概要
鶴屋旅客鉄道が現在導入を進めているICカード。ソニコが開発した非接触型ICカード「Nalica」の技術を用いた乗車券や電子マネー等として利用できるサイバネ規格に対応している。
カードの名称は「明らかに鉄道会社としては不利になるほどの還元を行う」という意味がこめられている。
現在は柏浜地区と北岸地区以外の鶴鉄全地区で導入されており、
また、その2地区でも、相互利用出来るkamicaのエリアであるため、暫定的に使用が可能になっている。
他にも、LUKAやi C@RDなどと相互利用が可能である。
鶴鉄線利用における割引(プリペイドタイプ)
時差回数券に該当する時間帯(平日10時~17時)に鶴鉄線に乗車した場合、
運賃の10%分に相当する金額のポイントが付与される。
同様に、土休日回数券に該当する時間帯(土日祝ダイヤで運転される日)に乗車した場合、
運賃の30%分に相当する金額のポイントが付与される。
なお、鶴鉄では5回分の運賃で6回分の利用が可能な時差回数券、
及び、5回分の運賃で7回分の利用が可能な土休日回数券が導入されており、
プリペイドタイプでは、それらよりも割引率が低いのも事実ではある。
なお、定期区間での利用に関しては、当然ながら付与対象外である。
少々批判があるため、定期券を利用した場合の還元については今後の検討が期待される。
なお、ポイントは10円単位で、優先的に運賃に充当される。
なお、鶴鉄線利用に関する割引は、kamicaでもメール登録を行うことで対応している。
こちらの場合は、溜まったポイントをkamicaのチャージ分に還元する作業が別途必要になる。
また、将来的には回数券や1日乗車券の機能を搭載することも検討しているとのことである。
鶴鉄線利用における割引(ポストペイタイプ)
まず、土休日回数券に該当する時間帯に乗車した分から28.57%割引。
次に、時差回数券に該当する時間帯に乗車した分から16.66%割引。
その後、残った「定期券外」の利用分について、9.09%割引。
具体的には、例えば月の利用額が9000円で、それぞれの時間帯の利用が次の金額の場合、
時間帯 | 割引前 | 割引後 |
土休日 | 3000円 | 2143円 |
時差 | 3000円 | 2500円 |
それ以外 | 3000円 | 2728円 |
となり、実際の請求額は7371円になる。
更に、実際の乗車額の1%分のポイントが降車時に付与され、これは月請求額から自動的に割り引かれる。
(但し、定期券区間での利用は、プリペイドタイプ同様対象外)
要は、それぞれの回数券の割引を適用した上で1%のポイントを付与するという、
回数券を利用するよりもお得なサービスとなっている。
ただ、mazocaポストペイの購入には事前の審査が必要で、すぐには手に入らない。
なお、相互直通先で利用する場合は事前にチャージしておく必要がある。
必要な人に対しては、細かい条件を指定してオートチャージの設定もできる。
(例:1000円以下のときに改札入場したら2000円分チャージなど。
条件金額は500円から500円単位、チャージ金額は1000円以上500円単位で指定可能)
また、弘鶴地区での利用分については、1日の利用額(計算後)が600円を超えた場合、
それ以上の額については請求しないという、1日乗車券のシステムを内包したものもある。
なお、IC定期券の購入もポストペイ分で可能である。
ポストペイ扱いでIC定期券を購入すると、購入金額分の1.5%分のポイントが購入時に付与される。
mazoca対応施設での電子マネーでの利用による還元(プリペイドタイプ)
また、電子マネーや航空運賃として使用した場合、税抜100円の利用につき、1ポイントが付与される。
また、幸祥堂独自のサービスとして、期間限定で還元率を3倍~10倍にするキャンペーンも時々行われる。
なお、手持ちのmazocaプリペイドとクレジットカードを紐付けして、オートチャージを行うことも可能である。
mazoca対応施設での電子マネーでの利用による還元(ポストペイタイプ)
税抜1000円の利用につき30ポイントが付与される(鶴屋エアシステムの利用を除く)。
利用額は月ごとの引き落としになっている。
なお、鶴屋エアシステム利用の場合は、1000円あたり15ポイント程度の付与率になっている。
相互利用先でプリペイド利用した場合の還元
電子マネー、乗車カードとしての利用問わず、200円の利用につき1ポイントが付与される。
i C@RDが使える交通機関や店舗で利用した場合の還元
現在執筆中
デザイン
利用可能な路線
- 弘鶴地区の鶴屋電車線全線
- 落会地区の鶴屋電車線全線
- 松波地区の鶴屋電車線全線
- 四北地区の鶴屋電車線全線
- 八陽島地区の鶴屋電車線全線
- 鶴屋エアシステムの航路
- Nicocaエリア(相互利用)
- kamicaエリア(相互利用)
- LUKAエリア(相互利用)
- i C@RDエリア(相互利用)