世界観

Last-modified: 2007-08-06 (月) 02:02:28





ロハン大陸史

世界観と題してあるこのロハン大陸史は、韓国公式サイトの翻訳を基に、日本公式サイトで公開されている各種族の歴史を参考にしながら作成しています。

創世神話

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万物の根源である主神オン
その孤独から生まれし、母神エドネ


主神オンは、母神エドネのために大地を創造しその全てを与えた。
母神エドネはその大地に5人の神を産み落とした。


 ・精神を司る神ロハ
 ・地を司る神ゲイル
 ・水を司る神マレア
 ・風を司る神シルバ
 ・火を司る神フロックス


彼らは創造されし大地をそれぞれ5つに総べるよう分け与えられた。

栄えし5種族

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5神の統べる5つの大陸は、様々な変貌を遂げつつあった。


 ・ロハを崇める知恵の創造物ヒューマン
 ・ゲイルを崇める大地の守護者ジャイアント
 ・マレアを崇める慈悲の光輝エルフ
 ・シルバを崇める墺疾の小賊ハーフリング
 ・フロックスを崇める暗雲の闇祀ダークエルフ


自我を持つ種族が出現し、神々から学んだ知識と技術で自分たちに与えられた大地を発展させ、個々の国としての文化を育んでいった。
そして、主神オンはドラゴンを創造して、各種族領土の境界に配置し、種族たちの文化が入りまじないように防ぎ、独立した文化を築いて行けるようにした。

ダンという種族

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それぞれの種族が文化を築き上げている時、ヒューマンの王国で大事件が起こった。
クラウト・デル・ラゴスが享楽に更ける国王(ペンケル・デル・ラゴス(実兄))を暗殺し、玉座についたのである。
クラウトの執権は、その13年後、先王の息子セリオ・デル・ラゴス(先王妃カロニアの後押しの元)が蜂起したクーデターよって終わりを告げた。
クラウトを補佐した予言者ヘルラックは、クラウトの支持勢力(一部のヒューマン)を連れて王国を離れ、ロハン大陸の北側に位置するバラン島に辿り着いた。
後に、彼らはダンと呼ばれる種族の祖となった。


その後しばらくは、平和な時期が続き、すべての種族たちは国家を建て首都を建設し発展する。
ヒューマン王国は篤い信仰を土台とする聖騎士制度が成立し、ジャイアント達は険しい自然環境で国家を守る戦士を養成した。エルフたちは魔法の治癒力を鍛えて文化を発達させ、ハープリングは動物と一緒に生きて行く共存の道を開く。そしてダークエルフは魔法の力を極度に強化して自分たちを防御する手段にしたのである。このように独自の文化を完成させながら各種族たちは、ずっと静かな日々を過ごすことができるように思えていた。

混沌の予兆、主神消滅・・・ドラゴンの末裔

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ある日、ロハン大陸の夜空は、幾多の流星雨で覆われた。
その美しい光景は、ロハン大陸に迫る大混乱の予兆であった。
なぜならばそれは、主神が消滅し、その体が幾多の破片に砕け、大陸全体に散らばったものであったからである。
主神は限られた意志の力をみな減少して消滅し、そのため5人の下位神は彼を生き返らせる方法を探した。
神々はまず力強い生命体であるドラゴンたちを消滅させて彼らが持った意志の力を再び世界へ戻した。
しかし主神の一部を利用して創り出されたドラゴンは下位の神々の力では全てを絶滅させることはできなかったのである。
唯一生き残ったドラゴンはバラン島の西の方に隠れ、最後に残った力と自身の体を利用して小さい生命体達を作り出した。
後に、彼らはデカンと呼ばれる種族となった。


それぞれの神が創った種族と、復讐と殺戮に塗れた宿命のダン。
5神が滅ぼしたドラゴン族の末裔、デカン。
ロハン大陸を中心に、今、かつてない混沌が目覚めようとしている。

交流と相対、混血種(ハーフエルフ)

