黄昏のネちょ学Ⅷ ~怒を統べる者~ 1

Last-modified: 2011-01-06 (木) 19:09:30

目次

注意書き



 このSSはネちょwikiでの設定、他の方々のSSの設定、自分独自で考えた設定などが含まれております。
 あらかじめご了承ください。


 もし嫌な表現が気になった方は、こちらにお知らせください。
 次から気をつけるか、訂正などさせていただきます。

囁く声







          ――怒りは力の糧となり、己を蝕む。





本編



 私立ネちょネちょ学園。


               ・生徒総数不明
               ・敷地面積不明
               ・経営体制不明


 という謎の教育機関であるが、それは確実にどこかに存在している。
 今日もネちょい1日がこの世のどこかで繰り広げられているのだ。




 ネちょ学は、黄昏色に染まっていた――。








                 【1】~彼の黒怒~




「俺は怒りが悪いものだとは思っていねぇ」


 暗い闇。
 酒飲みスーと呼ばれる者は、心の中で力強く言い放っていた。


 スーは、私と俺という2つの感情を持ち合わせている。
 それは二重人格という訳では無い。
 2つの感情はいつも、対なる事無く同意見なのだ。
 2つの感情は、いつでも互いを理解している。


 所謂誰にでもある、正と負の感情。
 彼はその高低差が、そして横幅が誰よりも酷く広い者だった。
 人を守りたいと思いきや、人類全てを消滅させたいと願ったりするし、仲間と一緒に楽しくいきたいと思いきや、仲間なんて必要無く独りが良いと思うような人物。
 掴み所が無いと言っても、過言ではない人だった。


「怒りは刃を鈍らせるやら、負けフラグやら、かっこわりぃやら、良い意味では捕らえられない事がほとんどだろう」


 深い闇の中で、更にスーは話す。
 まるで深海のような空間で、彼の姿は暗闇と同化していた。


「だが怒りってのは、そんだけそいつが思っているっつー証拠なんだよ。それを笑って見てる奴は本当に馬鹿だわ、糞ったれ染みてる」


 ――怒りは統べれば、最高の武器になる。
 彼はそう信じ、高らかに哂った。


「いつも思うけどよぉ、死ねって人に言う奴は何なんだ? 死ねと思うのなら、そいつ殺せばいーじゃねぇかよ」


 怒りに浸透された彼の言葉は、この空間を圧迫させるほど力強かった。


「でも殺せねぇんだよな。殺害したその後の事を考えると、自分の身を案じて殺しはしねぇ。だがそれって、自分の身を案じるまでの価値が無いって事だよな? そいつに対して死んで欲しいってのは、それだけの覚悟って訳だよなぁ? そんな代価も払えねぇ癖に死んで欲しいとは、口だけの悠長な奴が多いこった」


 奇怪極まり無い話を、長々とするスー。


 彼は怒りに満ち溢れていた。
 人を恨み、人である自分自身も恨む。
 人を憎む所か、殺したいなどと思い、自分自身も殺したいと願っている。
 そんな彼の怒りは哀れにも見えては、恐怖すらも感じた。


「俺は死ねとは思わねぇ。いつだって憎い奴は殺そうと考えるんだ。いつしか俺は、誰にも負けねぇ位強くなって、全人類を殺したい。親、兄弟、親戚、親族、彼女、友人、親友、義兄妹、先生だろうが関係ねぇ。全員を殺しつくした後に――――俺は死ぬんだよ」


 彼は望んでいた。
 哀れな人類共が消え去る事を。
 誰も楽しまず苦しま無い平等なものにする為にも、人類全員を殺し尽くしたのを確認した後に、我が身に刃を向ける事を。
 今は心のどこかに隠してしまっていても……ずっと思い続けている。


