目次
注意書き
注意事項
このSSはネちょwikiでの設定、他の方々のSSの設定、自分独自で考えた設定などが含まれております。
あらかじめご了承ください・・・・・。
ネちょ学の世界は少し特殊なSSです。
読む順番としては・・・
『ズベン、ゆか眠、リィ、酒飲みスーさん、ヘタレ』
この五人のサイドを先にお読みになってください。
その後に・・・
『にとりとバイク→ラスト』
と言う順番でお読みになってください。
ちなみに正規のルートは
『ズベン→ゆか眠→リィ→酒飲みスーさん→ヘタレ→にとりとバイク→ラスト』
となっております。
ですが、にとりとバイクとラスト以外は、どこからお読みになってもかまいません。
なお、もし矛盾点がでる場合もあります。
その時はご了承下さい・・・できれば連絡お願いいたします。
なお、後書きは違うところにあります。
後書きは各サイドによってかかれています。
一つサイドを読み終わったら見るのか、全部読んだ後に見るのか。
それは各個人の判断でよろしくお願いします。
(見てないサイドの後書きにはネタバレが含まれいているので注意)
それでは、ネちょ学の世界をお楽しみ下さい・・・。
ネちょ学の世界 ~ヘタレサイド~
私立ネちょネちょ学園。
・生徒総数不明
・敷地面積不明
・経営体制不明
という謎の教育機関であるが、それは確実にどこかに存在している。
今日もネちょい一日がこの世のどこかで繰り広げられているのだ。
そんな平和な学園の冬。
2008年11月15日の出来事・・・。
この学校は狂うことになる。
ネちょ学の世界 ~ヘタレサイド~
15時17分 『盗撮』
瀟洒!「待てえええ!そこの変態いいい!!」
ヘタレ「誰が待つかよあはははー!!」
俺はヘタレ。
今日も元気に風呂場を盗撮している。
だが、今回も発見されてしまったようだ・・・せっかく珍しくリィさんとルナさんがとれたというのに。
ドックン「あぁ・・・ヘタレさん。本当に変態ですね・・・。」
ヘタレ「あぁいいさ!俺は変態だ!だったら変態らしく、俺は疾風の射命丸の如く・・・全ての弾幕を避け、カメラの撮影をしていくぜ!」
ドックン「別にかっこよくないです・・・それ。」
そして、俺は建物の影に逃げ込み・・・発動した。
ヘタレ「スレイヴ・・・命令だ。」
そして作り出したのは自分の姿の映像。
それを使い、瀟洒!先生とドックンさんを騙すことにしたのだ。
そして、自分の映像は建物の影からでていった。
瀟洒!「いた!!待てええええええええええ!!」
二人はすっかり騙されいってしまった。
ふぅー・・・危ない危ない。
これで映像は手に入れられたな・・・。
その時、携帯から電話が来た。
すぐさまとりだす・・・兄弟(ろりこn)からだ。
ろりこn「兄弟。無事か?」
ヘタレ「なんとか・・・映像はあなた好みの方々です。」
ろりこn「・・・幼女とかか?」
ヘタレ「イエス。マイブラザー・・・。」
へっへっへっへっへ・・・ッ!!
