Немного Реализм

縷々とただ綴る
繰り返しこのモーメント
描く意味の無さに
うべなう気もありゃしない
毫も何も全て
ラガードの喚きごと
独り言つ権現
「裂けない人の気を知らずにね」

一人二人余人
ザニャティの閾値で化け行く
かつて思惟するもの
今や当然が如く廃れて

天秤 展望
もはや何がある？
遠方 惨状
述べるべくもなし
どうすりゃいいのさ

目指す記憶 墓の中
隠す軌跡 敵対者の端
私の遷都から来る
外連味の幸 幻影
私の枷 不羈の斜視
殺すまでなく 留まらずに
ただ登り圧迫するの
狼煙を上げ 呻く影

劈開する型の
信号待ちの楼の相似形の
旗を持ち述べる
拡声器の声はアンビバレント

早々 想像
無聊の日々
打撃は無いが
描くこともない
どうすりゃいいのさ

風嘯く 針の月歩
痣に集る タカ派の犬笛
覇気潰し 手柄無くに
アジテーション 響くだけ
描く無意味に 相対 隠し
相殺するのさ 歪な日々を
無意味が有意義にならぬ
実体の無い トートロジー

どうすりゃいいのさ

この無意味は意味壊し
壊したものは鳥にでもなって
衒う干犯のゲバルト
「軍国主義のようだね」
カルテットの頭は死に
バリトンの暴走が響く
歪な日々に光を与う
ものはないのかな

揺れ動く少し
反動の響きか
「まあ多分それも
ふつうに無駄なことだろうけどね」