データ/シナリオ/SC3―巻末の落涙―

Last-modified: 2019-01-22 (火) 11:39:38

説明

多くがその身を潜め、散り、拡大する戦線は、各国の優劣、存続の大局を決めた。
幸先の良い初戦を飾る解放軍であったが、砂人の型破りともいえる奇策によって本拠地である背後を奪われ、その好機に乗じた帝国軍より挟撃され滅んだ。

人と獣の争う地であった大陸南東は、多様な人材を抱えることに成功したダビク領主軍によって街が、背後を突く形となった海賊の手によって獣人の本拠が制される。
しかし、居を追われた獣人は、最後の頼りとして未開の森へと逃走、その一族を仲間として引き入れることに成功し、再び人間への反旗を翻そうと試みていた。
そしてその地は人間の手によって再び居を追われることとなった蛇巳亜もまた見つめる地であった。

各国と手を組み、そして裏切る。人外の身でありながらその例に違わぬ者もまた存在した。
絶対的な使命を果たす為に、一刻の猶予も無いことを感じる氷の精は、同盟国である聖ソレル軍の領地に侵攻を開始、霊峰への道を切り拓くことに成功する。
対する聖ソレル軍は、蛇巳亜軍より流通都市の奪還を成功、予想外の裏切りに憤りを感じるも優先すべき悪である魔領を討つ為、軍を北上させる。

救済、革命、野望、繁栄、使命、それぞれの思惑は着実に一つの終りへと収束を始めていた。

勢力

リグラーク十字軍

ミュテュオス

ダルダラ番族の襲撃を退け、リガルマ地方を名実共に手にいれた十字軍は、今や大陸南西を有する一大勢力となっていた。
更なる豊かな地、当初の目的である大陸の東を手にすべく勢いにのる軍であるが、教皇ピラールは天翼族の不穏な動きを察知し、兼ねてよりの警戒策を急がせるのであった。


 信仰の主 ミュテュオス

雪国の民

コフィン

海上での高機動を実現する天翼族よって、第一聖海の防衛を突破できないことに焦った大精霊は同盟国の背後を急襲、流通都市マイキキを手にいれ安堵していた聖ソレル軍の領地を手にいれることに成功する。
怒りに燃える同国をよそに、十字軍の手によって滅び放浪していたドワーフの一族を加えダルダラッド霊峰をただひたすらと目指すのであった。


 伝説の継承者 コフィン

クリプト魔領

レヴィナル

砂人国による予想外の防戦、西砦部隊の怠慢、天敵である聖ソレル軍により受ける痛手。
目的こそ達成しているものの、その遅々とした展開に苛立ちを募らせていた。
そんな折に氷精の強行、東、カーカルの門突破の報を受けたレヴィナルは、要所である街道の守りに自身がつき、残る部隊に全存在の殺戮を言い渡すのであった。


  統率者 レヴィナル

ダビク領主軍

ウェルテル

ニエルムミエルを獣人より奪還したのも束の間、逃れた獣人が森の守護者達を味方につけ、再び人間の地を狙っていること、
そして最も警戒すべき脅威である蛇巳亜の軍が、その対象を東の地に変えたとの報を受ける。
混乱に乗じようと機を狙う海賊の目もあり、過酷な状況に追い込まれたダビク領主は一通の文書を帝国軍へと送るのだった。

 ダビク領主 ウェルテル

ダーカリッヒ帝国

ライオネル

解放軍の討伐に成功した帝国軍はヒアルキースの地を手にすべく砂人国へ侵攻を開始する。
しかしその折に届いた一通の文面からダビク領確保をも決め、マイキキを保有する聖ソレル軍と合わせ、依然四面楚歌の状況は変わらずであった。



  帝王 ライオネル

砂人国

ナイルリア

術師スリジワルの献策によってヒアルキースへの急襲を遂げた砂人国は更なる平原の地を蹂躙すべく、その目標を帝都一帯へと定める。
カーカルの門陥落の報を受けるも、狂気の軍の目に映るものは最早、目前の興だけであった。



  族長 ナイルリア

フェルマ森軍

チャック

人間の手によって本拠を追われた獣人たちは森へと逃走する。
しかし獣人の自立を、人間への報復を諦めぬチャックは、半ば強引に一族の協力を取り付け、
留守を預かるディマディオの命により従う森の一族を連れ再度軍を興すのであった。



   群長 チャック

バイトロイ海賊

アルフレッド

人間の生活圏へ侵攻した獣人の背後を狙い、フェルマ砦の占拠に成功した海賊は、一度軍を停止。
東か西か・・・次なる好機を得るべく大陸の動向に目を光らせていた。




  頭領 アルフレッド

蛇巳亜軍

ダミア

都市マイキキを手にいれるも束の間。
ソレル軍率いる魔道部隊に多大な被害を受け退却した蛇巳亜軍は、追い迫る十字軍への備えを残し、より好戦的な部隊を集め、東の地、再び人の住まう地に更なる破壊をもたらさんと、嬉々として侵攻を開始するのであった。



   首領 ダミア

聖ソレル軍

クリストラル

蛇巳亜軍の支配より街を奪還したソレル軍であったが、その隙を突かれ同盟国であった雪国の民に領地を奪われることとなる。
怒りに燃えるクリストラルであったが、将兵の提言を聞き入れ北の魔領へと軍を向けた。



  軍団長 クリストラル