携帯で二人の笑い声が飛び交う。
実に不気味である。
ヘタレ「・・・そして、今日はまだ実はもう一つ隠している。」
ろりこn「・・・やるねぇ。」
ヘタレ「しかもリアルタイムで見れるカメラだ。」
ろりこn「おぉ!ぜひとも一緒にみようではないか!!」
ヘタレ「いいですとも!!」
そして、俺と兄弟は会うことになった。
場所は風呂場の近くの草むらが茂っている場所である・・・。
生徒会&風紀委員が俺たちを探しているから、気配を消してそこまで向かった・・・。
そして、ついた時には既に兄弟はいた。
早いな・・・さすが。
ヘタレ「それにしても、兄弟が教えてくれるカメラの設置する場所は、本当にベストポジションだな・・・バレにくいものだ。」
ろりこn「学園を作り上げたのは私なのですから。・・・さっきのカメラは?」
ヘタレ「これだ。」
兄弟はカメラを受け取るとにやけていた。
ヘタレ「あなたは本当にそういう子が好きなんですねぇ・・・。」
ろりこn「ろりこんは正義です」
ヘタレ「さすが。おっと、早速餌がかかったようですねぇ・・・。」
引っかかった餌とは・・・エミーさんとゆか眠さんだった。
へっへっへっへ・・・ッ
二人はそれをリアルタイムで眺めていたのだ。
誰かに見られたら即アウト。この緊張感がたまらないぜ・・・。
ろりこn「ところで・・・カメラの被害はどうなっている?」
ヘタレ「あぁ・・・ここ1ヶ月でゆか眠さんに7つ破壊、瀟洒!先生に12つ、スーさんに4つ、破壊者不明が4つ、故障で捨てたのが1つという状況だ。」
ろりこn「・・・兄弟は大変そうだな。」
ヘタレ「まぁ、カメラは何度でも生き返りますからね・・・失った映像も多いですが。」
ろりこn「ふぅん・・・こ、これは!!」
ヘタレ「へっへっへっへ・・・ッ!」
もはやこの二人は完全に楽しんでいたのであった。
カメラの配置が遠いせいか、映像だけでなんの会話をしているかよく分からないが・・・。
まぁ、そんなことどうでもいいぜ!!
しかし・・・それも終わりを告げる時が来たようだ。
16時10分 『破損する映像』
映像を覗いていると、ゆか眠さんは風呂から上がってしまったようだ。
後はエミーさんのみか・・・。
そう思っていると、いきなりゆか眠さんが服を着て風呂場に戻ってきた。
片手には鉈を持っている。
ろりこn「何!?」
ヘタレ「エミーさんが危ない・・・ッ!」
だが、それは勘違い。
ゆか眠さんは、俺達の方向・・・つまりカメラの方向を向いた。
そして、こっちに向かって鉈を投げつけてきた。
・・・そこから映像は砂嵐になった。
一瞬二人は何が起こったか分からなかった・・・。
ろりこn「・・・これってもしかして。」
ヘタレ「・・・やられたあああああああああああああああ!!」
二人は愕然としていた・・・。
後で、録画していたやつを回収するつもりだったのに・・・ッ。
しばしの間、二人とも喋らずにその場でぼーっとしていた。
ろりこn「・・・そろそろ俺行きますね。腹が減ったから食堂ヘ行くぜ・・・。」
ヘタレ「あぁ、分かった。カメラ大事にしろよー。」
ろりこn「OKー。」
そういって、兄弟はいってしまった。
さて・・・これからどうしようかな・・・。
そうヘタレは思っていたら・・・。
ゆか眠「へたれ~ん・・・探したんだよ?だよ?」
振り向くと、ゆか眠さんがいた。
ゆか眠さんに見つかってしまったようだ。
ヘタレ「!! やべぇ!!見つかった!!」
ゆか眠「今度こそ八つ裂きにして捕まえてあげるからね☆」
ヘタレ「ちょ!!言ってる事怖い!!」
ゆか眠「うるさい!こっちはイライラして疲れているの!!」
そうゆか眠さんはいうと・・・鉈に何かが集まっていった。
怖い怖い怖い怖い待て待て待て待てッ!!
このままじゃやばい・・・ッ!!
だがこの後・・・もっと恐ろしいことにまきこまれた。
16時23分 『事件発生』
ゆか眠「さぁ、おとなしくして貰おうかな・・・かな?」
ヘタレ「・・・ッ!だったら、こっちは避けるだけ!!」
避ける・・・ッ
死ぬ気で避ける・・・ッ!
だが・・・その時、とある変化が起こる。
ゆか眠「・・・!! なッ!?」
ヘタレ「・・・?」
突然ゆか眠さんの動きが止まった。
なんだ・・・?
ゆか眠「くッ!!はなしてッ!!」
ヘタレ「・・・?どうしたんだ?」
ゆか眠「ウガァ!!!!」
ゆか眠さんの体が大きく揺らいだ。
そして、手が頭ががくりと垂れ下がった・・・。
ヘタレ「ゆか眠さん・・・?」
ゆか眠「・・・・ロス。」
ヘタレ「・・・え?」
今・・・なんていった?