各領土の境界を防いでいたドラゴン達が消えるとヒューマン王国を中心に領土外部を探険して調査する作業が始まった。ヒューマン使節団はすべての種族の首都を訪問し、ヒューマンを中心に各種族の間も互いに交流が始まって行く。
その頃、デカンは島に腰を据えて勢力を育てている途中で、バラン島に居住していたダンに遭遇する。

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予想できない出会いに2種族は互いに衝突し、戦争を起こした。
この戦争は十年以上続き、多くの被害をうんだ後に休戦という形で終結することとなった。


ドラゴンの消滅だけでは、主神オンを復活させることができないことを悟った5人の下位神は、ロハン大陸のすべての種族たちを消滅させる事に決め、それを実行に移した。
ロハン大陸の数多くの動物と植物がモンスターに急変し、ニンフと少数種族たちは神々の命令によりロハンの主従族(最初の5種族)たちを攻撃し始めた。


そんな渦中でも種族たちの交流は続き、その中でも親しく交流したヒューマンとエルフ間では混血種のハーフエルフが生まれ始める。
ヒューマンとエルフの両種族たちから受け入れられなかったハーフエルフは、結局ヒューマンとエルフのそのどの地にも留まることが出来なかった。
彼らは両国家の間に静かな隠れ処を捜し出し自分たちだけの独立した村を建設することになった。
彼らはヒューマンとエルフ両種族に深い反感を抱くことになり、誰にも頼らない独立的な性質を持ったもう一つの種族として勢力を成すようになる。

真実を知る者、神に刃を向ける

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世界が混迷としている中、モンスターの攻撃を阻止するために造られたヒューマンのグラト要塞を守っていた聖騎士たちは、ヒューマン種族の信仰する神と接する機会を得た。
その神を通し神々がすべての種族を滅亡させようとしている事実を知った聖騎士たちは、神々と接触しその決定を覆すよう哀願するが、神により精神を支配され、聖騎士たちはモンスターと化してしまう。
その時、ただ一人精神を支配されなかった聖騎士エドウィン・バルトスンは、ロハン大陸を回り、他の種族から仲間を集めて神々に反旗を翻した。
しかし、その挑戦は失敗に終わった。







時期と憎悪、大陸は暗雲につつまれて…

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聖騎士エドウィン達の挑戦は忘れられる事無く、徐々に真実-世界の異変(神々の陰謀)-と共に広まり始めた。
人々の憶測をも通して、うわさはますます広がっていく。


『神々が世界を捨てた。
 神々がすべての種族に背を向けた。
 神々は世界のすべての被造物を殺そうとする。』


人々の間には恐怖が広まり、次第にすべての生きる者たちの胸中に隠されていた疑心と憤怒が表面化され、世の中はより一層混乱の中に陥った。
世の中が混濁していて行くのをみて危機を感じたエルフの女王シルラ・マヨル・レゲノンは急いですべての種族に使節団を送り、平和会談を開くこと提案した。
しかし、その会談に現れたのはヒューマンとハーフリングだけであった。
エルフたちの消極的で弱気な姿に不満を抱いていたダークエルフと最も大きい勢力を持っていたヒューマン勢力を不満に思っていたジャイアントは密かに相互不可侵条約を結び力を合わせ、ヒューマンとエルフを大陸から追い出そうと考えていたのだ。
結局エルフ、ヒューマン、ハーフリングの3ヶ国だけが平和条約を結ぶと、ジャイアントの宰相バタンは中立の立場を取っていたハーフエルフにもその手を伸ばした。
一方北側バラン島で休戦状態のまま対立中であったダンとデカンは、大陸の動に注力しながら、お互いを警戒していた。
しかし、大陸内の状況が戦争一触即発の雰囲気に駆け上がり、モンスターたちがバラン島にまで姿を現わすことになると、彼らはやむを得ずも協力をしなければならなかった。
時間が経つほどに世界はより一層混濁した奈落に陥り、すべての種族たちは他種族に対する敵がい心がどこから忍び寄ったのかも悟れずに争っている。


まだ神々に対する希望をあきらめない者にも
神が心を変えることを待ちながらも対抗する準備を終えた者にも
生き残ることさえできるのならば相手が何であろうとも戦おうと決心した者にも
不幸で暗い時代が始まっていた。