 狂いきった怒り。
 怒りは暴走し、燃え盛るからこそ、その怒りを凍てつかせる者達に取り押さえられるのだ。


 ――もし、その怒りを統べる者がいるとするのなら。
 その者は、世界最強の力を誇る事になるのかもしれない。








               【2】~鬼の疑惑~




 私立ネちょネちょ学園。略してネちょ学。
 ここはその学園の2年⑨組の教室。
 俺――鬼殺しが副担当しているクラスだ。


「んじゃ、終礼を終わる」
「起立、姿勢、礼。――ありがとうございましたー」


 本日の生徒達の授業課程は終了し、俺も教室に戻る事にする。
 とぼとぼとダルそうに歩いていると、俺がいつも見る光景があった。


 それは、俺と目を合わせるとそそくさと逃げる生徒達の姿。
 俺は、あまり生徒達に好かれていない。
 いや、寧ろ恐れられている。


 怒ると怖い先生何ていうのは、どこの学校にもいるし、誰にだって経験があるだろう。
 俺はその部類に入る先生だ。
 だから生徒には恐がられたり、時にはうざがられたりもする。
 他の先生達の前では冗談話をしたり、世間話をしたり、時にはR-18指定的な会話もしたりと、それはもうありがたい位に仲良くしてもらっていた。


 そんな俺だが、元々この学園の先生……いや、先生自体になろうとは思ってはいなかったのだ。
 俺がこの学園の先生になる火種になった事。
 それはとある1人の――。


「いよーう! 皆元気かーい!?」
「泥酔先生! 今までどこに行っていたんですか!?」
「いやーちょっとそこら辺ぶらぶらと……ちょっとあたいをどうする気……ぎゃあああああああああ!!」


 噂をすれば何とやら、だな。
 生活指導の先生である瀟洒にお仕置きされている奴。


 今あそこで宙吊りになった子鬼――泥酔さんの所為だ。
 今では仲良くし、尊敬に値する所も多々ある位になったのだが……。




 俺は昔。あいつを殺そうとしたんだ。




 俺がまだネちょ学の先生になる前。
 俺は親父の教わってきた通り、人助けをする為にあちらこちらとぶらぶら彷徨っていた。
 俺の力は人を、仲間を助ける為だけに存在しているのだと。


 その為、将来は警察官になろうとも思い、一時期は精を出して勉学に励んだりもしたが、やがて諦めた。
 どうも上に指示されて、団体で行動するってのが俺に合ってないのだ。
 個人行動で自由に、俺は俺なりのやり方でやっていこうと決めた。


 そんな人助けの旅を過ごしていたある日。
 俺はとある山奥で――鬼と出会った。
 それが、このネちょ学の先生になる原因となった話。








 俺の怒りは留まる事を知らない。


 やがてそれは、鬼をも滅する力となった。


 俺のこの怒りを統べる力は。




 ――一体、何の為に在るのだろうか。










 『黄昏のネちょ学Ⅷ ~怒を統べる者~』










                      ~@~




 ――鬼は人を喰らう存在。
 古今東西変わらず、人間の敵として名を轟かしていた妖怪だ。


 しかし鬼は既に源頼光とその配下、頼光四天王の討伐隊により、酒呑童子が討たれ、他の鬼達は姿を眩ませてしまったはず。
 この人間の世界から追い出されたはずなのだ。


 だが現に目の前に、立派な対なる角を頭部から生やした鬼がいる。
 前後によろよろよろけて、酔っている小さな鬼だ。


 その鬼は何故か、『5本』の指を手に宿していた。
 おかしいのだ。鬼に『5本』も指があるというのは。


 通常。鬼の指は3本と伝えられている。
 人の指の内、2本は『愛』と『知恵』と伝えられているのだ。
 鬼にはその両方とも備わっていない為、3本指のはずなのに……あの鬼の指は5本なのである。


「――てめぇ、まさか茨木童子か?」


 俺は鬼の中でも源頼光による討伐から、唯一逃げ切れたと伝えられている妖怪の名を、その鬼に聞いてみせた。


「あっはっは、懐かしいねぇ~そいつの名を聞くのも」
「てめぇ……」
「んにゃ、あたいは違うよ? あいつはまだ人を恨んで人を殺し続けているんじゃないかねぇ~。それに奴は男で、あたいは女だし違うよ~」
「では、何者だ? 鬼がこんな所にいるなんて聞いてないんだが?」
「――あたいは名も無き鬼さ。今じゃ、『泥酔萃香』と名乗っているがねぇ」


