狐は敲く、ネちょの門

Last-modified: 2009-07-18 (土) 15:13:43

目次

注意書き



これは、国語能力のないうちが血反吐吐きながらがんばったものです←大嘘
表現おかしかったり誤字あったりするかもですが、まあ見逃してください
ではごゆるりとどうぞ

本編1







「はぁっ!!」


目前の相手の喉目掛け、両手で握った棒に刃をつけた長物……俗に言う「薙刀」で右から左へ薙ぐ。
しかしこれが当たるとは思っていない。いわば、牽制だ。
長めに持った薙刀を左手に、右手に収束した霊力を瞬時に圧縮、増幅を繰り返し、魔導エネルギーの核を作り出す。
火と光のルーンを交えた詠唱を口早に紡ぎ、霊力を魔力へ変換する。
右手が、じんわりと熱を帯びる。
詠唱を終えると、そのままそれを、まるきり掌底の動作で直に男の脇腹へ叩き込む。
しかし、男はそれを右へ回転して避ける。


ぱんっ、と爆ぜる音が闇夜に響いた。


同時に、華やかではない花火が、ただの爆発が、私の手から発生した。


男がバックステップで距離をとるのを横目で見てから、私はゆっくりと姿勢を正す。
気をつけの姿勢から、右手に握った薙刀を床と平行にし、そっと、優しく、人差し指をそえる。
過去に幾度となく行ったプロセスを実行する。


イメージ。
頭の中で、軽く素早く、吹き狂う風より、鳴る雷よりも、早く動ける短刀を。


集中。
イメージを「本物」に移せるだけの魔力を、魔導エネルギーに練り上げる。


紡ぐ。
精製のルーンを交えた詠唱を、言霊を紡ぎ、薙刀を人差し指でなぞる。


薙刀が私の手の中で光に包まれる。
眩く、輝かしく光り始めると、「光」は縮小していき、手に収まるサイズ、ちょうど私がイメージした大きさになった。


そう、これは妖刀である。
名を『木漏光』という。
どのあたりが妖刀か、それは木漏れ日の如くその刀身が姿を変えることから来ている。
願えば、長刀から脇差まで。
しかしその分、己の想像力が大変多く所要されるのである。
イメージが足りなければ、なまくらに、逆にイメージが薄すぎれば、ぼんやりとしか形はできない。
つまるところ、変幻自在の刀、である。


ともかく作り変えた木漏光を逆手に持ち、地を蹴る。
私が動いたのに気づき、男は慌てて懐からカードを取り出そうとする。


しかし、遅い。
否。私が速すぎた。


俊足、と形容できようか、その速さはまさに疾風迅雷。
一瞬で男の目前まで迫った私は。


「ちょんぱ」


そう、呟いた。
狙うは一つ、胴体と、頭部の切り離し。すなわち喉。
ヤツの顔色が真っ青に、驚愕に染まるのがわかる。
それを無視して私は――


「 END(おしまい) 」


――「短刀」を、躊躇も迷いも恐れもなく振った。




ぷしゃぁ、と流れ出る男の命そのもの。
私はそれを至近距離で、しかも顔面で受け止めると食い込ませた短刀を荒々しく引き抜いた。
がくり、と男のひざが折れ、うつぶせに倒れたのを確認すると、赤く染まった刃を振って飛沫を飛ばし、短刀のあるべき姿……先ほどまでの薙刀に、戻した。
気づけば、男の喉から溢れる血は、私の足元にまで広がり、赤い、しかし黒い水溜りを作り上げていた。
私はそんなものには目もくれず、顔を上げ、次の標的を探しに、倒れ伏した男を背に歩き出すはずであった。
……砂を踏む、じゃり、という音を聞かなければ。




「真夜中に辻斬りとは……デフォだねぇデフォすぎるねぇ、そう思わないの?」




声が、響く。そこで初めて後ろに接近していた気配に気づく。
小さく舌打ちして、振り返り、見るとそこには、ややくたびれた感じの、しかしどこかいきいきとした……なにか得体の知れないオーラを醸し出す男が立っていた。
……何時から?いや、構わない、相手の出方を伺い次第、始末する。


そう心に決め、今度は真っ直ぐ男を見る。


「……頚動脈をばっさりねぇ、そもそも首ってのは刃物に極端に弱いからねぇ」


うんうんと腕を組み、一人納得する男。
一瞬、頭に今すぐ切り捨てようか、という愚直な考えが浮かんだが、さすがにそれを実行するほど堕ちぶれてはいなかった。
こんな私でも、やるならば正々堂々、と決めているのだ。