ゆか眠「殺ス殺ス殺ス殺ス!!アハハハハハハハ!!」
ヘタレ「!!??」
ゆか眠「オ前ガ悪イ。私達ヲ怒ラセタ、オ前ガ悪インダ!!」
そして、ゆか眠さんは俺に向かって鉈を振り下ろしてきた。
俺はとっさに左に避ける・・・鉈の風圧で俺は吹き飛んだ。
壁に叩きつけられる。
ヘタレ「がはッ・・・!」
ゆか眠「アハハハハハ!!復讐!復讐!!」
やべぇ!これはやべぇ!!
俺は本能的に逃げ出した・・・これは本当にやばいということに気付いたから。
一体何があったんだ!?いきなりL5状態になるとは・・・!
というか、いつものL5以上にやばいい感じが・・・ッ!
と、とりあえず体育館横まで走ってきたが、どうすればいいんだ・・・!?
後ろを振り向いた。
ゆか眠さんが追いかけてきていた・・・。
早いッ!いつも以上に・・・!
・・・あ。
俺は慌てすぎていたせいかこけてしまった。
そこにゆか眠さんは鉈を振り下ろそうとする。
これはやべぇ!!
俺はカメラの力すら使うのを忘れていた。
死ん・・・ッ
だが、とある人が俺とゆか眠さんの間に入り込んできた。
それは・・・スーさんであった・・・。
スーさん「ヘタレさん!逃げてください!」
ヘタレ「・・・え?だが・・・。」
スーさん「私がなんとかしますから、大丈夫ですよ!」
ヘタレ「・・・お、おう!」
おし!逃げるぜ!
俺はまだ死にたくないからな!スーさんなら何とかしてくれるだろう!
ナハハハハハハハハ!!
俺はその時恐怖感からか逃げ出していた。
ただ、走っている間・・・大変な事が待っていた。
後ろから・・・ゾンビの集団が俺を追いかけてきたことだ。
ヘタレ「!? なんだこれは!?」
なんだこの状況は!?
俺は校舎内に逃げ込んだ・・・。
16時34分 『遭遇』
ヘタレ「うおおおおおお!!なんだよこの状況うううううううううう!!」
リィ「!?」
その時、リィさんとすれ違いって不思議そうにこっちを見ていたが・・・どうでもいい。
これからどうする・・・?
この状況が・・・知りたい。
情報が欲しいのだが・・・とりあえず、あの人に会えば分かるかもしれない。
ただ・・・敵なんだがなぁ・・・。
後ろを振り向くと、ゾンビの軍団はとっくにいなくなっていた・・・。
ヘタレ「うがぁ!?」
???「ひゃ!!」
その時、誰かにぶつかってしまった。
・・・シャンハーイさんである。
一体何故ここ・・・に・・?
突然シャンハーイさんの頭に角が生えた。
変身・・・慧音先生になったのである。
ヘタレ「慧音・・・・先生・・・?」
慧音先生「とりあえず、反省してもらうぞ悪がき」
ヘタレ「ぎゃあああああああああああああああああ!!」
慧音先生は俺に思い切り、頭突きを喰らわせてきた・・・ぐはッ!!
すっきりしたのか、慧音先生はどこかに行ってしまった・・・。
紅茶「・・・大丈夫ですか?」
その時、通りすがりの紅茶さんが現れてこちらを不安そうに見ていた。
ヘタレ「大丈夫ですよ・・・。」
紅茶「・・・そうですか。無理しないでくださいよ・・・。」
紅茶さんはそのままどこかに行ってしまった。
俺も走り出した・・・あの人の下へ。
16時41分 『情報屋』
学園の地下・・・。
俺は地面を調べていた。
あった・・・ここだ。
地面にあった、取っ手みたいなのを引っ張った。
すると・・・地面が開けて、階段が現れた。
そこを降りていくと・・・沢山のモニターのある部屋だった。
モニターには・・・学園全体が各それぞれ映っていた。
???「まさか・・・あんたがあたいのところにくるとおもってなかったよ。」
そこにはにとりとバイクさんがいた。
この学園での・・・最高機関の情報屋である。
ヘタレ「今日ここに来た理由は分かりますよね?」
にとり「・・・あぁ、分かるさ。・・・この事件の真相かい?」
ヘタレ「えぇ、そうです。」
この人なら知っているかもしれないと思って、俺はここに来た。
正直いつも盗撮の邪魔をされるから来たくはなかったけれども・・・。
だが・・・彼女の答えは・・・。
にとり「私にもまだ分からないよ。」
ヘタレ「まだ分からない?」
にとり「あぁ・・・考えがまとまってないのさ。」
結局この人も知らなかったのか・・・。
少し残念である。
にとり「・・・あんたは学園のことを考えているのかい?」
ヘタレ「えぇ。ここが好きですから。」
そう・・・この学園は・・・。
絶対に・・・失いたくない場所・・・。
それがヘタレの願いなのである。
にとり「・・・言ってることとやってることは大きく違うのにねぇ。」
ヘタレ「ハハハ・・・。」
にとり「じゃあ、あんたにいいことを教えてあげるよ。」
ヘタレ「?」
なんだろうか?
