佐久間多留彦

Last-modified: 2024-04-07 (日) 17:55:59

シラノを崇拝する教団の総裁となった男。
大きい音とチカチカした光は嫌いというか トラウマ

おそらくだが、ちゃっぴーの正体。

教団報 2023年12月号

  • 佐久間多留彦氏が教団の総裁の席に就いてから1年が経った。教団設立以来、初めての総裁交代。
  • 就任当初からこれまで、佐 久間氏は各地に点在する大小の組織を訪ね、信徒 たちの理念を改めて統一する活動に尽力。
  • 当初、彼の支持者は、若者、特に二世信者が大多数を占めると言われていた。
  • 信徒たちは、2020年の儀式で顕現されたシラノ様を失った上、教団の祖 須々木氏が病床に臥せった。
  • 前総裁 飯沼氏「(2020年当時)まさに暗黒の時だった」「組織は大きくなり、信徒の層も変わった。 我々の時代のやり方が古くなりつつあるなかで、若く 柔 軟、情熱とカリスマ性を持ちあわせた佐久間氏は、まさに この時代の総裁にふさわしい人物だったのだろう」
  • 「私が総裁になってから、教団の在り方は少しずつ変わっています。総裁交代が求められた以上、それ こそが私の使命だと理解してはいますが、そのことに不満や不安を抱く信徒も少なくないでしょう。しかし、現在のところ、私がその重圧に苦しめられたことはありません。それは、飯沼氏を始めとする教 団創設メンバーの皆さんが、古参の信徒たちに理解を求めてくださっているおかげでしょう。若輩者の 私が、今もこうして教団の総裁で在り続けられているのは、そうした皆さんや、理念に共感してくれる 信徒たちのおかげです。その想いに応えられるよう、私も一信徒として、シラノ様の時代を築くために 尽力できればと思います」
  • 2023年12月現在 次の儀式を計画中
    「シラノ様の時代を確かなものとするためにも、 以降は、これまでの伝統を離れ、新たな試みに踏みだす必要もあるのかもしれません」
    「今私が目指しているのは、まったく新しい未来というより、失われた時代を取り戻すこと。そう言った方が正しいのかもしれません。しかし、これから末永くシラノ様の御代が続くなかで、いつか私がもたらした変化が良い礎となればいい。そう考えています。願わくは、私自身の目でそんな未来を見てみ たいですが......、その役目は、先人同様、後継者たちに託すことにしましょう」
     

西藤の記事より

1.教団との出会い
父はいない 母と二人暮らし
佐久間氏が小学生の頃、氏の母が入信
以来、母と共に教団関連組織にたびたび顔を出すようになる

2.秋葉氏との出会い
佐久間氏は、はじめ熱心な教徒ではなかった
しかし、そんな彼が出会ったのが、秋葉穣太郎氏 革新派の祖と言われる創設メンバーの一人であった
秋葉氏は、地方組織の視察の際、佐久間氏の聡明さと知識欲に気づ き、それから彼に目をかけるようになった
秋葉氏は佐久間氏を息子のように想い、また、佐久間氏も幼いながら、秋葉氏の理念に共感し、教団の活動に関心を抱くようになった

3.恩師との別れ
秋葉氏が命を落としたのは、奇しくも、二人が遠征先の観光地で祭りを楽しんでいるときだった 秋葉氏を殺害したのは、拡大していく革新派に恐れを抱いた保守派と見られている*1
祭りの喧騒にまぎれ、下手人は秋葉氏を手にかけ、逃げおおせた。 佐久間氏は目の前で第二の父を失ったのだ (このあと、リーダーを失った革新派は勢いを失い、教団は保守派 一強の運営体制が続くことになる)
しかし、現在の佐久間氏は「この出来事は自分にとって大きな転機になった」と語る。
「それまで、教団やそれにまつわる物事は、すべてがどこか他人事 だった。母や秋葉氏を介してしか繋がっていなかった線が、このと きハッキリと自分から生じたような気がした」

4.目覚ましき台頭
それからの佐久間氏の活躍は、信徒たちもよく知るところだろう 佐久間氏は教団内の若者や二世信者を中心に支持を集め、徐々に組 織内での存在感を高めていった
そして、2020 年の儀式が失敗に終わったあと*2、佐久間氏を慕う信徒たちは立ち上がる。佐久間氏は、改革を求める 気運と人々の声に応えるかたちで、新総裁として教団のトップに立つことになった
以後、佐久間氏は旧組織の問題点を洗い出し、教団に新しい風をもたらしていく。それまでは、権力者の身内やご 贔屓が要職につくことがほとんどだった人事も、立場にとらわれな い実力重視のものへと変化。(かつて秋葉さんもこのあたりの体制 を変えたがってたとのこと)
私や万代さん、犬井さんもそんな佐久間さんに見出してもらった末端信徒のひとりとなった
「私が思い描く理想は、秋葉氏がかつて願った高潔なものとは異な るだろう。だが、私の進む道の途中に彼の夢が果たされること、教団の繁栄があることを確信している」

 

2023/11/04 西藤のインタビューメモ

  • シラノについて
    1987年の儀式の参加者が、
    シラノは消されたみたいなことを言ったという記録を見た
    意味はよくわからないが、なんとなく心に残っていて。


    もし言葉をそのまま受け止めるなら、
    今自分たちがやろうとしていることは、
    まったく新しい時代を作ることではなく、
    消えてしまったシラノの時代を取り戻す修復作業みたいなものになるのかなと。


    そのあとは、シラノの時代が長く続けばいいと考えている


    自分がもたらした変化は、今は批判を受けるかもしれないが…
    長い目で見たとき、あれもいい礎だったなと思ってもらえたらいい


    できれば、自分の目でそんな未来を見てみたいが…
    寿命が足りないかな(笑)
    まあ、そこは先人同様、後の人たちに任せられたらいいなと思う

*1 これは通り魔が起こした不幸な事件と記録されています。【御子柴】
*2 失敗ではありません。儀式自体は成功しています。【御子柴】