――なんてことは、まるでないんだけどねぇ、うっふふふ。


笑みがこぼれた。


「まぁそんなことはどうでもいい。さ、あんた、何者?」


不意に会話の流れを断ち切り、私を指差し、見据え、問い詰めてくる。
何故か、笑いが沸々とこみ上げてくるのだが、まぁいい。
そのまま笑いを堪えることなく答えた。


「私ぃ?そぉねぇ、うっふふ、まぁそんなことどぉでもいいじゃなぁい?くすくすくすくす」


不思議だ、すごく楽しい。
その楽しさゆえか、それとも雰囲気作りか、ペロリと手首に飛んだ朱を舐めた。
鉄の味が口内に広がる。


「それもそうだねぇ~」


男がのんびりと答える。
私はそののんびりさがあまりにも不釣合いだと感じ、また笑ってしまう。


「うっふふふふ、そぉでしょぉ?」


あぁ、そうか。
きっとこの楽しさは……。


「拷問なり何なりすればいいもんねぇ~、ふふふ~」


―――『二人目』、ということからくるのかもしれない。


「そういう……ことっ!!」


会話はそれで終了、空気ががらりと変わる。


先手は、私。
薙刀を精一杯長く持ち、一歩大きく踏み出して薙いだ。
距離とリーチから考えれば十分に当たるのだが、まぁ、先程と同じ、当たればラッキー程度の攻撃である。
案の定、男はとん、と後ろに跳んで避ける。
予想済み、再びいやらしく唇の端を吊り上げると、薙刀を短刀に作り変え、男を追う。


大して距離は空いてなかったので、直ぐに詰めることができた。
そのまま斬りかかろうとして……いやな予感が、した。
腕を上げようとした時、男から得体の知れない魔力を無意識に感じ取ったのかもしれない。


振り上げかけた腕を止め、加速した体を慣性を無視してまで、バックステップで距離をとる。


――……今の違和感はぁ…………まさかねぇ。


思考を始めた頭を振って、余計なことは考えないようにする。
少しでも集中を欠けば負ける、と考えているらしかった。
そんな自分に嫌気がさし……というよりも、プライドを害された感がして、距離を取って攻めようとパターンを変える。
そしてとりあえずは、と薙刀より二周りは大きくリーチの約束された薙刀、三国の時代によく使われた打撃中心の薙刀、「大刀」に変えようとした時。
地面が、揺らいだ気がした。
きっと今の集中力でなければ気づけなかっただろう程の、わずかな揺らぎ。それを見逃さない。
距離をとったことからか、気を緩みかけた体を引き締め、後方に飛んだ。
魔力を飛行エネルギーに変換して、その場に留まる。
刹那、私がいた地面から水流……所謂、間欠泉が噴き出した。
もちろん、人工的なものであることは明白であった。


――やっぱり、これは…………。


再び私の脳が何かを思い出そうとする。
打ち消そうとするが、眼前に迫ったソレが代わりに消してくれた。


「?! くぅっ!!」


短刀を横にして、ソレを受け止める。
ソレは縦に回転して、短刀をぎゃりぎゃりと削っていく。
強度が心配されたが、問題ない。
短刀をいなし、力の流れを反らすようにして後ろに飛ばして回避した。


――! ヤツは・・・!!?


慌てて男を捜すが、時すでに遅し。
男は先程投げたソレ……オータムブレードの陰に隠れ、私の直ぐ近くまで接近していたのだ。


そして、今、私の目の前にいる。


「しまっ……!」


「遅い。
 始祖なる水流、その音幾千年……『ノエキサラスディ・ルーザー』」


目前まで接近した男は、右手でカードを取り出し、投げ、宣言すると、そのままの流れで高圧縮水流を撃ちだした。


きっと誰かが見ていたなら、勝負は決まったと喜ぶだろう。
私も負けた、と一瞬思った。


しかし、私はそれより早かった。
その上私は諦めが悪かった。
男を切り捨てようか、防御をとろうか、少し迷ったが、男の詠唱からコンマ一秒遅く、私は符を取り出して、


「詠唱破棄、簡易二重結界」


それだけ呟くと、結界を瞬時に作り上げた。
結界の完成と同着で水流と結界とが激突する。


お互いの間は3mもないだろう。
そのくらいの距離で、凄まじい音が夜の闇に響く。


私は右手を結界の後ろに添え、魔力を流し続けて結界を補強する。
水流が激突する衝撃が手の平から伝わる。
空中にしっかりと足を固定して、衝撃に備える。


放水という名の攻撃は続く。


5秒がたった。
結界が一重になった。
補強したかったが、余分に魔力を使うと、負けると思った。
そんな事を考える自分に嫌悪。この攻撃が終わったら一瞬でぶった切る、と決心した。