にとり「強い化け物の出るところは弱い化け物は出ない。弱い化け物が大量にでるところは強い化け物はいない・・・。」
ヘタレ「つまり・・・。」
にとり「これは誰か指示するものがいる・・・人を平均的に殺そうと役割が決められているかのようだねぇ・・・。」
そんな計画的に行われていたのか・・・。
一体誰が・・・?
にとり「そしてもう一つは・・・この化け物達・・・見たことあるんじゃないかい?」
ヘタレ「・・・あ。ゾンビが確かゲームの中で・・・。」
にとり「そう・・・これは空想上・・・アニメやゲームにでるような化け物ばかりなんだよ。」
そういえば・・・。
確かに・・・でも全然気付けなかった。
さすがだな・・・。
にとり「・・・情報はまだあるけど、これ以上は憶測だからねぇ。もういきな。」
ヘタレ「しかし・・・。」
にとり「こうしている間にも化け物は現れているんだよ?人も何人も怪我をしている・・・あんたも退治すればいいじゃないか。」
ヘタレ「そうですね・・・。」
今のネちょ学は・・・とても冷たい。
学園のモニターを見れば分かる・・・笑っている人が全然いない。
・・・これがネちょ学だといえるのかッ!?
そして、俺は走り出し、外に飛び出した。
戦うために・・・。
17時18分 『ゾンビ退治』
俺はにとりさんのところから抜け出し、外に飛び出た・・・。
また俺のところにゾンビがぞろぞろ現れてきた。
ヘタレ「あっはっはっは・・・なんでこんなにいるんだよ!!」
まぁ、笑い事じゃないけどね・・・。
こいつらをかたずけていかないと考えると、本当にくじけそうだ。
ヘタレ「まぁ、なるようになれッ」
ヘタレはこの空間に沢山のカメラを召喚させた。
カメラは空を複数に浮かんでいる・・・。
さて・・・戦闘開始。
ヘタレ「映符『ザ・メモリー』」
そう言うと、カメラからいきなり鉈が現れてゾンビを襲っていった。
その鉈は・・・よく見慣れた人の鉈だった。
そして次はネストが飛びかう・・・あの妖怪の技である。
ヘタレ「あっはっは!ゾンビもたいした事ないなッ!」
次々とゾンビを蹴散らしていく・・・。
そして、とある魔法使いの使うレーザーがカメラから出現して、ゾンビを襲っていった。
はっはっは・・・弱すぎるッ!
蹴散らして蹴散らして蹴散らしまくっていった。
そして時は流れていく・・・。
ヘタレ「おいおいその程度かよッ!いいのかぁ?いいのかぁ?ただ死んでいきたいだけなのかぁ?俺を殺す気がないのかぁ?」
少しテンションが上がりすぎたのだろうか。
もの凄くゾンビ達を挑発し始めた。
ヘタレ「もしかして愛か?俺を殺したくない愛情なのか?違うよなぁ?じゃーかかってこいやーッ!馬鹿野郎どもー!!」
少し油断していた・・・その時
シュピイイン!!
後ろで何か強烈な光が飛んできた。
振り返ると・・・俺を襲おうとした4匹の妖怪が光に包まれて消滅していくのを見た・・・。
なんだなんだッ!?
・・・なんか知らないけど助かったようだ。
なんらかの矢のような攻撃な気もしたが・・・。
ヘタレ「・・・まぁいいか。戦闘再開っと。」
化け物退治を再開した。
17時47分 『食堂騒動』
ヘタレ「あー疲れてきた・・・。」
ずっと戦っているというのに、ゾンビはまだまだでてくる・・・。
カメラもいくつか破壊されてしまった・・・。
あー・・・カメラがまた減るーッ
その時・・・いきなり横にいた力の強そうなゾンビに殴られた。
俺は直撃し、食堂の窓の方に向かって吹っ飛んだ・・・。
ヘタレ「ぐふッ!?」
パリーン!!
