上たちも……、」
「みんなオレを大好きでいてくれる、優しい奴らなのだ。」

 

フィオーレ「止まれ、ユウ!」
ユウ「……ッ!?ど、どうしたフィオーレ!?」
フィオーレ「ククク、感じるぞ……。我が魂と共鳴する波動が、あの店の奥から発せられている……!」
ユウ「つまり、ビビっと来るものが見つかったんだな!?」
フィオーレ「そうとも言う!行くぞ!」

 

フィオーレ「フッ……。待たせたな、ユウ。」
ユウ「大丈夫だよ。せっかくのじいやさんたちへのお土産なんだから……、」
ユウ「……ん?その小さい包みも、家の人へのお土産か?」
フィオーレ「……らしくないな、ユウ。これの正体にまだ気づかぬとは。」
フィオーレ「見よ!これはオレとお前の断たれ得ぬ絆の証明……!」
フィオーレ「平たく言えば、名前入りキーホルダーだ!」
ユウ「剣にドラゴンが巻き付いてる!?」
フィオーレ「その通りだ。そして、この証はこの世にオレとお前のもの、二対しか存在しない……!」
ユウ「しかもフィオーレもお揃いの買ってる!?」
フィオーレ「ククク……、我が同盟者よ。審判の詩には、この証を通じてオレを呼ぶのだぞ……。」
ユウ「あ、ありがとう……。」
フィオーレ「……。」
フィオーレ「我が魂より繋がりし者、無窮の癒し手よ。」
フィオーレ「このオレが、何故夢想の魔剣騎士の名を冠するか。……分かるか?」
ユウ「えっ、何だ唐突に。」
フィオーレ「ククク……。突然の問いであろうと、我が魂と共鳴するお前ならば回答など造作もないことだろう?」
ユウ「……。」
ユウ「……かっこいいから?」
フィオーレ「ハハハ!その通りだ!」
フィオーレ「このオレが夢想の魔剣騎士をたる所以は、己の信じるものを信じ、貫き、尊ぶが故!すなわち……、」
フィオーレ「オレは、学友はいつまでも大切にすると決めているのだ。」

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等
     

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