10秒がたった。
結界の端にヒビが入った。
魔力も半分を切り、体と脳がだるい。重い。
これは無理かな、と考え始めた。


20秒がたった。
もはや結界は跡形もなかった。
私は終わりそうにない水流を手で留めていた。
水とは思えない硬度の「何か」が次から次へと、勢いよく私の手の平に衝突してくる。
初めて、まずいかも、と思った。


25秒がたった。
手の平の感覚がなくなった。
もしかしたら手首から先はもうついてないかもしれない、と考えたら笑いが浮かんだところ、私はもう駄目なのだろう。
時間の感覚もない。もう何時間もこうしている気がし始めた。


30秒がたった。
ようやく、水流は終わりを告げた。
終わったのを見て、私はどうやら安心からか、飛行エネルギーのバランスを崩し、落ちてしまった。
濡れた体が、まとわりつく水がうっとうしい。


両の足で力なく着地する。


全身、水浸しであった。


その中で、右手から鈍く強い痛みが、もう何十年も感じてなかった痛みが全身を巡る。
苦しいが、見ると右手はまだちゃんとついていた。
ついていた。にはついていたが、先程切った男の首から吹き出た物と同じ色に染まり、先端からはなにか白いものが見えている。
そういえば、と全身を改めてみると、右肩から手にかけて真っ赤だった。
そしてその白い何かが骨だと認識すると、私はやはり笑い出したくなった。
しかし、これでとあることが確定した。


「もう無理でしょ、諦めなよ」


男が、私の数m先に着地し、そう言った。
が、頭がうまく思考してくれない。というより、回っていない。
痛みに脳を征服されたか、と考えると、いよいよ堪えられなくなった。


「…………ふ、っふふ、ふふふっ、うふふふ、あははははははははは!!!
 この私にぃ?!投了しろとぉ、あはぁ、言うのねぇ?!あっはははははは!!!」


感情のない笑い声が、もはや効果音でしかないその音が、闇に響き、吸い込まれていく。
顔は夜空を見て、この黒い空に私を主張するように、狂ったように、効果音を上げ続けた。


ぴたりとそれを止める。
ゆっくりと、男に視線と顔の向きを戻し、


「舐めるんじゃないわよぉ……魔女の子風情がぁ」


笑いを止め、怒り心頭に発した声で、そう言った。


「……わかってたか~」


「当たり前でしょ?舐めてるの?……あんな古典的な属性魔法、私の知ってる中にも片手で数えられるくらいよぉ?」


「へぇ~、知ってたんだ~?」


「舐めてるのねぇ」


勝負に出る。
懐から、符を取り出す。


「その灼熱、炎にして炎にあらず」


ぽう、と符が発光する。オレンジにも黄色にも似た光が、符を淡く包んだ。
目を伏せ、続ける。


詠唱はするが、脳内でのイメージは絶やさない。
そういえば、誰かが魔法は想像力だ、と言ってた気がする。何百年前のことかは忘れたけども。


「捕らえる事も、触れる事も、寄る事すら叶わぬ程の」


そう、属性魔法は周りの環境が重要である。
雨ならば水が、乾燥しているならば火の属性が、と言ったように。


「絶対なる恒星の、絶対なる焔獄」


つまりは、こうして空気のバランスを崩してやればいい。


「すべからくして」


目を開き、符を投げる。
回転して、風を切り、急に留まり一層強く発光する。


あとはそれが崩れれば、宣言終了、私の勝ちは確定していたのだ。
私がにやりとほくそ笑むのを待っていたかのように、左足に鋭い痛みが跳ねた。





本編その2





火薬の爆発音というのは、どうにも表しづらい。
ターン、なのかバキューンなのか、ドン、なのか、判断しかねる。
私の経験が足りないだけなのだろうが……同意してくれる人が他にもいることを祈る。


そういうわけで。
そういう音が、ターンだがドンだかバキューンだかそういった音が聞こえたと思ったら、私の左足に鋭い痛みが走った。
たまらず、膝が折れる。
地に膝を着いたまま、撃たれたと思しき場所を触ってみると見事に風穴が開いていて、そこからぬるぬるとした液体が溢れ出ていた。
考えずしてわかった。血であった。