俺は窓を突き破って、食堂の中に入ってしまった。
残りのゾンビをみると、すぐに退散していくゾンビの姿が見えた・・・。
もう用無しってことか・・・それとも死んだと思われたのだろうか・・・?
ドックン「・・・へタレさん。なにやっているんですか?」
リィ「・・・うぐぅ。」
ヘタレ「・・・え?」
どうやらリィさんが俺の下敷きになったらしい。
すぐにどいてあげる・・・が、リィさんに元気がない・・・むしろ泣いている?
俺は食堂の周りを見渡した・・・。
ドックンさんとさばさん、ぽきさんに狐先生にバンビさん・・・。
そして様子のおかしいルナさんに・・・。
ヘタレ「・・・紅茶さん・・・兄弟・・・ッ!!」
右肩から血が出て苦しんでいる紅茶さんに、腹から血をだしている兄弟がいた。
紅茶さんをリィさんに任せ、俺は兄弟を助けようとするが・・・。
ルナ「動くなっつてんだろ!!」
ヘタレ「!?」
ルナ「動くとこいつ殺すっていってるんだよ・・・。」
ルナさんは兄弟を人質にしているみたいだ。
どうなっているんだこれ・・・。
その時、食堂にまた誰かがやってきた。
ばんじろう「・・・一体なんの騒ぎですかこれは?」
ばんじろう先生だった。
てかここに人が結構集まっているなぁ・・・。
狐先生はばんじろう先生に振り向いた。
狐「ばんじろう先生・・・。実は・・・。」
ルナ「誰がよそ見していいといった?」
ルナさんの指からレーザーがでてきた。
狐先生の喉にレーザーが貫いた・・・。
え・・・・・?
狐先生は倒れた。
ドックン「せ、先生!?」
さば「・・・これは・・・ひどい。」
こんなひどいこと・・・を・・・?
しかしその時、倒れていた狐先生の体が消えた。
気付くと、ばんじろう先生の近くには・・・狐先生がいた。
あれ・・・? 確かに今先生は・・・あれ?
ばんじろう「なるほど・・・そうなんですか。」
狐「はい。ですから早くしないとろりこnさんは・・・。」
ルナ「て、てめぇ!!」
狐「・・・?なんですか?」
ルナ「なんでそこにいるんだ!?さっき死んだんじゃ・・・!?」
狐「あぁ・・・それは・・・。」
狐先生は何か答えようとしたが・・・ばんじろう先生が止めた。
そしてマグナムを取り出すと、それをルナさんに投げつけた。
ばんじろう「そのマグナムの効果ですよ。すみませんね。」
ルナ「てめぇ・・・。」
ばんじろう「お詫びにそれは差し上げます。あぁ、弾は入っているのでご注意を・・・・。」
ルナさんはマグナムを拾った。
新しいおもちゃを見つけたというような感じで、顔が笑っていた。
ルナさんはそのマグナムを狐先生に向けた。
ルナ「それじゃ、お詫びにそこの奴も死ね!!」
ルナさんが引き金を引こうとする・・・。
が、その引き金を引かなかった。体がカタカタ震えている・・・。
・・・?どうしたんだ?
ルナ「体が・・・動かないッ!?」
狐「騙されましたねぇ・・・さっきのは私の幻術で騙していただけですよ。くすくす・・・。」
ルナ「てめぇ!騙したな!?」
狐「これでも私は化け狐ですよ?スッパになっても、全てを騙しつづけます」
いや、スッパになる必要はあるのだろうか・・・。
てか、狐先生って化け狐でしたっけ?
ばんじろう「私はマグナムでしか語ることができないんですよ」
ルナ「・・・・・ッ」
ばんじろう「今の私のマグナムは怒ってます・・・。」
ばんじろう先生はニヤリと笑った。
効果があいかわらず分からない銃である・・・。
そして、光の矢がルナさんが放った。
リィさんが弓で攻撃していたのである。
ヘタレ「ちょ・・・リィさん!?」
リィ「あれ!!」
彼女にしては珍しく大きな声だった。
リィさんが指を指した方向を見ると・・・ルナさんの背中から何か出てきた。
虫みたいなものである・・・なんだあれは?
