不可解な情報をキャッチした
幾度となく繰り広げられてきた異変騒ぎ
またしてもなにか一騒動起きそう
そんな情報
泥酔「避難訓練しようぜwwwwwwwwwwwwwww」
たまたまだった
その日は遅くまで機材のチェックをしていただけで
カメラのモニターチェック
たまたま映し出された会議室
いつもどおりグリーン先生と狐ちゃんのやり取りを見ていた
まぁいつもどおりだな
そう思っていた矢先である
普通の学校なら
なんのこともない教育の一環だろう
避難訓練なんて
だがここはネチョ学だ
この学校に入るまで知らなかった
この異変の緊張感
わたしは胸が高鳴った
また面白い事があるかもしれない!
と
それから私は小鬼の後を追うことにした
小鬼は何故か不思議な鋭さを持っている
へたな備考では文字通り煙に巻かれてしまう
わたしは最低限の距離と
ヘタレンより奪った能力で
兼ねてより疑問の多かった泥酔を観察することにした
○月×日
学校から程なくはなれた空き地で寝ている
もう学校が始まる時間だが
寝たまま動かない
昨日の帰り道でお酒を飲んでそのままこの空き地で寝転んでいる
道を行く人は少しも気に留める事が無い
不思議だ
空き地の中で遊んでいる子供達も
まるでそこには存在していないかのように遊んでいる
泥酔も寝返りをうったりしながら
子供達の遊びを避けている
なぜだ・・
そして
学校行けよ・・・!!
○月△日
結局学校は行かず
ふら~ふら~と彷徨っている
とくにあても無く
ふら~ふら~っと
不思議な先生だ
途中画用紙と
クレヨンを買っていた
何に使うんだ・・?
途中生徒会の姿があった
おそらく瀟洒先生の差し金だろう
あの人らしいが
その距離でいるとばれてしまいそうだ・・・
しかしこっちも手が出せない
しかし、泥酔はまだ気がついていないのか?
普段どおりお酒を飲みながらうらふらしている
というか学校行けよ・・!!
○月□日
やっと学校に行く
まだ朝も早いので
瀟洒先生もいない
ふら~っと学校を見て周っているのか
きょろきょろしている
避難訓練の計画でも立てているのか?
なんか画用紙にクレヨンで絵を描いている・・
何をしているんだ・・
意味不明だ
そしてもっと不思議な事が起きた
角を曲がった瞬間
泥酔の姿が見えない
巻かれた・・!
コレだけの距離を保ち
まさか気がつくとは思わなかった
油断していたのだろうか・・・
とりあえず自室に戻ろうと思う
○月☆日
結局あの発言から3日
何も起きない
その古いなじみに会いに行っているのだろうか
昨日の朝早くから姿が見えない
わたしも学校に行かなければならないが
しかたがない・・
しかし私は泥酔に対してひとつの仮説を立てていた
それをメモの残して行く
なんとなく嫌な予感がするのだ
もし誰かがこの部屋を訪れた時に
このメモを見る事があるかもしれない
しかし暗号にしておくのでただでは解けないだろう
それでいい・・
それでいいのだ
さて・・学校へ行こう
今日もいい天気だ
暖かい一日になりそうだ
一枚の紙が机に乗っている
「生きている猫と死んでいる猫が混ざるとどうなるの?
白と黒を混ぜるとそれは白なの?それとも黒なの?」