「……ふぅ、やっときましたか~」


男が、私の後ろにそう話しかけた。のんきな声で。
もしや、と私が後ろを見るのと同時に、声が響いた。


「ん……あぁ、ようやく仕事が片付いたのでな」


暗くて、よく見えなかったが、確かに人がいたのだ。
顔は見えなかったが、その右手から煙が噴いている……正確には右手に握ったものから、煙が出ていた。


「仕事って……あぁ、あの生徒ですか。どうですか調子は」
「だめだな、おそらくだが転生術でも使わなければ」
「そうですか……まぁ、大丈夫でしょう、ズベンさん達に任せておけば」
「だといいがな」


それは、確かに拳銃だった。それも大型の自動拳銃。
真っ黒に染められた銃身は夜の闇に溶け合っていて、時たま何もないところから煙を噴いているようにも見えた。


「そして、こいつ何なんだ?」
「辻斬り……でしょ~。最近有名な~」
「はぁ?何でまた辻斬りなんか」
「さぁ~……あの妖刀に魅せられたんじゃないですか~?」


気づけば、私はその場にうつ伏せに倒れていた。
言われて気づく、木漏光もどこかにやってしまったようだった。
体に力が入らない、思考がだるい。指先すら、ぴくりとも動かない。
先程の銃弾に退魔式でも加工してあったか、と考えたが、どうにも違うらしかった。
理由はいろいろあったが、何より決定的なのはあの銃に退魔式を加算させている様子はなかったのだ。
加えてこのだるさ。これは……。


「出血多量で、動かないでしょ~?」


頭上から、声がした。
声から察するに、私がやりあった方の男らしい。


「………なる、ほどぉ。どうりで……だるいわけねぇ…」


「ほぉ、妖狐の類か」
「ばんじろう先生、わかるんですか?」
「うむ、昔見たことがあるんでな、その時の霊力……と言おうか、気質が似てるんだな」
「はぁ……ベテランですねぇ」
「というか……耳と尻尾を見ればわかるだろう」
「……あ」
「……ふぅ」


頭上で二人がのんきに話しているのが悔しい。


――あ、まずい、しかいがかすんできた


「それで、これ、どうします?」
「ふむ……別の人格を与えて学園に教師として雇ってみるか
 人格形成は頼みましたよ、『司書さん』?」


「また私ですか……まぁいいでしょう」


「さて……そろそろ意識も飛んだかな?」


いきなり乱暴に襟を捕まれ、視線の高さまで上げられる。
抵抗する気力もない、顎を持ち上げられたような気がしたが、もはや感覚もない。


「ほぉ……まだ意識があるか、血の気の多いことだ」


銃を持った男が、私の顔を覗き込み、感心したように頷く。
私を仕留めたくせに大して感情のない顔が余計に私を苛立たせた。


話している内容から察するに、きっと私はこれで最後だろう。
きっともう私はいなくなるのだろう。
きっともう、自由はなくなるのだろう。


ならば。それならば、と。


「…………~……」


「……ん?」


これくらいは許されるでしょう?


「…………さようなら現世、また来世、なんてねぇ、あは、あはは、あっはははは!!!」


それを最後に、私は意識を闇へと手放した。



それから







「……というわけで先生はこうしてネちょ学に来たのですよー」


場所は変わってここは私立ネちょネちょ学園の2年⑨組。
今は日本史の授業の時間、すなわちうちの授業の時間です。
珍しく授業が早く終わったので、うちの過去話でもしてたのですが……。


「いや、嘘でしょ♪」
「嘘だろ」
「嘘ですね」
「嘘だね~」


見ました?この反応。
風紀委員長のゆか眠さんでさえもこういうのですよ!!
いじめですよもはや。それも教師を。直訴します!


「狐先生、声に出てます」
「はっ!!なんたる不覚です!」


ずばりと生徒の一人、中でも真面目な方のぽきさんに指摘されました。


と、うちが突っ込まれて驚いている間にも悪ガキのうじょ君とヘタレ君がスキル悪ノリを発動させました。


「だいたいさー、この狐先生がそんなことできるわけないじゃーん?」
「そーだよなー、いつものオレらでさえ捕まえられないんだからー」


なんですと!