ドックン「・・・もしや寄生虫!?」
バンビ「・・・え?え?訳が分からなくなってきた・・・なにこの状況・・・!」
さば「私だって分かりませんよ・・・っと!」
さばさんは手に持っていたスプーンを投げた。
真っ直ぐ飛んでいって、その寄生虫に突き刺さった。寄生虫はルナさんから吹き飛んでいった。
スプーンが刺さるって・・・。
ぽき「せい!」
そして、ぽきさんは食堂にあった椅子でゆらりと寄生虫まで飛び、叩き殺した。
寄生虫は苦しそうに消滅していった・・・。
俺は急いで兄弟のもとに走っていった。
腹から血が出ている・・・だが、致命傷ではなさそうだ。まだ助かりそうである。
ろりこn「・・・ぐふッ・・・がは・・・。」
ヘタレ「大丈夫か!?今から保健室に送ってやるからな!!」
ろりこn「わか・・・った・・。」
俺は兄弟を・・・リィさんが紅茶さん、ぽきさんがルナさんを保健室に送ることになった。
・・・こんなことになるなんてな。
ドックン「・・・嫌な事件だな。」
バンビ「俺にはまだ分からないのですがね・・・。」
ドックン「他の人達は大丈夫だろうか?」
さば「とにかく、怪我人は全員助けるようになにかしましょうか。」
ドックン「そうですね・・・。」
その様子を、ばんじろうと狐の先生コンビは見ていた。
ばんじろう「・・・いい生徒ですねぇ。」
狐「まぁ、仲間があんなことになったらね・・・。」
ばんじろう「ともかく、私達もいろいろ調査もかねて、化け物退治しましょうか。」
そんな会話が、食堂でおこなわれていた。
ネちょ学の団結力はどこよりも固いものであるのだった・・・。
食堂騒動は被害もあったが、何か得る物もあったのだった・・・。
18時36分 『映像の戦闘仲間』
俺は兄弟達を保健室に送って、今は武道館近くの周りにいる化け物をまた退治していた。
多分・・・大丈夫だろう。あいつのことだ、生きて帰ってくるだろう。
俺はその間、学園内にある害を減らすだけだ。
外にいるゾンビどもを片っ端から消していっていた。
多人数だとカメラはかなり役立つのである・・・。
ヘタレ「うし・・・排除完了だぜ。」
周りのゾンビは全ていなくなっていた。
さて・・・校庭でもいってみるか。
そうヘタレは思い、校庭に向かおうとした・・・。
しかし、突然の訪問者により足止めを喰らうことになった。
校庭に向かおうとしたさきには・・・妖怪が存在していた。
妖怪・・・『天邪鬼』の軍団である。
おいおい・・・ゾンビの後は妖怪軍団かい・・・。
天邪鬼「クヘヘヘヘヘ!!オマエヲコロシニキタ!オマエヲコロサナイトイケナイ!」
クエヘヘヘヘヘヘヘ!!
目の前に広がる天邪鬼が軽快そうに笑っている。
それにしても数が多い・・・100はゆうに超えているだろうか?