 鬼――泥酔さんは、自分が茨木童子ではないと言い張ると、腰から瓢箪を取り出し、酒を飲みだした。
 その飲みっぷりは、見事だと迂闊にも感心してしまう程。


 ――怪しい奴だな、こいつ。


 まぁ、茨木童子も知恵を持つ鬼であった為、指は4本であるらしいが、5本は聞いた事が無い。
 妖怪の存在自体は、色々と体験済み為そこまで驚かないが、鬼とは初めて出会った。


 とりあえず、自分の頭の中で怪しい奴として認識する事に完結した俺は、自分の力を解放して、目の前にいる鬼に強襲した。
 鬼を野放しにしておけば、いずれ人々を襲い大惨事へと発展する。
 その前にこいつを処分しようと思ったのだ。


 だが――俺は負けた。
 俺以上の力を持つ者に会ったのは、生まれてから1人しかいなかったのに。
 俺は負けたんだ。
 敗北した俺に止めを刺そうともせず、泥酔さんは言う。


「あんた強いねぇ。どうだい? あんた、学校の先生にならない?」
「――は?」


 急に何を言い出すんだこいつはと俺は思いながらも、続く言葉を聞いて絶句した。


「いやー、あたい私立ネちょネちょ学園の生徒指導の先生なんだけど、どうも特殊な学校でねぇ、こうやって先生呼び集めてもいいみたいなんだよねぇ~」
「なっ……!? おいてめぇ!」
「あたいは、泥酔って名前があるってええええのおおおお!!」
「分かった分かった! ――てめぇが、ネちょ学の……しかも生徒指導の先生だと!?」
「うん、そだけど?」


 泥酔さんは酔いながら、にたぁっと嫌らしく笑って見せた。
 俺はそれを聞いて、どうしてもショックを拭いきれなかった。
 何故あの学園に、こんな――しかも人を喰らう妖怪である鬼が先生やってるんだ?
 一体何を考えて……。


「さぁどうする? まぁ、殆ど強制で誘っているわけなんだけどさー」


 泥酔さんは考える暇も与えるかというように、俺に詰め寄って来た。
 ――負けた癖に、嫌だとか言うのは男らしくねぇな。
 それに、××が何を考えているのも分かるいい機会だ。


「良いだろう。てめぇにサシで負けたんだ。1つ位我侭聞いてやる」


 こうして俺はこの学園の先生になった。
 もちろん俺は教師を持ってないが、それでも別に構わないと言われる。
 だからと言って、得意教科もどれと聞かれても微妙。全部、平均並な成績だ。


 そのせいか2年⑨組と呼ばれる、一風どころか十風変わったこの学園でも問題クラスとされるこの組の副担当に任命されてしまった。
 生徒は1人1人癖のある個性をしており――俺とすらフレンドリーに接してくる奴等ばかり。


 可笑しな所だ。
 だが、居心地は決して悪いと言えず、寧ろ心地良く感じていた。


 まぁ、こうやってどうこうしている内に日は流れ、この学園がどういう所なのか理解できた。
 そして、××の考えている事も、判った気がしたんだ。


 泥酔さんと××に対する疑惑がすっぱり晴れ、俺は日常を過ごしていた。
 廊下を歩くと、いつも通り俺を怖がる生徒。
 俺はただ、人を守りたいと思っているだけにも関わらず、俺を見て怯える者達。
 それだけが少し、不満に思っていた。


 そんな半分清々しく、半分モヤモヤとした日々を送っていたある日。
 1つの事件が起きた。








                【3】~暴走激昂~




「最近、私の妻が風邪引いててね~」
「そりゃぁ、さぞかし忙しい事でしょうに」
「えぇ、我が子も元気に走り回るものだから……」


 朝から俺は、国語教師であるばんじろうと世間話をしていた。
 妻子持ちってのは大変そう――てか、実際に大変なのだろう。
 だが、どことなく愛する妻と子の話をするばんじろうの表情からは、幸せだというのも感じ取れた。
 ――俺にも良い奥さん来ないかなぁ、なんてな。