「む、な、何を言いますか!本気出してないだけですよ!!」


半分嘘であったりもします。


「じゃあ本気出してよー」
「疲れるから嫌です!!」


まるきり嘘であったりします。


「できないんじゃーん」
「できます!!」


堂々巡りでありました。まる。


「えーい!もう授業は終わりですー!!」


あちらこちらから、うちを非難する声が上がります。
ふぉーえぐざんぽぉ、


「逃げやがった!!さすがヘタレ教師!」
「都合が悪くなるとすぐ以下略」
「略すなww」
「サーセンw」


とりあえず手帳の評価表にはE(最低ランク)をつけておきました。
ジクロロ君にロマン君、ざまぁみなさい、にははは。


ともかく、そんな騒々しさの中でも、とりあえず「きりーつ」と言ってしまえばみんな立ち上がってしまうのです。
続いて、「れーい」と言うと、「ありがとうございましたー」とみんな言います、これは……集団心理……ッ?


あ、違いますよね、すいません。


ともかく、平和で幸せです。
まだ一時間目、次のクラスはどこだったかな……んー、今日も暑くなりそう!
























まぁ、知らない方が幸せよねぇ?くすくすくす





後書き

えー、はい
ごめんなさい
ほんと、なにこれ、もー、趣旨も明確じゃないし、やりたいこと詰め込んだだけじゃん!
あー・・・・反省。ええい、とりあえずできちゃったんであげときますね
少しでも楽しんでいただけたら幸いですー
あと、勝手に出しちゃった人、ごめんなさいですー
不満があれば言ってください。すぐ修正しますので。


さて、本編で語られなかった理由は続編の「狐は推す、ネちょの門」にて語ります、語れるといいなぁw


では、最後にここまで読んでくれてありがとねー、大好きだよーw

感想スペース(モチベの元)

コメント欄:

  • すっきりとして読みやすいなぁ。短い文で魅せられる戦闘描写が素敵。羨ましい。さてさて、続きがあるようですが、期待w さらりと面白く読めましたー。 -- ドックンドール? 2008-11-10 (月) 01:43:18
  • すごい読みやすいです!気づいたら後書きへ・・・まさに狐に化かされたって感じですwまとめ方がうまいんですね~面白かった~!続編もあるようで。楽しみにしています。がんばって下さいね~!P.S.知らない方がいいと・・・一体何やらかしてるんですかw -- B.B.? 2008-11-10 (月) 04:34:24
  • 狂気の狐さんも結構いいなぁ(*´Д`) もしこれほどの戦闘ができるなら、学園で弄られキャラなのは一体なぜ‥?w とても読みやすく、面白かったです~。 あと隠し文字発見ー!(`・ω・´) -- オワタ☆残骸? 2008-11-10 (月) 18:45:44
  • 面白かったで・・・・ん?うぐあああぁぁぁああ!!!俺の成績がぁあああ!!!!! -- ヘタレ? 2008-11-10 (月) 22:24:20
  • 『』内に(・∀・)ニヤニヤしてしまった自分は勝ち組。 勢いのある戦闘描写が良かったです~。 次のSSも期待して待ってみるよ! -- てんこあいしてぬ? 2009-03-05 (木) 00:40:58
















全てを知っていたカケラ





――危険を未然に防ごうとした者


『・・・・・・私が、その任務を引き受けます』


『ばんじろう先生っ・・・?!』


――危機を察するモノ


『そうか・・・また惜しい人を殺されたか・・・』
『今月に入ってもう・・・6人目です、これはもう認めるしか・・・!!』
『・・・・・・・・・我が企てが露呈している、か』


―――利用する者


『・・・・・・新入り、お前が解決して来い。・・・・・・忠誠心の破片でも見せてくれよなァ?』




――光を見つける者達




『やー、君が今回のパートナーねー、よろしくだよー』
『あ・・・・・・よろしく、お願いします』


『・・・・・・簡単に、任務がうまくいくと思わないほうがいいかもだよ』
『!? あなたは・・・・・・?』






『君と・・・一緒さ』






――囚われる者


『おーおーおー・・・まさか本当に捕まえてくれるたぁなァ・・・これで「待遇」も上がるかもなァ、ヒャハハハハ!!
おいそこの・・・でっけぇ剣担いだお前!こいつを独房にでもぶちこんどけ!』




――疑問を抱く者


『・・・・・・了、解』






『始末・・・か、何の意味も・・・ないのに、な』






―――呆れる者






全ては、繋がる












「きつねせんせーさよならー!」




戦いは、始まっていた