さすがに相手しきれないな・・・。
天邪鬼「ケケケケケケケ!」
・・・仕方ない。
こっちの人数が少ないのならば・・・
こっちが人数を増やせばいい。
ヘタレ「映人『スレイヴメモリー』」
そう言うと、カメラが5つ現れて・・・映像を映し出した。
それはネちょ学の住民である・・・瀟洒!、ズベン、ばんじろう、刹那、ゆか眠がそこにいた。」
全て、ヘタレのカメラから作り出したものである。
ヘタレ「A,B スピードアタック 残り フリーダム」
映像全員「了解」
そういうと、瀟洒!、ズベンの映像は素早い攻撃で相手を翻弄していた。
残り3名は自由に相手を抹消していっている。
天邪鬼は次々と消されていく・・・が、その合間を狙って多数の天邪鬼がヘタレさんに襲い掛かっていく。
ヘタレ「映剣『エクスカリバー』」
そういうと、呼び出したカメラを手で握って、天邪鬼に向かって横に切り裂いた。
よく見ると・・・カメラから、金色に光る剣が出現していた。
次々と消されていく天邪鬼・・・。
ヘタレ「俺だって本気せばこの程度できるんだよ、餓鬼が!!アーハッハッハ!!」
彼は大暴れするのであった・・・。
気付けば、天邪鬼は全て消滅していた。
俺一人でやってのけたのだ・・・。
やりゃできるじゃないか俺・・・。
その時、後ろから誰かがやってきた。
ジクロロである。
ヘタレ「ジクロロさん?」
ジクロロ「・・・お前は、今なんのためにばとっているんだ?」
ヘタレ「・・・え?」
いきなり何を聞いてくるんだろう・・・
そう思っていたが、話はまだ続いていた。
ジクロロ「お前は学園ではいつもバッド的なことをやっていた・・・なのに何故ここまでバトれるのかが気になってねぇ。」
なんでって言われてもなぁ・・・。
俺はいいたいことを言うことにした。
ヘタレ「俺はみんなが馬鹿やって、笑いあえるようなネちょ学が好きなんだ。このネちょ学は嫌い・・・ただそれだけだ!」
俺はそういうと、ジクロロさんは口にくわえていた短い煙草を消し、新しい煙草をふかしはじめた・・・。
ジクロロ「そうなのかい・・・ヤングはいいねぇ・・・。」
ヘタレ「そうですか?のぞきもできないようなこんな事件は俺がぶっ壊してやりますよ。」
ジクロロ「・・・じゃあ、俺は校庭の方にいってるよ?いろいろありそうだからねぇ・・・。君もきたまえボーイ。」
そういうと、ジクロロさんは校庭に向かって走っていってしまった。
一体なんだったのだろうか・・・。
だが、自分の行き道も校庭だから、校庭に向かって走り出したのである。
この事件の真相を明かし、解決させて・・・
そして、いつものような笑いのあるネちょ学にするために、
彼は取り戻すために、校庭に走り出した。
ジクロロ「・・・彼はまだ気づいてないようだねぇ。」
空はほんのわずかに雪が降ってきていた・・・。
19時23分 『ラストサイド』
ヘタレサイド END
~ヘタレサイドED~
―ネちょ学の人々の出演リスト―
ヘタレ(´・ω・`)
瀟洒!
ドックンドール
ろりこn
MTEN=MTUN
ゆか眠
酒飲みスーさん
リィ
シャンハーイ⇔慧音先生
紅茶とケーキ
ゾルゲ対策委員会=にとりとバイク
因幡 月
さば
ぽき
狐
バンビのビビンバ
ばんじろう
ジクロロジフェニルトリクロロエタン
―EDテーマ曲―
曲名:Reach Out To The Truth First Battle
(ペルソナ4より)
アーティスト:平田志穂子
―製作日―
2008年10月26日~2008年12月6日
―著作者―
酒飲みスーさん
『ネちょ学の世界~ヘタレサイド~』
この作品はフィクションです。
実際の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。
次回予告
バラバラの視点・・・
バラバラの時間・・・
そんな中でも・・・
彼らは確かに繋がっていた
目の前のモニターで・・・
この事件をあたしは見ていた
いつでも見守っていたこの・・・
ネちょ学の世界を
『ネちょ学の世界~にとりとバイクサイド~』
絶対に事件を解決させる・・・
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コメント欄:
- ジクロロさんが……何やら、意味深な事を……。気になるなぁ……。ヘタレさんも格好いいし、凄いな……。しかし、面白い。羨ましいなぁ。読むのを止められない。次に進もう……。 -- ドックンドール? 2008-12-06 (土) 04:23:22
- カメラの被害が尋常じゃねぇえ!!まぁまた直せるけどwゆか眠さんとエミーさんはおしかったな~orzてか俺こんなにかっこよくていいのだろうか・・・w -- ヘタレ? 2008-12-06 (土) 13:31:11
- 話が繋がってきましたね。 ジクロロさんがなんだか渋くて(?)いい感じです b そしてヘタレさんがカッコ良く思えてしまった…w -- オワタ☆残骸? 2009-02-27 (金) 08:44:24
- 半年休んでて久しぶりに着たら俺いるじゃん! -- ジクロロ? 2009-04-07 (火) 04:39:41