「先生方、ちょっと緊急会議を行いますので、円卓会議室まで集まって下さい」


 そんな事をのんびり思っていた時。
 急にやってきた生徒指導の瀟洒が、緊急で会議室に集まれと報告してきた。
 何事だろうか、今度は。
 ――今度はと思う辺り、この学園は異端なのだろうか。


 とりあえず、職員室の隣にある円卓会議室に先生方は移動する事になった。
 円卓会議室は外界を遮断した特別の部屋。
 あらやる盗撮。盗聴は不可能なほどの結界に守られた緊急時のみ使われる部屋である。
 よくもまぁ、こんな環境を整えたものだな。


「今回、先生方に集まって頂いたのは、この学園の生徒がとある事件に巻き込まれたという事で……」


 円卓の椅子に先生方は静かに座ると、瀟洒が何やら1枚の資料を持ち、集会の内容を話し出した。


 瀟洒は俺のダチであり、真面目な奴。
 人を纏めるのも得意であり、物事を冷静に分析する。
 だが時折、予想外の出来事には直ぐに機転を利かせられない部分もある。
 まぁ、几帳面な奴って事だ。


 俺の座っている向かい側の席には、××が厳しい面影を見せ、瀟洒の話を聞いていた。
 ――結局、俺は××と同じ場所に辿り着いてしまったんだな。
 そんな事を考えつつも、俺は瀟洒の話を気だるそうに聞いていた。


「昨日の夕方。女子生徒2名が帰宅中、数人グループの男性に暴行され、更に建物の中に連れて行かれ、猥褻な行為をされた模様。その様子を写真に取られたようで……」


 最初の内はあまり話しに興味が無かったが、耳を傾けている内にある感情が芽生えてきていた。
 ざわつく先生達の中、俺は自分自身と戦っている。
 怒りが込み上げてきて、どうしようもない感覚。


 悪がそこにいるのだ。
 俺の大ッ嫌いな悪が。
 それを聞いて、どうして落ち着いていられる?


 だが、まだ俺がでしゃばる訳には行かないという気持ちも同時に込み上げてきており、歯を食いしばった。


「その男性グループはその写真で脅しをかけているらしく、警察に連絡できず、私に相談してきたのです。あの写真があっちに渡っている限り彼女らは……」


 ――あぁ。
 完全ブチ切れコースだわそりゃ。
 俺の大ッ嫌いな悪が、そこにいるんだからよぉ。
 だから、俺は我慢する必要はねぇよな?


「その生徒は2年5組の……」
「瀟洒。連れて来い」


 瀟洒が発言している時に、俺が割り込んだせいか、瀟洒は1度口を閉ざした。
 そして先生方は全員こっちに視線を向ける。
 まぁ、当たり前の反応だろう。


「鬼殺し先生?」
「その生徒を連れて来いって、言っているんだよ」
「ちょっと、そんな勝手に……!」
「まぁ、待ちたまえ2人共」


 俺と瀟洒が言い合っている間に、××はここぞとばかりに割り込んできた。
 さっきまで眉間にしわを寄せていたのに、いつの間にかニコニコとこっちに微笑みかけている。
 俺がこの世で一番尊敬している者。


