真の名

「まことのな」と読むが、初期の小説では「しんのな」と書かれていた。
召喚（精神支配）に必要なもの。
真の名は一般に種族名（ユニット名）を指し、これによる呼びかけに対して抵抗することは出来ない。
古竜などの上位種の場合、個体名としての真の名を持つこともある。

リコル編では、反逆の弟神“魔”によって人類にもたらされたという伝説が、過去のエルドの聖典に書かれていたことが明らかになった。
一方、『灼熱の百年戦争』では、「名もなき天使」によって文明ともどももたらされ、エルドの弟子ナクラが伝えたという設定だった。

魔法帝国時代に全ての真の名を集めた辞書、「真宰辞書（アンシクロペディア・ヴェルム）」が作られた。
これは《クリムゾン・クィーン》と特殊な菌類が結合した魔法生物である。
番人として魔術で改造されたクリムゾン・レギオンが存在し、通常は上述のキノコを食べて生きている。

人間の真の名は現在解明されていない。
とはいえ、六門世界シリーズでは人間が召喚されることもあった。
設定がはっきりしていなかったためだろうか。
なお、魔法帝国時代（のみ？）には、本名を真の名（諱）のように考え、通称で呼び合う風習がある。
ナッシュ、フィレオは通称で、本名はそれぞれ「ゲイルバル・バスカーリ」、「イーリス」という。

ドラゴン・サークルは戦乱を呼ぶため、人間による召喚術を嫌ったオークに召喚術に抵抗する術を伝えた。
彼らの長オルクスは体中に術返しの札を貼り、これによって独自の王国を作り上げた。
その後、オーク以外の種族にも召喚術に抵抗する術が伝わった。
そうして人間から召喚、支配されることから逃れたリザードマン、エルフ、ドワーフ、ケンタウロス、オーク、そして人間による六つの王国が対立することになる六王国時代が始まった。

魔獣使いの少女での真の名については呪文も参照してください。

短編集などではカタカナのユニットの真の名は英語に翻訳した後、古代シュメール文字で表記されていました。
これは召喚術師にしか発音できない言語です。
ただし、《ギルマン・サーファーズ》はSURFERSですが、URをまとめて一文字で表記し、
かつその文字はVとUにも振り分けられているようです。
また、バステト、《ブラウニーズ》は本来の英語表記と異なります。現在のところ、理由は不明です。
リコル編では、途中から「…」と表記される場合があります。

A、B、C、D、E、F、G、H、I・J、K、L、M、N、O、P、R、S、T、U・UR・V、W、X、Y、Z

カード名と無関係の場合

英語表記を変換する場合（初期の小説では中点を無視）

火属性ユニット

水属性ユニット

土属性ユニット

風属性ユニット

聖属性ユニット

魔属性ユニット

種族名

その他