 それは、この学園の校長を務めている、後悔はしていないだ。


「鬼殺しよ」
「はい」


 ××は俺の名を呼び、それに俺は応答する。
 優しく力強い物言いようだった。


「今回の件は君が全て始末すると。そういう事かね?」
「あぁ、そういう事になる」
「もし失敗したら、被害にあった女子生徒が傷つくかもしれない。……それでもかね?」


 そう。
 これは人の人生を大きく狂わせてしまうかも知れないで出来事。
 下手に個人で勝手な行動に出る訳にもいかない。


 ――だが俺は、その悪を見過ごせる程出来てはいねぇ。
 悪を絶対に許したくねぇんだよ。


 俺は××に向かって、本音をぶつける。


「やらしてくれよ『親父』。俺は悪を許したくねぇんだよ」


 その瞬間、何人かの先生方が両目を大きく見開いた。
 多分そいつ等は、後悔はしていないの息子が俺だったという事を知らなかったのである。
 別に隠し続ける必要性も無かったが、面倒くさくなりそうな気もしたので、あんまり他人に話した事は無い。


「後悔はしないな?」
「後悔させる暇も与えやしねぇよ」
「――よろしい。だが、やはり1人では心配だ。瀟洒先生。君も手伝ってくれないかね?」
「え、……ぁ、はい。分かりました……」


 不意を突かれたのか、瀟洒は言葉を濁しながら、親父の命令を了承した。


「という訳だ。鬼殺し、構わんかね?」
「あぁ、ありがとよ親父。――じゃあ、許可も取れたし、女子生徒のとこに行くぞ、瀟洒」
「あ、ちょっと勝手に行かないの!」


 だが俺は瀟洒を無視するように、円卓会議室から退出した。


 あぁ、腹立つ腹立つ腹立つ腹立つ。
 ぶちのめしてぇ。ぶちのめしてぇ。ぶちのめしてぇ。ぶちのめしてぇ。


 ありがとよ親父。
 ちゃんと俺が悪をぶっ飛ばして、善を救ってやるからな。
 期待して待っていてくれや。




                     ~@~




「ちょっと、校長!」


 鬼殺しが勝手な行動を起こし、騒々しくなった円卓会議室。


 様々な先生方がざわついている中、教頭先生であるてんこぬが、後悔に向かって、叫んでいた。
 後悔は缶コーヒーを美味しそうに味わっており、平和そうに微笑んでいる。


「どうしたのかね、てんこぬ教頭?」
「どうしたもこうしたも! 鬼殺しさんがあなたの息子だなんて、俺知りませんでしたよ!?」
「まぁ、私の口から話した事無いから当然だろう。鬼殺しからは、何人かに話した事あったみたいだがね」
「何ィ!? おのれ、鬼殺しさんめ。我が親友なる私に黙っておくとは!」


 てんこぬは両手の拳を握り締め、背伸びするかのように両腕を上げて、怒っているといったようなアピールをし始めた。
 しかし、急にてんこぬは両腕をストンと落とすと、何かに恐れるような表情で、後悔に話しかける。


「――校長の息子って事は……もしかしてあなたの力を受け継いでいるんじゃ……」


 てんこぬが恐れたのは、後悔の秘める能力を息子も受け継いでいるのではないかという事だった。
 この学園の校長だけあって、後悔は絶大な力の持ち主。
 その気になれば、世界を征服する事も彼には可能なのだ。


 後悔はてんこぬの質問に対して、ハッハッハッと大げさに笑った。


「大丈夫。私の能力は鬼殺しは受け継いでおらんよ。安心したまえ」
「は、はぁ……そうなのですか」
「まぁ、あいつはあいつで強力な能力を持っているというのは、確かだがね。ハッハッハッ」


 ――笑えないっすよ、校長……。
 てんこぬの思っている事も知らずに、後悔は実に楽しそうであった。
 一見お気楽そうにしている後悔だが、てんこぬは1つだけ理解した事がある。


 この人は、自分の息子を本当に信用しているのだな、と。







感想スペース

コメント欄:

  • 今回の主役は鬼殺し先生? なんて熱い人!(怖いけど) 凄く頼もしい感じで良い先生に思えるけど、もし事件が複雑だった場合、冷静な判断できなくなってそうで怖いね。 世間に悪って思われてた方が、実際は元々被害者側だったこともあるし。 かといってこの場合は遠慮なんかいらないと思うけどさ。 その辺は瀟洒先生もついてるから大丈夫かなーきっと。 -- 闇夜? 2011-01-06 (木) 19:09:30